と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【共テ】英語リーディング(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
- 1 共通テスト英語リーディング(2023)の過去問解説、平均点、難易度は?
- 2 共通テスト英語リーディングで半分しか取れない、時間が足りなくなる原因は?
- 3 共通テスト英語リーディング(2024)の対策はいつから始めるべきか?
- 4 共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<高1・2編>
- 5 共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<基礎固め>
- 6 共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<問題演習編>
- 7 共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<直前期>
- 8 【まとめ】共通テスト英語リーディングのおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
共通テスト英語リーディング(2023)の過去問解説、平均点、難易度は?
【動画】共通テスト英語リーディングの過去問分析(2023)とおすすめ勉強法は?
ア 共通テスト英語リーディング(2023)の平均点、難易度や出題範囲は?
→2023年の共通テストは難易度が大幅に上がった
下の表は2023年の共通テスト英語リーディングの問題傾向や難易度についてです。
難易度 | 難化 |
配点 | (1)プリント・ウェブサイトの読み取り(10点) (2)ウェブサイト・レポート文の読み取り(20点) (3)ニュースレター・ブログ記事の読み取り(15点) (4)複数の記事の読み取り(16点) (5)随筆文の読み取り(15点) (6)説明的な文章の読みとり(24点) |
平均点 | 53.82点↓ |
2023年の共通テスト英語リーディングの平均点は前年度に比べて大幅に難化しました。
難化した要因としては、
・文章自体がやや専門的で読みにくかった(第6問B)
ということが挙げられます。
また、共通テストになってからセンター試験よりも単語数が増えています。
そのため、短い時間で素早く文章を読み解く力が必要です。
そして、共通テストでは平均点が50点前後になるように作られています。
今後は平均点が50点をベースに、45~55点くらいの幅で落ち着きそうです。
イ 前年度2023年の共通テスト英語リーディングの過去問題の分析や解説は?
→第6問Bの内容はかなり難しかった
【動画】令和5年度大学入学共通テスト解説【英語リーディング】
①第1問(A プリントの読み取り・B ウェブサイトの読み取り<計10点>)
第1問は去年よりも単語の数が増えていて、読むのに時間がかかった人もいたのではないかと思われます。
Aの問2、Bの問1・2では複数の文章を読み比べる問題が出題され、共通テストの意図にあった内容が出題されました。
【時間配分】10分
②第2問(A ウェブサイトの読み取り・B レポート文の読み取り<計20点>)
第2問は受験生にとって身近なテーマ(靴の紹介・通学チャレンジ)が出題されました。
ただ、読んでいく中で意味の取りづらい単語も出てきます。
その場合は、前後の文章から意味を推測するようにしましょう。
また、第2問ではAの問3で「意見」、Bの問2で「事実」に関する問題が出題されました。
このタイプの問題は共通テストの過去問や予想問題集を数多く解くようにしましょう。
【時間配分】12分
③第3問(A ニュースレターの読み取り・B ブログ記事の読み取り<計15点>)
第3問は(キャンプ旅行・アドベンチャールーム)といったテーマについて出題されました。
Aのキャンプ旅行の問題は、リュックサック(backpack)のどの部分にどんな物を入れたらいいかというものが問われましたが、これは一般常識でも何となくできそうな問題でした。
一方でBのアドベンチャールームの問題では並び替え問題が出題されました。
本文では選択肢①が先に書かれており、その後②が来ますが、時系列的には逆となっているのがひっかけポイントでした。
そのため、時間の流れを意識して読んでいくようにしましょう。
【時間配分】12分
④第4問(複数の記事の読み取り<計16点>)
第4問は中学校の先生と大学教授がそれぞれ勉強法の方法について提案している記事を読み比べる問題です。
2人の意見の共通点や相違点を見比べながら読んでいくとよいでしょう。
問2の問題の正解は選択肢①の「four weeks」ですが、本文では「28 days」となっています。
このように意味は同じでも違う単語で表記していることがありますので、しっかりと意味を理解して解くようにしましょう。
【時間配分】10分
⑤第5問(随筆文の読み取り<計15点>)
第5問は「卓球の教訓」という物語文が出題されました。
文章自体は読みやすく、また「ノート」もヒントになるため解きやすい問題が多かったです。
また問3の問題は並び替え問題でした。
文章の前半部分で時系列が前後する部分があるため、そこがひっかけポイントでした。
そのため、時間の流れを意識して読んでいくようにしましょう。
【時間配分】14分
⑥第6問(説明的文章の読み取り<計24点>)
第6問は(収集・クマムシについて)といったテーマについて出題されました。
特にBの問題は文章で出てくる単語の難易度が非常に高く、また最後の2問は非常に難易度が高く、正解の根拠を見つけるのに時間がかかる問題でした。
また、第1~5問までずっと長文を読んできたため、人によっては集中力が欠けてしまいがちです。(第6問に来たときに解答時間がほとんどない場合もあるでしょう。)
そのため、80分の中で文章を読み切ることができるように過去問演習をしっかりと行うようにしましょう。
【時間配分】22分
共通テスト英語リーディングで半分しか取れない、時間が足りなくなる原因は?
