と思っている中学生のみなさん!
今回は「漢検5・4・3級の合格率と日程完全ガイド!過去問・問題集のベスト選び」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
漢検5・4・3級(2023)の日程・レベル・結果は?
ア 漢検3・4・5級の日程(2024)
→年3回実施される
漢検は年3回(6・10・2月)実施されます。(本会場の場合)
そして2024年度の漢検の日程は、6月16日(日)、10月20日(日)、2月16日(日)となっています。
時期によっては学校の定期テスト週間や英検、数検の試験と重なることがありますので、それらの日程をあらかじめ確認するようにしましょう。
なお、漢検には漢検CBTといったコンピューターを使った試験もあります。
こちらは、
・受験後10日程度で合否が通知される(通常は40日程度)
・難易度は会場実施のものと変わらない
・コンピューターの操作に慣れておく必要がある
といった特徴があります。
そのため、漢検を何回も受験したい人や会場受験の日程では受験できない人などにおすすめの試験と言えます。
イ 漢検を受験するメリットは?
→国語の力がつく、入試で有利になるといったメリットがある
漢検を受験したり、合格したりすることで、
・国語の力がつく
・試験の緊張感に慣れることができる
・高校入試で有利になる(内申点に加点される、推薦入試の出願条件になるなど)
といったメリットが出てきます。
また、英検や数検と比べると漢検は比較的合格しやすい検定試験です。
そのため、中学生のみなさんは積極的に漢検を受験するようにしましょう。
ウ 漢検3・4・5級のレベルと必要勉強時間は?
→級が上がるにつれて勉強時間は多くなる
漢検の難易度(レベル)と必要な学習時間は、
・4級(中1~中2レベル) 2週間程度
・3級(中3レベル) 1ヶ月程度
となっています。
ですので、例えば6月下旬の3級の試験を受験したい場合は、その1か月前の5月下旬から勉強を始める必要があります。
そのため、計画を立ててしっかりと勉強をするようにしましょう。
エ 漢検5・4・3級(2024)の合格点・結果は?
→合否を確認するために受験票は大事に保管しよう
漢検3・4・5級の合格点はいずれも200点中70%程度(140点程度)となっており、級別に合格率を見ると、
・4級 約50%
・3級 約50%
となっており、級が上がるごとに合格率は下がっています。
また、「解答速報」や「合否結果閲覧」などは漢検のHPから確認できます。
なお、解答速報は検定終了後約5日後に、WEBの合格発表は検定終了後約30日後にネットで確認することができます。
漢検5・4・3級(2024)に一発合格するための勉強法は?
ア 漢検分野別問題集を解く
→最初は過去問よりも分野別に並んでいる漢検分野別問題集の方がおすすめ
A 分野別問題集を最初に解いた方がいい理由
漢検3・4・5級のおすすめ勉強法の一つ目は、漢検分野別問題集を解くことです。
漢検は読み、書き、熟語の構成、四字熟語と様々な問題で構成されています。
そのため、最初は過去問ではなく、「読み」・「書き」・「四字熟語」といった単元ごとに問題が載っている分野別問題集を解いた方が効果的です。
また、その中で特に優先して取り組みたい単元は、
②自分の苦手な単元→覚えれば点数が上がるため
です。
単元別に攻略することで確実にレベルアップできますので、最初は分野別問題集から取り組むようにしましょう。
また、漢字の読みを勉強するときは声に出して解き、漢字の書きを勉強するときはノートに書いて解くようにしましょう。
何となく問題集を眺めていただけではなかなかできるようにはなりません。
目だけでなく、手や口、耳なども使って漢検の勉強をするようにしてください。
B 漢検4・5級用分野別問題集のおすすめは?
漢検4・5級用の分野別問題集はいろいろありますが、個人的には「でる順×分野別 漢検問題集4・5級(旺文社)」がおすすめです。
この問題集は、過去の漢検の問題を分析し、よく出る順に問題を並べてあるのが特徴です。
また、付属の赤シートを使って隠しながら書いたり隙間時間に暗記したりすることができます。
この本は量が非常に多いので、まずはAランクの問題から取り組むようにしましょう。
そして、Aランクの問題を全てマスターしたら、Bランク、Cランクと進めていくと効率よく学習を進めることができます。
C 漢検3級用分野別問題集のおすすめは?
