と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年 共通テスト英語リーディング完全攻略ガイド:出題傾向・対策法・おすすめ問題集」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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共通テスト英語リーディング(2024)の過去問解説、平均点、難易度は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!2025年 共通テスト英語リーディング完全攻略ガイド:問題傾向とおすすめ問題集
ア 共通テスト英語リーディング(2024)の平均点、難易度や出題範囲は?
→2023年の共通テストは若干難しくなった
下の表は2024年の共通テスト英語リーディングの問題傾向や難易度についてです。
難易度 | やや難化 |
配点 | (1)チラシ・案内文の読み取り(10点) (2)チラシ・レビュー記事の読み取り(20点) (3)ブログ・新聞記事の読み取り(15点) (4)記事・アンケート結果の読み取り(16点) (5)物語文の読み取り(15点) (6)論理的な文章の読みとり(24点) |
平均点 | 51.54点↓ |
2024年の共通テスト英語リーディングの平均点は前年度に比べてやや難化しました。
難化した要因としては、
・答えにたどりつくまでに時間がかかる
ということが挙げられます。
また、共通テストになってからセンター試験よりも単語数が増えています。
そのため、短い時間で素早く文章を読み解く力が必要です。
そして、共通テストでは平均点が50点前後になるように作られています。
今後は平均点が50点をベースに、45~55点くらいの幅で落ち着きそうです。
イ 前年度2024年の共通テスト英語リーディングの過去問題の分析や解説は?
→第5問は分量がかなり多かった
第1問(A チラシの読み取り・B 案内文の読み取り<計10点>)
Aはアメリカの語学学校で行われるイベントのチラシが、Bは日帰り旅行ツアーについての文章について問われました。
Aは読みやすいですが、Bの問2・3は3つのツアーの共通点を探したり、建物などができた時期の整理が必要になってくるため解き切るのに時間がかかります。
【時間配分】10分
第2問(A チラシの読み取り・B レビュー記事の読み取り<計20点>)
Aが戦略ゲーム部への勧誘チラシ、Bが海外旅行保険の保険プランのレビューについての文章について問われました。
Aはイラストがあるのでどのような話かが想像しやすいですが、Bは「insurance(保険)」の意味が分からないと内容を掴みづらいかもしれません。
また、Aの問3とBの問4でopinion(意見)を問う問題が出ています。
このような問題では形容詞がヒントになってきます。(正解の選択肢には「intersting(A・問3)」、「attractive(B・問4)」とカギとなる形容詞がそれぞれあります)
【時間配分】12分
第3問(A ブログ記事の読み取り・B 学校新聞の記事の読み取り<計15点>)
AはALT講師が日本での体験について書いたブログ記事が、Bはユズが書いた学校新聞の記事についての文章について問われました。
Aの問2はスーザンのブログにどんなコメントをしたらいいかについての問題です。
スーザンは頑張ったが目標を達成できなかったので、それを励ますような内容が正解となります。
また、Bの問3ではユズが夜空を見上げて見えたものを問う問題でした。
前の段落で先生が「多くの人が人工の光を作り出したから、私たちの町の夜空はほとんど見えない」と言っていますので、それがヒントになります。
【時間配分】12分
第4問(記事・アンケート結果の読み取り<計16点>)
第4問は英語クラブのアンケートに関する問題です。
本文+アンケート結果+コメント+ディスカッションプリントの構成になっており、この辺りから文章量がぐっと増えます。
SINのそれぞれの定義(刺激・個別化・自然さ)を正確に理解することがまずは必要です。
また、問4では選択肢では「take naps(昼寝をする)」となっていますが、本文では「sleeping(睡眠)」となっていますので単語力が求められる問題だったといえます。
【時間配分】10分
第5問(物語文の読み取り<計15点>)
第5問は物語文で、マキ・カスミ・タクヤの3人に関する話です。
文章量が非常に多く、また時系列がバラバラであるため、誰が何をしたのか、それがいつなのかを正確につかむ必要があります。
ですが、話の内容さえつかめば、問題自体は解きやすいものが多かったです。
【時間配分】14分
第6問(説明文の読み取り<計24点>)
Aが時間の認識について、bが唐辛子についての説明文です。
Aに関しては問4と同じく、用語の定義(「psychological time」や「retrospective timingを」など)をまずはつかむことが必要になってきます。
また、Bについては唐辛子を食べることの効果やデメリットについて論理的に書かれているため、読みやすい文章構成となっています。(ただし、単語のレベルは高めです。)
なお、みなさんはここまで第1~5問までずっと長文を読んできたため、人によっては集中力が欠けてしまいがちです。(第6問に来たときに解答時間がほとんどない場合もあるでしょう。)
そのため、80分の中で文章を読み切ることができるように過去問演習をしっかりと行うようにしましょう。
【時間配分】22分
共通テスト英語リーディングで半分しか取れない、時間が足りなくなる原因は?
