【大学受験】古文の勉強法とおすすめ参考書・問題集は?<古文単語・古典文法・古文読解>

 

 

たま吉
古文の大学受験に向けた勉強法を知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「【大学受験】古文の勉強法とおすすめ参考書・問題集は?<古文単語・古典文法・古文読解>」についてみていきますよ。

 

✓内容

「大学受験古文の勉強法」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

共通テスト及び二次試験や私大の入試で古文の勉強が必要な高校生及び浪人生

 

✓結論 

「大学受験古文の勉強法は?」→「古文単語暗記→古典文法復習→共通テスト対策→記述対策」が基本的なルート

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

大学入試のおすすめ勉強法を知りたい人は

大学入試の教科別勉強法、独学で進める学習スケジュールは?

 

 

大学入試教科別勉強法

①英語②文系数学③理系数学④現代文
⑤古文⑥漢文⑦物理⑧化学
⑨生物⑩日本史⑪世界史

 

 

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【大学受験】古文のおすすめ勉強法は?<高1・高2>

 

 

たま吉
古文の受験勉強はどうやって進めていけばいいのかニャー?
モモ先生
まずは定期テストの勉強をしっかりとやるようにしましょう。

 

 

大学受験において古文の勉強は、

①古文単語の暗記
②古典文法の復習
③古文常識を学ぶ
④古文読解の問題集を解く
⑤共通テスト対策をする
⑥二次試験・私立入試対策をする

とやるべきことがたくさんあります。

 

また、高1・高2のうちは定期テストの勉強をメインに行うようにしましょう。

ここでは、

・枕草子、源氏物語、徒然草といった有名作品のあらすじをつかむ
・古文単語を覚える
・古典文法をマスターする

といったことを重点的に行うようにして下さい。

 

また、夏休みや冬休みといった長期休暇中や進研模試全統模試などの模試前に苦手な単元を復習しておくと、高3になったときにスムーズに受験勉強をすることができます。(高2の終わりには全統高2共通テスト模試という共通テスト型の模試もあります。)

 

たま吉
高3になったときにスムーズに受験勉強ができるようにしたいニャー

 

 

 

 

【大学受験】古文のおすすめ勉強法は?<高3の1学期>

 

 

たま吉
高3の1学期には古文の勉強は何をしたらいいのかニャー?
モモ先生
古文単語と古典文法、古文常識の勉強を中心に行うようにしましょう。

 

 

ア【大学入試】古文の勉強法①(古文単語を覚える)

→英語と同じく古文の単語の暗記から始めよう

 

大学入試の古文の勉強は古文単語の暗記から始めるようしましょう。

それは古文単語を先に勉強しないと古典文法や古文読解の勉強をしているときに文の意味が分からなくなってしまうからです。

そのため、単語の暗記は最優先で行うようにしましょう。

英単語に比べると覚えるべき数は少ないですので、短期集中で一気に覚えるようにして下さい。

 

そしておすすめの古文単語帳が三省堂から出版されている「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」です。

 

 

 

 

この本は、語源の説明が詳しい、例文を通して暗記ができる、イラストが豊富というメリットがまずあります。

それに加えて最大のポイントは、

・練習問題では語源やイラストがない状態で単語の意味が確認できる

ことです。

 

「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」では15問おきに練習問題(見開き2ページ)があり、そこでは上が例文、下が現代語訳が載っています。

ですので、最初に単語の語源などをおさえた後は、練習問題を通じて覚えていけばいいことになります。

そこでは語源やイラストが書かれていないので、本当に単語の意味を覚えていないとマスターすることはできません。

そういう意味で、私は「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS」を使うことをおすすめします。

 

たま吉
最初は古文単語の暗記から始めるようにしたいニャー

 

 

【大学入試】古文単語のおすすめ勉強法を知りたい人は

【大学入試】古文単語の覚え方、暗記のコツは?おすすめ古文単語帳は?

 

 

イ【大学入試】古文の勉強法②(古典文法を復習する)

→活用や意味を完璧に覚えてから問題演習に取り掛かろう

 

次に古典文法です。

古典文法の勉強の流れとしては、

・参考書を読んで内容を理解する
・活用や意味、接続を完璧に覚える
・問題演習をする

が一般的です。

 

古典文法は最初に「富井の古典文法をはじめからていねいに」を読んで古典文法の内容を理解します。

 

 

 

 

そして、この本を読んで内容を理解したら、次に「基礎からのジャンプアップノート古典文法演習ドリル」で問題演習をしていきます。

ただ、先に文法のルール(例 助動詞の「ぬ」【意味】完了・強意 、【接続】連用形)を覚えてから問題をやっていくようにしてください。

 

 

 

 

また、難易度が高い問題をやりたい場合は、「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」を使っていくといいでしょう。

 

 

 

 

モモ先生
先に活用や意味をしっかりと覚えるようにしましょう。

 

 

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ウ【大学入試】古文の勉強法③(古文常識をおさえる)

→昔の考え方や生活習慣を知ることで古文の理解度は格段に増す

 

そして最後に古文常識の勉強をしていきます。

古文常識を知っておくことで文章の理解度が格段に上がりますので、「源氏でわかる古典常識」を読んで古文常識を身につけましょう。

 

 

 

 

