と思っている中学3年生のみなさん!
今回は「高校入試の過去問(2023)はいつから解くべきか?おすすめ過去問題集や予想問題集は?」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓結論
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高校入試の過去問はいつから解くべきか?
高校入試を受験する上で大事なことは過去問を解くことです。
ただ、入試問題は難易度が高く、習っていない単元もあるため、入試直前にならないと解けないのでは?と思う人もいるかもしれません。
ただ、個人的には、過去問を解き始めるタイミングは中3の夏休みがいいと思っています。
それは、この時期に解くことによって、
②自分の実力と課題(今後やるべきこと)が分かる
③勉強のモチベーションが上がる
といった効果を得ることができるからです。
夏休み、つまり部活を引退し、本格的に受験生になる時期に一回解くことによって、「これから受験生として頑張るんだ!」という気持ちに切り替わることができます。
また、問題を解くことで自分に何が足りないかが分かるようになり、勉強を効果的に進めることができます。
ただ、先ほども言ったように、中3の2学期、3学期に習う内容はこの時点ではまだできないですので、できる範囲で問題を解いていけばいいでしょう。
下の表は、夏休み時点で解ける範囲です。
国語 | 全ての問題を解くことが可能 |
数学 | 二次方程式、二次関数、相似、円、三平方の定理以外は解くことが可能 |
社会 | 歴史、地理の問題は解くことができる |
理科 | イオン、天体以外は解くことができる |
英語 | 解けることは解けるが、英単語・文法を知らないと正答率は低くなる |
夏休みに一度過去問を解き、その後学校の授業がほとんど終わる冬休みから本格的に過去問を解くようにしましょう。
高校入試の過去問の効果的な解き方は?
ア 高校入試の過去問の効果的な解き方①(目標点の決定)
→何点取ればいいか、教科ごとに目標点を決めよう
高校入試の過去問の効果的な解き方の一つ目は目標点を設定することです。
最初に目標点を決めていきます。
インターネット等で志望校のボーダーラインや合格点を調べ、そこから目標点を決めていきましょう。
なお、愛知県の場合およその平均点は、
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 |
14点 | 12点 | 13点 | 10点 | 11点 | 60点 |
*一教科22点満点
です。この点数をベースとして、得意科目は何点か上積みし苦手科目は点数を減らすということをして、目標点を決めていきましょう。
目標点が決まることで、どの教科をどこまで勉強すればいいかが分かるようになります。
イ 高校入試の過去問の効果的な解き方②(時間を計って過去問を解く)
→入試本番よりも短い時間で解くこと
高校入試の過去問の効果的な解き方の二つ目は、時間を計って過去問を解くことです。
過去問を解く際には時間を計って解くようにしましょう。
そうすることで問題を解く順番や解くペースなどをつかむことができます。
またおすすめなのが、実際の解答時間よりも5分短い時間で解くことです。
それは、入試本番では緊張したり、プレッシャーがかかったりするため、家で解くときに比べるとどうしても問題を解くのに時間がかかってしまうからです。
そのため、普段から5分短い時間で解くようにすると余裕をもって入試本番でも問題を解くことができるようになります。
ウ 高校入試の過去問の効果的な解き方③(「捨て問」を決める)
→捨て問を決めることで時間切れを防ぐことができる
高校入試の過去問の効果的な解き方の三つ目は、捨て問を決めることです。
高校入試の問題は定期テストに比べて難しい問題が多いのが特徴です。
そして、その難しい問題を解くのに時間をかけすぎてしまうと、最後まで解ききれずに入試で点が取れなかったということにもなりかねません。
そうならないように、過去問を解く中で解く問題と解かない問題を見極める力をつけるようにしましょう。
なお、捨て問になる問題は、
②解くのに時間がかかりすぎる問題
③解説を見ても分からない問題
④配点があまり高くない問題
といったものがあります。
こういった問題は解かずに、できる問題に時間をかけて解くことをしていきましょう。
エ 高校入試の過去問の効果的な解き方④(復習を必ず行う)
→復習をしないとできるようにはならない
高校入試の過去問の効果的な解き方の四つ目は、復習を必ず行うことです。
入試問題を解いた後は必ず復習を行うようにしましょう。
過去問を解いてできなかった部分はみなさんの弱点部分となります。
そしてそれを克服するためには、
②もう一度解き直す
③ときには参考書や問題集に戻って復習をする
といったことが必要になってきます。
過去問演習と復習を入試本番までに繰り返すことで確実に力はついていきますので、解きっ放しで終わらないようにしましょう。
オ 高校入試の過去問の効果的な解き方⑤(過去問が解けない時は?)
