と思っている高校生のみなさん!
今回は「現代文で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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【高校生】定期テストの現代文ではどんな問題が出題される?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト現代文のおすすめ勉強法は?
高校の定期テストは国語は「現代の国語(現代文)」と「言語文化(古文・漢文)」に分かれています。
そして現代文で出題される内容は、
②語句:論説文でよく出るキーワードの意味を問う問題など
③教科書の内容(評論+小説の2題であることが多い)
④補助教材の内容
が中心に出題されます。
なお、配点の割合としては、漢字・語句で20点程度、文章問題で80点程度というのが一般的です。
【高校生】定期テスト現代文のおすすめ勉強法は?
ア 漢字の暗記
→漢字で取りこぼしのないようにしよう
定期テストの現代文のおすすめ勉強法の一つ目は漢字の暗記です。
漢字は漢字の問題集から10点分くらい出題されます。
漢字は覚えればできる知識問題であるため、得点源になるようにしっかりと練習していきましょう。
ただし、範囲が広いため、効率よくやらないと結構時間をくってしまう単元でもあります。
そこで、漢字の勉強をするにあたっておすすめのやり方は以下の通りです。
①まずは一通り確認し、できなかったものにチェックをつける
→できればテスト週間に入る前までには終わらせるようにしましょう。
②漢字の「書き」は書いて確認、「読み」は書かずに確認。
→「書き」は必ず書いて確認するようにしましょう。
一方で「読み」は書かずに確認することで時間を短縮できます。
③書けなかった漢字は3回書いて覚える。
→最初の2回は見て書き、最後の1回は隠して書くと頭に残りやすくなります。
④再度覚えていなかった漢字をチェックし、全ての漢字をマスターするまで繰り返す
→覚えてから、再度チェックするまで少し時間を空けると効果的です。
このように覚えていないものをしっかりと暗記をし、読める(書ける)ようにすることで得点力がアップします。
逆に言えば、復習をしない限り点数は伸びないので、必ず復習をするようにしましょう。
イ 語句の暗記
→語句の意味を覚えておくと説明文が読みやすくなる
定期テストの現代文のおすすめ勉強法の二つ目は語句の暗記です。
説明文では、「イデオロギー」・「アイデンティティ」・「パラドックス」といったような語句が出てきます。
これらの語句の意味を知っておかないと、文章の理解度は下がってしまいます。
そこで、定期テストの勉強を通じて、語句の意味をしっかりと覚えるようにしましょう。
そうすることで大学入試の勉強にもつながるのでお得です。
なお、語句の覚え方としては、
①まずは一通り確認し、できなかったものにチェックをつける
→できればテスト週間に入る前までには終わらせるようにしましょう。
②覚えていなかった語句の意味を集中的に覚える
→例文が載っているものであれば、例文を通して意味を覚えていくと効果的です。
③再度覚えていなかった語句をチェックし、全ての語句をマスターするまで繰り返す
→覚えてから再チェックまで少し時間を空けると効果的です。
漢字に比べると短い時間で仕上がりますが、忘れやすい内容ですのでこまめに復習をするようにしましょう。
ウ 教科書本文の復習
→教科書ガイドがあると内容を把握しやすい!
定期テストの現代文のおすすめ勉強法の三つ目は、教科書本文の復習です。
定期テストの現代文は時間の割には結構な量の文章が出ます。
そのためあらかじめ本文の内容を把握しておかないと最後まで解ききれなくなる可能性もあります。
そうならないように、テスト週間中にもう一度文章の内容を理解するようにしましょう。
そして、教科書本文の復習方法は以下の通りです。
②文章に出てくる意味の分からない語句や読み方が分からない語句を辞書などで調べる
③教科書ガイドやノートを見て、話の内容や重要ポイントなどを確認する
最初に文章を一通り読み、話の内容を思い出していきます。
その際は声を出して読むようにしましょう。
黙読ではどうしても文章を飛ばして読んでしまう可能性もあり、そうなると文章の内容を理解しづらくなってしまいます。
そうならないためにも声に出して一字一句をじっくり読むようにしましょう。
また、その際に意味の分からない語句があれば辞書などで確認するようにして下さい。
意味の分からない語句をそのままにしておくと、文章の理解度が下がってしまうため、必ず辞書などで意味を調べるようにしましょう。
その後は、教科書ガイドや現代文のノートを見て重要部分やテストに出るポイントなどをおさえていきます。
その際には接続語や指示語、本文の中で何回も出てくるキーワードをつかむことが大事になってきます。
そして、最後に文章を要約していくとよいでしょう。
そうすることで文章の内容を理解できるようになります。
エ 補助教材の文章問題を解く
→解いて終わりではなく、文章の内容をしっかりと理解しよう
定期テストの現代文のおすすめ勉強法の四つ目は、補助教材の文章問題を解くことです。
漢字の勉強や教科書の内容の復習をしたら、最後に学校で使っている補助教材の問題を解いていきます。
まずは文章を読み、問題を解いていきます。
問題を解いたら丸付けをし、解説をじっくりと読みます。
また、解説を読むときには、
・文章のあらすじや構造について書かれていればそこもしっかりと読む
といったことを意識してください。
そうすることで文章の内容を理解することができるようになります。
【高校生】現代文が苦手な人向けのアドバイスは?