ア 単語・文法などの知識不足
→まずは英単語の暗記から始めよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の一つ目は、英単語や英文法などの知識が足りないからです。
共通テストでは本文と問題文と合わせて約6,000単語が出てきます。
それを80分の解答時間内に読んで、解答して、マークをしていかないといけないわけです。
そうなると単語の意味をしっかりと覚えていない人は、意味が分からない単語が出てくる度ごとにそこで手が止まってしまい、正しい選択肢を選べないのはもちろんのこと、最後まで問題が解ききれないということに成りかねません。
そのため、共通テスト英語リーディングで高得点を取るためには、まずは英単語・英熟語の意味の暗記と英文法の復習から始めるようにしましょう。
イ 速読の練習が足りない
→英文を前から読む習慣をつけるようにしよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の二つ目は、速読の練習が足りないからです。
英単語や英熟語の意味を完璧に覚え、英文法をマスターすれば共通テストの英語リーディングの問題ができるようになるかというとそうではありません。
次にみなさんがやるべきことは、英語を速く読む練習をすることです。
英語の文章を読むのが遅い人は、
→前後の文章から単語の意味を予測して次に進める
・英語を前から順番に読んでいない
→「返り読み」をせずにカタマリごとに英語を読むようにする
といった読み方をしています。
そのため、「英語長文ハイパートレーニング」などの速読の練習ができる問題集を使って、英文を前から読む練習をするようにしましょう。
そうすることで徐々に英文を読むスピードが上がってきます。
ウ 英文を読んできた量が少ない
→過去問・予想問題集・英検の問題集などできるだけ多くの文章を読むようにしよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の三つ目は、英文を読んできた量が少ないからです。
英単語帳でどれだけ多くの英単語を覚えたとしても、共通テスト本番ではどうしても意味の分からない英単語が出てきます。
ただ、意味が分からない単語が続いたとしても、文章の内容を理解できる方法があります。
それは、できるだけ多くの英文を読むこと(多読)です。
共通テストの問題は、
・物語文、説明文
といったようにある程度決まった問題形式で出題されます。
そして、話の流れがある程度決まっているため、英文を読めば読むほど短時間で話の内容が分かるようになってきます。
そのため、速読の練習をして英文が読めるようになったら、最後の仕上げとして共通テストの過去問や模試、予想問題集などをたくさん解くようにしましょう。(高1・2生などは英検の問題集もおすすめです。)
そして、過去問などを解いているときに、「あっ、この文章はたぶん〇〇みたいな話の展開になるだろうな。」と分かるようになれば力がついた証拠です。
なお、二次試験では学者の論文の内容やニュース記事など説明文の内容が中心ですが、共通テストでは日常生活に関する内容が出ますので、特に直前期には共通テスト対策ができる問題集を解くようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2025)の対策はいつから始めるべきか?
