と思っている中学生のみなさん!
今回は「【中学数学】定期テストの勉強法を塾講師が分かりやすく解説!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
【中学数学】定期テストではどんな問題が出る?
【動画】【中学数学】定期テストで高得点を取るためのおすすめ勉強法は?
中学校の数学の定期テストでは一般的に、
・基本問題(教科書の例題レベル)
・応用問題(教科書の章末問題レベル)
が中心となっています。
まずは、計算問題と基本問題が確実にできるようにしましょう。
これらができるようになると80点前後は取れるようになります。
そしてその後は、応用問題対策です。
これは学校のワークやプリントの発展問題や、難しい問題が載っている市販の問題集の問題ができるようにはすることで応用問題もできるようになります。
【中学数学】テストの点数が伸びない原因は?
「中1のころが数学が得意だったのに中2になってから分からなくなってきた・・・。」
というように、学年が上がるにつれて数学が苦手になる人がいます。
そして数学が苦手になる原因としては、
②計算ミスが多い
③中学校の内容で分からない単元がある
といったことがあります。
数学は積み重ねの教科ですので、今まで習った内容をしっかりと覚えておかないとだんだんと学校の授業についていけなくなったり、テストで点数が取れなくなったりしてしまいます。
ですので、数学の点数が伸び悩んでいる人は、テスト週間だけでなく普段から今まで習った内容の復習をするようにしましょう。
なお、復習用の教材としておすすめなのは、
②小学校の復習 やさしくまるごと小学算数
③中学校の復習 やさしくまるごと中学数学
です。
これらの教材を使って、計算や文章題、グラフや図形問題の解き方などを思い出すようにしましょう。
【中学数学】定期テストで高得点を取るための勉強法は?
ア 計算問題
→完璧にできるようになるまで繰り返し勉強しよう
A 計算問題の重要性
中学数学の定期テストのおすすめ勉強法の一つ目は計算問題です。
まずは学校のワークやプリントの計算問題を解いてみましょう。
計算問題はそこまで難しいものがないため、しっかりと練習をすれば高得点を取ることができます。
そのため、テスト本番までにあらゆるパターンの問題ができるようにしましょう。
B 計算を解くときの心構え
計算問題を解くときは必ず途中式を書くようにしましょう。
それは途中式を書くことで計算ミスを減らすことができるからです。
計算ミスをよくする人の特徴として、暗算で計算してしまっていることがあります。
頭の中で計算をするとどうしても計算間違いをしてしまうため、計算問題を解くときには必ず式を書くようにしましょう。
また、間違えてしまった問題については、「なぜ間違えてしまったのか?」という分析が必要です。
それは、自分がどこで間違えやすいのかを把握しておかないと、またいつか同じような計算ミスをしてしまうからです。
「符号を間違えることが多い」「約分をし忘れることが多い」、そういったことが分かっていれば、計算問題を解く際に気をつけながら解くことができます。
ミスしやすいところを意識しながら計算問題を解くと、徐々に間違えなくなってきます。
イ 基本問題をマスターする
→完璧にできるようになるまで繰り返し勉強しよう
A 最初に公式と定義を覚えよう
中学数学の定期テストのおすすめ勉強法の二つ目は基本問題のマスターです。
定期テストでは80点くらいが基本問題です。
そのため、基本問題を完璧にできるようになればかなりの点数を取ることができるようになります。
また、問題集の問題を解く前にやってほしいことがあります。
それは公式と用語の意味の暗記です。
これをしっかりとやっておかないと安定した結果を残すことができないので、最初にしっかりと覚えるようにしましょう。
例えば、
・反比例の式は?:y=a/x
といったことを最初に覚えておくと、問題を解くときの理解度が上がっていきます。
ですので、公式や用語をしっかりと覚えるようにしましょう。
B 学校のワークやプリントを解く
基本問題の解き方ですが、まずはテスト範囲のワークやプリントを一通り解くようにしましょう。
そしてできなかった問題は、
②答えを隠して自力で解けるかどうか確かめる
③後日もう一回解く
といった流れで進めるようにしてください。
ここで大事なのは上の②「答えを隠して自力で解けるかどうか確かめる」です。
多くの人は解説を見て理解をして終わってしまいます。
ただ、それではできるようにはなりません。
大事なのは、自力で解けるようにすることです。
そのため、解説を読んで解き方を理解した後は、答えなどを隠して自力で解けるかどうかを確かめるようにしましょう。
テスト本番では教科書を見たりや問題集の答えを見ながら解くことはできません。
そのため、できなかった問題が最終的に何も見ずに解けるレベルまで持っていくようにしましょう。
また、できなかった問題は最低3回以上解くようにして下さい。
それは一度できるようになった問題でも、しばらく時間が経つと解き方を忘れてしまうからです。
C 問題を解く際に意識したいことは?
