と思っている中学生のみなさん!
今回は「【中学国語・高校受験】文章読解問題が苦手な人向けの勉強法、読み方や解き方のコツ、問題集のおすすめは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
【中学国語】定期テストの長文読解問題の勉強法は?
【動画】国語が苦手な人向けのおすすめ勉強法は?
ア【中学国語】定期テストの長文読解問題の勉強法は?①(まずは教科書を一通り読む)
→問題集を解く前にもう一度教科書を読み返そう
定期テストの長文読解問題の勉強法の一つ目はまずは教科書を一通り読むことです。
テスト週間が始まって、いきなり学校のワークやプリントを解きだす人がいます。
ただ、文章によっては数か月前に学校で習ったものもあり、ほとんどの人はどんな話だったかを忘れてしまっているかもしれません。
そういう状況ですので、いきなり学校のワークやプリントを解き始めるのではなく、問題を解く前にもう一度教科書を読み返していくことをおすすめします。
そうすることで、「この文章はこういう話の流れだったなあ」ということが分かるようになり、スムーズに問題演習を行うことができます。
イ【中学国語】定期テストの長文読解問題の勉強法は?②(分からない語句の意味は辞書で調べる)
→分からない意味の言葉は必ず辞書で調べよう
定期テストの長文読解問題の勉強法の二つ目は分からない語句の意味は辞書で調べることです。
教科書の文章を音読していく中で、「この言葉の意味が分からない」というところに出くわします。
その場合は、その言葉に線を引いておき、あとで辞書に意味を調べるようにしましょう。
一つの言葉の意味が分からなければ、文章全体の意味も分かりづらくなってしまいます。
ですので、意味が分からない言葉があれば、辞書で必ず調べるようにして下さい。
ウ【中学国語】定期テストの長文読解問題の勉強法は?③(ノートを見返す)
→ノートを見返すことでテストに出るポイントが分かる
定期テストの長文読解問題の勉強法の三つ目は学校のノートを見返すことです。
ノートを見ることで、教科書の文章の内容がより分かるようになります。
また、どの点がテストに出やすいかもわかるため、しっかりとノートを見返すようにしましょう。
ただ、ノートだけでは心もとない人は、「教科書ガイド」などを使っていくといいかもしれません。
エ【中学国語】定期テストの長文読解問題の勉強法は?④(解答の根拠となる部分を教科書で探しながら問題集を解く)
→勘で解いていたのではいつまでたってもできるようにはならない
定期テストの長文読解問題の勉強法の四つ目は、「解答の根拠となる部分を教科書で探しながら問題集を解く」ことです。
学校のワークをプリントを解く際には何となく解くのではなく、必ず解答の根拠となる部分が本文中のどこにあるのかを探しながら解くようにして下さい。
国語の答えは基本的には本文中にあります。
ですので、答えを出す時は、本文の中で根拠となる部分を探し、「●行目に××と書かれているからこの問題の答えは▲▲になる」という感じで答えられるようにしましょう。
そうではなく、何となく適当に解いてしまっているといつまでたってもできるようにはならないの気を付けてください。
また、記述問題を真剣に解かない人がいます。
その理由として、
・書いてもどうせできないから初めから解くのをあきらめている
といったものが挙げられます。
しかし、定期テストでは記述問題の割合も結構多いため、しっかりと記述を書く練習をしないと本番でできるようにはなりません。
そのため、国語のワークやプリントにある記述問題には積極的に取り組むようにしましょう。
【高校入試】中学生が国語の読解問題が苦手になる原因は?
ア 中学生が国語の読解問題が苦手になる原因は?①(漢字が読めない、言葉の意味を知らない)
→漢字が読めない、語句の意味が分からないでは文章は読めない!
中学生が国語の読解問題が苦手になる原因の1つ目は、漢字が読めない、言葉の意味を知らないからです。
また、国語の文章では、「パラドックス」「イデオロギー」といった普段聞きなれない、意味の難しい語句が所々に出てきます。
そして、一つ一つの単語の意味が分からなかったり、語句が読めなかったりすると、だんだんと文章自体の意味が分からなくなり、最終的には文全体が何を言っているのかが分からなくなってしまいがちです。
また、国語が苦手な生徒に文章を読ませてみると、読めない漢字が多いのが目立ちます。
そのため、漢字が読めなかったり、言葉の意味が分からなかったりすると、文章の理解度が落ちてしまうのです。
逆に言えば、漢字を読める力や、語彙力があれば、一つ一つの文章の意味が分からないということは幾分減らすことができます。
ですので、国語が苦手なみなさんが読解力を上げるために最初にすべきことは、
・語句の意味を覚える
ことです。
そのために、漢字は小学生用もしくは高校入試用の漢字問題集(「高校入試 漢字・語句3000 ワイド版」など) を、語句は語彙力を高めるための問題集(「この1冊で「言葉力」が伸びる! 中学生の語彙力アップ 徹底学習ドリル1100 」など)を使って、日ごろからこまめに覚えるようにしましょう。
イ 中学生が国語の読解問題が苦手になる原因は?②(読むのを面倒くさがっている)
→そもそも文章をまともに読んでいない
中学生が国語の読解問題が苦手になる原因の2つ目は、読むのを面倒くさがっているからです。
塾内で模試の監督などをするとよくありますが、国語が苦手だと言っている生徒ほど文章をまともに読んでいないことがよくあります。(特に男子が多いです)
なぜそれが分かるかというと、国語が苦手な人は解き終わるのが他の人よりも圧倒的に早いからです。
おそらく、彼らは文章をまともに読まず、問題もまともに解かず、適当に解いているだけなのでしょう。
そして、文章を読むのを面倒くさがる理由としては、
・普段から面倒なことをしない(親が代わりに掃除などをやってしまう)
ということが挙げられます。
社会に出れば、面倒くさいこと、したくないことはたくさんあります。
ただ、それを「やりたくない」では済まないのが社会です。
そのため、今のうちから面倒くさいと思っていることをしっかりとやっていく必要があります。
なお、当塾では、国語の読解問題を解く際には、別冊の答えを回収し、生徒が解き切るまでは次にいけない仕組みをとっているため、「すぐに読んであきらめた」状態はできないことになっています。
ウ 中学生が国語の読解問題が苦手になる原因は?③(文章を読むのが遅い)
→全てを読むのではなく、知りたい情報だけを読み取るようにしよう!