ア 単語・文法などの知識不足
→まずは英単語の暗記から始めよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の一つ目は、英単語や英文法などの知識が足りないからです。
共通テストでは本文と問題文と合わせて約6,000単語が出てきます。
それを80分の解答時間内に読んで、解答して、マークをしていかないといけないわけです。
そうなると単語の意味をしっかりと覚えていない人は、意味が分からない単語が出てくる度ごとにそこで手が止まってしまい、正しい選択肢を選べないのはもちろんのこと、最後まで問題が解ききれないということに成りかねません。
そのため、共通テスト英語リーディングで高得点を取るためには、まずは英単語・英熟語の意味の暗記と英文法の復習から始めるようにしましょう。
イ 速読の練習が足りない
→英文を前から読む習慣をつけるようにしよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の二つ目は、速読の練習が足りないからです。
英単語や英熟語の意味を完璧に覚え、英文法をマスターすれば共通テストの英語リーディングの問題ができるようになるかというとそうではありません。
次にみなさんがやるべきことは、英語を速く読む練習をすることです。
英語の文章を読むのが遅い人は、
→前後の文章から単語の意味を予測して次に進める
・英語を前から順番に読んでいない
→「返り読み」をせずにカタマリごとに英語を読むようにする
といった読み方をしています。
そのため、「英語長文ハイパートレーニング」などの速読の練習ができる問題集を使って、英文を前から読む練習をするようにしましょう。
そうすることで徐々に英文を読むスピードが上がってきます。
ウ 英文を読んできた量が少ない
→過去問・予想問題集・英検の問題集などできるだけ多くの文章を読むようにしよう
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因の三つ目は、英文を読んできた量が少ないからです。
英単語帳でどれだけ多くの英単語を覚えたとしても、共通テスト本番ではどうしても意味の分からない英単語が出てきます。
ただ、意味が分からない単語が続いたとしても、文章の内容を理解できる方法があります。
それは、できるだけ多くの英文を読むこと(多読)です。
共通テストの問題は、
・物語文、説明文
といったようにある程度決まった問題形式で出題されます。
そして、話の流れがある程度決まっているため、英文を読めば読むほど短時間で話の内容が分かるようになってきます。
そのため、速読の練習をして英文が読めるようになったら、最後の仕上げとして共通テストの過去問や模試、予想問題集などをたくさん解くようにしましょう。(高1・2生などは英検の問題集もおすすめです。)
そして、過去問などを解いているときに、「あっ、この文章はたぶん〇〇みたいな話の展開になるだろうな。」と分かるようになれば力がついた証拠です。
なお、二次試験では学者の論文の内容やニュース記事など説明文の内容が中心ですが、共通テストでは日常生活に関する内容が出ますので、特に直前期には共通テスト対策ができる問題集を解くようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2024)の対策はいつから始めるべきか?
