と思っている高校生のみなさん!
今回は「論理表現で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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【高校英語】論理・表現の定期テストでは何が出題される?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト論理表現のおすすめ勉強法は?
高校の定期テストは英語は「英語コミュニケーション」と「論理・表現」に分かれています。
英語コミュニケーションは教科書本文の長文についての問題が、論理・表現は文法や長文についての問題が出ます。
そして詳しく見ていくと、英語コミュニケーションは、
②教科書の内容<長文問題>
③補助教材の内容<長文問題>
が中心に、
論理・表現は、
②暗記例文・構文の暗記
③英作文<和文英訳・自由英作文>
④教科書や補助教材の内容
が中心に出題されます。
【高校英語】定期テスト論理・表現のおすすめ勉強法は?
ア 英文法の理解
→まずは英文法の知識をしっかりと固めていこう
A 英文法の重要性
定期テストの論理・表現の勉強法の一つ目は、「英文法の理解」です。
英文法を知らないと文章の理解度が下がってしまうため、まずは文法の内容をしっかりと理解をすることが大事になってきます。
多くの学校では、高1の1年間で高校で習う英文法を一通り習います。
ですので、できれば高1の論理・表現の定期テスト勉強を通じて英文法をマスターするようにしましょう。
また、高1の時期に英文法の勉強をサボってしまった人は早急に復習をして下さい。
そうでないと英語の授業がだんだんと分からなくなり、かつ定期テストや模試で点数が取れなくなってしまいます。
B 英文法の勉強方法
英文法の勉強方法は以下の通りです。
①文法の内容を理解する
まずは、テスト範囲の内容の文法を理解することです。
学校で使っている参考書や「大岩のいちばんはじめの英文法<超基礎文法編>」などの市販の参考書を使って、文法のしくみを理解するようにしましょう。
理解をしていないのに暗記をしてもできるようにはならないので、まずはしっかりと内容を把握するところから始めましょう。
②ルールを覚える
次にやるべきことは文法のルールを覚えることです。
例えば、仮定法の場合、
・文の構造(仮定法過去) 「If + S + 動詞の過去形、S + would ・couldなど + 動詞の原形~」
・意味(仮定法過去) もし~なら、~なのに
というのを瞬時に言えるようにしましょう。
これが言えないと問題を解いても理解ができるようにはならないので、何度も口ずさんで暗記をするようにして下さい。
学校で使っている文法の問題集でまとめページがある場合は、上の内容をチェックペンで塗って暗記ができるようにしましょう。
また、受動態・動名詞・分詞・比較といった単元には慣用表現がありますので、そこもしっかりと覚えておくと問題の正答率が上がります。
なお、覚える際は、英語→日本語だけでなく、日本語→英語も言えるようにしましょう。
そうすることによって頭に知識が残りやすくなります。
例えば、分詞の慣用表現の一つとして、「generally speaking<一般的に言えば>」というのがあります。
多くの人は、「generally speaking<英語>」という言葉から「一般的に言えば<日本語>」という意味を覚えることをします。
しかし、これに加えて、「一般的に言えば<日本語>」から「generally speaking<英語>」が言えるようにすることによって、知識が身につき、問題が解きやすくなります。
ですので、日本語から英語に直す練習もするようにしましょう。
③問題を解く
文法の内容を理解し、文のルールを覚えたら、学校の問題集を解いていきます。
問題を解く際のポイントとしては、
・問題で出てくる単語の意味を調べない
ということです。
テスト本番では参考書などを見ながら解くことはできません。
そのため、普段から問題を解く際は参考書などを見ずに自力で解くようにしましょう。
そして一通り問題を解き終えた後は、丸付けをし解説を読むようにしてください。
④解答の根拠を言えるようにする
英文法の場合は丸暗記で意味などを覚えてしまってもなかなかできるようにはなりません。
そうではなく、「なぜそうなるのか?」を理解しながら暗記をするようにしましょう。
例えば、
His story ( ) be true.
という問題があったとします。
この問題では、正解が「must」になりますが、その理由は、日本文の「彼の話は本当に違いない」から「~に違いない」にあてはまる言葉が入るため、答えがmustになります。
このように、答えを丸暗記するのではなく、「なぜその答えになるのか?」をしっかりと言えるようにしましょう。
そうすることで問題の形を変えられてもスラスラと答えることができます。
イ 英文法のおすすめ参考書・問題集は?
