と思っている高校2年生のみなさん!
今回は「2024年 高2駿台模試完全ガイド|結果・範囲・レベル・日程」について詳しくみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
高2駿台全国模試(2024)の日程・範囲・時間割は?
ア 高2駿台模試とはどんな模試?日程は?
→第2回から英語・数学・国語+社会・理科になる
A 高2駿台全国模試の日程
駿台模試とは駿台予備校が主催する模試で、全国の高校2年生が受験する模試です。
そして、受験者の数は約3~4万人と、中学生のころに受けた模試と比べると圧倒的に多いのが特徴です。(主に超進学校に通う生徒と駿台生がメインで受験をします。)
そして駿台模試が行われるのは年3回で、6月中旬・10月下旬・2月中旬に実施されます。(11月上旬には「高1アドバンスト」という模試がZ会との共催で行われます。)
なお、2024年度の具体的な日程は、
・第2回高1駿台全国模試 10月6日(日)(2学期中間テスト直後)
・高1アドバンスト<Z会・駿台共催> 11月3日(日)
・第3回高1駿台全国模試 2月9日(日)(学年末テスト前)
となっており、定期テストの前後に行われることが多いため、計画的に勉強をしていく必要があります。
B 高2駿台全国模試の教科と問題形式
駿台模試の試験科目は、
第2・3回:英語・数学・国語+社会(理科)
で、その時期までに習った内容が中心に出されます。
また、駿台模試は定期テストと大幅に問題傾向が違い、
・解答時間は100~120分と長め(社会・理科は2科目で120分)
・難易度は進研模試や全統模試よりも格段に難しい
・偏差値は低めに出る
といった特徴があります。
そのため、定期テストに向けた勉強だけでなく、実力をつける勉強も必要になってきます。
イ 高2駿台全国模試(2024)の範囲と時間割は?
→試験時間が長いためかなりの体力と集中力を使う
A 高2駿台全国模試の範囲
①国語(100分・200点満点)
現代文、古文、漢文各1題ずつ
②数学(100~120分・200点満点)
第1回:小問集合と数ⅠA全範囲
第2回:【文系】数学ⅠA+ⅡB(数列・ベクトル)、【理系】数学ⅠA+ⅡB+Ⅲ
第3回:【文系】数学ⅠA+ⅡB(数列・ベクトル)、【理系】数学ⅠA+ⅡB+Ⅲ
③英語(100分・200点満点)
リスニング、語彙・熟語、英文法、長文読解
このように駿台模試は試験時間が長いため、集中力が必要になってきます。
また、難易度は全体的に非常に高いため、よく考えて解くようにしましょう。
B 高2駿台全国模試の時間割
高2駿台全国模試の時間割は以下の通りとなっています。
【第1回】
①数学(9:00~10:40・100分)
②英語(10:55~12:35・100分)
③国語(13:25~15:05・100分)
【第2・3回】
<文系>
①数学(9:20~11:00・100分)
②国語(11:15~12:55・100分)
③英語(13:45~15:25・100分)
④社会1科目(15:40~16:40・60分)
⑤社会2科目(15:40~17:45・120分)
<理系>
①国語(9:00~10:40・100分)
②数学(10:55~12:55・120分)
③英語(13:45~15:25・100分)
④理科1科目(15:40~16:40・60分)
⑤理科2科目(15:40~17:45・120分)
なお、模試を受ける際の注意点は以下の通りです。
①模試前日までに志望校の登録を済ませる
駿台模試では第5希望までの判定が出ます。(国公立大学は最大3希望まで)
そして、駿台模試の場合は受験する前に「受験前登録」として、
・受験科目
・志望校、学部、学科等
を入力します。
また、国公立大学の判定は英数国、私立大学の判定は英数・英国・数国のいずれかで判定されます。
②記述式の問題も必ず解く
駿台模試は記述式の問題もかなり出ます。
そして、模試を受ける人の中には、「記述問題なんて解けない」・「文章の意味が分からない」・「解くのが面倒くさい」という理由で記述問題を全く解かない人がいます。
しかし、これではいつまで経ってもできるようにはなりません。
国公立大学の二次試験では記述問題が中心です。
普段模試などで記述問題を解かない人が、本番の入試だけ記述問題を解こうとしても絶対にできるようにはなりません。
練習でできない人が本番でできることはないのです。
英語や国語の問題は解答の根拠となる部分が本文中にあります。
そのため、文章をくまなく読んで、「ここだ」と思う部分を答えとして書くようにしましょう。
③休憩中はしっかりと体を休める
駿台模試は1つの科目の解答時間が100~120分とかなり長めです。
また、文章の量が多い、難易度の高い問題が多い、記述式の問題があるといったことからかなりの体力と集中力を使います。
そのため、試験の合間の休憩中は次の科目に備えてしっかりと体を休めるようにしましょう。
そうでないと最後まで集中力が続かなくなる可能性があります。
また、休憩中のトイレはかなり混みますので気を付けてください。
高2駿台全国模試(2024)の平均点・偏差値・結果は?
ア 高2駿台全国模試の平均点・偏差値は?