中学生が国語の読解問題が苦手になる原因の3つ目は、文章を読むのが遅いからです。
また、文章をしっかりと読む人でも、読むスピードが遅いせいで最後の問題まで解ききれないといったことがあります。
そして、読むスピードが遅くなってしまう原因は、
・最初から文章の内容を全て理解しようとしている
・知識不足
といったことが挙げられます。
みなさんは知りたい情報をインターネットで見つけたとき、その記事を隅々まで読むでしょうか?
おそらく多くの人は自分の知りたい情報だけさっと読み、細かい内容は飛ばし読みすることでしょう。
国語の文章もそれと同じで、初めて問題文を読むときは「ポイントをつかむ」ように読んでいけばよいのであって、文章の全ての意味を理解する必要はありません。
一回読んで問題を解く時に、改めて答えの根拠になりそうな部分をじっくりと読むようにしましょう。
エ 中学生が国語の読解問題が苦手になる原因は?④(問題の解き方に慣れていない)
→解説の詳しい問題集を解いていこう!
中学生が国語の読解問題が苦手になる原因の4つ目は、問題の解き方に慣れていないからです。
「漢字・語句は結構知っている」「文章をしっかりと読める」のに、国語ができない人は、問題の解き方に慣れていない可能性が高いです。
国語の問題形式は、
・指示語、接続語
・理由や心情を問う問題
・本文全体の内容について問う問題
といったものがあります。
こういった問題には解き方のパターン(テクニック)がありますので、そういったものを問題集を通じて学んでいくとよいでしょう。
そして、読解用の問題集は、解説が詳しい問題集を使うようにしましょう。
それは、解説が詳しくないと、「なぜこの答えになるのか?」という理解が不十分のままだからです。
そして、おすすめの問題集は「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語文章の読解」です。
この本がおすすめなのは、「国語の問題の解き方が漫画で描かれている」からです。
「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語文章の読解」は、「入門編」と「実践編」に分かれています。
そして、「入門編」では、「実践編」で出てくる文章の解き方がなんと漫画で描かれています。
そのため、漫画を読むことで問題の解き方が分かるようになり、「実践編」での問題演習がスムーズに進みます。
ですので、最初に「入門編」の内容を読み込み、「理由説明問題」や「心情把握問題」といった入試でよく出る問題パターンの解き方をおさえるようにしましょう。
その後は、過去問や「全国高校入試問題正解分野別過去問国語」で入試問題を片っ端から解いていくと力がついていきます。
高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツは?