「共通テスト英語リーディングの対策はいつから始めたらいいんだろうか?」
このように思っている人は多いでしょう。
結論としては基礎固め(英単語・英熟語の暗記、英文法の復習、速読の練習)が終わり次第、過去問演習を始めるようにしてください。
また過去問演習を始めるタイミングとしては、マーク模試の直前からやるのがおすすめです。
一般的に全統共通テスト模試や進研大学入試共通テスト模試といった模試は、
②高3の5~6月
③高3の夏
④高3の秋(10~11月)
といった時期に行われます。
ですので、早い時期に基礎固めが終わっている人は高2の2月の模試の前に過去問を解き始めてもいいのです。
ただ、高3の11月以降から共通テストの過去問を解き始めると力試しができる模試を受けるチャンスがなくなってしまいますので、どんなに遅くても10月くらいまでには過去問演習ができるようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<高1・2編>
高1・2の間は、まず定期テストの勉強に力を入れるようにしましょう。
英語コミュニケーションや論理・表現のテスト勉強を通じて、
・英文法、英語構文の勉強
・数多くの長文に触れることができる
といったメリットがあります。
そのため、まずは定期テストの勉強をするようにしてください。
また、高1・2の時期の受験勉強は英語と数学(文系数学・理系数学)を中心に進めるようにしましょう。
それは、この2教科は範囲が広いため仕上がるのに時間がかかるからです。
英語の場合は、英単語・英熟語の暗記と英文法・英文解釈の復習までを高2のうちに終わらせるようにしましょう。
そうすることで、高3になったときに英語長文やリスニング、英作文に時間をかけることができます。(他の教科の勉強にも時間を回すことができます。)
そして、高1・2の時期には、
・高2 高2進研模試・高2全統模試・高2共通テスト模試
といった模試もありますので、そこに向けてしっかりと対策をするようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<基礎固め>

ア 英単語の暗記
→「英単語Stock3000・4500」で一気に英単語の意味を覚えよう
共通テスト英語リーディングの基礎固めの勉強法の一つ目は、英単語の暗記です。
英単語の意味を覚えないことには長文が読めませんので、最初に「英単語Stock3000・4500」のような英単語帳で意味を一気に覚えるようにしましょう。
また、英単語を覚えるペースは、1日50~100語ペースが望ましいです。
これより多いと覚えきれないですし、少なすぎても仕上がるまでに時間がかかりすぎてしまいます。
その日のうちに一度完璧に意味が言えるようにしましょう。
ただ、1回覚えただけではすぐに忘れてしまいます。
最低3回以上繰り返し、瞬時に英単語の意味が言える状態までもっていきましょう。
なお、共通テスト英語で求められる英単語は英検2級レベルです。
そのため、あまりにも難易度が高いレベルの単語帳はある程度力がついてから取り組むようにして下さい。
イ 英熟語の暗記
→「英熟語ターゲット1000」で英単語のときと同じように覚えよう
共通テスト英語リーディングの基礎固めの勉強法の二つ目は、英熟語の暗記です。
英熟語の暗記をやらない人がいますが、熟語の意味を覚えないと文章の意味が理解しづらいです。
そのため、英単語のときと同じように、「英熟語ターゲット1000」のような英熟語帳で意味を一気に覚えるようにしましょう。
また、英熟語を覚えるペースは、1日50~100語ペースが望ましいです。
なお、英熟語を覚えるときは、それぞれの単語の持つイメージを把握しながら覚えると覚えやすくなります。
例えば、「get up」は「起きる」という意味ですが、
・up (体が)上方向へ
ウ 英文法の復習
→「英文法演習ドリル」で英文法の復習をしよう
共通テスト英語リーディングの基礎固めの勉強法の三つ目は、英文法の復習です。
共通テストではセンター試験とは違い、英文法の問題は出ませんが、それでも最低限の文のルールを知らないと文章の意味が分からなかったり、間違えた選択肢を選んでしまう可能性があります。(特に並び替え問題)
そこで、最小限の時間で英文法の内容を復習していくようにしましょう。
その中でおすすめの問題集は、「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル」です。
「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル」のレベルは高校初級~共通テストレベルで、基本的な内容が中心に載っている問題集です。
そのため初学者でも使える問題集といえます。
また、基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリルの特徴としては、
・左ページにまとめが、右ページに問題が載っている
・全ての問題の解説が詳しく載っている
といったものがあります。
基本レベルの英文法の問題集の多くは、問題に対する解説が詳しく書かれていません。
ですが、この問題集は全ての問題に解説が詳しく書かれているため、非常に使いやすい教材といえます。
そのため、ただ問題を解いて終わりではなく、「この問題はどうやって解くのか?」を解説を読んで理解するようにしましょう。
