と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「大学受験英単語の覚え方と勉強法|おすすめ参考書で効率アップ」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【大学入試】英単語の暗記はいつから始めるべきか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!大学受験英単語の覚え方と勉強法|おすすめ参考書で効率アップ
大学入試に向けた勉強は高1から始めるようにしましょう。
それは、
・それぞれの科目の量が多いため仕上がるのに時間がかかる
といったことがあるからです。
特に英語と数学は量が多く、かつ入試において重要な科目であるため、高1・2のうちから受験勉強に取り組むようしましょう。
また、英語の受験勉強は、
・英文法の復習
・英文解釈の復習
・長文読解、リスニング、英作文の対策
・共通テスト対策
・二次試験、私大対策
とありますが、最初は英単語の暗記から始めるようにしましょう。
それは単語の意味を知らないと、文法や長文、リスニングなどの勉強がスムーズに進まなくなってしまうからです。
学校で使っている英単語帳を早めにマスターすることで、英語の土台が身につくようになります。
なお、目標としては、高2が終わるまでに、英単語・英熟語の暗記、英文法・英文解釈の復習が終わるようにしてください。
そうすることで、高3からは長文読解などの対策や他の教科の勉強に時間を回すことができます。
【大学入試】おすすめの英単語帳は?
ア 英単語帳はどれがおすすめか?
→発音がカタカナで書かれているものがおすすめ
英単語帳は大きく、
②長文の中で英単語を覚える英単語帳
の2種類があります。(①は「英単語ターゲット」や「システム英単語」が、②は「速読英単語」などが定番の参考書です。)
その中で私は上の①の「例文の中で英単語を覚えるタイプの英単語帳」をおすすめします。
その理由は、
・長文タイプの場合はある程度の単語力・文法の知識がないと読みこなせない
といった理由があるからです。
そのため、まずは「英単語ターゲットシリーズ」や「システム英単語シリーズ」などの英単語帳を使っていくことをおすすめします。
イ「英単語Stock」がおすすめ
→発音がカタカナでは書かれているため読みやすい
大学入試向けのおすすめの英単語帳というと、
・システム英単語(駿台出版)
・必携英単語LEAP(数研出版)
・ユメタンシリーズ(アルク)
などがあります。
どの英単語帳も使いやすくおすすめです。
ただ、個人的におすすめしたいのは、「英単語Stock3000・4500(文英堂)」です。
この本をおすすめする理由は、
・英単語を覚えやすくするための説明(記憶ブースター)が詳しく書かれている
・基本的に一つの英単語に訳が1語だけしか載っていないため覚えやすい
といったのがありますが、最大の理由は発音記号の横に単語の読み方がカタカナで書かれているからです。
高校生の多くは発音記号を読むことができません。
そのため、英単語の下に発音記号があっても何て読めばいいかがよく分かっていないのが現状です。
しかし、発音記号の横に発音がカタカナ表記されていることで、単語の読み方が分かるようになります。
ほとんどの英単語帳は発音をカタカナ表記されていませんが、この「英単語Stockシリーズ」はそれがされているために非常におすすめです。
ただし、学校で使っている英単語帳でスラスラと覚えられるのであれば、無理をして英単語帳を買い替える必要はありません。
ウ 多読用に「速読英単語」シリーズもおすすめ
→文章をたくさん読んで英語の文章に慣れよう
また、英単語帳には「速読英単語シリーズ」のような長文の中で英単語を覚えるものもあります。
こちらに関しては、英単語・英熟語・英文法の知識が固まってきたら使うことをおすすめします。
それは、英語の文章をたくさん読むことで、
・入試などでよく出る頻出テーマへの理解が深まる
といった効果が出てくるからです。
以下、おすすめの英単語帳についてみていきます。
英検2級レベルの長文の中で英単語を覚えることができます。
また、構文の解説も詳しいため、最初に取り組むべき一冊と言えます。
なお、姉妹書の「速読英単語 上級編(Z会)」は難関大学志望者の教材となります。
この本は本来は英検対策用の英単語帳ですが、大学入試対策としても使える問題集です。
「環境・資源」、「科学・技術」、「健康・医療」などのテーマごとに文章が並んでおり、入試に必要な知識を身につけることができます。
また、英語が得意な人は準1級のものを、逆に英語が苦手な人は準2級のものをといったように、レベルに応じた教材を使うことができるのも強みです。
【大学入試】短時間で覚える英単語の暗記方法は?
ア 最初は覚えているかどうかをチェックする
→最初は全ての英熟語に目を通すこと!
最初は英単語帳にある英単語を覚えているかどうかのチェックを一つずつしていきましょう。
そして、覚えていなかった英単語(知識があいまいな英単語も)にはバツ印をつけ、後で覚えるようにします。
イ 覚えていなかった英単語を覚える
→1回目でできた英単語はもうやらなくていい!
今まで覚えていなかった英単語をいきなり覚えようとしても、なかなか覚えられるものではありません。
そこでおすすめなのが、本格的に単語を覚える前に先に単語と意味を何度も読んでみることです。
例えば、「liquid」という単語は、「液体」という意味です。
そこで、「liquid、液体、liquid、液体」と2回ずつ読みます。
それが読み終えたら、次の単語も同じように単語と意味を交互に2回ずつ読みます。
それを100語分一気に読んでいき、一日朝晩の2セット行います。
これを5日間行い、その後で初めて暗記に入っていきます。
例えば、日曜日から1週間で問題集の100個の英単語を覚えるとしたら、
・月 朝晩各2回ずつ100個の英単語と意味を声に出して読む
・火 朝晩各2回ずつ100個の英単語と意味を声に出して読む
・水 朝晩各2回ずつ100個の英単語と意味を声に出して読む
・木 朝晩各2回ずつ100個の英単語と意味を声に出して読む
・金 暗記
・土 最終チェック
という感じでやります。
最初の5日間は音読に徹し、6日目(金曜日)に暗記をします。
ただ、いきなり暗記するのに比べると、日~木の間で20回英単語と意味を読んでいますので圧倒的に覚えやすくなります。
そして、最後の7日目(土曜日)に最終チェックをします。
こうやって覚えると忘れにくくなるため、ぜひこのやり方で覚えてみてくて下さい。
ウ 後日覚えたかどうかを確認する
→時間を空けて復習することで頭の中に残る!
一度覚えた英単語は放っておくと忘れてしまいます。
そのため、いつまでも頭の中に残しておくには何回も復習する必要があります。
おすすめは次の日の朝に復習することです。
それは寝ている間に脳は情報を整理するため、起きてすぐに再度復習をすると記憶として残りやすくるからです。
また、一回復習しただけでは完全には覚えることはできないので、その後は忘れないようにこまめに復習をしていきましょう。
復習をするたびに忘れにくくなり、知識として頭の中に残るようになっていきます。
エ 小テストでは満点が取れるようにする
→完璧に覚えることで、頭の中に残りやすくなる
学校の英語の授業で英単語の小テストがある場合は、必ず満点が取れるようにして下さい。
「追試にならなければいいや。」「合格さえすればいいでしょ。」では、なかなか単語を覚えることができません。
満点を取るつもりでしっかりと覚えることで、やっと身につくのです。
それを繰り返すことで、知っている単語の数が増え、また英語の文章も読めるようになってきます。
逆に言えば、小テストの勉強をさぼってしまうと、いつまでたっても語彙力がつかないため、英語の力が伸びません。
そういう意味でも、ぜひ小テストからしっかりと勉強をするようにしましょう。