ア 高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツは?①(先に問題を読む)
→まずは何について聞いているのかを確認する
高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツの一つ目は、先に問題文を読むことです。
国語の文章を読む前に、必ず問題を先に読むようにしましょう。
それは問題文を先に読むことで、「この傍線部の問題は指示語を聞いているんだな」「この傍線部の問題は理由を聞いているんだな」ということが分かり、メリハリをつけて読むことができるからです。(それが結果時間の短縮につながります。)
ただし、先に読むのはあくまで問題文だけで、選択肢まで全て読んでしまうと時間がなくなってしまいますので気をつけてください。
イ 高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツは?②(1回読んだだけで全ての内容を理解しようとしない)
→何回も読むことで少しずつ理解できる
高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツの二つ目は、1回読んだだけで全ての内容を理解しようとしないことです。
高校入試に出てくる文章は基本的に長く、難しいです。
多くの人はそれを1回読んだだけで理解できないでしょう。
そのため、国語の読解問題では、1回目はさらっと読み、どんなことが書いてあるかだけをつかみ、あとは問題を解きながらじっくり解いていくようにしましょう。
また基本的には、傍線部の近くに解答の根拠が載っていることが多いので、2回目は傍線部周辺をよく読むようにしましょう。
1回目はさらっと読み、2回目以降は解答の根拠が書いてありそうな部分をじっくりと読む習慣をつけるようにしましょう。
ウ 高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツは?③(選択問題は選択肢同士を見比べる)
→2択までしぼり、その後は選択肢同士を見比べよう
高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツの三つ目は、選択問題は選択肢同士を見比べることです。
選択問題ではまず、2択まで絞る作業から始めましょう。
明らかに違うものを切り、残りの2つの選択肢まで絞るのです。(ここまでは時間をかけずにサクッと行いましょう。)
そして、残った2つの選択肢のうち、どちらが正しいかをじっくり検討していきます。
そこでは選択肢同士を見比べたり、本文に戻って解答の根拠を探したり、明らかに間違っている部分はないかを見つけたりということをして、正しい選択肢を見つけていきましょう。
なお、間違った選択肢の特徴としては、
・選択肢の一部だけ違っている
・文章中の言葉が使われている
といったことがあります。
例えば、本文中に「私はサッカーが好きだ」とあって、選択肢に、
イ 作者は1チーム11人で行う球技が好きだ
とあるとしたら、「サッカー」という言葉に目が行ってしまうと、「ア」の選択肢を選びがちです。(今回は本文・選択肢が簡単なので間違えないと思いますが。)
このように間違いの選択肢はだいたい、本文中の言葉を使ってひっかけるようにしているのです。
もちろん、正解は「イ」です。
「サッカー=11人で行う球技」と言い回しを変えることで、本当に文章を理解していないとできないようになっているのです。
正解の選択肢ほど内容が分かりにくいですので気を付けてください。
エ 高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツは?④(問題形式ごとの解き方を知る)
→問題ごとの解くテクニックを知ることで正答率は上がる
高校入試国語の長文読解問題の読み方や解き方のコツの四つ目は、「問題形式ごとの解き方を知る」ことです。
ここでは国語の長文読解でよく出る問題パターンごとに解き方を紹介していきます。
A 接続語を問う問題
接続語(「しかし」、「つまり」など)を問う問題では、接続語の前後の文章を読み、2つの文がどのような関係にあるのかを確認するようにしましょう。
例えば、「僕はサッカーが好きだ。( A )、彼はサッカーが嫌いだ。」という文の場合、「サッカーが好き」と「サッカーが嫌い」と反対の内容が書かれていますので、(A)には「しかし」などの逆接の言葉が入ります。
また、「僕はスポーツが好きだ。( B )、サッカーやテニスが好きだ。」という文の場合、「スポーツ」の後に、好きなスポーツの例として「サッカー」や「テニス」が書かれているので、(B)には「たとえば」などの例示を示す言葉が入ります。
このように2つの文章の関係をおさえることで、どんな接続語が入るかが分かるようになります。
B 指示語を問う問題
指示語を問う問題では、基本的には指示語の前に答えがあります。
例えば、「僕は英語の勉強をたくさんする必要がある。なぜなら、いつかそれを話せるようになりたいからだ。」という文で「それ」が何を指すかというと、前にある「英語」になります。
また、答えを見つけたあとは、指示語に当てはめて文が成り立つかどうかを確認しましょう。
そこで不自然でなければ正解である可能性が高くなります。
C 傍線部説明問題の解き方
「傍線部説明問題」とは、「~とはどういうことか?」といった問題のことを指します。
つまり、この問題は傍線部の内容を分かりやすく言い換えなさいという問題なのです。
そして、このタイプの問題は、まず傍線部(線で引かれている部分)自体がどのような意味なのかを考えるようにしましょう。
そして、その後に傍線部の前後をよく読むようにして下さい。
そうすることで、どうやって書けばいいかが分かるようになります。
D 内容一致問題
本文の内容に一致している選択肢を選ぶ問題です。(4択が多いです。)
基本的には本文の順番通りに選択肢が並んでいることが多いですが、そうではない場合もありますので気を付けてください。
また、正解の選択肢を選ぶ際には勘で選ぶのではなく、本文のどの部分が解答の根拠になるのかを必ず探し出して答えるようにしましょう。
E 記述問題
記述問題は解くのに時間がかかりますが、配点も高いためなかなか捨てることができない問題です。
みなさんの中には、「書くのが面倒くさい」「解くのに時間がかかりそう」という思いから、記述問題を敬遠する人がいますが、それをしてしまうと国語の点数が伸びないため、必ず記述問題には取り組むようにしましょう。
また、記述問題を解く際に気を付けるべきことは、
②問題に対する答えになっているかどうかを確認する
③指定語数の8割以上は書く
④漢字のミスがないようにする
といったことです。
特に気を付けてほしいのは、上の②「問題に対する答えになっているかどうかを確認する」です。
これは、「あなたの好きな教科は何ですか?【問題】」と聞いているのに、「今日は晴れです【答え】」と答えてしまうようなもので、問題に対してきちんと答えていないと、いくら書いたとしても0点になってしまいます。
ですので、自分の書いた答えが問題の意図にあっているかどうかを確かめるようにしましょう。
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