と思っている高校生のみなさん!
今回は「【生物基礎・地学基礎】定期テスト勉強法を塾講師が分かりやすく解説!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
定期テスト教科別おすすめ勉強法
①コミュニケーション英語 | ②論理・表現 |
③数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 |
⑦物理基礎・化学基礎 | ⑧生物基礎・地学基礎 |
⑨物理 | ⑩化学 |
⑪生物 | ⑫公共・倫理・政治経済 |
⑬歴史総合・地理総合 | ⑭日本史探究 |
⑮世界史探究 | ⑯地理探究 |
⑰情報Ⅰ | ⑱副教科<保健体育・家庭科> |
定期テスト生物基礎・地学基礎ではどのような問題が出る?
【動画】定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法は?
A 問題形式
生物基礎や地学基礎といった教科は、物理基礎・化学基礎とは違い暗記的な要素が強い教科です。
そのため、生物基礎・地学基礎の問題形式は、
・表やグラフを読み取る問題
・計算問題<地学基礎>、実験に関する問題<生物基礎>
などがメインとなっています。
B 生物基礎の出題範囲
生物基礎の範囲は、
②生物の体内環境の維持(体液、自律神経系、ホルモン、体温や血糖濃度の調節、免疫)
③生物の多様性と生態系(植生、遷移、バイオーム、生態系)
の3つから構成されています。
暗記する内容が多いので、こまめに復習をするようにしましょう。
C 地学基礎の出題範囲
地学基礎の範囲は、
②大気と海洋(地球の熱収支、大気と海水の運動)
③地球の環境(地球の環境と日本の自然環境)
④太陽系と宇宙(太陽系と太陽、宇宙の誕生)
の4つから構成されています。
似たような言葉が出てきますので、しっかりと意味を区別して覚えていく必要があります。
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法は?
ア 教科書を読んで内容を思い出す
→教科書を読んで習った内容を思い出そう!
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法の一つ目は、「教科書を読んで内容を思い出す」ことです。
単元によっては1,2か月前に習った内容もあります。
そうなるとほとんどの人は結構前に習った内容を忘れてしまっていることでしょう。
そこでまずみなさんがやるべきことは、習った内容を思い出すことです。
教科書やノート、参考書を読み直して、授業で習った内容を復習していきましょう。(資料集も見ておくとイメージが湧きやすくなります。)
そうすることで、語句の暗記や問題演習などがスムーズに進めることができます。
イ 「用語→意味」が言えるようにする
→意味まで覚えることで理解度が格段に増す
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法の二つ目は、「用語→意味が言えるようにする」ことです。
教科書を読んで習った内容を思い出したら、語句の暗記に入っていきます。
セミナーやアクセス、リードLightノートといった教材は、各単元の最初に用語の確認ができるページがあるはずです。
ですので、いきなり問題を解くのではなく、まずは用語の暗記をするところから始めていきましょう。
それは用語の意味をしっかりと覚えていないと問題が解けないからです。
知識を十分に身につけてから問題を解くようにしましょう。
また、用語の覚え方としては、以下のやり方がおすすめです。
①語句の説明→語句が言えるようにする
最初は語句の説明(問題文)から語句が言えるようにすることから始めましょう。
これは例を挙げると、「mRNAの塩基配列がアミノ酸配列に変換される過程は?<語句の説明>」という生物基礎の問題があったとしたら、「翻訳<語句>」という答えが言えるようにすることです。
また、語句だけでなく、体液性免疫や細胞性免疫の図、バイオームの図、火成岩の化学組成の図などの図もしっかりと覚えるようにしましょう。
②語句→説明が言えるようにする
「語句の説明」→「語句」ができるようになったら、次に「語句」→「語句の説明」ができるようにします。
これは先ほどの例を使って説明すると、「翻訳とは何か?<語句>」から「mRNAの塩基配列がアミノ酸配列に変換される過程<語句の説明>」と言えるようにすることです。
これができるようになると、理解度が格段に増し、かつ問題の正答率も上がります。
ただし、やってみるとわかりますが、できるようになるまでに結構な時間がかかります。
そのため、文で覚えるのではなく、文中の大事なキーワードを中心に覚えるようにしましょう。
例えば翻訳であれば、「mRNAの塩基配列がアミノ酸配列に変換される過程」の赤字部分を重点的に覚えるようにすると、短い時間で覚えられるようになります。
③特に注意して覚えてほしい内容
例えば、生物基礎のホルモンでは、「内分泌腺・ホルモン名・作用」をセットで覚える必要があります。
ワークの問題が「副甲状腺から放出されるホルモンは?」とあったとしたら、正解は「パラトルモン」になります。(パラトルモンには血液中のカルシウムイオン濃度を上げる役割があります。)
しかし、定期テストではワークの問題がそのまま出るとは限りません。
パラトルモンに関する問題であれば、
・パラトルモンの役割は?
