と思っている中学生のみなさん!
今回は「【高校入試】数学のおすすめ勉強法は?【基礎固め・過去問演習】」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
【高校入試】数学の年間勉強スケジュールは?
【動画】高校入試数学のおすすめ勉強法は?
ア 高校入試数学の勉強での位置づけは?
→基礎レベルがまずはしっかりととれるようにしよう
高校入試の数学は、基本問題と応用問題が出ます。
多くの都道府県の高校入試では、前半に基本問題、後半に応用問題が出る構成となっています。
そのため、まずは基本問題が確実に取れるようにする勉強をするようにしましょう。
それは、基礎ができていないのにいきなり応用問題対策をしてもできるようにはならないからです。
そのため、計算や確率、グラフや図形の基本的な問題の対策から始めるようにして下さい。
イ 高校入試の数学の勉強スケジュールは?
→夏までは基礎固め、秋以降は応用問題に取り組もう
ここでは、高校入試対策としての数学の年間学習スケシュールについてみていきます。
A 基礎固め期(4月~夏休み)
中3の1学期から夏休みの時期は、
・計算問題の復習
・基本問題が解けるようにする
を中心に行うようにしましょう。
夏休みまでは数学の基礎知識をつける時期になります。
秋以降に入試レベルの問題が解けるようにしっかりと基礎固めをするようにしてください。
なお、数学が得意な人は、「全国高校入試問題正解分野別過去問数学」のような分野別に入試問題が載っている問題集を解いて力をつけていくといいでしょう。
B 応用問題期(9月~12月)
中3の2学期は、
・応用問題を解く
・基本問題の復習
などを行っていきましょう。
秋は体育祭や文化祭など学校行事がもりだくさんですが、学校生活と受験勉強の両立ができるようにしましょう。
そして、この4か月間で入試問題が解ける手前のレベルまでもっていき、中3の冬休みからは過去問演習に入ることができるようにして下さい。
なお、過去問を早く解きたい人は、2・3学期で習う内容を予習することをおすすめします。
それはこの時期に習う、二次関数や相似、三平方の定理などの単元が分からないと高校入試の問題が解けないからです。
そのため、進学校を志望する人はこれから習う内容の予習をしておくと、より早い時期から過去問演習に入ることができます。
一方で数学が苦手な人は、無理に難しい問題に取り組むのではなく、引き続き基本問題の復習を行うようにしましょう。
C 過去問演習期(1月~入試当日)
1月中旬の学年末テストが終わるまでは定期テスト対策、その後の入試直前期は過去問演習を中心にやるようにしましょう。
そしてただ過去問を解いて終わりではなく、できなかった問題は必ず復習をするようにして下さい。
それを入試本番まで繰り返しやっていくと、得点力が上がり合格ラインに到達することができます。
【高校入試】数学のおすすめ勉強法【基礎固め・過去問演習】
ア 高校入試数学の問題は何が出る?
→計算問題、基本問題、応用問題が出題される
高校入試の数学は、
②基本問題
③発展問題
が中心に出題されます。
受験勉強となると応用問題(難問)を解くことに力を入れがちですが、実は高校入試では基本問題も多く出題されます。
ですので、最初に計算問題の練習や基本問題の復習をしっかりとやっていくようにして下さい。
イ 計算問題
→計算問題で満点が取れるように練習をしていこう
高校入試の数学では、計算問題が20~30%くらい出題されます。
そのため、数学の受験勉強は計算問題の練習から始めるようにしましょう。
数学が苦手な人でも、計算問題は練習すればできるようになりますので、「全問ヒントつきでニガテでも解ける中学計算」などの問題集を使ってしっかりと取り組むようにして下さい。
また、計算問題は、
②中2 式と計算・連立方程式
③中3 因数分解・平方根・二次方程式
といったように単元が多くあります。
特に連立方程式や平方根は解き方を忘れやすい内容ですので、重点的に勉強をするようにしましょう。
なお、計算ミスが多い場合は、どこでミスをしやすいのか、その原因を必ず突き止めるようにしましょう。
それは、ミスをする原因が分からないと、入試本番でも同じミスをしてしまう可能性があるからです。
例えば、符号を間違えることが多い、約分をし忘れることが多いなどといったことが分かっていれば、計算問題を解くときに気をつけながら解くことができます。
そして、計算ミスは、
・字を丁寧に大きく書く
といったことをやることで減らすことができますので、これらのことを意識しながら計算問題を解くようにしましょう。
ウ 基礎固め
→教科書レベルの問題ができるようにしっかりと復習をしていこう
計算問題ができるようになったら次に基本的な問題の復習をしていきます。
そして、基礎固めをすべき内容は、
②確率、資料の整理、四分位数、標本調査
③グラフの性質、式、変域、変化の割合
④図形の性質、角度、面積、合同、相似、三平方の定理、立体の体積
といったものがあります。
中1から中3までに習った内容であるため範囲は広いですが、どの問題も入試では出る可能性があるため、しっかりと復習をするようにしましょう。
また、数学の基礎固めができるおすすめの参考書や問題集は、
②「中学数学の解き方をひとつひとつわかりやすく」:短時間で中学数学の内容を復習した人向け
③「高校入試中学数学が面白いほどわかる本」:やや難しめの内容の問題も復習したい人向け
といったものがあります。
数学の得意不得意に応じて、これらの参考書や問題集を使い分けるようにしましょう。
また、数学の基礎固めをするときは、
②「なぜそうやって解くのか?」を理解しながら解く
③できなかった問題はできるようになるまで繰り返し解く
といったことを意識して取り組むようにして下さい。
エ 応用問題
→基礎固めが終わったら応用問題にチャレンジしていこう
A 応用問題対策の勉強法は?