一方で漢検3級用の対策問題集としておすすめなのは、「史上最強の漢検マスター3級問題集(オフィス海)」です。
この問題集は、
・解答が赤シートで隠すことができる
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集です。
そして、漢字を覚える際には、意味も一緒に覚えていくことをおすすめします。
それは、言葉の意味が分かるようになると国語の文章問題の内容も分かるようになるからです。
これらの問題集を使って、まずは得点力を上げるようにしましょう。
また、漢検の問題集はページ数が多いので、1日あたりの進めるページ数を決めるなどして計画的に進めるようにしましょう。
イ 覚えていなかった漢字はノートに3回書いて覚える
→暗記をするつもりで書いて覚えること
漢検3・4・5級のおすすめ勉強法の二つ目は、覚えていなかった漢字はノートに3回書いて覚えることです。
一度問題を解いてできなかった漢字は、覚え直す必要があります。
「読み」の問題はノートに書かずに覚えてもいいですが、「書き」の問題は必ずノートに書いて覚えるようにしましょう。
それは、漢字は書いて覚えないと頭の中に入らないからです。
ただ、ここでの注意点は、ひたすら漢字を書いても覚えられないということです。
塾の生徒の中にも、ただノートに漢字を何回も書いている人がいますが、私が「覚えた?」と聞くと「あまり覚えていない」という返事が来てしまいます。
このように、ただ漢字を作業的に書いていたのではなかなか覚えることはできません。
そうではなく、漢字を「覚える」つもりで漢字を書くようにしましょう。
そのために、やってほしいことは、
②3回目は何も見ずに漢字をノートを書く
です。(漢検ではとめ・はねもしっかり書かないと×になりますので丁寧に漢字を書くようにしましょう。)
ここでのポイントは最後の一回は「何も見ず」に書くことです。
例えば、「締結」と漢字を練習する時には、最初の2回はテキストを見ながら、締結、締結と書きます。
そして最初の3回目はテキストなどを見ずに「締結」が書けるかどうかを確かめます。
こうすることで漢字を覚えようとする意識が働くため、覚えやすくなります。
また、漢字は覚えたとしてもすぐに忘れてしまいますので、何回か復習をするようにしましょう。
ウ すき間時間を使う
→すき間時間を使って定期テストの勉強とうまく両立しよう
漢検3・4・5級のおすすめ勉強法の三つ目は、すき間時間を使うことです。
最初にも言いましたが、漢検の試験は定期テストの前後に行われることが多いです。
そのため、定期テストの勉強と漢検の勉強を両立する必要が出てきます。
ただ、どうしても定期テストの勉強がメインになりますので、漢検の勉強はできればすき間時間で行うようにしましょう。
なお、すき間時間とは、
・通学中(バスや電車で通っている人)
・学校の休憩時間
・部活が始まるまでの時間
・家に帰ったから晩ごはんを食べるまでの時間
といった時間のことです。
このようなわずかな時間の中で漢字の復習や四字熟語などを覚えていくと、効率よく勉強を進めることができます。
エ 過去問を解く
→時間を計って解いていこう
A 最後に過去問を解いて仕上げよう
漢検3・4・5級のおすすめ勉強法の四つ目は、過去問を解くことです。
漢検の分野別問題集をマスターしたら、最後に過去問を解いていきます。
そして、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにしましょう。
みなさんの中には思いつかない漢字があると、その問題でずっと考えてしまう人がいるかもしれません。
しかし、それでは最後まで解ききることができずに合格できなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにしましょう。
そうすることで、問題を解くペースや解く順番などが分かるようになってきます。
また、書けなかった漢字は先ほどと同じようにノートに3回書いて覚えるようにしましょう。
試験本番までに全ての問題が完璧になるように仕上げてください。
B 漢検のおすすめ過去問題集は?
漢検の過去問題集の中でおすすめは、「漢検3・4・5級 過去問題集(日本漢字能力検定協会)」です。
この問題集は過去1年分の漢検の問題が13回分収録されているため、たくさんの問題を解くことができます。
また、問題を解くときは必ず時間を計って解くようにして下さい。
そうすることで解く順番や時間配分などが分かるようになってきます。
そして、書けなかった漢字や覚えていない漢字については必ず復習するようにしましょう。(ただ、丸付けだけをして終わりではいつまでたってもできるようにはなりません。)
覚えていなかった漢字をノートに書いて覚えることで覚えた漢字が増え、次第に得点力が上がっていきます。
また、問題ごとに合格者平均点も載っているため、まずは平均点が高い単元からできるようにしていきましょう。