・血液中のカルシウムイオン濃度を上げる役割をするホルモンは?
といったようにいろいろな問題の出し方が考えられます。
そのため、ワークの問題だけを暗記していたのでは太刀打ちできないのです。
ホルモンであれば、どんなパターンの問題が来ても対応できるようにするには、「内分泌腺・ホルモン名・作用」をまとめて覚えることが必要になってきます。
「副甲状腺<内分泌腺>ーパラトルモン<ホルモン名>ー血液中のカルシウムイオン濃度を上げる<作用>」をセットで覚えるようにすると、どんな問題でも対応できるようになるためしっかりと覚えるようにしましょう。
ウ 提出物を早めに終わらせる
→早めに提出物を終わらせることを心掛けていこう
A 学校の問題集はいつ解くべきか?
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法の三つ目は、「セミナーやアクセス、リードLightノートなどの提出物を早めに終わらせる」ことです。
多くの学校ではテスト当日までに学校の問題集を解いて提出しなければいけません。
しかし、セミナーやアクセス、リードLightノートなどの学校の教材は量が多いため、テスト週間に入ってから解き始めていたのでは十分に仕上げることができないまま終わってしまいます。
そのため、学校の授業で習った内容はその日のうちに解くことをおすすめします。
そうすることで、テスト週間に入る前には一通りの内容が終わっていることになるため、解き直しに専念をすることができます。
B 学校の問題集のおすすめの解き方は?
では、学校の問題集を効率よく解くためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、いきなり答えを見ることです。(特に発展問題はこのやり方でやることをおすすめします。)
多くの人は、
という流れで解いています。
しかし、これではただ問題を解いただけで終わっていて、「できる」ようにはなっていません。
できなかった問題ができるようにするには、自力で解けるように仕上げる必要があります。
そのためには問題を解き直すことが大事になってきますが、上の場合は解き直しをしていないため、なかなかできるようにはならないのです。
そこで、私がオススメする勉強法は、
②問題は解かずに、いきなり答え(解説)を見て解き方を理解する
③解き方を理解したら、答え(解説)を隠して自力で解けるかどうかを確認する
です。
これであれば、短い時間で解けますし、かつ解き方が頭の中に入るため確実にできるようになります。
そして、定期テストの場合、問題集にある問題を少し変えただけの問題が多く出題されるため、内容がしっかりと分かっていれば必ず高得点が取れます。
特に生物基礎や地学基礎が苦手な人はこのやり方で解くことをおすすめします。
エ 解く問題を絞って復習をする
→見直す際は解く問題数をできるだけ絞る
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法の四つ目は、「テスト週間中の解き直しは解く問題を絞る」ことです。
テスト週間に入る前に提出する範囲の内容を一通り終えれば、テスト週間中は一度解いた問題の解き直しをすることができます。
ただし、テスト週間に入ると多くの人は英語や数学といった教科に時間をかけるようになり、生物基礎や地学基礎の勉強があまりできなくなってしまいます。
そのため、全ての問題を解き直すのではなく、ある程度解く問題を絞って復習することをおすすめします。
では、数多くある問題の中でどの問題を解けばいいのでしょうか?
