と思っている小学生のみなさん!
今回は「小学校と中学校の違い、中学生になる前に準備すること」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
小学校と中学校との勉強面や生活面での違いは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!中学生になる前にやるべきことは?
ア 勉強面での違い
→中学校の授業は内容が難しくなり進度が速くなる
小学校 | 中学校 | |
授業の進め方 | ゆったりめ 復習する時間が多い | 速い 復習する時間が少ない |
先生 | 担任の先生が全て教えるため質問がしやすい | 科目ごとに先生が違うため質問がしにくい |
算数(数学) | 数字中心の式でイメージしやすい | 文字中心の式となりイメージしにくい |
英語 | 話すこと聞くことが中心 | 文法を本格的に学ぶ 読むことが中心 |
テスト | 月1回程度 テストの範囲が狭い 基本問題しか出ない | 年5回 テストの範囲が広くなる 応用問題が出る |
授業時間 | 40~45分 | 45~60分 |
このように小学校と中学校では勉強の内容や授業の進め方などが大幅に変わってきます。
そのため、小学校の時にテストの点数が良かった人も、勉強習慣がないと中学生になったときに急にテストの点数が悪くなることもあるので気を付けましょう。
イ 生活面
→部活動が本格的に始まる
また、勉強面以外にも小学校と中学校では違いがあります。
小学校 | 中学校 | |
通学方法 | 徒歩 | 徒歩か自転車 *通学範囲が広くなる |
同級生 | 同じ校区 | 複数の小学校区 |
部活 | ぼちぼちある | 部活によっては練習が厳しい部もある |
帰宅時間 | 15~16時 | 16時~19時 |
親に対する態度 | わりと素直 | 反抗期に入ることが多い |
このように勉強以外の面でも小学校と中学校は大きく変わることが分かるかと思います。
特に部活動が始まると家に帰る時間が夜7時になるときもあります。
そのため、そこから寝るまでの時間に定期テスト勉強や予習・復習などにどれだけ時間を充てることができるかがカギになってきます。(宿題だけやったらあとは何もしないということがないようにしましょう。)
小6が中学生になる前にやっておくことは?
先ほど見たように小学校と中学校では大きく変わります。
そのため、中学校生活に早く慣れるためには、前もってしっかりと準備をすることが大切です。
今できることをやっておくと、中学生になったときにいいスタートを切ることができます。
ア 英語
→英単語と会話表現はしっかりと復習しておきたい
中学生で習う英語は、小学校で習った単語や文章は身についているものとして授業が進められます。
そのため、小学生のうちに今まで習った内容を復習しておく必要があります。
そうでないと、これから習う内容がさっぱり分からなくなってしまうので要注意です。
そして、優先して取り組みたい内容は、
②会話表現の復習
の2つです。
A 英単語の暗記
小学校で習う英単語は600~700語です。
そして、中学校ではそれらの単語を知っているという前提で授業が進みます。
そのため、英単語を覚えていない人はしっかりと英単語の暗記をするようにしましょう。
なお、英単語を覚える順番としては、
②英語→日本語
③日本語→英語
④英単語を書けるようにする
です。
この中で、最低②の「英語→日本語」までをできるようにはしたいです。(理想は④の「英単語を書けるようにする」までマスターすることです。)
なお、おすすめの英単語帳は、「わからないをわかるにかえる英検®単語帳 5級(文理)」です。
この英単語帳は中1レベルの英単語の内容がまとまっている教材です。
小学校の復習ができると同時に英検5級の対策もできるため、おすすめです。
B 会話表現の復習
小学校では多くの会話表現を学んでいきました。
そして中学校の授業では、それらの表現を知っているものとして進められます。
そのため、中学に入学する前に会話表現をしっかりと復習するようにしましょう。
なお、使う教材は「小学教科書ワーク」などの教科書の内容が復習できる問題集がおすすめです。
また、小学生のうちに英検5級に合格すると中学校の英語の内容がよくわかるようになります。
そのため、「小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル(旺文社)」などの問題集を使って英検の勉強をしていくといいでしょう。
イ 算数
→計算を先にマスターし、その後は文章題・グラフ・図形の復習をしよう
中学校になると算数は数学に教科が変わります。
そして、数学は、
・文字を使った式がメインとなるため分かりづらくなる
・定期テストでは応用問題も出題される
といったことがあるため、算数の内容が分かっていないと段々と数学が苦手になってしまいます。
そのため、英語と同様、小学校で習った復習をしっかりとするようにしましょう。
また、特に復習をしたい単元は、
②文章題(文章問題、比、割合、速さ、場合の数)
③グラフ・図形(比例・反比例、角度、面積、体積)
です。
まずは計算分野がスラスラとできるように練習し、その後は文章題やグラフ、図形の内容を一つずつ思い出すようにしましょう。
なお、算数の復習ができるおすすめの問題集は、「小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集(かんき出版)」です。
この問題集を使って、今まで習った内容を一通り復習するようにしましょう。
また、算数の内容がよく分からない人は、「やさしくまるごと小学算数(学研)」を使って理解をするようにしましょう。
ウ 国語
→漢字の読み書きと言葉の意味を覚えていこう
中学校で習う文章は、小学校のものと比べるとより難しい内容を扱います。
そのため、小学生のうちに基本的な力をつけておくようにしましょう。
特にやってほしいことは、
②言葉の意味を覚える
③文章問題を解く
です。
まず、漢字の読み書きは、「正しく使えるようになる 小学全漢字の総復習(文英堂)」などの漢字問題集を使って、全ての漢字を覚えるようにしましょう。
また、言葉の意味は、「小学生の語彙力アップ 基礎練習ドリル1200(学研プラス)」がおすすめです。
「紙一重」や「無理難題」などの言葉の意味を覚えることで、国語の文章の内容が分かりやすくなりますので、しっかりと意味を覚えるようにしましょう。