と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「文系数学完全対策ガイド:効率的な勉強法とおすすめ参考書・問題集」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高1・2】文系数学のおすすめ勉強法は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!文系数学の勉強法、参考書や問題集のおすすめは?
文系で数学を使う場合、大きく分けて
②共通テスト+二次試験
の2つのパターンがあります。
①は共通テストのみですのでそこまで時間はかかりませんが、②で特に難関国公立大学を志望する場合は、早い時期(高2の終わりまで)にチャート式のような網羅系参考書を一通り完成させる必要が出てきます。
ア 定期テスト対策
→定期テスト勉強を通じて習った内容をマスターしよう
高1・2のうちはまずは定期テストの勉強をしっかりと行うようにしましょう。
テスト前に4STEP・クリアー・3TRIALなど、学校で使っている問題集を使って今まで習った内容を復習してください。
ただし、一回解いただけではできるようにはなりませんので、最低3回は繰り返し、問題を見た瞬間にぱっと答えが出る状態にまで仕上げていきましょう。
ここで仕上げることで受験勉強の負担は格段に少なくなります。
イ チャート式で解法暗記をする
→高2が終わるまでに例題をマスターするのがベスト
A いつまでに終わらせるか?
大学入試は高校入試と比べると難易度が上がりかつ範囲が広いです。
そのため、高1・2のうちからコツコツと受験勉強をする必要があります。
特に英語と数学はやるべき量が多いため、優先して取り組むようにしましょう。
目標としては、高2が終わるまでに数学ⅠA+ⅡBCの解法暗記を一通り終わらせることです。
チャート式などの参考書を使ってよく出る問題の解き方をマスターしていきましょう。(どんなに遅くても高3の夏休みが終わるまでには完成させてください。)
そうすることで、高3からは国語や社会、理科などの教科に時間を回すことができます。
B どのチャート式を使うべきか?
チャート式は難易度ごとに分かれています。
そのため、みなさんが目指す大学によって使う参考書が変わってきます。
そして、一つの目安としては、
となります。
チャート式は問題数が多いので、全ての問題を解くのではなく例題のみ解けばOKです。
まずは一通り解き、できなかった問題は解説を読んで内容を理解したら後日解き直しましょう。
そして全ての問題が解けるようになったらOKです。
なお、夏休みや冬休みといった長期休暇中や進研模試や全統模試などの模試前に苦手な単元を復習しておくと、模試でいい結果を出すことができます。(高2の終わりには全統高2共通テスト模試という共通テスト型の模試もあります。)
【高3】文系数学のおすすめ勉強法は?
ア 共通テスト対策問題集を解く
→難化傾向の共通テストに向けてしっかりと対策をしておきたい
近年の共通テストはそれぞれの教科の範囲が増え、かつ難易度も上がっています。
そのため、時間をかけて共通テストに向けた対策をしないと点数を取ることができなくなっています。
そこで、チャート式などの参考書で典型問題の解法暗記を終えた後は、共通テスト対策問題集に取り組むようにしましょう。
A チャート式大学入試共通テスト対策数学ⅠA+ⅡBC
1冊目に使うべき問題集は、「チャート式大学入試共通テスト対策数学ⅠA+ⅡBC(数研出版)」です。
この問題集は、数学ⅠA+ⅡBCの範囲の中で、共通テストによく出るタイプの問題がコンパクトにまとまっています。
そのため、今まで習った内容を短期間で復習したい人は、この問題集を使っていくといいでしょう。
ただし、数学が得意な人はこの問題集を飛ばしてもOKです。
また、学校で使う共通テスト対策問題集と用途が重複するので、学校の教材で十分だという人はそちらに力を入れてください。
B きめる!共通テスト数学
「チャート式大学入試共通テスト対策数学ⅠA+ⅡBC」などの参考書で今まで習った内容の確認をしたら、次は、「きめる!共通テスト数学(学研)」を解いていきます。
この問題集は、共通テスト数学の解き方のテクニックについて詳しく書かれています。
ただし、問題の難易度自体は高いので、ある程度の力のある人向けの問題集となります。
力のない人がいきなりこの問題集をやろうすると消化不良になってしまいますので気を付けてください。
また、「きめる!共通テスト数学」はⅠ・A編とⅡ・B・C編の2冊あり、かつそれぞれが分量が多いですので、時間に余裕がない場合は、苦手な単元のみ取り組むといったようにするといいでしょう。
そして、これらの問題集を解き終えた後は、共通テストの過去問や予想問題集を解いて定着度を確認していきましょう。
そこで、思ったような点数が取れなかった場合は、参考書に戻って復習するようにしてください。
イ 二次試験対策をやる
→「プラチカ」を解いて応用問題に慣れよう
一方で二次試験で数学がある場合は、「文系数学の良問プラチカ(河合出版)」及び「理系数学の良問プラチカ(河合出版)」を使って応用問題を解いていきます。
この問題集は河合出版が発行している問題集で、文系用のものは、
・「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡBC」
の2冊があります。
タイトルから見ると、「文系数学のプラチカ」の方が易しそうに見えますが、実際は「理系数学のプラチカ」の方が易しいです。(「文系数学」の場合は旧帝大の問題が中心に載っているため。)
そのため、数学が得意な人は「文系プラチカ」を、そうでない人は「理系プラチカ」を解くことをおすすめします。
問題数は少ないですが、難易度は高いため1冊仕上がるのに結構な時間がかかります。
また、できなかった問題は解説をしっかりと読み、何度も解き直すようにしましょう。
プラチカが終わったら仕上げに過去問を解くようにしてください。
そして、これらの問題集が終わったら仕上げに過去問や「●●大の数学」などを解くようにしましょう。
また過去問が終わって、まだ時間に余裕がある場合は、「全国大学入試問題正解数学(旺文社)」を解き、いろいろな大学の問題を解くようにしましょう。
この問題集は、東大や京大などの旧帝大や早慶上智、MARCH、関関同立などの入試問題が載っている問題集です。
そのため、赤本などが全て終わった人で、さらに別の大学の入試問題を解きたい人におすすめの問題集と言えます。