また、学校のワークやプリントの問題を解くときにやってほしいことがあります。
それは、
・何について求める問題なのかを意識する
・グラフや図形を描きながら解く
といったことです。
問題を解くときには式やグラフ、図形などを書くことで問題の解き方が分かるようになりますので、必ずこれらを書くようにしましょう。
ウ 難問・応用問題対策
→あきらめずに粘り強く解いていこう
A 応用問題が難しい理由は?
中学数学の定期テストのおすすめ勉強法の三つ目は難問・応用問題対策です。
定期テストの数学は基本問題を完璧にすれば80点は取れるようになります。
ただし、テストで90点以上取りたい場合は、応用問題ができるようになる必要があります。
そして、応用問題は、
・問題文が長く複雑なことが多い
・パターンで解ける問題が少ない
・文字を置いて考える問題もある
といった特徴があるため、難易度が高めです。
B 応用問題の解き方は?
応用問題を解く際には、
・図形やグラフを描きながら考える
・難しいからといってあきらめない
・何について問われているかを考えながら解く
といったことを意識して解くようにしていくといいでしょう。
問題文をよく読むとヒントになる内容があります。
それを見つけていくことができれば、意外に応用問題は解けるようになります。
なお、基本問題が完璧にできていないと応用問題がなかなかできるようにはなりませんので、基本問題を完璧にしてから応用問題の勉強にとりかかるようにして下さい。
また、応用問題対策としておすすめ問題集は、
②「全国高校入試問題正解分野別過去問数学」:過去に全国の公立高校入試で出題された問題が分野別に並んでいる問題集。中3以降に使うのがおすすめ。
エ ワークのまとめ問題を解く
→あきらめずに粘り強く解いていこう
中学数学の定期テストのおすすめ勉強法の四つ目はまとめ問題を解くことです。
学校のワークやプリントを一通り解いた後は、最後の仕上げに入っていきます。
ただここでもう一度全ての問題を解こうとすると、あまりにも時間がありません。
そこで、テスト前日などに解くべき内容は、
②各章のまとめ問題(章末問題)
です。
章末問題はその単元の内容が一通り載っているため、ここに出てくる問題ができていれば最低限の内容はできると判断できます。
このように解く内容を絞って解き直しをし、他の教科の勉強に時間が回せるようにしましょう。
【中学数学】定期テスト数学で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テストの数学で高得点を取るには事前の準備が必要です。
テスト週間に入ってから始めていたのでは間に合いません。
普段からコツコツと問題集を解くようにしましょう。
また、週末には分からない内容の復習をするようにして下さい。
なお、数学のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には、学校のワークを一通り解き終えるようにしましょう。
テストで高得点を取るには、やはり何回も同じ問題を解き直す必要があります。
そうなると、テスト週間に入る前にはワークを終わらせることが大事になってきます。
そのため、学校で習った内容は、その日のうちに問題集を解くようにして下さい。
また、分からない問題は教科書や参考書で調べる、YouTubeの授業動画を見る、人に聞くなどして解決するようにしましょう。
なお、先に用語の意味や公式を覚えてから問題を解くようにしましょう。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、学校のワークやプリントの解きなおしです。
できた問題は解き直す必要はありませんが、できなかった問題は放っておいたのではできるようにはなりません。
そのため、できなかった問題は、
・自力で解けるかどうか確かめる
・後日もう一度解く
の順で克服するようにしましょう。
また、まずは基本問題を完璧にし、その後応用問題に取り組むと効率よく学習を進めることができます。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、問題集の各単元の終わりにある章末問題をもう一度解くことです。
テスト前日に全ての問題の解き直すことは時間的に不可能です。
そのため、章末問題を解いて定着度を確認することをおすすめします。
そして、できなかった問題やもう一度解いた方がいい問題は再度解き直します。
そうやってテスト本番に備えるようにしましょう。
中学数学の定期テストの解き方、時間配分は?
