と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「第1・2・3回河合塾全統記述模試(2022)の結果・日程・過去問・偏差値は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
2022年第1・2・3回全統記述模試に向けた勉強法は?
ア 第1・2回全統記述模試(5~8月)に向けた勉強法
→各教科の基礎固めを優先しよう
第1回全統記述模試は5月の中旬、第2回全統記述模試は8月の下旬にあります。
そのため、この2回の模試は高3の1学期~夏休みの時期に行われることになります。
この時期の勉強は基礎固めを中心に行うようにしましょう。
また、教科ごとにやってほしい内容を見ていくと、
A 英語
英語 | ・英単語の暗記 ・英熟語の暗記 ・英文法の復習 ・英文解釈の勉強 ・長文読解の練習(速読・精読・多読) |
B 数学
文系数学 | ・白チャートおよび黄チャートによる解法暗記 |
理系数学 | ・黄チャートおよび青チャートによる解法暗記 ・数学Ⅲの勉強(二次試験で使う人) |
C 国語
現代文 | ・語彙力のアップ、背景知識の理解 |
古文 | ・古文単語の暗記 ・古典文法の復習 ・古文常識の勉強 |
漢文 | ・漢文句法の暗記 |
D 理科
物理 | ・力学・熱・波動の復習 ・電磁気の勉強(定期テスト対策) |
化学 | ・理論化学の復習 ・無機化学および有機化学の勉強(定期テスト対策) |
生物 | ・今まで習った内容の復習 ・高3の1学期で学校で習った内容の勉強(定期テスト対策) |
E 地理歴史
日本史B | ・今まで習ったところの復習+高3の1学期に習った内容の復習 |
世界史B | ・今まで習ったところの復習+高3の1学期に習った内容の復習 |
となります。
特定の教科ばかり勉強するのではなく、どの教科も満遍なく勉強するようにしましょう。
イ 第3回全統記述模試(10月)に向けた勉強法
→模試に向けて苦手な単元を克服するようにしよう
第3回全統記述模試は10月の中旬にあります。
この模試が最後の記述模試になりますので、ここである程度の結果を残しておきたいものです。
得意な科目は応用問題集を解き、一方で苦手な科目は引き続き基礎固めを中心に勉強していきましょう。
また、教科ごとにやってほしい内容を見ていくと、
A 英語
英語 | ・英単語の暗記、英熟語の暗記(入試本番まで繰り返す) ・長文読解の練習(速読・精読・多読) ・英作文の勉強(和文英訳・自由英作文) ・リスニングの対策 |
B 数学
文系数学 | ・白チャートおよび黄チャートによる解法暗記 ・プラチカで応用問題に慣れる |
理系数学 | ・黄チャートおよび青チャートによる解法暗記 ・プラチカ+一対一対応の演習で応用問題に慣れる |
C 国語
現代文 | ・(私大)共通テストの過去問、志望校の過去問を解く ・(国公立大)上級現代文を解く |
古文 | ・岡本梨奈の古文ポラリス1・2を解く ・(私大)中堅私大古文演習、有名私大古文演習を解く ・(国公立大)得点奪取古文記述対策を解く |
漢文 | ・(私大)共通テストの問題を解く ・(国公立大)得点奪取漢文記述対策を解く |
D 理科
物理 | ・良問の風を解く ・物理重要問題集や名問の森物理を解く ・電磁気、原子の勉強(定期テスト対策) |
化学 | ・理論化学、無機化学の復習 ・有機化学の勉強(定期テスト対策) |
生物 | ・今まで習った内容の復習 ・高3の1学期で学校で習った内容の勉強(定期テスト対策) |
E 地理歴史
日本史B | ・今まで習ったところの復習+高3の1学期に習った内容の復習 |
世界史B | ・今まで習ったところの復習+高3の1学期に習った内容の復習 |
となります。
また、みなさんの志望する大学の赤本(過去問題集)を解いてみることもおすすめします。
そうすることで入試までに何をしなければいけないかが分かり、無駄のない勉強ができるからです。
下のアマゾンサイトから「●●大学 2023」と検索すると志望する大学の赤本のサイトに移ります。
2022年全統記述模試(第1・2・3回)の日程・範囲・時間割は?
ア 2022年全統記述模試の日程は?
→例年5月、8月、10月に実施
多くの高校では、ベネッセが主催する進研模試と河合塾が主催する「全統模試」を受験します。
そして、全統模試は大きく、
②記述式の「全統記述模試」
③大学別の「●●大オープン」
の3種類に分かれており、その中で全統記述模試は全3回(5月・8月・10月)あります。
そして、2022年度の日程(愛知県・公開会場の場合)は、
②第2回全統記述模試 8月28日(日)→夏休み後半にある模試
③第3回全統記述模試 10月16日(日)→2学期中間テストが直後の模試
となっています。
イ 2022年第1・2・3回全統記述模試の時間割は?