→全体的に低めの点数
高2駿台全国模試の平均点は定期テストよりもかなり低いです。
だいたいどの教科も200点満点中70~90点くらいが平均点となります。
また、進研模試や全統模試よりも受験者のレベルが高いため、これらの模試の偏差値よりも低くなる傾向があります。
そのため、進研模試の場合は超進学校から一般的な高校まで受験者層が幅広いですが、駿台模試の場合は進学校の生徒か駿台に通う生徒がメインとなるからです。
ですので、進研模試よりも偏差値が低くても気にしないようにしましょう。
また、一つの目安として、
・偏差値60~65 旧帝大・早慶上智レベル
・偏差値55~60 準難関国公立大・上智・東京理科大・GMARCH上位レベル
・偏差値50~55 地方国公立大・GMARCHレベル
となっています。
イ 高2駿台全国模試の結果はいつ来る?
→模試終了後約一か月後には返却される
高2駿台全国模試の結果は模試受験後約一か月後にはWEBで確認することができます。
具体的には、
②10月の第2回高2駿台全国模試 11月下旬
③11月の高2アドバンスト 12月中旬
③2月の第3回高2駿台全国模試 3月中旬
の日程となります。
こちらの「駿台模試受験生サイト」から結果を見ることができますので、気になる人はこちらから確認しましょう。(ただし初回はユーザー登録が必要になってきます。)
高2駿台全国模試(2024)の過去問・勉強法は?
ア 高2駿台模試の過去問はあるのか?
→基本的には入手できない
駿台模試の過去問は基本的には手に入れることができません。
ただ、学校によっては模試の前に前年度の問題を解く機会があることもあります。
その場合は、過去問を解いて模試の問題形式や難易度を把握するようにしましょう。
イ 高2駿台全国模試に向けた勉強法は?
→英語と数学の復習がメインになる
高2の駿台全国模試に向けた勉強は、まずは英語・数学の勉強を中心にやるようにしましょう。(余裕のある人は現代文・古文・漢文などの対策もやるといいでしょう。)
A 英語
みなさんは学校の定期テストの勉強を通じて、
・英文法の復習
などをやっていると思います。
ですので、まずはこれらの復習から始めましょう。
学校で使っている英単語帳や文法の問題集を完璧にすることで、英語の基礎力は十分に身につきます。
ただ、駿台模試の英語は長文読解やリスニング、英作文などが出題されます。
これらの対策をする上でおすすめなのが、「英検の問題集」です。
英検は、リスニング・長文読解・英作文と問題があるので駿台模試との相性はいいです。
また、英検は難易度が分かれていますので、みなさんのレベルに応じたものを使うことができます。
例えば、
・英語が苦手~普通な人 2級
といったようなレベルのものを使っていくといいでしょう。
そして、英検の問題集で駿台模試の対策をしつつ、あわせて英検を受験することをおすすめします。
それは英検2級や準1級を持っていると入試で有利になるからです。(英語が満点扱いになるなどの優遇措置があります。)
高3になるまでに2級・準1級に合格できるように計画的に勉強をするようにしましょう。
B 数学
数学は苦手な内容を復習するようにして下さい。
過去に駿台模試を受けた人は、前回受けた模試の結果を見ましょう。
すると、そこには単元別の正答率が載っています。
例えば、模試の結果が、
・確率 50点中35点
・数列 50点中38点
とすると、真っ先に復習すべき教科は「微分法」となります。
このように苦手な単元から復習をすることで、点数が上がりやすくなります。
特に数学Ⅰの内容が分からないと数学Ⅱ・B・Ⅲ・Cの内容も分からなくなってしまいますので、早急に復習をするようにして下さい。
また、復習をする際はチャート式などの参考書の例題を解き直すことをおすすめします。
そして、使うべきチャートは、
がおすすめです。
全ての問題をやるのではなく、まずは苦手な単元や解き方があやふやな問題から取り組むようにしましょう。
何度も繰り返し解き、問題を見た瞬間に答えが思いつく状態までもっていくことが最終目標となります。
C 国語
国語は高2の時点では優先順位は低いです。(英語・数学の基礎が固めることが先です。)
なお、模試に向けた勉強は、古文単語や古典文法、漢文句法の暗記をしていくといいでしょう。
また、「教科書ガイド」などを使って、古文や漢文のたくさんの文章を読んでいくことをおすすめします。
そうすることで話の流れが分かるようになり、古文や漢文がスラスラと読めるようになります。
*教科書は高校によって違いますので、今学校で使っている教科書のガイドを買うようにしてください。
D 理科・社会
高2のうちは理科・社会の入試対策は優先してやる必要はありません。(仕上がるのに時間がかかる英語・数学の勉強を先にやるようにしましょう。)
ただし、前回の模試の結果から苦手な内容を短期集中で復習するのはおすすめです。
例えば、物理で熱があまりとれなかった、日本史で平安時代の内容を忘れているという場合は、その内容を復習することで点数が上がる可能性が十分にあります。
そのため、苦手な内容を基礎から復習するようにしましょう。