と思っている中学生のみなさん!
今回は「【高校入試】国語のおすすめ勉強法は?【漢字・文法・古文・長文読解】」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
【高校入試】国語の年間勉強スケジュールは?
【動画】高校入試国語のおすすめ勉強法は?
ア 高校入試国語の勉強での位置づけは?
→基礎レベルがまずはしっかりととれるようにしよう
高校入試の国語は長文読解が中心です。
そのため、説明文や小説、古文・漢文の文章が読めるようになることが必要になってきます。
そして、それらの文章が読めるようになるには、
・語句の意味を覚える
・背景知識を知る
ことが大切になってきます。
ですので、長文読解の問題を解く前に、これらの基本的な知識を覚えるようにしましょう。
イ 高校入試の国語の勉強スケジュールは?
→夏までは基礎固め、秋以降は応用問題に取り組もう
ここでは、高校入試対策としての国語の年間学習スケシュールについてみていきます。
A 基礎固め期(4月~夏休み)
中3の1学期から夏休みの時期は、
・漢字の読み書き、語句の暗記、頻出テーマの理解
・国文法の復習
を中心に行うようにしましょう。
夏休みまでは国語の基礎知識をつける時期になります。
秋以降に長文読解や古文・漢文の問題が解けるようにしっかりと基礎固めをするようにしてください。
なお、数学が得意な人は、「全国高校入試問題正解分野別過去問国語」のような分野別に入試問題が載っている問題集を解いて力をつけていくといいでしょう。
B 応用問題期(9月~12月)
中3の2学期は、
・長文読解問題や古文の問題を解く
・基本的な知識の復習(漢字・語句・文法・背景知識)
などをやるようにして下さい。
秋は体育祭や文化祭など学校行事がもりだくさんですが、学校生活と受験勉強の両立ができるようにしましょう。
そして、この4か月間で入試問題が解ける手前のレベルまでもっていき、中3の冬休みからは過去問演習に入ることができるようにして下さい。
C 過去問演習期(1月~入試当日)
1月中旬の学年末テストが終わるまでは定期テスト対策、その後の入試直前期は過去問演習を中心にやるようにしましょう。
そしてただ過去問を解いて終わりではなく、できなかった問題は必ず復習をするようにして下さい。
それを入試本番まで繰り返しやっていくと、得点力が上がり合格ラインに到達することができます。
【高校入試】国語のおすすめ勉強法【漢字・文法・古文・長文読解】
ア 高校入試国語の問題は何が出る?
→長文読解、古文・漢文の読解などが中心
高校入試の国語は、
②長文読解問題・作文
③古文・漢文
が中心に出題されます。
そして国語の受験勉強となると、文章読解の問題を解くことに力を入れがちですが、実は高校入試では漢字や語句問題も出題されます。
また、そもそも漢字や語句の知識がないと文章の内容を理解することができません。
そのため、まずは漢字の読み書きや語句の暗記、文法の復習などから始めるようにしましょう。
イ 漢字
→できれば中1・2のうちに終わらせておきたい
国語の入試勉強でまずやるべきことは漢字の勉強です。
それは、
・漢字は覚えれば確実にできるようになる
・漢字が読めないと、文章の内容が理解できない
・量が多いために仕上がるのに時間がかかる
といったことがあるからです。
そのため、「高校入試漢字・語句3000」などの漢字問題集を使って、コツコツと覚えるようにしましょう。
最初は漢字の読みから始め、その後に漢字の書きをやっていくとスムーズに進めることができます。
ただし、漢字は覚えるべき量が多いため、できれば中1・2のうちに完成させておくのがベストです。
ウ 語句の暗記
→言葉の意味を覚えることで文章の理解度が増す
漢字の勉強と並行してやってほしいのが、語句の意味の暗記です。
国語の文章では、ときに「パラドックス」、「アイデンティティ」、「抽象的」といったように難しい意味の言葉が出てきます。
そのときにこれらの言葉の意味が分からないと、途端に文章の理解度が下がってしまいます。
そのため、「中学生の語彙力アップ 実践ドリル850」などの問題集を使って、重要語句の意味を覚えるようにしましょう。
ただ、これも量が多いので、できればできれば中1・2のうちに完成させておくのがベストです。
エ 頻出テーマの理解
→環境・科学技術・言語などよく出るテーマは話の流れをおさえておこう
説明文でよく出るテーマとして、
・科学技術
・言語、心理
・日本と外国(特に西洋)
といったものがあります。
そして、これらのテーマは、実は話の展開が決まっているものが多いため、あらすじをあらかじめ知っておくと文章の内容が理解しやすくなります。
そのため、「高校入試のわからないところ検索ブック国語」などの問題集を使って、説明文でよく出るテーマについて話の流れをおさえておくようにしましょう。
オ 文法問題
→文法の復習もしっかりとやっておこう
