【中学国語】文章問題が苦手な人向けの勉強法、おすすめの問題集は?

 

 

たま吉
国語の文章読解の勉強法を知りたいニャー

 

と思っている中学生のみなさん!

今回は「【中学国語】文章問題が苦手な人向けの勉強法、おすすめの問題集は?」についてみていきますよ。

 

 

中学国語文章問題の解き方、おすすめ勉強法

 

 

✓内容

「国語の文章読解の勉強法」について知りたい中学生向けの記事です。

 

✓対象となる人

国語の文章読解の勉強方法や問題の読み方や解き方を知りたい中学生

 

✓結論 

「国語の文章問題のおすすめ勉強方法は?」→現代語訳がスラスラと言えるように練習しよう

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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【中学生】国語の文章問題が苦手になる原因は?

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たま吉
国語の文章問題が苦手だニャー
モモ先生
ここでは、文章問題が苦手になる原因から見ていきましょう。

 

 

ア 知識不足

→漢字が読めない、語句の意味が分からないでは文章は読めない!

 

国語の文章では、時に「パラドックス」・「イデオロギー」といった聞きなれない用語が出てきます。

そして、これらの単語の意味が分からなかったり、語句が読めなかったりすると、だんだんと文章自体の意味が分からなくなり、最終的には文全体が何を言っているのかが分からなくなってしまいがちです。

 

また、国語が苦手な生徒に文章を読ませてみると、読めない漢字が多いのが目立ちます。

そのため、漢字が読めなかったり、言葉の意味が分からなかったりすると、文章の理解度が落ちてしまうのです。

 

ですので、国語が苦手な人が読解力を上げるためにやるべきことは、

・漢字の読みを覚える
・語句の意味を覚える

ことになります。

 

そして、それぞれのおすすめの問題集は、漢字が「高校入試 漢字・語句3000(受験研究社)」、語句は「中学生の語彙力アップ 実践ドリル850(学習国語研究会)」です。

これらの問題集を使って、漢字や語句の知識をつけるようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

たま吉
まずは漢字や語句の意味を覚えて知識をつけるようにしたいニャー

 

 

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イ 文章をまともに読まない

→文章をしっかり読まないうちはできるようにはならない

 

国語が苦手だと言っている生徒ほど文章をまともに読んでいないことがよくあります。(特に男子)

国語が苦手な人ほど問題を解き終えるのが圧倒的に早いという特徴があります。

それは、文章をまともに読まず、問題もまともに解いていないため早く終わってしまうのです。

しかし、文章問題で正しい答えを出すには、本文のどこに解答の根拠があるのかを探し出す必要があります。

これは言い換えると、適当に読んでいるのではいつまでたってもできるようにはならないということです。

 

そして、文章を読むのを面倒くさがる理由としては、

・読書をする習慣がない
・面倒なことを自分でやることができない(親が代わりに掃除などをやってしまう)

ということがあります。

 

国語の教科書などで出てくる文章は、

・長い
・分かりにくい
・面白みがない(読書が苦手な人からすると)

といった特徴があります。

そのため、文章を読むことや理解することは時間がかかり、かつ集中力を必要とします。

つまり、人によっては「読む」ことは面倒なことなのです。

その面倒なことに対して、すぐ嫌になるということはその耐性がついていないことが原因にあります。

そのため、文章を読むときだけでなく、身の回りの面倒なことを人任せにするのではなく自分でやるようにしましょう。

 

モモ先生
文章をじっくりと読む習慣をつけるようにしましょう。

 

 

 

 

ウ 文章を読むのが遅い

→全てを読むのではなく、知りたい情報だけを読み取るようにしよう!

 

また、文章をしっかりと読む人でも、読むスピードが遅いせいで時間が足りなくなってしまうといったことがあります。

 

そして、文章を読むスピードが遅くなってしまう原因は、

・1回目から文章の内容を全て理解しようとしている
・知識不足

といったことが挙げられます。

 

みなさんは知りたい情報をインターネットで見つけたとき、その記事を隅々まで読むでしょうか?

おそらく多くの人は自分の知りたい情報だけさっと読み、細かい内容は飛ばし読みすることでしょう。

国語の文章もそれと同じで、初めて問題文を読むときはポイントをつかむように読んでいけばいいのであって、文章の全ての意味を理解する必要はありません。

1回目はサラッと読み、問題を解いていく中で答えの根拠になりそうな部分を再度じっくりと読むようにすると制限時間内で解けるようになります。

 

たま吉
一回目は軽く読み、二回目にじっくりと読むようにしたいニャー

 

 

【中学国語】定期テストの文章問題の勉強法は?

