と思っている中学生のみなさん!
今回は「2024年 英検・漢検・数検の完全ガイド:日程・難易度・高校受験メリット」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
英検・漢検・数検の日程(2024)や難易度は?
ア 英検・漢検・数検の日程(2024年)
→それぞれ年3回実施
英検・漢検・数検の2024年の日程(本試験)は以下の通りです。
4月 | 4月14日(日) 数検第1回試験 |
5月 | |
6月 | 6月2日(日) 英検第1回試験 6月16日(日) 漢検第1回試験 |
7月 | 7月21日(日) 数検第2回試験 |
8月 | |
9月 | |
10月 | 10月6日(日) 英検第2回試験 10月20日(日) 漢検第2回試験 10月27日(日) 数検第3回試験 |
11月 | |
12月 | |
1月 | 1月26日(日) 英検第3回試験 |
2月 | 2月16日(日) 漢検第3回試験 |
3月 |
なお、5・6・10・11・2月は中学校で定期テストがあるため、この時期に英検などの試験を受験する場合は、早めに準備をしておき、試験直前に慌てることのないようにしましょう。(3学期制の場合)
イ 英検・漢検・数検の難易度は?
→中学卒業レベルはいずれも3級
次に英検・漢検・数検の難易度についてみていきます。
中3が取るべき級は、英検・漢検・数検いずれも3級(中学卒業レベル)です。
それは高校入試の推薦入試を受験するためには3級以上の合格が条件となっている高校が多いからです。(都道府県によっては英検などの資格を持っていると内申点に加点される場合もあります。)
ですので3級に合格できるレベルになるように勉強をしていきましょう。(ただし進学校を志望する場合は準2級・2級取得が必要になることもあります。)
また、英検・漢検・数検の3級の難易度で見ていくと、漢検が一番易しく、次に数検、一番難しいのが英検となります。
それは、漢検は単純に覚えればできる試験であるため一番合格しやすい検定試験です。
また、数検の3級(中学卒業レベル)は、中3レベルの内容が30%しかなく、中1・2の内容がそれぞれ30%ずつあるため、早い時期から対策をすることができるからです。
そして、英検3級は、長文読解・リスニング・自由英作文、そして二次試験で面接があり、英語の総合力が求められるため一番難しい試験といえるでしょう。(ただし、英語が得意で数学が苦手な人は数検の方が難しいと感じるかもしれません。)
ウ 英検・漢検・数検どれを優先して勉強すべきか?
→英検合格が一番推薦条件に当てはまりやすい
それでは英検・漢検・数検の検定試験ではどれを優先して勉強すればいいのでしょうか?
それは英検です。
その理由は、
②英検に合格するまでの勉強時間が多い
③英検の勉強をすることで英語の力が伸び、定期テストや高校入試でも高得点を取りやすくなる
といったことがあるからです。
そのため、まずは英検の勉強を優先的に勉強するようにしましょう。
また、中3になっていきなり3級(準2級)を受験するのではなく、まずは中3になるまでに5級や4級の試験にチャレンジすることをおすすめします。
その上で中3で3級や準2級の試験を狙っていくと、試験に受かりやすくなります。
英検3級合格のための勉強法は?
A 英検3級の勉強法
英検4・5級では長文読解、文法問題、リスニングのみでしたが、3級からはそれに自由英作文と面接が加わります。
また、覚えておくべき英単語の数や知っておくべき英文法のルールも増えてくるため、早い時期から勉強する必要があります。
そして、英検3級に合格するための勉強の流れとしては、
②英検の過去問を解く
③面接対策
となります。
B 英単語の暗記
まずは英単語の暗記から始めましょう。
それは英単語の意味を知らないと英文の理解度が下がってしまい、その結果長文読解やリスニングなどあらゆる問題の正答率が下がってしまうからです。
そのため、「英検3級 文で覚える単熟語 (旺文社)」などの英検用の英単語帳を使って意味を覚えるようにしましょう。
C 英検の過去問題集を解く
次に英検の過去問題集を解き、定着度を確認していきます。
本来は英単語を覚えたら、
・長文読解の練習
・リスニングの練習
・英作文の練習
をするのが英語学習の王道ですが、みなさんはそこまで丁寧にやっている時間はなかなかないと思います。
そこで英検の過去問題集をいきなり解いてみて、そこでできなかった内容だけ別に復習するというやり方がおすすめです。
まずは一通り問題を解いてみて、できなかった問題は解説を読んで理解するようにしましょう。
また、過去問はいろいろありますが、 「英検3級過去6回全問題集(旺文社)」が定番の問題集でおすすめです。
D 面接対策・弱点克服用問題集
また、面接対策ができる問題集や弱点を克服できる問題集は以下の通りです。
試験までの期間などを考えて使うようにしましょう。
・文法の復習:「やさしくまるごと中学英語(学研)」
・長文読解の練習:「英検3級 文で覚える単熟語 (旺文社)」
・ライティング対策:「英検3級最短合格!ライティング完全制覇(ジャパンタイムズ出版)」
漢検3級合格のための勉強法は?
漢検3級の問題は、
・部首
・送り仮名
・対義語、類義語
・同音、同訓異字
・誤字訂正
・四字熟語
・熟語の構成
などが聞かれます。
その中でまずは漢字の読みと書きの練習から始めましょう。
それは漢字の読みと書きは配点が高く、得点源にすべき単元だからです。
そして、読みと書きを完璧にしたら、続いて送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字の分野をやっていきましょう。
そして最後に部首や四字熟語を覚えるようにして下さい。(ここは覚えにくい内容ですが、やらないと合格点に届くことはできません。)
また、使う問題集としておすすめなのは、「史上最強の漢検マスター3級問題集(オフィス海)」です。
この問題集は、
・解答が赤シートで隠すことができる
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集です。
そして、この問題集を解き終えたら、仕上げに「漢検3・4・5級 過去問題集(日本漢字能力検定協会)」などの過去問題集を解くようにしましょう。
数検3級合格のための勉強法は?
数検3級の問題数や難易度は以下の通りです。
・問題数 1次(計算技能)30問 2次(数理技能)20問
・合格基準 1次(計算技能)70% 2次(数理技能)60%
・目安となる学年 中3
*出題内容 中3レベル30%、中2レベル30%、中1レベル30%、その他10%
数検3級の場合、中3レベルが30%、残りが70%分の配点ですので、中2の終わりから勉強すれば、中3の早い時期に合格することができます。
最初に「ユーキャンの数学検定ステップアップ問題集(ユーキャン)」などの対策問題集を解き、解き方がよく分からない問題や知識があやふやな単元は数学の教科書や参考書に戻って復習をするようにしましょう。
そして、問題集が完璧になったら、「実用数学技能検定 過去問題集(日本数学検定協会)」などの過去問題集を解き実践力をつけていくようにして下さい。