それは基本問題です。
学校の問題集は大きく基本問題と発展問題に分かれます。
ただ、最初から発展問題までマスターしようとするとどうしても時間がかかってしまいます。
発展問題は、
・かけた時間の割にあまり出題されない(出ても10~20点分)
といった特徴があるため、生物基礎・地学基礎で高得点を取りたい人以外はやる必要はありません。
ですので、まずは基本問題の内容を完璧にするようにしましょう。
なお、学校で「最低この問題番号の問題はできるように」といった指定がされる場合もあります。
その場合は、その問題が出題される可能性は極めて高いですので、その問題もしっかりと復習するようにしましょう。
オ 復習のときもいきなり答えを見る
→3回は解かないとスラスラとけるようにならない
定期テスト生物基礎・地学基礎のおすすめ勉強法の五つ目は、「最低3回は解き直す」ことです。
生物基礎・化学基礎の問題ができるようになるには、最低3回は解き直すことが必要になってきます。
そして、みなさんは最初問題を解くときに、答えを見て解き方を理解し、その後自力で解く方法でやっていきました。
しかし、一回だけやっただけでは全ての問題がスラスラと解けるようにはなっていません。
そこでテスト週間中にやる解き直しも、もう一度答えを見て理解し、自力で解くというやり方でやってください。
そうすることで短い時間で解き直しを終えることができます。
また、既に1回はやっていますので、1回目よりかは短い時間でできるはずです
カ テスト前日・当日の勉強法
→解き方を忘れていないかどうか再度確認をしよう
みなさんは、ここまでに問題集の問題を2回通り解きました。
そして、テスト前日と当日には3回目の勉強をします。
今までの2回は「いきなり答えを見て解き方を理解する→自力で解けるかどうかを確認する」というやり方でやっていきました。
それによってだいたいの問題は解けるようになったはずです。
そのため、この3回目は、問題を見て解き方が分かっているどうかの確認をします。
ただ、ここでは答えなどを書かずに、口頭で確認をするようにしましょう。
そうすることで短い時間で最終確認を終えることができます。
テンポよく進めて、他の教科の見直しにも時間を充てられるようにしましょう。
定期テスト生物基礎・地学基礎向けのおすすめ参考書・問題集は?
定期テスト生物基礎・地学基礎向けのおすすめの参考書は、学研から出ている「きめる!共通テスト生物基礎」・「きめる!共通テスト地学基礎」です。
これらは基本的には共通テスト用の参考書ですが、内容が分かりやすく書かれているため、定期テスト用としても使うことができます。
そして、この本を使った方がいい人は、
・文系で共通テストでも生物基礎・地学基礎を使う人
です。
また、この本をおすすめする理由としては、
・全ページフルカラー+イラスト・図・表が多いため見やすい
・別冊の要点集で大事な内容の確認ができる
といったことがあるからです。
教科書を読んでも分からない場合や問題集がなかなか解けない場合にはこの問題集を使うことをおすすめします。
定期テスト生物基礎・地学基礎で高得点を取るための勉強スケジュールは?
生物基礎・地学基礎のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には、学校で使っている問題集を一通り解き終えるようにしましょう。
普段宿題以外の勉強をせずに、テスト週間に入ってからこれらの問題集を解き始めていたのでは到底間に合いません。
そうならないためにも、テスト週間に入る前にある程度仕上げておくといいでしょう。
学校で習った内容は、その日のうちに復習をする(問題集を解く)習慣をつけるようにして下さい。
また、分からない問題は参考書で調べるなどして解決するようにしましょう。
なお、先に用語の意味を覚えてから問題を解くようにしましょう。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、解き方があやふやな問題や定期テストに出そうな問題を中心に解き直すことです。
理想は全ての問題を解き直すことですが、他の教科の勉強もあるためなかなか生物基礎や地学基礎に時間がかけられないでしょう。
そのため、もう一回やった方がいい問題を中心に解き直すようにして下さい。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、テスト週間中に解いた問題の最終確認です。
生物基礎や地学基礎の内容は何度もやらないと忘れてしまいます。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。
【まとめ】定期テスト生物基礎・地学基礎の勉強法のポイントとアドバイス
今回の「定期テスト生物基礎・地学基礎で結果の出る勉強法は?」についてのまとめです。
・穴埋め問題形式で用語を問う問題
・図やグラフなどを読み取る問題
・計算問題や実験に関する問題
・用語の意味を先に覚えてから問題を解くこと
・いきなり答えを見て解き方を覚え、その後自力で解けるかどうか確認する
・解説を見ても分からない問題は、「きめる!共通テスト生物基礎」「きめる!共通テスト地学基礎」などの参考書を使って解き方を調べる
・最低3回は同じ問題を解かないとできるようにはならない
生物基礎や地学基礎は暗記がメインです。
ただ、これらの内容は覚えてもすぐに忘れてしまうため、テスト本番までには最低3回は覚えるようにしましょう。