 

 

たま吉
定期テストの国語で高得点を取るためにはどんな勉強をしたらいいのかニャー?
モモ先生
国語の教科書本文を読み返し、どんな内容が書かれていたかを確認しましょう。

 

 

ア まずは教科書を一通り読む

→教科書を読んで文章の内容を思い出そう

 

定期テストの国語の勉強でまずやってほしいことは、教科書を読み返すことです。

それは、テスト範囲に含まれている文章をもう一度読み返すことで、どんな内容だったかを思い出すことができるからです。

それをやらずに、いきなり学校のワークやプリントを解いてしまうと、話の内容が十分に分かっていないため、なかなかできるようにはなりません。

そのため、問題集を解く前に、教科書を読んで話の流れをつかむことから始めましょう。

 

また、教科書を読み返すときには、注意してほしいことがあります。

 

①意味の分からない語句は辞書で調べる

 

教科書の文章を音読していくと、

・読めない漢字
・意味の分からない語句

に出くわすことがあります。

 

その場合は、その言葉に線を引いておき、あとで辞書などで読み方や意味を調べるようにしましょう。

それは、漢字が読めなかったり、言葉の意味が分からなかったりすると、文章全体の意味も分からなくなってしまうからです。

そのため、意味が分からない言葉などが出てきたときは、辞書で調べるクセをつけるようにしましょう。

 

モモ先生
言葉の意味を知っておくことで文章の理解度も上がっていきますよ。

 

 

②ノートを見返す

 

また、国語のノートを見ることで、どの内容がテストに出るのかが分かるようになります。

ですので、ノートもしっかりと読み返すようにしましょう。

ただ、ノートだけでは心もとない人は、教科書ガイド(あすとろ出版)」などを使っていくといいかもしれません。

 

 

 

 

たま吉
教科書ガイドがあると心強いニャー

 

 

イ 学校のワークやプリントを解く

→答えを丸暗記しないこと

 

A 解答の根拠を探しながら解く

 

教科書を読んだり、ノートを見返したりして文章の流れをつかんだら、次に学校のワークやプリントを解いていきます。

そして、学校のワークやプリントを解くときには、何となく解くのではなく、解答の根拠となる部分が本文中のどこにあるのかを探しながら解くようにして下さい。

 

国語の答えは基本的には本文中にあります。

ですので、答えを出すときは、本文の中で根拠となる部分を探し、「●行目に××と書かれているからこの問題の答えは▲▲になる」という感じで答えられるようにしましょう。

そうではなく、ろくに文章を読まずに解いていたのではいつまでたってもできるようにはならないの気を付けてください。

 

たま吉
本文中のどこに答えの根拠となる部分があるのかを探しながら解くようにしたいニャー

 

 

B 記述問題もしっかりと取り組もう

 

定期テストでは記述問題も出題されます。

そして、記述問題は配点が高いため、しっかりと取り組む必要があります。

 

ただ、みなさんの中には、ワークやプリントの記述問題を真剣に解かない人がいます。

そして、その理由としては、

・解く(考える)のが面倒くさい
・書いてもどうせできないから初めから解くのをあきらめている

といったものがあります。

 

しかし、普段から記述問題に取り組まない人が、テスト本番で急に記述問題が書けるようにはなりません。

そうなると記述問題で点数が取れないため、結果国語の点数が伸びません。

そうならないためにも、国語のワークやプリントの記述問題には積極的に取り組むようにしましょう。

 

モモ先生
記述問題には時間をかけて取り組むといいですよ。

 

 

【定期テスト】国語の勉強法について知りたい人は

【中学国語】定期テストの勉強法を塾講師が分かりやすく解説!

 

 

【中学国語】高校入試の文章問題の勉強法は?

 

 

たま吉
高校入試の国語で高得点を取るためにはどんな勉強をしたらいいのかニャー?
モモ先生
解説の詳しい問題集を使って解くことが大切ですよ。

 

 

ア 知識をつける

→漢字・語句・背景知識があると読みやすくなる

 

国語の文章がスラスラと読めるようになるには、まずは知識をつけることが大切になってきます。

漢字が読める、語句の意味が分かるといったことの他に、文章問題でよく出るテーマ(科学技術、言語など)の話の流れを知っておくということも必要になってきます。

「高校入試のわからないところ 検索ブック 国語(旺文社)」には、そのようなテーマの話のあらすじなどが詳しく書かれていますので、本格的に読解問題の練習をする前にこの1冊を読むようにしましょう。

 

 

 

 

たま吉
まずは漢字や語句をしっかりと覚えるようにしたいニャー

 

 