なお、「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル」が終わった後は、「スクランブル英文法・語法」などの問題集に取り組むようにしてください。(「発展」問題はやる必要はありません。)
また、みなさんの中には、「共通テストでは文法問題は出ないからスクランブル英文法のような問題集はやらなくてはいいのでは?」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、これらの問題集をやることで、
・私大の入試では文法問題が出るため、その対策になる
といった効果があるため、ぜひ取り組むようにしましょう。
ただ、本当に時間がない場合はカットしても構いません。
エ 英文解釈の復習
→文章を正確に読める力をつけるようにしよう
共通テストの英語は最終的には素早く読める力が必要になってきますが、まずは一つ一つの文章を正確に読めるようにする力をつけるようにしましょう。
そして、英文解釈の問題集は、KADOKAWAの「大学入試肘井学の読解のための英文法」です。
この問題集は英文の構造についてわかりやすく書かれている問題集です。
そのため、
・解説を読む
・「なぜその答えになるのか?」を人に説明できるようにする(セルフレクチャー)
といったことを行い、文章を正確に読める力をつけるようにしてください。
そしてここまでを高2の終わりまでに完成するように勉強を進めていきましょう。
共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<問題演習編>
オ 速読の練習をする
→速く読む力をつけないと時間内に解き切れない
共通テストでは80分の試験時間で6,000語近くの英語(問題文・選択肢を含む)を読まないといけません。
そのため、英単語や英熟語、英文法や英文解釈の勉強をした後は本格的に英語長文の勉強をしていきます。
英文を読む際には、「返り読み」をせずに前から順番に読むことで速く読めるようになってきます。
そして速読力をつけるためのおすすめ問題集は、「大学入試英語長文ハイパートレーニング」です。
この本はレベルが3つに分かれており、レベル2の「標準編」(共通テスト~中堅大学入試)の文章がスラスラと読めるようになるのが目標となります。
最初に一度日本語訳を読み、内容を理解するようにします。
その後英語を読み、同時に日本語訳をイメージします。
前から順番に英語を読むことを意識して読むようにしましょう。
何度も音読をすることで、速読力は確実についてきます。
その後は、「大学入試ハイパートレーニング」以外にも、「大学入試レベル別英語長文問題Solution最新テーマ編1・2・3」や「速読英単語 必修編」、「英検2級 文で覚える単熟語」といった問題集も使っていくといいでしょう。
それは文章をたくさん読むことで、
・さまざまなジャンルの文章に触れることができる
・英文を素早く読めるようになる
といった力がつくようになるからです。
文章の構造を理解し、その後は音声に合わせて何度も音読をするようにしましょう。
カ 共通テスト対策問題集を解く
→選択肢の切り方や文章の読み方などを学ぼう
速読力が身についたら実践演習に入っていきます。
ただ、いきなり共通テストの過去問を解くのではなく、共通テスト対策問題集で選択肢の切り方や問題の読み方などを学ぶようにしましょう。
そうすることで、より速く問題を解くことができるようになります。
おすすめの問題集は、「1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング」です。
この本は、共通テストの問題パターンごとの解き方について詳しく書かれています。
読み方や解き方を知ることで、短い時間で問題が解けるようになります。
そのため、まずはテクニックを一通り読み、その後は実際に問題を解いていくようにしましょう。
共通テスト英語リーディング(2024)で9割取るための勉強法は?<直前期>
キ 共通テストの過去問を解く
→共通テストの過去問をまずは解いてみよう
A どの問題集から始めるべきか?
他の教科では共通テストの問題を解く前にセンター試験の過去問を解くことをおすすめしていますが、英語リーディングの場合は解いても解かなくても構いません。
その理由としては、
・センター試験の文章の中は今の世の中に合っていない古いものがある
といったことがあるからです。
ですので、時間に余裕のある人以外はいきなり共通テストの問題からでOKです。
2021年から2023年の過去問を解いてみて、あまり点数が取れない場合は再度英単語の暗記や速読の練習などに戻るようにして下さい。
B いつから過去問演習を始めるべきか?
赤本や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。
ですので、模試がある直前にある程度共通テストの過去問や共通テスト対策問題集を解き終わっている状態にしていきましょう。
なお、多くの人は共通テスト対策だけでなく、二次試験の英語長文、リスニング、英作文(和文英訳・自由英作文)の対策もしていると思います。
ただ、そもそも共通テストでしっかりと点数が取れないと志望校に受験ができなくなってしまう可能性もありますので、早い時期に一度共通テスト対策をやることをおすすめします。
C 共通テスト英語リーディングのおすすめの過去問の解き方は?
