と思っている高校2年生のみなさん!
今回は「2024年 高2全統模試の結果と偏差値、日程をチェックしよう!」について詳しくみていきますよ。
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高2河合塾全統模試(2024)の日程・範囲・時間割は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!合格を狙え!高2全統模試の結果と偏差値、日程をチェックしよう!
ア 高2全統模試とはどんな模試?日程は?
→英語・数学・国語の3教科の模試
A 全統高2模試の日程
高2全統模試とは河合塾が主催する模試で、全国の高校2年生が受験する模試です。
受験者の数は10万人前後と、高1が受験する高1全統模試と比べると受験者数は多くなる傾向にあります。(主に進学校に通う生徒と河合塾生がメインで受験をします。)
なお、2024年度の具体的な日程は、
・第2回全統高2模試 8月18日(日)(夏休み中)
・第3回全統高2模試 10月27日(日)(2学期中間テスト直後)
・全統記述高2模試 1月26日(日)(学年末テスト前)
・全統共通テスト高2模試 2月2日(日)(学年末テスト前)
となっており、年明けからは共通テスト型のマーク模試も始まります。
また、試験科目は第1~3回は英語・数学・国語の3科目ですが、1月下旬の記述模試ではこれに理科と社会が加わります。
定期テストに比べると範囲が広く、また難しい問題が多いので、普段からコツコツと勉強をして対策をするようにして下さい。
B 高2全統模試の教科と問題形式
全統模試の試験科目は英語・数学・国語の3科目(年明けの模試は理科・社会も加わる)で、その時期までに習った内容が中心に出されます。
また、全統模試は定期テストと大幅に問題傾向が違い、
・解答時間は80~100分と長め
・記述式の問題が多い
といった特徴があります。
そのため、定期テストに向けた勉強だけでなく、実力をつける勉強も必要になってきます。
イ 高2河合塾全統模試(2024)の範囲と時間割は?
→試験時間が長いためかなりの体力と集中力を使う
A 高2全統模試の範囲
①国語(80分・200点満点)
現代文(評論・小説)、古文、漢文
*第4回は【現・古・漢型(100分)】・【現・古型(100分)】・【現代文型(80分)】に分かれます。
②数学(80~100分・200点満点)
必須問題 | 選択問題 | |
第1回 | 数学ⅠA | 数学Ⅱ(いろいろな式) 数学A(整数の性質) |
第2回 | 数学ⅠA 数学Ⅱ(いろいろな式・図形と方程式) | 数学A(場合の数) 数学Ⅱ(三角関数) 数学B(数列・平面ベクトル) |
第3回 | 数学ⅠA 数学Ⅱ(式と証明~図形と方程式) | 数学Ⅱ(三角関数・微分法) 数学B(数列・ベクトル) |
第4回【数学Ⅱ型】 | 小問集合、三角関数、場合の数 | 微分法・数列 |
*第4回の【数学Ⅰ型】は小問集合が必須、三角比・場合の数が選択問題となっています。
③英語(90分・200点満点)
リスニング、語彙・熟語、文法、整除作文、和文英訳、長文総合問題
*第4回は時間が100分となり、リスニング、中文空所補充、文法・語法、総合問題、英作文となります。
また、年明けの模試では、理科・地歴公民も範囲になってきます。
このように、どの科目も解答時間が長く、かつ記述問題が多いため、考える時間が増えます。
そのため、試験中は集中して解き、休憩中は次の科目に備えてしっかりと体を休めるようにしましょう。
B 高2全統模試の時間割
高2全統模試の時間割は以下の通りとなっています。
なお、下の時間割は第2回の全統模試の時間割です。
②数学(9:30~11:10・100分)
③英語(11:20~12:50・90分)
④受験届記入・提出(12:50~13:20・30分)
