と思っている高校1・2年生のみなさん!
今回は「高1・2から大学受験勉強、国公立大学に受かるための勉強時間や学習スケジュールは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
難関大学に合格したければ高1・2のうちから受験勉強を始めよう!
ア 高1・2年生から大学受験の勉強を始めなければいけない理由は?
→高校入試に比べ、大学入試は範囲が広く圧倒的に難しいから
高校入試(公立高校の場合)では多くの人は中3の夏休みから受験勉強を始めていたと思います。
しかし、大学入試はもっと早く始めないと間に合いません。
その理由は、
・受験科目が多い
・それぞれの科目の範囲が広く、かつ難易度が高い
・中高一貫の生徒や浪人生など早い時期に勉強が完成している人と戦う必要がある
からです。
そのため、大学入試に向けた勉強は高1・2の時期から始めるようにしましょう。
イ 共通テストや二次試験ではどのような科目がでるのか?
→共通テストは8科目、二次試験は2~4科目出題される
多くの人は1月中旬に共通テスト(国公立大学受験者は必須)、2月上旬に私立大学の入試、2月下旬に国公立大学の入試があります。
そして、それぞれのテストの範囲は、
文系 | 理系 | |
共通テスト | 英語・数学・国語・情報 理科基礎2科目 社会2科目 | 英語・数学・国語・情報 理科2科目 社会1科目 |
私立入試 | 英語・国語・地歴(数学) | 英語・数学・理科 |
国公立大学二次試験 | 英語・国語・地歴(数学) | 英語・数学・理科 |
となっており、非常に範囲が広いです。
また、共通テストは短い時間で解く力や思考力が、二次試験では記述力が主に求められますので、共通テスト対策と二次試験対策を別に行う必要があります。
そして中高一貫の生徒や浪人生は入試の1年前にはある程度完成していますので、現役生の人は急ピッチで勉強をしないと彼らに追いつくことはできません。
高1・2の時期にはどんな大学受験勉強をしたらいいか?
ア 高1・2の時期の大学受験勉強は何をすべきか?
→英語・数学の基礎固めを中心に行おう
大学入試の勉強は高3から始めていたのでは到底間にません。
そのため、高1・2の時期から少しずつ受験勉強を始めるようにしましょう。
とはいえ、全ての教科の勉強をするのではなく、この時期は英語・数学の基礎固めを中心に行うようにして下さい。
その理由は、
・英語と数学は学習量が多いため早い時期から取り組みたい
・英語と数学は入試でも重要科目であり配点が高い
からです。
ですので、高1・2の時期は英語・数学の基礎固めを中心に行うようにしましょう。
イ 定期テストの勉強もしっかりとやろう
→定期テストを捨ててはいけない
みなさんの中には「定期テストの勉強は意味がないから捨てよう」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
私は定期テストの勉強もしっかりとやるべきだと思います。
「定期テストをやらなくてもいい」と思っている人の多くは、「勉強したくない」理由を正当化しているのです。
彼らは、「勉強したくない→テスト勉強をやりたくない→やっても意味がないからやらない」と思考でテスト勉強をやらないのです。
ただ、私の今までの指導経験からすると、定期テストで上位の生徒は上位の大学に合格できる傾向にありますし、定期テストで下位の生徒は受験勉強で苦労する傾向にあります。
それはやはり、定期テストの勉強をやらない生徒は普段勉強していないため、受験においてもなかなか結果を出すことができないのです。
また、定期テストの勉強をすることで様々な知識が身につきます。
確かに英語の教科書の文章が入試で出ることはほぼないでしょう。
しかし、教科書の文章の内容を勉強することで、単語や熟語の知識が身についたり、文章の構成や背景知識なども身につきます。
そのため、定期テストの勉強をやることは間接的に入試勉強にもつながるのです。
みなさんは定期テストの勉強を捨てずに、しっかりとテスト勉強をするようにしましょう。
ウ 難関大学に合格するための高1・2の勉強スケジュールや勉強時間は?
→どれだけ自分の勉強に時間を費やすことができるかが大事
難関大学に合格をするための秘訣としては、「自分で課題を見つけ自主的に勉強をする」ことが大切になってきます。
多くの高1・2生は、学校の宿題(小テストの勉強を含む)、塾の宿題、テスト前の課題をやったらそれ以外のことはやりません。
しかし、苦手な内容や強化すべき単元というのは人それぞれ違います。
例えば英単語を覚えていないとしたら、毎日英単語の暗記をする時間を作らないといつまでたってもできるようになりません。
そのため、学校の宿題などに加えて自分の勉強をどこまで確保できるかが大事になってきます。
A 平日の学習スケジュール
部活動がある人は帰宅時間が7時近くになります。
そのため、平日は学校の宿題を含めて3時間は勉強時間を確保したいところです。
予習などはできるだけ短い時間で終えるように工夫をし、この3時間はできれば英単語の暗記、数学の解法暗記といった時間に費やせるようにしましょう。
B 休日の学習スケジュール
土日の場合は、5~6時間を目安に勉強をしましょう。
おすすめはここで学校の予習や定期テスト課題などを一気にやってしまうことです。
そうすることで平日に自分の勉強に充てることができます。
また、土日は1週間に勉強した内容の復習をしていくといいでしょう。
例えば、1週間で英単語を500語、数学の問題を30問分勉強したとすると、土日でそれらが身についたかどうかを確認するのです。
そしで覚えていなかった部分はしっかりと復習するようにしましょう。
こまめに復習をすることで、知識として定着するようになります。
高1・2の大学受験のおすすめ勉強法は?
ア 高1・2の大学受験のおすすめ勉強法は?①(英語)
→英単語・英熟語・英文法をマスターするようにしよう
英語の場合は、高3の最初の共通テスト模試(5月)<理想は高2の2月の共通テスト模試>までにはある程度英文が読める状態には持っていきたいです。
そのため、高1・2のうちにやるべきことは、
です。
単語や熟語を知らないと文章を読めませんし、文法を知らないと文章を正確に読むことができません。
また、英文を素早く読めるようにならないと模試などで制限時間内に解くことができません。
量は多いですが、毎日コツコツと英語の勉強をするようにしましょう。
イ 高1・2の大学受験のおすすめ勉強法は?②(数学)
→チャート式の例題を完璧にマスターしよう
数学の場合は、高2の終わりまでに数学ⅠAⅡBの内容をマスターすることが目標になってきます。
ただし、チャート式のような参考書は全ての問題をやろうとすると時間がかかりすぎてしまうので、例題のみでOKです。
また、目指す大学によって使うべき参考書は変わってきます。
というのが一つの目安になってきますが、数学が苦手な場合は易しめのレベルからやった方がいいでしょう。
加えて理系の場合は数学Ⅲもあります。
数Ⅲの解法暗記は高3の1学期中には終えるようにしましょう。