文法問題は例年1~2問程度しか出題されません。
しかも、一通りの内容を復習するのには時間がかかります。
そのため、国語で高得点を取りたい人や進学校を志望する人以外は優先度が低い単元になります。
また、文法問題は丸暗記では通用しない分野であるため、
・「なぜその答えになるのか?」を考えながら解く
ということを意識しながら取り組むようにしましょう。
そして、文法問題の取り組み方としては、最初に「やさしくまるごと中学国語」を読んで内容を理解し、その後「全問ヒントつきでニガテでも解ける中学国語文法」で演習をするようにして下さい。
カ 長文読解
→問題ごとの解き方を一つずつマスターしよう
A 長文読解の勉強方法
高校入試の国語では、長文読解の配点が非常に高いです。
そのため、長文読解問題をどうやって攻略していくかがカギとなります。
そして、定期テストとは違って、高校入試は初めて見る文章が出ます。
また、限られた時間の中で文章の意味を理解しないといけません。
そのため長文が読めるようになるには、
②長文問題の解き方を学ぶ
③応用問題集や過去問など入試レベルの問題に慣れる
といったことをやる必要があります。
そのため、最初は「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語文章の読解」で問題形式ごとの解き方を学び、その後は、「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 国語」や「高校入試「解き方」が身につく問題集 国語」などの問題集で入試レベルの問題に慣れるようにしましょう。
また、みなさんの中には記述問題を解かない人がいます。
しかし、記述問題は配点が高いため、その対策をやらないと国語で点数を伸ばすことができません。
そのため、記述問題もしっかりと取り組むようにしましょう。
B 長文問題の読み方や解き方は?
高校入試国語の問題は文章の量が多いため、解き方を工夫しないと時間が足りなくなってしまいます。
そのために必要なことは、
②1回目はサラッと読み文章全体の内容を把握する
③問題を解くときに、答えが書いてありそうな部分をじっくりと読む
といったことです。
また、国語の問題を解くときは、本文中から答えの根拠となる部分を探すことが大切です。
みなさんの中には、文章を適当に読んで答えを出してしまう人がいます。
しかし、それではできるようにはなりません。
国語の問題は本文の内容を元に作られていますので、答えとなる部分は必ず本文中にあります。
そのため、文章をじっくりと読んで、正解の根拠となる部分を探し出すような読み方をするようにしましょう。
キ 古文・漢文
→古文の文章をたくさん読んで慣れるようにしよう
中学生の多くは古文・漢文の文章に慣れていません。
ただ、高校入試では古文・漢文が20点前後出題されます。
そのため、古文・漢文の対策をやらないと、そこで点を落としてしまいます。
そこで、「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文」などの問題集を使って、できるだけ多くの文章に慣れるようにしましょう。
また、ただ問題を解いて終わりではなく、
・現代語訳を読んでどんな内容かを確認する
・本文を10回以上音読する
といったこともやって、古文・漢文の内容を理解するようにしましょう。
ク 過去問演習
→時間を計りながら解くようにしたい
国語の力が十分についたら、いよいよ過去問を解いていきます。
そして過去問を解くことで、
・自分の弱点や課題
といったことが分かるようになりますので、必ず過去問演習をやるようにしましょう。
最初は、「公立高等学校過去入試問題集」で、志望する高校の過去問を解くようにし、そこでできなかった分野や単元は参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
また、過去問を解き終えた人は、「全国高校入試問題正解国語」で他の都道府県の問題や難関私立・国立高校の過去問を解いていきましょう。
この問題集に出てくるさまざまな都道府県の入試問題を解くことで、いろいろな問題パターンに慣れることができます。
そのため、入試本番で急に問題傾向がガラッと変わったとしても、それに対応できる力がつくのでおすすめです。
【まとめ】高校入試国語のおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【高校入試】国語のおすすめ勉強法は?【漢字・文法・古文・長文読解】」についてのまとめです。
・漢字の読み書き、語句の暗記、文法の復習
・文章問題、古文・漢文の対策
・応用問題集や過去問を解く
・できれば中1・2のうちに漢字と語句の暗記は終わらせる
・文章問題、古文・漢文の対策をやる
・仕上げに応用問題集や過去問を解いて力をつける
国語は仕上がるのに時間がかかる教科です。
そのため早い時期から少しずつ入試に向けた勉強をやるようにしよう。