⑤昼休み(13:20~14:00・40分)
⑥国語(14:00~15:20・80分)
なお、模試を受ける際の注意点は以下の通りです。
①志望校はあらかじめ決めておく
全統模試では国公立大学は3校まで、私立大学は4校までの判定が出ます。
模試の時間中に受験届を記入する時間(30分)がありますが、あらかじめ大学や学部を決めておかないと、30分では決めきれません。
そのため、あらかじめ行きたい大学はどこなのか、どんな大学や学部があるのかを家で確認するようにしましょう。
また、志望校が決まっていないと勉強のモチベーションを高めることができません。
そういう意味でも日ごろから大学や学部についての理解を深めるようにしましょう。
②記述式の問題も必ず解く
全統模試は記述式の問題もかなり出ます。
そして、模試を受ける人の中には、「記述問題なんて解けない」・「文章の意味が分からない」・「解くのが面倒くさい」という理由で記述問題を全く解かない人がいます。
しかし、これではいつまで経ってもできるようにはなりません。
国公立大学の二次試験では記述問題が中心です。
普段模試などで記述問題を解かない人が、本番の入試だけ記述問題を解こうとしても絶対にできるようにはなりません。
練習でできない人が本番でできることはないのです。
英語や国語の問題は解答の根拠となる部分が本文中にあります。
そのため、文章をくまなく読んで、「ここだ」と思う部分を答えとして書くようにしましょう。
③休憩中はしっかりと体を休める
全統模試は1つの科目の解答時間が80~100分とかなり長めです。
また、文章の量が多い、難易度の高い問題が多い、記述式の問題があるといったことからかなりの体力と集中力を使います。
そのため、試験の合間の休憩中は次の科目に備えてしっかりと体を休めるようにしましょう。
そうでないと最後まで集中力が続かなくなる可能性があります。
また、休憩中のトイレはかなり混みますので気を付けてください。
高2河合塾全統模試(2024)の平均点・偏差値・結果は?
ア 高2全統模試の平均点・偏差値は?
→全体的に低めの点数
高2全統模試の平均点は定期テストよりもかなり低いです。
だいたいどの教科も200点満点中70~90点くらいが平均点となります。
参考までに昨年の2023年の平均点は以下のようになっています。
国語 | 数学 | 英語 | |
第1回 | 89点 | 96点 | 91点 |
第2回 | 93点 | 82点 | 81点 |
第3回 | 90点 | 80点 | 80点 |
第4回(1月) | 75点 | 67点 | 58点 |
*第4回の模試の平均点は、国語は現・古・漢型、数学はⅡ型の平均点です。
また進研模試よりも受験者のレベルが高いため、進研模試の偏差値よりも低くなる傾向があります。
そのため、進研模試の場合は超進学校から一般的な高校まで受験者層が幅広いですが、全統模試の場合は進学校の生徒か河合塾に通う生徒がメインとなるからです。
ですので、進研模試よりも偏差値が低くても気にしないようにしましょう。
また、一つの目安として、
・偏差値60~65 旧帝大<東大・京大以外>・MARCHレベル
・偏差値50~60 地方国公立大・関関同立レベル
となっています。
そして、2023年の第2回の全統模試の点数でみると、以下の点数をとることが一つの目安となります。
国語 | 数学 | 英語 | |
偏差値70 | 153点 | 169点 | 151点 |
偏差値65 | 138点 | 147点 | 134点 |
偏差値60 | 123点 | 125点 | 116点 |
偏差値55 | 108点 | 104点 | 98点 |
偏差値50 | 93点 | 82点 | 81点 |
一つの目安として3桁(100点以上)の点数をとると、偏差値55前後になります。
ですので、まずは100点以上取れるようにしていきましょう。
イ 高2全統模試の結果はいつ来る?