→分からない内容は文法の参考書などを見て理解をしていこう
英文法が苦手な人向けにおすすめの参考書・問題集を2冊紹介します。
A 動画でわかる英文法<必修文法編>
「動画でわかる英文法<必修文法編>(旺文社)」は英文法について分かりやすく書かれている参考書です。
この本をおすすめする理由は、
・動画授業があるため文法の内容を理解しやすい
・ページ数が少ないため、短い時間で終えることができる
といった特徴があるからです。
そのため、文法の内容を詳しく知りたい人はこの参考書を使って理解を深めるようにしましょう。
B 基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル
「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル(旺文社)」は初学者向けの英文法の問題集です。
学校で使っている英文法の問題集が今一つ使いにくい人や共通テスト、大学入試に向けた基礎固め用の問題集としておすすめです。
そして、この本をおすすめする理由は、
・全ての問題になぜその答えになるのか、その根拠が詳しく書かれている
といったことがあります。
英文法は「なぜその答えになるのか?」と言ったことをきちんと理解していないとなかなかできるようにはなりません。
ですので、この問題集のような解説ができるだけ詳しい問題集を使うことをおすすめします。
ウ 例文の暗記
→まずは英語を日本語を訳す練習から始めよう
定期テストの論理・表現の勉強法の二つ目は、「例文の暗記」です。
高校によっては、文法の参考書や英語構文の問題集の別冊などにある例文がテスト範囲になることもあります。
ただ、例文を覚えるのは、英単語を覚える以上に時間がかかります。
そこでおすすめの覚え方は以下の通りです。
*文の構造が分からない場合は参考書を読んで理解する
②「英文→日本語訳」ができるようにする
③「日本語訳→英文」が書けるようにする
の順で行っていくとよいでしょう。
例えば、先ほどの「His story must be true.<彼の話は本当であるに違いない>」の文章を覚えるとすると、
・【②英文→日本語訳が言えるようにする】 His story must be true.は「彼の話は本当であるに違いない」という意味だな。
・【③日本語訳→英文が書けるようにする】 「彼の話は本当であるに違いない」を英語にするとHis story must be true.だな。
という順番でやることになります。
1回のテスト範囲で結構な量の例文を覚えることになるため、普段からコツコツと覚えるようにしましょう。
ここでしっかりと例文や構文を覚えておくと、英作文がスラスラと書けるようになります。
エ 英作文
→日本語を簡単な表現にすることを心がけよう
定期テストの論理・表現の勉強法の三つ目は、「英作文」です。
英作文は和文英訳と自由英作文があります。
これらができるようになるには、英文法や英語構文などの知識などが必要になってきます。
そのため、これらの内容が十分に定着していない人は、英文法や英語構文の復習をしていきましょう。
また、英作文は仕上がるのに時間がかかります。
中途半端な対策ではなかなかできるようにはならないのでしっかりと勉強をするようにしましょう。
そして、英作文を書くときは、できるだけ日本語を簡単な表現に言い換えてから英作文を書くことをおすすめします。
例えば、「遅刻しそうだったので全力疾走した」という文を英語にしようとすると「全力疾走?って何?」ということになります。
しかし、「遅刻しそうだったのでできる限り速く走った」と置き換えると、as~as~を使って書くことができます。
こうすることで文法的に間違いのない文章が書けるようになります。
オ 英文法・語法の問題集を解く
→まずは英語を日本語を訳す練習から始めよう
定期テストの論理・表現の勉強法の四つ目は、「英文法・語法の問題集を解く」です。
多くの学校では、高2・3になると「スクランブル英文法・語法(旺文社)」といったような分厚い問題集からテストが出題されます。
「スクランブル英文法・語法」などの問題集では、左ページに問題と日本語訳が、右ページに答えと解説が載っています。
また、このタイプの問題集の特徴は、
・問題量が多い
・解説があまり詳しくない
といったものがあります。
そのため、うまく使わないとただ答えを丸暗記してしまっているということに成りかねません。
ですので、英文法・語法の問題集の復習をする場合には、
②解説を見ても分からない場合は、文法の参考書を見て内容を理解する
②「なぜそうなるのか?」を理解しながら暗記をする
④テスト本番までに全ての問題を完璧にする
といった流れでやっていくようにしましょう。
そうすることで、安定した点数が取れるようになってきます。
【高校英語】定期テスト論理・表現で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テストの論理・表現で高得点を取るには事前の準備が必要です。
テスト週間に入ってから始めていたのでは間に合いません。
例文暗記の小テストから気を抜くことなく勉強をするようにしましょう。
なお、論理・表現のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前にやっておくといいことは、
・教科書の内容を復習する
・文法の問題集や英文法・語法問題集を解く
・補助教材の問題を解く
ことです。
論理・表現は文法や構文、英作文がメインです。
そのため、まずは内容を理解し、その上で暗記をするようにしましょう。
なお、英語は量が多く、一夜漬けでどうにかなる科目ではありませんので気を付けてください。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、
・教科書の問題を完璧にする
・文法の問題集や英文法・語法問題集を完璧にする
がメインになってきます。
テスト週間に入る前に理解をすることや問題を解くことは終え、テスト週間中は知識を頭に入れることをメインにやるようにしましょう。
例文の暗記や問題集の解きなおしを中心に行うことで、テスト問題がスラスラと解けるようになります。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、例文の最終確認や間違えた問題の見直しです。
まずは、テスト週間の間に暗記をした例文をしっかりと覚えているかどうかをもう一度チェックしましょう。
また、教科書や補助教材の問題の中で特に気になる問題ができるかどうかを確かめていくようにしましょう。