高校入試の数学で高得点を取るには、応用問題が解けるようになる必要があります。
そして、応用問題ができるようになるには、
②解説が詳しい問題集を使う
③難しい問題もあきらめずに粘り強く解く
といったことが必要になってきます。
難しい問題が解けるようになれば点数が安定してきますので、根気強く解くようにしましょう。
なお、応用問題対策ができるおすすめ問題集として、
②「高校入試「解き方」が身につく問題集 数学」:やや難しめの問題もあるが解説は詳しい
といったものがあります。
最初に「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 数学」で入試問題に慣れて、それが終わったら、「高校入試「解き方」が身につく問題集 数学」でより難しい問題にチャレンジしていくといいでしょう。
B 応用問題を解くコツは?
応用問題が難しい理由は、
②問題文が長い
といったことがあります。
ただ、問題文をしっかり読むことやグラフ・図形の性質を利用することで、解き方のヒントとなる部分が見えてきます。
例えば、問題文に次のようなキーワードがあれば、
・「二直線が平行」→錯角・同位角の関係が使える
・「直角三角形」→三平方の定理が使える
といったように、そこから使える性質などを思いつくことができます。
そして、その性質を使ってどうやって解けばいいのかを考えるようにしましょう。
文章やグラフなどからヒントを見抜く力をつけないと、いつまでたっても応用問題ができるようになりません。
そのため、応用問題を解くときは、問題文やグラフ、図形をしっかりと見て解く方針を考えるようにしましょう。
オ 過去問演習
→時間を計りながら解くようにしたい
A 過去問を使った勉強方法
数学の力が十分についたら、いよいよ過去問を解いていきます。
そして過去問を解くことで、
・自分の弱点や課題
といったことが分かるようになりますので、必ず過去問演習をやるようにしましょう。
最初は、「公立高等学校過去入試問題集」で、志望する高校の過去問を解くようにし、そこでできなかった分野や単元は参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
また、過去問を解き終えた人は、「全国高校入試問題正解数学」で他の都道府県の問題や難関私立・国立高校の過去問を解いていきましょう。
この問題集に出てくるさまざまな都道府県の入試問題を解くことで、いろいろな問題パターンに慣れることができます。
そのため、入試本番で急に問題傾向がガラッと変わったとしても、それに対応できる力がつくのでおすすめです。
B 数学の問題の解き方
高校入試の数学の問題は時間制限が厳しいため。解き方を工夫しないと時間が足りなくなってしまいます。
そして、スムーズに問題を解くためには、
②計算の途中式は必ず問題用紙に書く(暗算でやらない)
③文章題は日本語の文章を数式に置き換える癖をつける
④関数や図形の問題は常にグラフや図形を描いて考える
といったことをやるようにしてください。
このように解き方を工夫することで、得点力を上げることができます。
【まとめ】高校入試数学のおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【高校入試】数学のおすすめ勉強法は?【基礎固め・過去問演習】」についてのまとめです。
・計算問題のマスター
・基本的な問題が完璧にできるようにする
・応用問題集や過去問を解く
・まずは計算問題がミスなく正確にできるようにする
・次に今まで習った内容を思い出し、スラスラと解けるようにする
・仕上げに応用問題集や過去問を解いて力をつける
数学は仕上がるのに時間がかかる教科です。
そのため早い時期から少しずつ入試に向けた勉強をやるようにしよう。