→模試終了後約一か月後には返却される
高2進研模試の結果は模試受験後約一か月後には模試ナビで確認することができます。
具体的には、
②8月の第2回全統模試 9月24日(火)<模試ナビ提供日>
③10月の第3回全統模試 12月4日(水)<模試ナビ提供日>
③1月の第4回全統模試 3月5日(水)<模試ナビ提供日>
の日程となります。
こちらの「模試ナビ」から結果を見ることができますので、気になる人はこちらから確認しましょう。(ただし初回はユーザー登録が必要になってきます。)
高2河合塾全統模試(2024)の過去問・勉強法は?
ア 高2全統模試の過去問はあるのか?
→基本的には入手できない
全統模試の過去問は基本的には手に入れることができません。
ただ、学校によっては模試の前に前年度の問題を解く機会があることもあります。
その場合は、過去問を解いて模試の問題形式や難易度を把握するようにしましょう。
イ 高2全統模試に向けた勉強法は?
→英語と数学の復習がメインになる
高2の全統模試に向けた勉強は、まずは英語・数学の勉強を中心にやるようにしましょう。(余裕のある人は現代文・古文・漢文などの対策もやるといいでしょう。)
A 英語
みなさんは学校の定期テストの勉強を通じて、
・英文法・英語構文の復習
などをやっていると思います。
ですので、まずはこれらの復習から始めましょう。
学校で使っている英単語帳や文法(構文)の問題集を完璧にすることで、英語の基礎力は十分に身につきます。
ただ、全統模試の英語は長文読解やリスニング、英作文などが出題されます。
これらの対策をする上でおすすめなのが、「英検の問題集」です。
英検は、リスニング・長文読解・英作文と問題があるので全統模試との相性はいいです。
また、英検は難易度が分かれていますので、みなさんのレベルに応じたものを使うことができます。
例えば、
・英語がまずまずできる人 準2級~2級
・英語が苦手な人 3級~準2級
といったようなレベルのものを使っていくといいでしょう。
そして、英検の問題集で全統模試の対策をしつつ、あわせて英検を受験することをおすすめします。
それは英検2級や準1級を持っていると入試で有利になるからです。(英語が満点扱いになるなどの優遇措置があります。)
高3になるまでに2級・準1級に合格できるように計画的に勉強をするようにしましょう。
B 数学
数学は数学ⅠA・ⅡB・Cの中で苦手な内容を復習するようにして下さい。
過去に全統模試や進研模試を受けた人は、前回受けた模試の結果を見ましょう。
すると、そこには単元別の正答率が載っています。
例えば、模試の結果が、
・確率 50点中35点
・微分積分 50点中38点
とすると、真っ先に復習すべき教科は「三角関数」となります。
このように苦手な単元から復習をすることで、点数が上がりやすくなります。
また、復習をする際はチャート式などの参考書の例題を解き直すことをおすすめします。
そして、使うべきチャートは、
がおすすめです。
全ての問題をやるのではなく、まずは苦手な単元や解き方があやふやな問題から取り組むようにしましょう。
何度も繰り返し解き、問題を見た瞬間に答えが思いつく状態までもっていくことが最終目標となります。
C 国語
国語は高2の時点では優先順位は低いです。(英語・数学の基礎が固めることが先です。)
なお、模試に向けた勉強は、古文単語や古典文法、漢文句法の暗記をしていくといいでしょう。
また、「教科書ガイド」などを使って、古文や漢文のたくさんの文章を読んでいくことをおすすめします。
そうすることで話の流れが分かるようになり、古文や漢文がスラスラと読めるようになります。
*教科書は高校によって違いますので、今学校で使っている教科書のガイドを買うようにしてください。
D 理科・社会
高2のうちは理科・社会の入試対策は優先してやる必要はありません。(仕上がるのに時間がかかる英語・数学の勉強を先にやるようにしましょう。)
ただし、前回の模試の結果から苦手な内容を短期集中で復習するのはおすすめです。
例えば、物理で熱があまりとれなかった、日本史で平安時代の内容を忘れているという場合は、その内容を復習することで点数が上がる可能性が十分にあります。
そのため、苦手な内容を基礎から復習するようにしましょう。