「共通テスト英語リーディングの対策はいつから始めたらいいんだろうか?」
このように思っている人は多いでしょう。
結論としては基礎固め(英単語・英熟語の暗記、英文法の復習、速読の練習)が終わり次第、過去問演習を始めるようにしてください。
また過去問演習を始めるタイミングとしては、共通テスト模試の直前からやるのがおすすめです。
一般的に全統共通テスト模試や進研大学入試共通テスト模試といった模試は、
②高3の5~6月
③高3の夏
④高3の秋(10~11月)
といった時期に行われます。
ですので、早い時期に基礎固めが終わっている人は高2の2月の模試の前に過去問を解き始めてもいいのです。
ただ、高3の11月以降から共通テストの過去問を解き始めると力試しができる模試を受けるチャンスがなくなってしまいますので、どんなに遅くても10月くらいまでには過去問演習ができるようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2025)で9割取るための勉強法、おすすめ参考書・問題集は?
ア 高1・2~高3の1学期
→定期テストや模試を通じて基礎固めをしていきたい
A おすすめ勉強法
高1・2の間は、まず定期テストの勉強に力を入れるようにしましょう。
英語コミュニケーションや論理表現のテスト勉強を通じて、
・英文法、英語構文の勉強
・数多くの長文に触れることができる
といったメリットがあります。
そのため、まずは定期テストの勉強をするようにしてください。
また、夏休みや冬休みなどの長期休暇や模試直前には今まで習った内容の復習をするようにしてください。
前回の模試の結果を見て、あまりできなかった単元を中心に見直すようにしましょう。
ただし、長文問題で全く点数が取れない場合は根本的な内容が分かっていない場合がありますので、その場合は英単語や英熟語の暗記や英文法の復習などに時間をかけるといいでしょう。
B 英単語の暗記
英語の勉強でまずやるべきことは英単語の暗記です。
英単語の意味を覚えないことには長文の理解度が下がってしまいますので、最初に「英単語Stock3000・4500(文英堂)」のような英単語帳で一気に意味を覚えるようにしましょう。
また、英単語を覚えるペースは、1日50~100語ペースが望ましいです。
これより多いと覚えきれないですし、少なすぎても仕上がるまでに時間がかかりすぎてしまいます。
その日のうちに一度完璧に意味が言えるようにしましょう。
ただ、1回覚えただけではすぐに忘れてしまいます。
最低3回以上繰り返し、瞬時に英単語の意味が言える状態までもっていきましょう。
C 英熟語の暗記
英単語の暗記が終わったら、次は英熟語の暗記に入っていきます。
英単語と英熟語を覚えることで、文章の理解度が格段に上がっていきます。
そのため、英単語のときと同じように、「英熟語ターゲット1000(旺文社)」のような英熟語帳で意味を一気に覚えるようにしましょう。
また、英単語と同じく、覚えるペースとしては1日50~100語ペースがいいでしょう。
なお、英熟語を覚えるときは、それぞれの単語の持つイメージを把握しながら覚えると覚えやすくなります。
例えば、「get up」は「起きる」という意味ですが、
・up (体が)上方向へ
D 英文法の復習
英単語・英熟語の暗記が終わったら英文法の復習に入っていきます。
共通テストではセンター試験とは違い、英文法の問題は出ませんが、それでも最低限の文のルールを知らないと文章の意味が分からなかったり、間違えた選択肢を選んでしまう可能性があります。(特に並び替え問題)
そこで、最小限の時間で英文法の内容を復習していくようにしましょう。
その中でおすすめの問題集は、「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル(旺文社)」です。
「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル」のレベルは高校初級~共通テストレベルで、基本的な内容が中心に載っている問題集です。
そのため初学者でも使える問題集といえます。
また、基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリルの特徴としては、
・左ページにまとめが、右ページに問題が載っている
・全ての問題の解説が詳しく載っている
といったものがあります。
基本レベルの英文法の問題集の多くは、問題に対する解説が詳しく書かれていません。
ですが、この問題集は全ての問題に解説が詳しく書かれているため、非常に使いやすい教材といえます。
