と思っている中学生のみなさん!
今回は「数検5・4・3級 合格率と勉強法、おすすめ問題集と過去問」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
数検5・4・3級の日程・レベル・結果は?
ア 数検3・4・5級の日程(2024)
→年3回実施される
数検は年3回(4・7・10月)実施されます。
そして2023年度の数検の日程は、4月14日(日)、7月21日(日)、10月27日(日)となっています。
時期によっては学校の定期テスト週間や英検、漢検の試験と重なることがありますので、それらの日程をあらかじめ確認するようにしましょう。
また数検の難易度(レベル)は、
・4級 中2レベル
・3級 中3レベル
となっています。
ただし、全部がその学年の問題ではなく、例えば3級であれば、
・中2の範囲(30点)
・中1の範囲(30点)
・数検独自の問題(10点)
というように前の学年の内容も含まれています。
イ 数検5・4・3級(2024)の合格点・結果は?
→合否を確認するために受験票は大事に保管しよう
数検5・4・3級の合格点は、1次試験(計算問題)が70%程度、2次試験(記述問題)が60%程度となっています。
また、級別に合格率を見ると、
・4級 73.4%
・3級 66.6%
となっており、級が上がるごとに合格率は下がっています。(データは2020年度のものです。)
また、「解答速報」や「合否結果閲覧」などは数検のHPから確認できます。
なお、解答速報は試験終了後2週間経過してからWEBで見ることができます。
ウ 数検を受験するメリットは?
→数学の力がつく、入試で有利になるといったメリットがある
数検を受験したり、合格したりすることで、
・数学の力がつく
・試験の緊張感に慣れることができる
・高校入試で有利になる(内申点に加点される、推薦入試の出願条件になるなど)
といったメリットが出てきます。
ただし、高校入試の加点などで考えると数検よりも英検の結果を採用している高校が多いです。
そのため、数検を受ける前に、志望する高校の入試制度などを事前によく調べるようにしましょう。
数検5・4・3級のおすすめ勉強法は?
ア 分野別問題集を解く
→分野別問題集を解いて数検の問題形式に慣れよう
数検5・4・3級のおすすめ勉強法の一つ目は、分野別問題集を解くことです。
数検の分野別問題集は数検の問題を分析した上で作られている問題集です。
そのため、普通の数学の問題集よりも数検の問題集を使って問題を解いた方が効率的です。
まずは数検対策問題集を一通り解いてみてください。
そして、数検の問題傾向を把握するとともに、自分の得意分野、不得意分野をつかむようにしましょう。(できなかった単元はしっかりと復習をするようにしましょう。)
また、おすすめの問題集は、「ユーキャンの数学検定ステップアップ問題集(ユーキャン)」です。
この問題集は、
・「重要定理・公式まとめてCheck!」で定理や公式を確認できる
・予想模擬(2回分)+過去問(1回分)がある
といった特徴があり、非常におすすめの問題集です。
イ 苦手な分野の問題を集中的に解く
→できなかった問題を中心に繰り返し解こう
数検5・4・3級のおすすめ勉強法の二つ目は、苦手な分野の問題を集中的に解くことです。
問題集を解いてできなかった単元は、
②後日解き直す
といったことが必要になってきます。
ただ、数検の問題集によっては解説があっさりして分かりづらいものもあります。
その場合は、「チャート式中学数学(数研出版)」など中学生向けの数学の参考書を使って理解するか、学校の先生や塾の先生などに解き方を聞くようにして理解を深めるようにしましょう。
また、できなかった問題は後日解き直して、解き方が身についているかどうかを必ず確認してください。
ウ 過去問を解く
→時間を計って解いていこう
数検5・4・3級のおすすめ勉強法の三つ目は過去問を解くことです。
数検対策問題集にある問題をマスターしたら、次に過去問を解いていきます。
そして、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにして下さい。
みなさんの中にはできない問題があると、その問題をずっと考えてしまう人がいるかもしれません。
しかし、それでは最後まで解ききることができずに合格できなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、過去問を解く際には必ず時間を計って解くようにしましょう。
そうすることで、問題を解くペースや解く順番などが分かるようになってきます。
なお、「実用数学技能検定 過去問題集(日本数学検定協会)」は過去4回分の過去問が載っていますので、一通り解いてできなかった問題は試験本番までに解き直すようにしましょう。