イ 解説の詳しい問題集を使って解く

→入試問題レベルの文章に慣れる

 

高校入試の国語の問題は、

・傍線部について問う問題
・指示語、接続語
・理由や心情を問う問題
・本文全体の内容について問う問題

などがあります。

こういった問題には解き方のテクニックがありますので、「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語文章の読解(くもん出版)」などの解説が詳しい問題集を使って学んでいくといいでしょう。

 

 

 

 

この本がおすすめなのは、国語の問題の解き方が漫画で説明されているからです。

そのため、漫画を読むことで問題の解き方が分かるようになり、その後の問題演習がスムーズに進めることができるのでおすすめです。

 

モモ先生
問題の解き方をマスターして得点力をアップしていきましょう。

 

 

 

 

ウ 過去問を解く

→最初は時間無制限でもOK

 

「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語文章の読解」などの問題集で解き方を学んだ後は、過去問を解いていきます。

そして過去問を解くときには、最初は時間無制限で解くようにしましょう。

それは、最初から制限時間の中で解こうとすると、人によっては解き方が雑になってしまうからです。

そのため、初めは実際の解答時間を超えてもいいので、じっくりと時間をかけて問題を解くようにしましょう。

その状態で正答率が高くなってきたら、徐々に解答時間を短くしていけばOKです。

 

また、過去問を解き終えた人は、全国の公立高校や難関私立高校の問題が載っている、「全国高校入試問題正解国語(旺文社)」などを解いていくといいでしょう。

 

 

 

 

モモ先生
適当に解かないように、最初はじっくりと解くようにしましょう。

 

 

【高校入試】国語の勉強法について知りたい人は

【高校入試】国語の勉強法<長文読解・古文漢文・作文・漢字>

 

 

【中学国語】文章問題の読み方や解き方のコツは?

 

 

たま吉
高校入試の国語の長文読解はどうやって解けばいいのかニャー?
モモ先生
先に問題文を読むなどして、短い時間で話の内容をつかむ練習をしましょう。

 

 

ア 先に問題を読む

→まずは何について聞いているのかを確認する

 

国語の文章を読む前に、必ず問題を先に読むようにしましょう。

それは問題文を先に読むことで、「この傍線部の問題は指示語を聞いているんだな」・「この傍線部の問題は理由を聞いているんだな」といったことが分かり、メリハリをつけて読むことができるからです。

そうすることで、短い時間で文章の内容が分かるようになってきます。

ただし、先に読むのはあくまで問題文だけで、選択肢まで読まないようにしましょう。

そこまで読んでしまうと時間がなくなってしまいますので気をつけてください。

 

たま吉
何について聞かれているかが先に分かればメリハリをつけて読むことができるニャー

 

 

イ 1回目からじっくりと読まない

→1回目は全体像をつかみ、2回目で細部を読み取る

 

高校入試に出てくる文章は基本的に長くて、難しいです。

そのため、多くの人はそれを1回読んだだけで内容を理解することができません。

そのため、1回目はさらっと読んで、どんなことが書いてあるかだけをつかむだけでOKです。

そして、問題を解くときに、解答の根拠となる部分を再度じっくりと読むようにしましょう。

 

また基本的には、傍線部の近くに解答の根拠が載っていることが多いので、2回目は傍線部周辺をまず読んでいくことをおすすめします。

1回目はさらっと読み、2回目以降は解答の根拠が書いてありそうな部分をじっくりと読むというように読み方を変えていきましょう。

 

モモ先生
1回目は話の流れさえ分かればOKですよ。

 

 

 

 

ウ 選択問題は選択肢同士を見比べる

→2択までしぼり、その後は選択肢同士を見比べよう

 

選択問題ではまず、2択まで絞る作業から始めましょう。

明らかに間違っている(正解の)選択肢を切り、残りの2つの選択肢まで絞って正解の選択肢を選ぶようにしましょう。

そうすることで、解く時間を短縮することができます。

また、だいたい残った選択肢というのは、1つが正解でもう1つは紛らわしい選択肢であることが多いです。

そのため、残った選択肢どうしを見比べたり、本文に戻って解答の根拠を探したり、明らかに間違っている部分はないかを見つけたりということをして、慎重に答えを選ぶようにしましょう。

 

たま吉
すぐに答えを出さないことが大事なんだニャー

 

 

なお、間違った選択肢の特徴としては、

・「全て」といった極端な表現が使われている
・選択肢の一部だけ違っている
・文章中の言葉が使われている

といったことがあります。

 