高3の1学期の間に古文単語・古典文法・古文常識が終わるように計画的に学習を進めていきましょう。

 

たま吉
1学期の間は基礎固めを中心にやっていきたいニャー

 

 

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【大学受験】古文のおすすめ勉強法は?<高3の夏休み>

 

 

たま吉
高3の夏休みの間はどんな勉強をすればいいのかニャー?
モモ先生
古文読解の勉強をメインにやっていきましょう。

 

 

エ【大学入試】古文の勉強法④(古文読解の勉強にとりかかる)

→最初は古文の読解方法を学ぶところから始めよう

 

高3の夏休みからは本格的に古文読解の勉強に入っていきます。

実は、古文は単語や文法をマスターしてもなかなか読めるようにはなりません。

その最大の理由は、古文には「主語の省略が多い」からです。

古文には頻繁に主語が省略されています。

そのため、省略されている主語が誰かを特定しないと、誰の動作なのかがわからなくなり、ひいては文章全体の意味が分からなくなってしまいます。

そこで、古文の内容が分かるようになるには「古文読解」の勉強が必要になります。

 

最初に「富井の古文読解をはじめからていねいに 」を読んで古文の読み方や解き方のテクニックを学んでいきます。

 

 

 

 

この本は、隠れた主語の見つけ方や日記や随筆といったジャンルごとの読み方などについて詳しく書かれていますので、最初に取り組んでいくといいでしょう。

 

そして、次に「古文上達基礎編読解と演習45」で古文の読解練習に入っていきます。

 

 

 

 

この本は比較的易しい問題が多く、また読解問題だけでなく、文法問題もたくさんあるので今まで身につけた内容が定着しているかどうかを確認することができます。

まずは一通り問題を解き、その後は文章を何度も音読するようにして下さい。

そうすることで、古文の力が飛躍的に伸びるようになります。

 

モモ先生
できるだけ多くの文章を解いていくといいでしょう。

 

 

また夏休みには、河合塾の全統共通テスト模試全統記述模試、東大・京大・名大などの大学別模試などがあります。

ですので、そこに向けて基本的な内容を完璧に仕上げるようにしてください。

そして夏休みの時期に共通テストの問題を解くことをおすすめします。

そうすることで自分の弱点や今後の勉強方針が決まっていきます。

 

たま吉
夏の模試に向けてやるべきことを決めて取り組んでいきたいニャー

 

 

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【大学受験】古文のおすすめ勉強法は?<高3の秋~>

 

 

たま吉
高3の秋以降はどんな勉強をすればいいのかニャー?
モモ先生
読解問題集と過去問演習を中心に行うようにしましょう。

 

 

オ【大学入試】古文の勉強法⑤(共通テスト対策問題集を解く)

→夏~秋に一度共通テスト対策をやっておきたい

 

古文上達基礎編読解と演習45が終わると共通テストの過去問を解けるレベルに到達します。

ですので、このタイミングで共通テスト対策を一度やっておきましょう。

それは共通テストは二次試験や私大入試に比べると、

思考力を要する問題が多い
・どの分野からも満遍なく出題される

といった特徴があるため、共通テスト専用の対策をしないと点数をとれることができないからです。

また、秋になると全統共通テスト模試駿台ベネッセ共通テスト模試といったような共通テストの模試が立て続けにあります。

そしてここでしっかりと結果を出すと、自信を持って共通テスト本番を受験することができるでしょう。

そのために、共通テストの過去問や予備校の予想問題集を解き、共通テストの問題形式に慣れるようにしましょう。

 

モモ先生
秋に一度共通テスト対策をするといいでしょう。

 

 

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共通テスト古文

 

 

カ【大学入試】古文の勉強法⑥(引き続き古文読解の問題集を解く)

→たくさんの問題を解くことで古文の話の流れがわかる

 

二次試験の古文は、

・注釈が共通テストより少ない
・記述問題がある

ため、共通テストよりも難しいです。

そのため、できるだけ多くの問題集を解いて古文の文章に慣れるようにしましょう。

 

古文読解用の問題集としておすすめする1冊目は「岡本梨奈の古文ポラリス」です。

 

 

 

 

この参考書は「基礎レベル」と「標準レベル」がありますが、それぞれ14問ずつ古文の問題(文章読解)があります。

また、解説が非常に詳しく、かつ古文常識の知識も身につくため非常におすすめの問題集です。

できれば「基礎レベル」・「標準レベル」の2冊ともやることをおすすめします。

 

その後は、私立志望か国公立志望によって使う問題集が異なってきます。

 

まず私立志望の場合は、

「中堅私大古文演習」→日東駒専・MARCHレベル
「有名私大古文演習」→関関同立・MARCHレベル
「首都圏難関私大古文演習」→MARCH・早慶レベル

といった私大の古文に特化した問題集を使っていくといいでしょう。

 

一方で、国公立大を受験する場合は記述問題が中心となります。

そして記述対策ができるおすすめの問題集は、「得点奪取古文記述対策」です。

 

 

 

 

この本は古文の記述問題が中心であるため、問題の難易度はかなり高めです。

そのため、古文がある程度仕上がっている人が使うべき問題集です。

特には難関国公立大学を目指す人が、二次試験の過去問を解く前に使うといいでしょう。

 

たま吉
古文の問題集をしっかりとやっていきたいニャー

 

 

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