と思っている高校生のみなさん!
今回は「化学で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
定期テスト化学ではどのような問題が出る?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト化学のおすすめ勉強法は?
高校の化学は化学基礎と化学に分かれています。
そして化学基礎は文系理系問わず全員が学びます。
一方で、化学(発展)は理系のみが学ぶ教科となっています。
また、化学は全部で理論化学・無機化学・有機化学と3つの単元に分かれており、特に理論化学の内容が大事になってきます。
それは、理論化学は化学の根幹となる単元であるため、理論が分からないと無機や有機もよく分からなくなってしまうからです。
ですので、化学が苦手な人はまずは理論化学の復習をやるようにして下さい。
なお、定期テストの問題は、
・発展問題(20点程度)
と基本的な問題が中心となっています。(進学校の場合は発展問題の割合がもう少し高めです。)
化学は単元ごとに問題形式が大きく異なり、
・無機化学:知識問題中心
・有機化学:有機の知識を元にした思考力問題中心(構造決定など)
となっていますので、単元に応じた勉強方法が必要になってきます。
化学が苦手でさっぱりできない場合はどうする?
化学が苦手になる原因としては、
②化学基礎の内容が分かっていない
③理論化学の内容が分かっていない
④「なぜそうなるのか?」を考えずに問題を解いている
といったことがあります。
化学は理論化学の内容が分かっていないとなかなかできるようになりません。
そのため、理論が苦手な人は早急に理論の復習をするようにしましょう。
また、問題を解く際に意識すべきことは、
*特に無機・有機化学は基本的な内容を先に覚えていないとなかなかできるようにはならない
・問題を解く際には化学反応式を書いて考える
・教科書や資料集を見て視覚的にイメージをする
・「なぜそうなるのか?」を理解しながら解く
・まずは基本問題を完璧にする(発展問題は後回しでOK)
といったことです。
苦手な内容を放置したままではできるようにはならないので、化学ができるようにいろいろと勉強のやり方を工夫してください。
化学の苦手意識を早めになくすことで、高3になったときの受験勉強がスムーズに進むことができるようになりますので、定期テストの勉強を通じて化学の基礎固めをするようにしましょう。
定期テスト化学のおすすめ勉強法は?
ア 提出物を早めに終わらせる
→早めに提出物を終わらせることを心掛けていこう
A 学校の問題集はいつ解くべきか?
定期テスト化学のおすすめ勉強法の一つ目は、「セミナー・アクセスなどの提出物を早めに終わらせる」ことです。
多くの学校ではテスト当日までにセミナーやアクセスといった学校教材を解いて提出しなければいけません。
しかし、セミナーやアクセスなどの学校の教材は量が多く、解説も細かく書かれていないため、テスト週間に入ってから始めていたのでは到底間にません。
そのため、学校の授業で習った内容はその日のうちに解くことをおすすめします。
そうすることで、テスト週間に入る前には一通りの内容が終わっていることになるため、解き直しに専念をすることができます。
B 学校の問題集のおすすめの解き方は?<計算問題>
では、セミナーやアクセスといった問題集を効率よく解くためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、いきなり答えを見ることです。(特に発展問題はこのやり方でやることをおすすめします。)
多くの人は、
という流れで解いています。
しかし、これではただ問題を解いただけで終わっていて、「できる」ようにはなっていません。
できなかった問題ができるようにするには、自力で解けるように仕上げる必要があります。
そのためには問題を解き直すことが大事になってきますが、上の場合は解き直しをしていないため、化学ができるようにはならないのです。(勉強はやっているがなかなか化学ができるようにはならない典型的なやり方です。)
そこで、私がオススメする勉強法は、
②問題は解かずに、いきなり答え(解説)を見て解き方を理解する
③解き方を理解したら、答え(解説)を隠して自力で解けるかどうかを確認する
です。
これであれば、短い時間で解けますし、かつ解き方が頭の中に入るため確実にできるようになります。
そして、定期テストの場合、問題集にある問題の数字や式を少し変えただけの問題が多く出題されるため、解き方がしっかりと分かっていれば必ず高得点が取れます。
特に化学が苦手な人はこのやり方で解くことをおすすめします。
また、問題を解く際に気を付けるべきポイントは、
・途中式を必ず書く
・「なぜこの式になるのか?」を理解する
