と思っている中学生のみなさん!
今回は「高校入試面接の対策とマナー、よく聞かれる質問ガイド」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高校入試面接】面接試験の目的と種類は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!高校入試面接合格するための対策は?
多くの都道府県の高校入試では、筆記試験に加え面接があります。
そして面接を行う目的としては、
・受験生の人間性を知りたい
・受験生が論理的に話ができるかどうかを見たい
といったものがあります。
そのため、面接ではまず志望校について調べることや自分自身について振り返ることが必要になってきます。
また、話す内容さえよければいいと思っている人がいるかもしれませんが、面接では、身だしなみや髪型、言葉遣い、入退室の所作なども大切になってきます。
そのため、学校で面接の練習をたくさんするなどして、万全の状態で面接試験に臨むようにしましょう。
また、面接試験の種類は、
・集団面接
・保護者面接
といったものがあります。
【高校入試面接】好印象を与えるマナー・言葉遣い・身だしなみは?
A 面接で気を付けるべきことは?
高校入試の面接は面接官に対して自分の意見を話す場です、
そのため、気を付けるべきことは、
②中学生らしい髪型や身だしなみをする
③自分の意見を堂々と分かりやすく話せるように繰り返し練習する
といったことです。
いくら話す内容がよくても、マナーや身だしなみがしっかりとしていないと不合格になってしまうこともあります。
そのため、話す内容だけでなく、マナーや言葉遣いなどにも気を付けるようにしましょう。
B 面接で好印象を与える服装や言葉遣い
①服装
・シワのないようにアイロンをかけておく
・上着のボタンをしっかりと留める
・ポケットの中に物を入れない
・靴はきちんと磨いておく
・爪を切る
・髪を整え、清潔な髪型にする
・化粧をしたりアクセサリーをしたりしない(女子)
・ひげを剃る(男子)
②言葉遣い
以下のような言葉は使うことを控えましょう。
・話し言葉:そんな、ちゃんと、いろんあ、見れる(ら抜き言葉)など
・人の呼び方:僕、お父さん、ママ、担任など
また、正しい敬語が使えるようにすることも大切です。
例えば、自分や自分の家族について話す時には、
×お母さんがおっしゃっていました。(尊敬語)
といったように尊敬語ではなく、謙譲語を使います。
また、担任の先生や校長先生などの目上の人について話す場合は、
×担任が言っていました
といったように尊敬語を使うようにしましょう。
③入退室での流れと注意点
【控室】
・友達とおしゃべりをしない
・トイレは済ませておく
・居眠りをしない、教室をうろつき回らない
【入室】
・ノックして静かにドアを開ける
・笑顔で挨拶をする
・ドアを閉めて静かに一礼をする
【お辞儀のしかた】
・相手を見てお辞儀をする
・腰より上はまっすぐにする
・話しながらお辞儀をしない
【着席のしかた】
・イスの横で一礼をする
・指示を受けるまでは座らない
・イスを乱暴に扱わない
【姿勢】
・頭を傾けない
・手先や足の先まで意識をする
・背筋を伸ばす
・イスの背もたれに寄りかからない
【離席と退出】
・静かに席を立つ
・ドアの前に面接官の方へ向き直り、「失礼します」と言って一礼する
・面接会場から出ても注意する
④面接での話し方
【質問の答え方】
・質問の内容に合った答えをする
・面接官の目を見て答える
・姿勢を崩さない
・きちんとした言葉遣いを心がける
【話し方】
・やや大きめに声を出す
・早口にならないようにする
・落ち着いた低めの声を出す
・単調にならないようにメリハリをつけて話す
【高校入試面接】よく聞かれる質問と回答例は?変わった質問にはどう対応する?