→試験時間が長いため、かなりの体力と集中力を使う
次に2022年第1・2・3回全統記述模試の時間割についてです。
ここでは大学などで行われる公開受験を例に全統記述模試の時間割を見ていきます。
A 文系
数学 | Ⅰ型 9:30~10:50(80分) Ⅱ型 9:30~11:10(100分) Ⅲ型 9:30~11:30(120分) |
英語 | 11:40~13:20(100分) |
受験票記入 | 13:20~13:50(30分) |
昼休み | 13:50~14:30(40分) |
国語 | 14:30~15:50(80分)<現代文型> 14:30~16:10(100分)<現古(漢)型> |
社会(1科目目) | 16:20~17:20(60分) |
社会(2科目目) | 17:25~18:25(60分) |
B 理系
数学 | Ⅰ型 9:30~10:50(80分) Ⅱ型 9:30~11:10(100分) Ⅲ型 9:30~11:30(120分) |
英語 | 11:40~13:20(100分) |
受験票記入 | 13:20~13:50(30分) |
昼休み | 13:50~14:30(40分) |
理科(1科目目) | 14:30~15:30(60分) |
理科(2科目目) | 15:35~16:35(60分) |
国語 | 16:45~18:05(80分)<現代文型> 16:45~18:25(100分)<現古(漢)型> |
上の表のように、全統記述模試は1科目の試験時間が長く、かつ1日で受験科目を全て行うため非常に体力と精神力が求められる試験となっています。
そのため集中力を切らさないように、休憩中などは体をしっかりと休めるようにしましょう。
ウ 2022年第1・2・3回全統記述模試の出題範囲は?
→英語・数学・国語・理科基礎などは全範囲
全統記述模試の範囲は、英語・国語・理科基礎・公民(現社・政経・倫理・倫政)は全範囲となります。
また、数学Ⅲと地歴、理科(発展)は、回によって範囲が異なります。
第1回 | 第2回 | 第3回 | |
数学Ⅲ | 微分法まで | 積分法の面積まで | 全範囲 |
物理 | 力学・波動まで | 力学・熱・波動・電気まで | 原子分野を除く |
化学 | 電気分解まで | 有機化学まで | 全範囲 |
生物 | 生命活動と物質まで | 動物の環境応答まで | 生物の進化と系統を除く |
日本史B | 室町時代まで | 江戸時代の天保の改革まで | 全範囲 |
世界史B | ヨーロッパ(15世紀末まで) 中国(元朝末まで) | ヨーロッパ(19世紀末まで) アジア(18世紀末まで) | 全範囲 |
地理 | 系統地理 | 系統地理・地誌など | 全範囲 |
となっています。
全統共通テスト模試と範囲は似ていますが、やや進学校の進度に寄せている感じがします。
そのため、学校によっては習っていない内容が範囲になることもあるため気を付けてください。
2022年第1・2・3回全統記述模試の平均点・偏差値は?
ア 2022年第1・2・3回全統記述模試の平均点は?
→全体的に低めの点数
2022年全統記述模試の平均点は結果が出ないと公表されることはありません。
ですが、例年同じような難易度で配点の40%程度が全国平均となります。
2022年度の平均点は公開され次第、更新していきます。
なお、データは河合塾HPにある「第1回全統記述模試教科科目別成績順位表」を引用しています。
教科 | 平均点 | 教科 | 平均点 |
英語 | 63点 | 化学 | 37点 |
数学Ⅰ型 | 38点 | 生物 | 41点 |
数学Ⅱ型 | 83点 | 日本史B | 36点 |
数学Ⅲ型 | 89点 | 世界史B | 38点 |
現代文・古文 | 73点 | 地理B | 47点 |
現代文・古文・漢文 | 82点 | 政治・経済 | 34点 |
物理 | 34点 |
上の表のように、平均点を見るとかなり低めです。
これは、
②現役生が模試に慣れていない、そもそも合格できる学力に到達していない
ことが挙げられます。(ただし現役生は後半の模試になるにつれて点数が上がってきます。)
イ 2022年第1・2・3回全統記述模試の偏差値は?
→浪人生や中高一貫に通う生徒は偏差値が高めに出る
高2までの模試は同級生しか受験していませんでした。
それが、高3の5月以降に行われる模試では浪人生も参加します。
浪人生は既に学習内容が終わっているため、偏差値が高めに出ます。
また、全統模試では中高一貫の生徒も多く受験します。
そのため、一般的な公立高校の生徒は高2の時よりも偏差値が低くなりがちです。
ですが、1年間しっかりと勉強をすることで、入試直前の11月や12月の模試では彼らに追いつくことができますので、不安にならずにしっかりと勉強するようにしましょう。
ウ 2022年第1・2・3回全統記述模試の過去問は?
→学校で配布されることもある
「全統記述模試を受ける前に過去問を解いてみたい。」と思う人がいるかもしれません。
全統共通テスト模試の場合は、「共通テスト総合問題集」で前年度の模試の問題(過去問)を解くことができました。
ですが、全統記述模試の場合は過去問がありません。
そのため、模試の対策としては苦手な単元や教科の復習を中心にやるようにしましょう。
ただ、学校によっては模試直前に前年度の模試を解く機会があることもあります。
エ 2022年第1・2・3回全統記述模試の結果は?
→模試受験後、約一か月後に返却される
全統記述模試の結果は、模試受験後およそ一か月後に返却されます。
ただ、その少し前に「模試ナビ」で自分の結果をネットで確認することができます。(結果を確認するには登録が必要になってきます。)
結果を見て一喜一憂するのではなく、できなかった問題を必ず復習するようにしましょう。