・単位に気を付けて計算する
といったことがあります。
C 学校の問題集のおすすめの解き方は?<知識問題>
無機化学や有機化学では基本的な内容を暗記をしてから問題を解くようにして下さい。
それは、無機や有機の分野は知識がないと解けないからです。
そのため、セミナーやアクセスのまとめ部分の中で重要部分をチェックペンで塗るなどして覚えるところから始めていきましょう。(どこを塗ったらいいか分からない人は、「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」を使うことうをおすすめします。)
そして、テスト範囲の内容を暗記してから問題を解いていき、できなかった問題や知識があやふやな部分は再度覚え直すようにしましょう。
D「なぜそうなるのか?」を理解しながら解く
化学は理解していないと高得点を取ることは難しい科目です。
そのため、問題を解く際には、「なぜそうなるのか?」ということを常に意識して解くようにしましょう。
「なぜ、このような式になるのか?」
「なぜ、この問題でこの公式を使うのか?」
このようなことを意識しながら問題を解いていくと理解度が高まってきます。
なお、解説を読んでも分からない場合は、
・YouTubeの授業動画を見て理解する
・学校の先生や塾の先生に聞く
といったことをして理解するようにしましょう。
イ 解く問題を絞って復習をする
→見直す際は解く問題数をできるだけ絞る
定期テスト化学のおすすめ勉強法の二つ目は、「テスト週間中の解き直しは解く問題を絞る」ことです。
テスト週間に入る前に提出する範囲の内容を一通り終えれば、テスト週間中は一度解いた問題の解き直しをすることができます。
ですが、先ほども言ったように、セミナー・アクセスなどの補助教材は量があまりにも多いため、全ての問題をもう一度解くことは効率が悪すぎます。(時間が絶対に足りなくなります。)
そこで、テスト週間中に問題を解き直す場合にはある程度問題を絞って解くようにしましょう。
では、数多くある問題の中でどの問題を解けばいいのでしょうか?
それは基本問題です。
セミナーやアクセスといった問題集は、大きく基本問題と発展問題に分かれます。
ただ、最初から発展問題までマスターしようとするとどうしても時間がかかってしまいます。
発展問題は、
・かけた時間の割にあまり出題されない(出ても10~20点分)
といった特徴があるため、化学で高得点を取りたい人以外はやる必要はありません。
ですので、まずは基本問題の内容を完璧にするようにしましょう。
なお、学校で「最低この問題番号の問題はできるように」といった指定がされる場合もあります。
その場合は、その問題が出題される可能性は極めて高いですので、その問題もしっかりと復習するようにしましょう。
ウ 復習のときもいきなり答えを見る
→3回は解かないとスラスラとけるようにならない
定期テスト化学のおすすめ勉強法の三つ目は、「最低3回は解き直す」ことです。
化学の問題ができるようになるには、最低3回は解き直すことが必要になってきます。
そして、みなさんは最初問題を解くときに、答えを見て解き方を理解し、その後自力で解く方法でやっていきました。
しかし、一回だけやっただけでは全ての問題がスラスラと解けるようにはなっていません。
そこでテスト週間中にやる解き直しも、もう一度答えを見て理解し、自力で解くというやり方でやってください。
そうすることで短い時間で解き直しを終えることができます。
また、既に1回はやっていますので、1回目よりかは短い時間でできるはずです
エ テスト前日・当日の勉強法
→解き方を忘れていないかどうか再度確認をしよう
みなさんは、ここまでに問題集の問題を2回通り解きました。
そして、テスト前日と当日には3回目の勉強をします。
今までの2回は「いきなり答えを見て解き方を理解する→自力で解けるかどうかを確認する」というやり方でやっていきました。
それによってだいたいの問題は解けるようになったはずです。
そのため、この3回目は、問題を見て解き方が分かっているどうかの確認をします。
ただ、ここでは式などを書かずに、解き方の方針だけを確認することにしましょう。
そうすることで短い時間で最終確認を終えることができます。
例えば、
という問題であれば、
①水溶液、電極に気を付けながら陽極・陰極のイオン反応式を書く
②電流×時間(秒)÷96500で電子の物質量を求める
ということが分かっていれば解けます。
それが分かっていれば、特に式などをノートに書く必要はありません。
また、無機・有機化学は忘れやすい所をもう一回チェックしておきましょう。
特に金属イオンの色などはすぐに忘れてしまう単元ですので念入りに復習をしておくようにして下さい。
定期テスト化学向けのおすすめ参考書・問題集は?