そのため、ただ問題を解いて終わりではなく、「この問題はどうやって解くのか?」を解説を読んで理解するようにしましょう。
なお、「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル」が終わった後は、「大学入試アップグレード英文法・語法(数研出版)」などの問題集に取り組むようにしてください。(「発展」問題はやる必要はありません。)
また、みなさんの中には、「共通テストでは文法問題は出ないからアップグレード英文法・語法のような問題集はやらなくてはいいのでは?」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、これらの問題集をやることで、
・私大の入試では文法問題が出るため、その対策になる
といった効果があるため、ぜひ取り組むようにしましょう。
ただ、本当に時間がない場合はカットしても構いません。
E 英文解釈の復習
共通テストの英語は最終的には素早く読める力(速読力)が必要になってきますが、まずは一つ一つの文章を正確に読めるようにする力をつけるようにしましょう。
そして、英文解釈の問題集は、「大学入試肘井学の読解のための英文法(KADOKAWA)」です。
この問題集は英文の構造についてわかりやすく書かれている問題集です。
そのため、
・解説を読む
・「なぜその答えになるのか?」を人に説明できるようにする(セルフレクチャー)
といったことを行い、文章を正確に読める力をつけるようにしてください。
そしてここまでを高3の1学期までに完成するように勉強を進めていきましょう。
イ 高3の夏休み~秋
→少しずつ実践的な問題を解くようにしよう
A 速読の練習
共通テストでは80分の試験時間で6,000語近くの英語(問題文+選択肢)を読まないといけません。
そのため、英単語や英熟語、英文法や英文解釈の勉強をした後は本格的に英語長文の勉強をしていきます。
そして、英文を読む際には、返り読みをせずに前から順番に読むことで速く読めるようになってきます。
そして速読力をつけるためのおすすめ問題集は、「大学入試英語長文ハイパートレーニング(桐原書店)」です。
この本はレベルが3つに分かれていますが、まずはレベル2の「標準編」(共通テスト~中堅大学入試)の文章がスラスラと読めるようになるのが目標となります。
また、この本の使い方としては、
②英文の構造を理解する
③英語と日本語訳を一文ずつ交互に読む
④英語をカタマリごとに読み、内容を理解する(最低10回は繰り返す)
です。
速読の練習をする際には前から順番に英語を読むことを意識して読むようにしましょう。
何度も音読をすることで、速読力は確実についてきます。
また、「大学入試英語長文ハイパートレーニング」以外の速読用の教材としておすすめなのが、
などがあります。
これらの問題集の中にある文章をたくさん読むことで、
・さまざまなジャンルの文章に触れることができる
・英文を素早く読めるようになる
といった力がつくようになります。
文章を読めば読むほど、読むスピードは上がっていきますので、できるだけ多くの英文を読むようにしましょう。
B 共通テスト対策問題集を解く
速読力が身についたら実践演習に入っていきます。
ただ、いきなり共通テストの過去問を解くのではなく、共通テスト対策問題集で選択肢の切り方や問題の読み方などを学ぶようにしましょう。
そうすることで、より速く問題を解くことができるようになります。
おすすめの問題集は、「1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング(アルク)」です。
この本は、共通テストの問題パターンごとの解き方について詳しく書かれています。
読み方や解き方を知ることで、短い時間で問題が解けるようになります。
そのため、まずはテクニックを一通り読み、その後は実際に問題を解いていくようにしましょう。
ウ 高3の秋~共通テスト直前
→数多くの問題にあたって得点力をつけていこう
A どの問題集から始めるべきか?
他の教科では、共通テストの問題を解く前にセンター試験の過去問を解くことをおすすめしていますが、英語リーディングの場合は解いても解かなくても構いません。
その理由としては、
・センター試験の文章の中は今の世の中に合っていない古いものがある
といったことがあるからです。
ですので、時間に余裕のある人以外はいきなり共通テストの問題からでOKです。
2021年から2023年の過去問を解いてみて、あまり点数が取れない場合は再度英単語の暗記や速読の練習などに戻るようにして下さい。
B いつから過去問演習を始めるべきか?