共通テスト英語リーディングの過去問を解くにあたっていくつかおすすめの解き方があります。
①まずは時間無制限で解く
共通テスト英語リーディングの解答時間は80分ですが、最初からこの時間で解ききれる人は少ないです。
そのため最初は時間無制限で解くようにしましょう。
そして、仮に解答時間が大幅にかかってしまっとときは、どうすれば短い時間で解けるようになるのかを分析し、徐々に70分以内で解ききれるようにして下さい。
②先に問題文に目を通す
文章を読む前に先に問題文に目を通しましょう。
そうすることでどんなことを意識して読めばいいかが分かるようになり、短い時間で解けるようになります。
ただし、問題の選択肢までは読む必要はありません。(そこまで読むと逆に時間がかかりすぎてしまうため。)
③さらっと文章を読み、後でもう一度じっくりと読む
多くの人は文章を一回読んだだけでは文の意味が分からないはずです。
ですが、それでいいのです。
一回目はだいたいどんなことが書いてあるかを把握するだけでOKです。
そして、その後は、
・残った選択肢のうち、どちらかが正しいかを判断するために正解の根拠が書いてありそうな部分を再度読む
といったことを行うようにして下さい。
こうすることで短い時間でかつ正確に読むことができます。
何となくで解くのではなく、本文の中から正解の根拠となる部分を探す習慣をつけるようにしましょう。
ク 予備校の予想問題集を解く
→最初は東進、河合がおすすめ
最後に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。
各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②東進 難易度は本試験レベル。解説動画がついている。
③代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
④駿台 難易度は難しめ。
⑤Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
そのなかでおすすめは、河合塾と東進が出版している問題集です。
河合塾のものは前年度の全統共通テスト模試(全5回)が載っており、全統共通テスト模試対策にもなります。
また東進のものはオリジナルの模試が3回分と過去問が2回分載っており、かつ動画では共通テスト英語リーディングの勉強法について詳しく説明がされています。
まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。(駿台の問題集はややレベルが上がります。)
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。
そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。
また、この時期の問題演習に気を付けるべきことは以下の通りです。
①徐々に解答時間を短くする
80分の解答時間内に解ききれるようになったら、少しずつ解答時間を短くすることをおすすめします。
みなさんは普段は気軽に問題を解いていますが、共通テスト本番では緊張したりプレッシャーを感じたりする中で試験を受けることになります。
そのような状況でも力が発揮できるようになるためにも、普段の演習から負荷をかけて解くようにしましょう。
②問題を解くときは必ずマークシートにマークするようにする
過去問や予想問題集を解くときは必ずマークシートにマークするようにしてください。
それは塗りつぶす時間を踏まえた上で解かないと入試本番では時間が足りなくなってしまうからです。
また、普段からマークを塗りつぶすことをやっておくことで、入試本番でマークミスなどを防ぐことができます。
③捨て問題を見極める練習をする
共通テストでは易しい問題と難しい問題が混ざっています。(英語リーディングの場合は後半になるにつれて難易度が上がります。)
そのため難しい問題に時間をかけすぎてしまうと最後までいかずに思ったような点数が取れないことになりかねません。
そうならないためにも、過去問演習をするときには難しい問題が出てきたときの対応に慣れるようにしましょう。
それをすることでできる問題から解くことができるようになります。
④共通テスト2週間前からは復習をメインにする
共通テスト2週間前くらいからは復習をメインに行うようにしましょう。
この時期から新しい問題を解いても効果が薄いです。
それよりも今まで解いてきた過去問や模試の復習や苦手な単元の復習をメインに行い力をつけるようにして下さい。
【まとめ】共通テスト英語リーディングのおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【共テ】英語リーディング(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてのまとめです。
・共通テストの英語リーディングは難化傾向にある
・まずは英単語・英熟語・英文法・英文解釈を完璧にマスターするようにしよう
・過去問を解くときには時間を計って解くようにしよう
英語リーディングはできるようになるまでに非常に時間のかかる教科です。
そのため、高1・2のうちから基礎固めを始めるようにしましょう。