と思っている高校生のみなさん!
今回は「公共・政経・倫理で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
定期テストの公共、倫理、政治・経済では何が出る?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト公共・倫理・政経のおすすめ勉強法は?
A 公共、倫理、政治・経済の問題形式
公共、倫理、政治・経済の学習内容は、
②倫理 現代社会と青年期、源流思想、西洋思想、東洋思想
③政治・経済 政治、経済、国際社会(公共よりも内容が細かい)
となっています。
また、問題形式は、
・正誤問題
などがメインとなっています。(学校によっては時事問題が出題されるところもあります。)
日本史や世界史に比べると範囲が狭いため、短い時間で高得点を取ることができる教科と言えます。
B「公共」は捨ててはいけない
多くの高校では高1のときに「公共」の授業があります。
しかし、みなさんの中には、「俺は日本史選択だから公共はいらない」、「私は地理で受験するから公共はいらない」といった理由で公共の勉強をやらない人がいます。
ですが、公共の勉強は必ずするようにして下さい。
その理由についてはいくつかあります。
①文系では「日本史(世界史)+公共・政経など」の組み合わせで受験することが多い
共通テストでは、文系は社会が2科目必要になってきます。
しかし、進学校以外では日本史探究と世界史探究を2つ学ぶことはありません。
そのため、共通テストで「日本史探究+世界史探究」の組み合わせで受験をすることが現状かなり難しくなります。
ですので、多くの人は、
・日本史か世界史+公共・政治経済
・日本史か世界史+公共・歴史総合・地理総合
といった組み合わせで受験をすることになります。
そのため、高1でやった公共の内容が必要になってくるのです。
また、政治・経済や倫理は公共の内容が土台になっていますので、そういう意味でも公共の内容をしっかりと勉強する必要が出てきます。
②理系では地理探究に代わる科目になる
一方、理系の場合は共通テストの社会は1科目でOKです。
そして、多くの高校では高2・3と地理探究を習うため、地理で受験をする人が多いでしょう。
ですが、地理探究の内容が難しいと感じたときには、公共をメインとした科目に切り替えることもできます。
特に、「公共・歴史総合・地理総合」であれば、学校で一通り習っていますので、対策はしやすいはずです。(地理総合は地理探究の基礎となる科目で範囲は狭いです。)
そういう意味でも公共の勉強をしておくと、地理に代わる科目として使うことができます。(ただし、旧帝大など一部の大学では、「公共・歴史総合・地理総合」では受験できませんので気を付けてください。)
③公共を学ぶことで英語や現代文、小論文の対策にもなる
公共は世の中で起きている政治・経済・社会・国際問題について学ぶ教科です。
そのため、公共の内容を知ることで、今世の中で何が起こっているかを学ぶことができます。
また、英語や現代文の長文は現代社会の内容をテーマにしたものもあるため、公共の内容を知ることで、これらの文章が読みやすくなり、結果英語や現代文の点数が上がりやすくなります。
さらに、小論文や面接対策もスムーズにできるようになるため、推薦を狙っている人にもおすすめな科目といえます。
定期テスト公共・倫理・政経のおすすめ勉強法は?
ア 教科書や参考書を読んで内容を思い出す
→教科書や参考書を読んで習った内容を思い出そう!
定期テストの公共、倫理、政治・経済のおすすめ勉強法の一つ目は、「教科書や参考書を読んで内容を思い出す」ことです。
最初から語句を覚えようとすると、よく理解しないまま進むことになり応用が利かなくなってしまいます。
そうなると思ったよりもテストで点が取れなかったということになりかねません。
そのため、まずは、教科書やノート、資料集、参考書を読み、授業で習った内容を思い出して内容を理解するようにしていきましょう。
また、授業のプリントが穴埋め問題形式のものであれば、そのプリントを使って語句を覚えていくのも効果的です。
なお、教科書の内容がよく分からない場合は、参考書などを読むと理解が深まります。
それぞれの教科のおすすめ参考書は、
です。
この本を薦める理由としては、
・ポイントが箇条書きでまとまっている
・別冊の「キーワードスピードチェック」で重要な語句を暗記できる
といったところです。
そのため、蔭山の共通テストシリーズを読んで内容を理解し、かつ別冊の「キーワードスピードチェック」で重要な語句を暗記してから学校の問題集を解いていくといいでしょう。
イ 学校の問題集の内容を完璧にする
→丸暗記をしない!何度も繰り返す!