A 大学入試坂田アキラの化学[理論化学編]の解法が面白いほどわかる本
「大学入試坂田アキラの化学[理論化学編]の解法が面白いほどわかる本」はKADOKAWAから出版されている化学の内容について分かりやすく書かれている参考書です。(類書に「無機・有機化学編」・「計算問題編」・「化学基礎編」もあります。)
そして、この本をおすすめする理由としては、
・定期テストなどで出る一通りの計算問題の解き方が載っている
・イラストが多く、講義調で書かれているため読みやすい
といったことがあるからです。
そのため、ヘンリーの法則や電気分解、ヘスの法則などの計算問題が苦手な人は、この参考書を使うことをおすすめします。
B 宇宙一わかりやすい高校化学無機化学・有機化学
「宇宙一わかりやすい高校化学無機化学」・「宇宙一わかりやすい高校化学有機化学」は学研から出版されている化学の内容について分かりやすく書かれている参考書です。(理論化学編もあります。)
一冊が分厚いですが、その分丁寧に解説がされています。
そして、この本をおすすめする理由としては、
・身近なたとえを使って説明がされているため分かりやすい
・解き方の手順が詳しく書かれており、どうやって解けばいいのかが一目で分かるようになっている
といったことがあるからです。
ただしページ数が多いので、全てを読むのではなく、分からない内容を調べるための教材として使うようにしましょう。
C 基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル
「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」は旺文社から出版されている無機化学と有機化学の覚えるべきポイントについて分かりやすく書かれている問題集です。
この問題集は書き込み方式のドリルとなっていますが、別冊の解答は答えが赤字で書かれていますのでそちらをメインに使っていくといいでしょう。
赤シートで答えを隠し、用語や化学反応式などを覚えていくことをおすすめします。
ただ分量が多いので、テスト週間に入る前に一回やっておき、テスト週間中にもう一回暗記するといったペースで進めるようにしましょう。
定期テスト化学で高得点を取るための勉強スケジュールは?
化学のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には、セミナー・アクセスなどの学校で使っている問題集を一通り解き終えるようにしましょう。
普段宿題以外の勉強をせずに、テスト週間に入ってからこれらの問題集を解き始めていたのでは到底間に合いません。
そうならないためにも、テスト週間に入る前にある程度仕上げておくといいでしょう。
学校で習った内容は、その日のうちに復習をする(問題集を解く)習慣をつけるようにして下さい。
また、分からない問題は参考書で調べるなどして解決するようにしましょう。
なお、
・無機や有機で覚えておくべき内容
などを先に覚えてから問題を解くようにしましょう。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、解き方があやふやな問題や定期テストに出そうな問題を中心に解き直すことです。
理想は全ての問題を解き直すことですが、他の教科の勉強もあるためなかなか物理基礎に時間がかけられないでしょう。
そのため、もう一回やった方がいい問題を中心に解き直すようにして下さい。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、テスト週間中に解いた問題の最終確認です。
化学の問題は何度も復習しないとできるようにはなりません。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。
また、用語の意味や公式、無機や有機の内容についても再度確認しておきましょう。