ここでは現代文が苦手な人向けのアドバイスをしていきます。
ア 解答の根拠を探す習慣をつける
→答えの根拠になる部分は本文のどこにあるのかを探す練習をする
定期テストの現代文の勉強でよくあるのが、問題集の答えを何も考えずに丸暗記をするやり方です。
しかし、それはあまり意味がありません。
なぜなら、現代文の場合は問題がそのまま出るとは限らないからです。
現代文の答えは本文中にあります。
そのため、この問題の答えは本文のどこにあるのかを探す習慣を持つようにしてください。
国語が苦手な人はろくに文章を読まずに何となく答えてしまっている人がほとんどです。
しかし、それではいつまでたってもできるようにはなりません。
問題を読み、答えに該当する部分が本文のどこにあるのかを探し出す訓練をしない限りできるようにはなりません。
最初は見つけるのに時間がかかるかもしれませんが、それを繰り返すことでよってだんだんと短い時間で答えが見つかるようになります。
なお、現代文の読み方を詳しく知りたい人は、「宗のたった4時間で現代文(学研)」などの参考書を読んでいくことをおすすめします。
イ 記述問題は必ず解く
→答えの根拠になる部分は本文のどこにあるのかを探す練習をする
現代文の苦手な人の問題集の解き具合を見てくると、記述問題をまともに解いていない人が多いです。
彼らは、「記述問題なんてできっこない」・「解くのが面倒くさい」という理由で記述問題を解かないのです。
しかし、定期テストでは記述問題の配点は高いため、記述問題を捨ててしまうと高得点を取ることはできません。
また、進研模試や全統模試でも記述問題はたくさん出ます。
そうなると記述問題に取り組まない限りは力はついてこないのです。
そのため記述問題も積極的に解くようにしましょう。
なお、記述問題の解き方も他の問題と一緒で、解答の根拠となる部分を探し、それをまとめるだけです。
最初は解くのに時間がかかるかもしれませんが、継続的に行うことで徐々に力はついていきますので必ずやるようにしましょう。
ウ 定期テストの勉強を捨てない
→漢字や語句の知識、読解の練習など大学入試につながる内容は多い
「定期テストの勉強をしても教科書の内容が大学入試に出るわけではないから意味がない。」と思う人がいます。
しかし、これは間違いです。
確かに、教科書や補助教材の文章が共通テストや大学入試でそのまま出る可能性はないでしょう。
ですが、定期テストの勉強をすることで、
・さまざまなジャンルの文章を読むため背景知識が身につく
・文章問題を解くことで読解力がつく
といった効果があります。
そのため、定期テストの勉強をしっかりとやることで、それが大学入試の勉強にもつながるのです。
【高校生】定期テスト現代文で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テストの現代文で高得点を取るには事前の準備が必要です。
テスト週間に入ってから始めていたのでは間に合いません。
普段からコツコツと勉強をするようにしましょう。
なお、現代文のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前にやっておくといいことは、
・教科書の本文を読み返す
・補助教材の問題を解く
ことです。
テスト週間になると、どうしても現代文以外の教科の勉強がメインになってきます。
そのため、テスト週間に入る前に現代文はある程度仕上げておくといいでしょう。
なお、現代文は一夜漬けでどうにかなる科目ではありませんので気を付けてください。
B テスト週間
テスト週間に入ったら、やるべきことは漢字と語句の暗記がメインになってきます。
テスト範囲の内容を一通りチェックして、覚えていなかったところや知識があいまいなところは集中的に暗記をするようにしましょう。
また、教科書の本文についてはノートや教科書ガイドを読む、補助教材の問題については解説をしっかりと読むことをし、文章の理解を深めるようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、漢字・語句の復習です。
テスト週間の間に暗記をした漢字や語句をしっかりと覚えているかどうかをもう一度チェックしましょう。
なお、テスト前日や当日は現代文はあまり時間をかけずに、他の教科の復習をメインに行うようにしてください。