→解けない原因を見つけ克服していこう
高校入試の過去問の効果的な解き方の五つ目は、過去問が解けない原因を考えることです。
「高校入試の過去問を解いてみたけど全くできない・・・」
その場合はまずできない原因を考えることが必要です。
よくある原因と対策としては、
②「特定の分野で取れていない」→その分野の復習が必要
③「時間が足りない」→時間のかかる問題は後回しにして解く
④「難しい問題になるとできない」→応用レベルの問題集を解く
⑤「入試の問題形式に慣れていない」→できるだけ多くの過去問を解いて慣れる
といったことがあります。
自分が解けない原因を見つけ、克服をするようにしましょう。
カ 高校入試の過去問の効果的な解き方⑥(過去問は何年分解くべきか)
→最低3~5年分は解くようにしよう
高校入試の過去問は最低3~5年分は解くようにしましょう。
それは解けば解くほど、入試問題の傾向が分かったり、問題を解くコツが分かったりするからです。
そのため最低3年分、できれば5年分の問題を解くようにしましょう。
そして、それらの問題を終えてしまった場合は、「予想問題集」や「他県の入試問題」、「全国高校入試問題正解」などを解いていくとよいでしょう。
【高校入試】教科別過去問のおすすめな解き方は?
ア 高校入試過去問のおすすめの解き方①(国語)
→面倒くさがらずに文章をじっくりと読むこと
国語の問題の解き方のポイントは問題をよく読むことです。
みなさんの中には、国語の文章を読むのが面倒くさいと思ってしっかりと読まない人がいます。
しかし、これではいつまでたってもできるようにはなりません。
国語の答えは基本的に本文中にあります。
そのため文章をじっくりと読み、本文中のどの部分に解答の根拠があるのかを探すようにしましょう。(勘で答えているうちはできるようにはなりません。)
なお、国語が苦手な人は、最初は時間制限なしで答えが出るまでじっくりやっていくようにしてください。
イ 高校入試過去問のおすすめの解き方②(英語)
→文章から単語の意味が予想できる練習をしよう
英語の問題の解き方のポイントは、意味が分からない単語や熟語は文脈から予想することです。
長文読解を解いているときには、どうしても意味の分からない英単語や熟語に出会ってしまいます。
そのときには前後の文章から単語の意味を予想するようにして下さい。
いくら英単語帳や英熟語帳で単語や熟語の意味を覚えたとしても、実際の入試では意味が分からない言葉が出てくるものです。
そうなったときに対応できるように、普段から文脈から意味を予想する練習をするようにしましょう。
また、意味の分からない単語があまりにも多い場合は単語力が不足していますので、そのときは英単語帳を使って英単語の意味を覚えるようにしましょう。
ウ 高校入試過去問のおすすめの解き方③(数学)
→今まで習った図形やグラフの性質を使いこなそう
数学の問題の解き方のポイントは、難問に積極的に取り組むことです。
秋で入試によく出る問題の解き方をやっていれば、この時期にはたいていの問題には対応できるはずです。
しかし、入試問題は難易度の高い問題も出てきます。
そして、難問への取り組み方は
②図形やグラフの性質を思い出す(例 直角三角形なら三平方の定理が使える)
③どこかに補助線が引けないか考える
といったことがおすすめです。
最初のうちは時間を気にせず難問に向き合っていきましょう。
しかし、入試本番では一つの問題にあまり時間をかけて解くことができません。
入試で時間のかかりそうな問題が出てきたら、いさぎよく捨てる覚悟を持つことも大切です。
エ 高校入試過去問のおすすめの解き方④(理科・社会)
→応用問題もできるようにしていこう
理科や社会の問題の解き方のポイントは、グラフや表の読み取り問題に慣れることです。
近年の高校入試は、図やグラフを読み取る問題が増加しています。
そのため、こういった問題ができるようにならないと理科や社会で点数を取ることができません。
何年か過去問を解いてこのような問題に慣れるようにしましょう。
国語と同様、表やグラフを読むのを面倒くさがっていては、いつまでたってもできるようにはなりません。
高校入試対策おすすめ過去問題集や予想問題集は?
ここでは高校入試対策ができる過去問題集や予想問題集について紹介します。
ア 過去問題集
①「公立高等学校過去入試問題集2023年春受験用」→プリント形式となっており使いやすい
②「公立高校過去8年分入試問題集」→教科ごとに過去8年分の過去問を解くことができる
イ 予想問題集
①「公立高等学校2022年度受験用赤本」→2回分の予想問題が載っています。
②「全国高校入試問題正解」→全国の公立高校の入試問題及び難関私立・国立高校の入試問題が教科別に載っています。
高校入試過去問がダウンロードできるサイト一覧
最後に高校入試の過去問が無料でダウンロードができるサイトを紹介します。
①都道府県別 公立高校入試[問題・正答]
→全国の公立高校入試の問題をダウンロードできます
②愛知県公立高校入試問題過去問
→愛知県公立高校入試の過去問をダウンロードできます。