「赤本(教学社)」や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。
ですので、模試がある直前にある程度共通テストの過去問や共通テスト対策問題集を解き終わっている状態にしていきましょう。
なお、多くの人は共通テスト対策だけでなく、二次試験の英語長文、リスニング、英作文(和文英訳・自由英作文)の対策もしていると思います。
ただ、そもそも共通テストでしっかりと点数が取れないと志望校に受験ができなくなってしまう可能性もありますので、早い時期に一度共通テスト対策をやることをおすすめします。
C 共通テスト英語リーディングのおすすめの過去問の解き方は?
共通テスト英語リーディングの過去問を解くにあたっていくつかおすすめの解き方があります。
①まずは時間無制限で解く
共通テスト英語リーディングの解答時間は80分ですが、最初からこの時間で解ききれる人は少ないです。
そのため最初は時間無制限で解くようにしましょう。
そして、仮に解答時間が大幅にかかってしまっとときは、どうすれば短い時間で解けるようになるのかを分析し、徐々に70分以内で解ききれるようにして下さい。
②先に問題文に目を通す
文章を読む前に先に問題文に目を通しましょう。
そうすることでどんなことを意識して読めばいいかが分かるようになり、短い時間で解けるようになります。
ただし、問題の選択肢までは読む必要はありません。(そこまで読むと逆に時間がかかりすぎてしまうため。)
③さらっと文章を読み、後でもう一度じっくりと読む
多くの人は文章を一回読んだだけでは文の意味が分からないはずです。
ですが、それでいいのです。
一回目はだいたいどんなことが書いてあるかを把握するだけでOKです。
そして、その後は、
・残った選択肢のうち、どちらかが正しいかを判断するために正解の根拠が書いてありそうな部分を再度読む
といったことを行うようにして下さい。
こうすることで短い時間でかつ正確に読むことができます。
何となくで解くのではなく、本文の中から正解の根拠となる部分を探す習慣をつけるようにしましょう。
D 予備校の予想問題集を解く
最後に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。
各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②東進 難易度は本試験レベル。解説動画がついている。
③代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
④駿台 難易度は難しめ。
⑤Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
そのなかでおすすめは、河合塾と東進が出版している問題集です。
河合塾の「共通テスト総合問題集 英語」は前年度の全統共通テスト模試(全5回)が載っており、全統共通テスト模試対策にもなります。
また東進の「共通テスト実戦問題集 英語」はオリジナルの模試が3回分と過去問が2回分載っており、かつ動画では共通テスト英語の勉強法について詳しく説明がされています。
まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。(駿台の問題集はややレベルが上がるので注意してください。)
*上記2冊はまだ新課程版は出ていませんのでご注意ください。
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。
そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。
また、この時期の問題演習に気を付けるべきことは以下の通りです。
①徐々に解答時間を短くする
80分の解答時間内に解ききれるようになったら、少しずつ解答時間を短くすることをおすすめします。
みなさんは普段は気軽に問題を解いていますが、共通テスト本番では緊張したりプレッシャーを感じたりする中で試験を受けることになります。
そのような状況でも力が発揮できるようになるためにも、普段の演習から負荷をかけて解くようにしましょう。
②問題を解くときは必ずマークシートにマークするようにする
過去問や予想問題集を解くときは必ずマークシートにマークするようにしてください。
それは塗りつぶす時間を踏まえた上で解かないと入試本番では時間が足りなくなってしまうからです。
また、普段からマークを塗りつぶすことをやっておくことで、入試本番でマークミスなどを防ぐことができます。
③捨て問題を見極める練習をする
共通テストでは易しい問題と難しい問題が混ざっています。(英語リーディングの場合は後半になるにつれて難易度が上がります。)
そのため難しい問題に時間をかけすぎてしまうと最後までいかずに思ったような点数が取れないことになりかねません。
そうならないためにも、過去問演習をするときには難しい問題が出てきたときの対応に慣れるようにしましょう。
それをすることでできる問題から解くことができるようになります。
④共通テスト2週間前からは復習をメインにする
共通テスト2週間前くらいからは復習をメインに行うようにしましょう。
この時期から新しい問題を解いても効果が薄いです。
それよりも今まで解いてきた過去問や模試の復習や苦手な単元の復習をメインに行い力をつけるようにして下さい。