定期テストの公共、倫理、政治・経済のおすすめ勉強法の二つ目は、「学校の問題集の内容を完璧にする」ことです。
ここでのおすすめは、最初から答えを全てワークに書きこんでしまうことです。
答えを赤ペンで書き、それを赤シートで隠して覚えると効果的です。
また、用語の暗記をする際の注意点としては、丸暗記をしないことです。
何回も暗記をしていると、出てくる順番や何となくの場所で語句を覚えてしまいます。
しかし、定期テストでは問題集からそのまま出るわけではないので、そのやり方では効果がありません。
そのため、丸暗記をせずに語句と説明をリンクして覚えるようにしましょう。
例えば、
であれば、
といったように、食糧管理制度の説明にあたる部分に線を引き、「食糧管理制度<語句>=農民を保護した制度で、米を農民から高く買い、国民に安く売った<語句の説明>」をリンクして覚えるようにしましょう。
そうすることで、問題の形式が変わっても対応することができます。
また、倫理の場合は、「人物名+キーワード+キーワードの意味」をセットで覚えるようにしましょう。
ウ 時事問題対策
→日ごろからニュースに関心を持つことが大切!
定期テストの公共、倫理、政治・経済のおすすめ勉強法の三つ目は、「時事問題対策」をすることです。
公共や政治・経済では10点程度時事問題が出題されることがあります。
そのため、毎日のニュース(政治・経済など)に関心を持つようにしましょう。
テレビや新聞、インターネットなどで日本や世界の動きを見ておくと世の中のことがわかるようになります。
ただ、人によっては見ている時間がない、興味がなくてなかなか見ようとしないという場合もあるでしょう。
その場合は、「高校生 時事問題」と検索すれば、時事問題について扱っているサイトがありますので、そういったものを活用すると短時間で内容が頭の中に入ります。
エ テスト前日・当日の勉強法
→忘れていないかどうか再度確認をしよう
定期テストの公共、倫理、政治・経済のおすすめ勉強法の四つ目は、「テスト前日・当日に再度復習をする」ことです。
公共、倫理、政治・経済は暗記科目であるため、一度できたと思った内容もしばらくすると忘れてしまいます。
そのため、テスト前日や当日も再度見直しをするようにしましょう。
ただ、前日や当日は他の教科の見直しもあるため、公共、倫理、政治・経済に関しては、
・知識があいまいな問題
を中心に短時間で見直すようにしましょう。
定期テストに向けてしっかりと勉強することで、共通テストに向けた基礎固めにもつながっていきます。
定期テスト公共・倫理・政経で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テスト公共、倫理、政経のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には教科書やプリントを読んで、今まで習った内容を思い出すことをしていきましょう。
その際には教科書やプリントの文章だけを読むのではなく、図やグラフなどもしっかりと読む込むようにして下さい。(資料集も読むことをおすすめします。)
また、プリントの中の重要語句の暗記や問題集の答えを全て赤ペンで書き込むことも事前にやっておきましょう。
ここまでをテスト週間に入る前にやっておくと、テスト週間中にスムーズに勉強をすることができます。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、問題集の内容を完璧にすることです。
ここでは丸暗記をせずに、語句と語句の説明をリンクして覚えるようにしましょう。
また暗記する際には、全ての問題の答えが言えるようにし、その後語句を漢字で書けるかどうかを確かめていくといったように2段階に分けて取り組むことをおすすめします。
最初から語句を漢字で書くところまで仕上げようとすると、テスト本番までに全ての内容が仕上がらなくなる可能性もあるため、
②漢字で書けるかどうかの確認
という順番で進めるようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、覚えているかどうかの最終確認です。
公共、倫理、政治・経済は暗記要素が強い科目であるため、何度もやらないと忘れてしまいます。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。