例えば、本文中に「私はサッカーが好きだ」とあって、選択肢に、

ア 作者はサッカーが好きではない
イ 作者は1チーム11人で行う球技が好きだ

とあるとしたら、「サッカー」という言葉に目が行ってしまうと、「ア」の選択肢を選びがちです。(今回は本文・選択肢が簡単なので間違えないと思いますが。)

このように間違いの選択肢はだいたい、本文中の言葉を使ってひっかけるようにしているのです。

 

もちろん、正解は「イ」です。

「サッカー=11人で行う球技」と言い回しを変えることで、本当に文章を理解していないとできないようになっているのです。

正解の選択肢ほど内容が分かりにくいですので気を付けてください。

 

たま吉
選択肢にあるキーワードが本文中にあるだけで選んでしまわないようにしたいニャー

 

 

 

 

エ 問題形式ごとの解き方を知る

→問題ごとの解くテクニックを知ることで正答率は上がる

 

ここでは、国語の文章問題でよく出る問題パターンごとに解き方を紹介していきます。

 

A 接続語を問う問題

 

接続語(「しかし」・「つまり」など)を問う問題では、接続語の前後の文章を読み、2つの文がどのような関係にあるのかを確認するようにしましょう。

例えば、「僕はサッカーが好きだ。( A )、彼はサッカーが嫌いだ。」という文の場合、「サッカーが好き」と「サッカーが嫌い」と反対の内容が書かれていますので、(A)には「しかし」などの逆接の言葉が入ります。

また、「僕はスポーツが好きだ。( B )、サッカーやテニスが好きだ。」という文の場合、「スポーツ」の後に、好きなスポーツのとして「サッカー」や「テニス」が書かれているので、(B)には「たとえば」などの例示を示す言葉が入ります。

このように2つの文章の関係をおさえることで、どんな接続語が入るかが分かるようになります。

 

モモ先生
2つの文がどのような関係にあるのかを考えていきましょう。

 

 

B 指示語を問う問題

 

指示語を問う問題では、基本的には指示語の前に答えがあります。

例えば、「僕は英語の勉強をたくさんする必要がある。なぜなら、いつかそれを話せるようになりたいからだ。」という文で「それ」が何を指すかというと、前にある「英語」になります。

また、答えを見つけたあとは、指示語に当てはめて文が成り立つかどうかを確認しましょう。

そこで不自然でなければ正解である可能性が高くなります。

 

モモ先生
指示語を問う問題はよく出ますので確実にできるようにしましょう。

 

 

 

 

C 傍線部説明問題の解き方

 

「傍線部説明問題」とは、「~とはどういうことか?」といった問題のことを指します。

つまり、この問題は傍線部の内容を分かりやすく言い換えなさいという問題なのです。

そして、このタイプの問題は、まず傍線部(線で引かれている部分)自体がどのような意味なのかを考えるようにしましょう。

そして、その後に傍線部の前後をよく読むようにして下さい。

そうすることで、どうやって書けばいいかが分かるようになります。

 

モモ先生
傍線部の内容が何を言っているかを把握することが大切ですよ。

 

 

D 内容一致問題

 

本文の内容に一致している選択肢を選ぶ問題です。

基本的には本文の順番通りに選択肢が並んでいることが多いですが、そうではない場合もありますので気を付けてください。

また、正解の選択肢を選ぶ際には勘で選ぶのではなく、本文のどの部分が解答の根拠になるのかを必ず探し出して答えるようにしましょう。

 

モモ先生
文章問題は答えが本文中にあるので、それを意識して解くようにしましょう。

 

 

 

 

E 記述問題

 

記述問題は解くのに時間がかかりますが、配点も高いためなかなか捨てることができない問題です。

みなさんの中には、「書くのが面倒くさい」・「解くのに時間がかかりそう」という思いから、記述問題を解かない人がいます。

ただ、記述問題を解かないと国語の点数が伸び悩んでしまうため、必ず記述問題の練習をするようにしましょう。

 

また、記述問題を解く際に気を付けるべきことは、

①語尾を意識する(~から、~こと)
②問題に対する答えになっているかどうかを確認する
③指定語数の8割以上は書く
④漢字のミスがないようにする

といったことです。

 

特に気を付けてほしいのは、上の②「問題に対する答えになっているかどうかを確認する」です。

例えば、「あなたの好きな教科は何ですか?【問題】」と聞いているのに、「今日は晴れです【答え】」と答えてしまうといったように、問いに対する答えになっていない場合は、いくら文章を書いていても点数には結び付きません。

ですので、「この問題は何を聞いているのか?」ということを意識しながら答えを書くようにしましょう。

 

たま吉
最初から記述問題を解くのをあきらめないようにしたいニャー

 

 

 

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