と思っている中学生のみなさん!
今回は「【高校入試国語】作文の書き方と頻出テーマ、採点基準は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
高校入試国語の作文の頻出テーマや採点基準は?
多くの都道府県の高校入試国語では課題作文が出題されます。
課題作文とは、問題文で与えられた条件に沿って書く作文のことです。
具体的には、
「あなたが中学校3年間で頑張ったことは何か?400字以内で書きなさい」
「地球温暖化を防ぐためには何が必要か?」
といったことに対して、自分の意見や考えを書いていく作文です。
これらを試験時間内の短い時間で書く必要があるため、しっかりと練習をして本番に臨む必要があります。
ア 高校入試国語の課題作文・条件作文の採点基準は?
→問題にあった文章が書けているか、原稿用紙の使い方は適切かなどが問われる
最初に高校入試国語の課題作文・条件作文の採点基準から見ていきます。
一般的には、
・自分の体験をふまえて書かれているか。
・文章としてまとまっているか。
・指定された字数内の文章量であるか。(最低でも8割以上)
・誤字脱字はないか。間違った意味の用語は使っていないか。
・原稿用紙の正しい使い方に従っているか。
といったことがあります。
大前提としては、問題にあった答えを書いていないといくら書いても0点になりますので、問題文をよく読み、どんなことについて答えればいいかを書くようにしましょう。
イ 高校入試国語の課題作文・条件作文のよく出るテーマは?
高校入試国語の課題作文・条件作文ではよく出るテーマがあります。
それは以下の通りです。
・中学校3年間で頑張ったことは?
・●●高校を志望する理由は?
・高校に入学後どんな高校生活を送りたいか?
・あなたの夢について
・あなたの長所は?
・マナーについて
・ボランティア活動で大切なことは?
・環境問題について(SDGsなど)
・インターネット上のマナーについて
などです。
よく出るテーマは必ず書けるように練習をしていきましょう。
高校入試国語の原稿用紙の使い方は?
次に高校入試国語の原稿用紙の使い方についてみていきます。
これらのルールが守れないと減点されてしまいますので、しっかりとルールを確認しましょう。
文体の統一 | 文末を「だ」「である」調で統一すること |
文の長さ | 一文をできるだけ短くすること |
口語的な表現を避ける | 「けど」「やっぱり」「ちょっと」などは使わない |
ら抜き言葉を使わない | 「見れる」→「見られる」、「食べれる」→「食べられる」 |
一人称は「私」か「僕」 | 一人称は「俺」ではなく「私」か「僕」を使う |
指定字数の9割以上書く | 例えば400字以内なら360字以上書くこと |
書き出しの初めは? | 必ず一マス空けて書く |
符号 | 「!」「?」「・・・」などの符号はできるだけ使わない |
句読点・カッコ | 行頭には句読点や閉じるカッコは書かないようにする |
高校入試国語の課題作文、条件作文の書き方は?
ア 高校入試国語の課題作文、条件作文の書き方①(結論を明確にする)
→最初に結論から書くこと
高校入試国語の課題作文、条件作文の書き方の一つ目は結論を明確にすることです。
課題作文では自分の意見を明確に書くことが大切になります。
例えば、「中学校3年間で頑張ったこと」というテーマがあったとします。
その時に、まず「英語の勉強を頑張った」といったように、このテーマに対する答えを考えることから始める癖をつけましょう。
生徒の多くは結論から考えることをあまりしません。
私が生徒の書いた文章を添削すると、いろいろと書いてはあるものの、結局何がいいたいか分からない文章に出くわすこともあります。
みなさんはそうならないないように結論から考える癖をつけていきましょう。
イ 高校入試国語の課題作文、条件作文の書き方②(論理的に構成する)
→いきなり文章を書き出さない。まずはメモ書きから始めよう!
高校入試国語の課題作文、条件作文の書き方の二つ目は論理的に構成することです。
課題作文には一定の型があり、それは以下の流れです。
・具体例と理由を書く
・再度結論を書く
この型を守って書くようにすれば、論理的な文章を書くことができるようになります。
これは、面接で話す際の話し方と同じです。
つまり、課題作文は面接で話すように書いていけばいいのです。
上の例の「中学校3年間で頑張ったことは?」という問題で考えてみると、
結論 | 英語の勉強を頑張った |
具体例・理由 | 英語のテストで100点が取れるように勉強した 英検合格に向けて一生懸命勉強した 英語のスピーチコンテストに向けて毎日練習した |
結論 | 英語の勉強を頑張った。高校生になっても引き続き英語の勉強を頑張りたい。 |
という感じでメモを取ってから、文章を書き始めるといいでしょう。
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高校入試の作文対策ができる問題集としておすすめなのが「高校入試合格を決める!作文・小論文」です。
この本をおすすめする理由は、
②作文のルールが分かる
といったものがあるからです。
作文が苦手な人はこのような参考書を使って対策をしていくといいでしょう。