A 面接でよく聞かれる質問
高校入試の面接でよく聞かれる質問は、
・自己PR、自分の長所と短所、特技
・高校生になったら頑張りたいこと
・最近に気になったニュース
といったものがあります。
よく聞かれる質問にスラスラと答えられないと面接官の印象が悪くなってしまいますので気を付けてください。
また、時には「自分を色に例えると?」・「自分を動物に例えると?」といったような意表をついた質問も聞かれることがあります。
そのような質問がもし聞かれたら、その場で思いついたことを話すようにしましょう。
B 面接前の準備
面接で話す内容をいきなり考えるのではなく、まずは志望校に関する情報を集めたり、自分自身を振り返ったりするところから始めましょう。
情報を集め、その中から話す内容を厳選していくことで、よりよい内容で話すことができます。
そのためにやってほしいことは以下の通りです。
【志望校に関する情報収集】
①志望校のHPやパンフレットに目を通す
志望校のHPやパンフレット、YouTube動画などには、学校の特徴やカリキュラム、部活動などの情報が掲載されています。
これらの内容から気になった内容などがあれば、メモをしておくといいでしょう。
②志望する高校に通っている先輩や卒業生から話を聞く
みなさんが目指している高校に通っている先輩や卒業生がいれば、その人から学校の様子などを聞くのもおすすめです。
近くに知り合いがいない場合には、スマホなどで「○○高校 口コミ」と検索すると志望する高校についての口コミ評価が載っているサイトがある場合もあります。
③高校の体験入学に参加する
高校の説明会や体験入学に参加することで、先生や生徒の声を直接聞くことができます。
また、校舎や施設などの見学もできるため、学校の雰囲気を感じることができます。
【自分自身について振り返る】
①自分自身の長所・短所を把握する
まずは、自分自身の長所や短所を把握するようにしましょう。
長所はそのまま自分の強みになります。
また、短所はそれを克服するためにやるべき努力や取り組みも考えていくといいでしょう。
②自分自身の目的を明確にする
高校に進学して何を学びたいのか、卒業後はどのような進路を歩みたいのかということをよく考えるようにしましょう。
今の時点で進路が決まっていない人は、
・大学などのオープンキャンパスに積極的に参加する
・将来どの進路になってもいいように、あらゆる科目の勉強を頑張る
といったことを面接で話すと、前向きな様子が面接官にアピールできます。
C 面接での受け答え方
面接でのおうすめの受け答え方としては、「結論+具体例・理由」の順で話すことです。
例えば、「最近気になったニュースは何ですか?」という質問についての答え方としては、
①「はい、私は地球温暖化のニュースに興味を持っています。」(結論)
②「その理由は、地球温暖化がもたらす悪影響が大きいからです。例えば、北極圏の氷が融けると、海面が上昇し、津波やハリケーンなどの自然災害が増える可能性があります。また、温暖化が進むことで、昆虫や動植物の生態系にも影響が出る可能性があります。」(理由・具体例)
③「地球環境を守るために、私たちができることを考え、行動していきたいと思います。」(まとめ)
と話すようにすると、非常に筋の通った、かつ分かりやすい話し方になります。
D 面接でのNG回答
面接で以下のような話し方をしてしまうとマイナスの評価になってしまいますので気を付けましょう。
①他の高校でも通用するような内容
→「〇〇高校は進学校だから」では他の進学校でもいいことになってしまう
②具体的でない内容
→「高校に入学したら勉強を頑張りたい」では何をどう頑張るかが伝わらない
③質問に対する答えになっていない内容
→「志望理由は何ですか?」に対し、「中3のときに部活動で県大会に出場しました」は質問に対する答えになっていない
④答えが長すぎる
→答えが長すぎると面接官に伝わりづらくなる
⑤パンフレットなどに書いてある内容をそのまま話している
→高校のHPやパンフレットに書いてある内容を言葉を変えずに話してしまうと、不自然な感じがしてしまう
⑥嘘をつく、ごまかす
→嘘をついてしまうと、今まで話した内容も信頼されなくなってしまう
【高校入試】面接対策ができるおすすめ問題集は?
高校入試の面接対策ができる問題集の中では、「高校入試塾で教わる面接の受け方(KADOKAWA)」がおすすめです。
この本は、
・面接でよく聞かれる質問と掘り下げ質問(質問の質問)の答え方について詳しく書かれている
・面接テクニックについて動画で視聴することができる
といった特徴があります。
そのため、面接で何を話したらいいか分からない人や面接に不安がある人にはおすすめの一冊となっています。