ア 最初に全体を見渡す
→できなさそうな問題は後回しするようにしよう
数学のテストが始まったら、解く前に一通り全ての問題をざっと見渡すところから始めましょう。
最初にざっと問題を見渡すことによって、どの問題が簡単そうで、どの問題が難しいのかを見極めることができます。
また、数学のテストの問題を解くときには、順番通りに解く必要はありません。
それは、ある問題が難しく、そこで時間をかけすぎてしまい、その結果最後まで解ききることができなかった・・・ということが出てきてしまうからです。
そうなると、せっかく勉強をしたのに点数が取れなかった・・・ということになってしまいます。
そうならないように、最初に問題を見渡していき、解ける問題から解いていくようにしましょう。
イ 計算問題の解き方
→計算の途中式は必ず問題用紙に書くこと
計算問題を解く際に意識してほしいことは、「途中式を必ず問題用紙に書く」ことです。
生徒の問題用紙を見ると、計算式などが何も書かれていない状態の人がいます。
恐らく彼らは途中式を書かずに、頭の中で計算をしているのでしょう。
しかし、それでは計算ミスをしてしまい、点数を落としてしまいがちです。
ですので、問題用紙には必ず途中式を書くようにしましょう。
また、式を書いている人も、なぜか計算が終わると消しゴムで消してしまう人もいます。
ただ、それでは見直しをするときに再度計算をしなければいけなくなるので、書いた式は消さないようにしましょう。
ウ 文章題の解き方
→日本語の文章を数式に置き換える癖をつけよう
文章題が苦手な人がいますが、実は文章題には解き方のコツがあります。
それは、文章題(日本語)を数式に置き換えることを意識することです。
例えば、
という問題があったとします。
このとき、今、ノートの冊数とクラスの生徒数を求めたいわけですので、どちらかをxとおいて考えていきます。
また、配るノートの冊数は変わらないので、(1人3冊ずつ×x人分+22冊余る)=(1人4冊ずつ×x人分ー6冊足りない)という関係になり、「3x+22=4x-6」という式ができます。
そのため、日本語の文章を数式に置き換えることを意識して解くようにすると、文章題ができるようになっていきます。
エ グラフ・図形問題の解き方
→常にグラフや図形を描いて考えるようにしよう
グラフや図形の問題を解く際に意識してほしいことは以下の通りです。
②図形やグラフを書いて考えるようにする
③今まで覚えてきた公式や図形やグラフの性質を使いこなす
数学が苦手な人はグラフや図を描いて考えていない人がほとんどです。
彼らは問題文を読んでそのまま問題を解こうとしているので難しく感じるのです。
ただ、日本語の文章を元にグラフや図形として表すことで、イメージがしやすくなります。
ですので、グラフや図形問題ができるようになるためには、必ずグラフや図形を描いて考えるようにしましょう。
オ 応用問題の解き方
→応用問題は基本問題の組み合わせであることを意識して解こう
数学の定期テストの後ろの方には応用問題がたくさん出てきます。
そしてこの応用問題にどう取り組んでいくかがポイントになってきます。
まず、60~80点を狙う人は応用問題を解かないという選択肢もありです。
応用問題が解けそうになければ、その問題を捨てて見直しに時間を充てた方が効率的です。
一方で90点以上狙っている人は応用問題もできる必要があります。
応用問題を解く際には、
②何について答える問題かを意識して解く
③応用問題は基本問題の組み合わせであると心得て、どの問題を組み合わせてできた問題かを把握する
④文字がからんだ問題では、具体的な数字に置き換えて考える
といったことを意識して解くと、解きやすくなります。
カ テスト問題の見直し
→見直しをしてミスに気付こう
テスト問題の見直しは必ず行うようにして下さい。
見直しをしてミスに気づけば、その分点数は上がります。
ただし、見直す時間が限られているため、
②問題文を読み間違えていないか
といったことを意識して見直すようにしましょう。
【まとめ】中学数学の定期テスト勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【中学数学】定期テストで高得点を取るおすすめ勉強法は?」についてのまとめです。
・計算問題
・基本問題
・応用問題
・まずは公式と用語の意味を覚える
・学校のワークやプリントの問題が完璧になるまで繰り返し解く
・応用問題は問題文をよく読んでヒントとなる部分を見つける
数学で高得点を取るには普段からの勉強が大事になってきます。
公式や用語の意味を覚えてから、学校のワークやプリントを繰り返し解くようにしましょう。