と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【共テ】地学基礎(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
共通テスト地学基礎(2023)の平均点と問題形式、難易度は?
【動画】共通テスト地学基礎の過去問分析(2023)とおすすめ勉強法は?
ア 共通テスト地学基礎(2023)の平均点、難易度や出題範囲は?
→2022年に引き続き易しめの問題が多かった
下の表は2023年の共通テスト地学基礎の問題傾向や難易度についてです。
難易度 | 昨年並み |
配点 | (1)地球(19点) (2)大気と海洋(7点) (3)宇宙(14点) (4)日本列島と自然の恵み(10点) |
平均点 | 35.03点 |
このように、地学基礎は理科基礎科目の中で最も点数が取りやすい科目なので、非常におすすめ科目です。(平均点も高く最も満点を取ることができやすい科目です。)
ただし、地学基礎を教えている学校が少ないこと、参考書や問題集の数が少ないことがネックになってきます。
イ 前年度2023年の共通テスト地学基礎の過去問題の分析や解説は?
→全体的に解きやすい問題が多かった
【動画】2023年 共通テスト 地学基礎 解説
① 第1問(地球・19点)
A 地球
問1 最初に経度の差を出し、あとは比で求めることができます。
問2 知識問題です。収束境界は深発地震が起こりますが、すれ違い境界では火山活動はみられません。
B 地層
問3 短い期間に広い地域で堆積していると鍵層に適しているといえます。
問4 地層の対比をすることで堆積年代について分かります。
C 鉱物と火山
問5 aはbに、cはaとbに邪魔されているため、bが自形と分かります。
問6 Cの粘性が低い(高い)が逆です。
② 第2問(大気と海洋・7点)
A 大気
問1 経度幅10度で900㎞と問題文にあり、また図から高気圧の幅は経度20度分であることが分かります。また、高気圧の速度は30km/hですので1800÷30=60で答えが出ます。
B 海洋
問2 黒潮は南方の温かい海水を北へ運びます。やや難しい問題です。
③ 第3問(宇宙・14点)
問1 言葉の定義が分かっているかどうかを問う問題です。
問2 話の流れから星間雲であることが分かります。
問3 黒点の温度は周りの温度よりも低いのが特徴です。
問4 銀河系の円盤部の直径は10万光年です。
また太陽系は円盤部のやや左側にあります。天の川は円盤部にあり、そことはずれてアンドロメダ銀河が見えるので方向はAになります。
④ 第4問(日本列島と自然の恵み・10点)
問1 石炭は古生代石炭紀の樹木からできたものであり火成活動とは関係がありません。
問2 石灰岩はサンゴやフズリナからできます。
問3 梅雨前線は停滞前線の一種です。
共通テスト地学基礎(2024)で9割取るための勉強法は?<高1・2編>
高1・2の間は、地学基礎の共通テスト対策は特にやる必要はありません。
ですが、学校の定期テストの勉強はしっかりとやるようにしましょう。
また、高1・2の時期の受験勉強は英語と数学(文系数学・理系数学)を中心に進めるようにしましょう。
それは、この2教科は範囲が広いため仕上がるのに時間がかかるからです。
そのため、地学基礎の共通テスト対策は高3になってから始めるようにしましょう。
共通テスト地学基礎(2024)で9割取るための勉強法は?<基礎固め>
ア 教科書や参考書を読み、今まで習った内容を思い出す
→まずは学校で習った内容を思い出すことから始めよう
高3の春からは本格的に地学基礎の共通テスト対策を始めていきます。
そして最初にやってほしいことは、地学基礎の参考書を読むことです。
学研の「きめる!共通テスト地学基礎」は、共通テストの内容に特化している参考書ですので、この本をざっと読むことから始めましょう。
みなさんの中には問題集を解くことから始める人がいるかもしれません。
しかし、高1・2で習った地学基礎の内容を全て覚えている人はなかなかいません。
そのため、問題集を解く前に参考書に目を通しておくことで、今まで習った内容を思い出すことができ、スムーズに問題に取り組むことができます。
ただし、隅々までをじっくりと読むのではなく、今まで習った内容を思い出すために読むので、最初はサラッと読めば十分です。
そして、問題を解くときに分からないところが出てくれば、その部分を参考書で調べるという感じで使うようにしましょう。
イ 基本レベルの問題集を解く
→「リードLightノート地学基礎」の内容を完璧にしよう
A「リードLightノート地学基礎」とはどんな問題集か?
参考書を読み終えたら、ここからは問題集を解いていきます。
そして、地学基礎の基礎固めができるおすすめ問題集は、数研出版の「リードLightノート地学基礎」となります。
この問題集は基本的な問題が中心に載っている問題集で、共通テスト対策の最初の一冊目として使うべき教材です。
「リードLightノート地学基礎」は、
②リードB 用語CHECK(一問一答)
③リードC 例題、基本問題
の構成となっています。
また、問題を解く順番は、「第1章リードA→第1章リードB→第1章リードC→第2章リードA・・・」と順番に解くのではなく、「第1章リードA→第2章リードA→第3章リードA・・・」といったように解くのがおすすめです。
それは、このように解くことで最初から最後まで何周も回せるため、頭の中に知識が残りやすくなるからです。
解き方を工夫して解いて、短時間でマスターできるようにしましょう。
B リードLightノート地学基礎の使い方は?
①用語の意味や公式を覚える
「リードLightノート地学基礎」の使い方は、まずは各章の「リードA(まとめ)」部分を読んで、今まで習った内容を思い出すところから始めましょう。
ただ、まとめを読んでも分からない内容がある場合は、「きめる!共通テスト地学基礎」のような参考書を使い、理解をするようにしましょう。
次に、「リードB(基礎CHECK)」の一問一答問題を解いていきます。
ここでは、まずは「回転楕円体のつぶれの度合いを表す値は?」という問題から、「偏平率」という語句が言えるようにしましょう。
そして、これができるようになったら、今度は、問題の部分を隠し、答えだけを見てそれがどんな意味かを答える練習をしていきます。
つまり、先ほどの例で見ていくと、「偏平率」という言葉から、それがどのような意味かを答えられるようにするということです。
確かにこのやり方は時間がかかるかもしれませんが、意味がスラスラと言えるようになると理解度は格段に上がります。
重要な言葉を中心に意味までしっかりと覚えるようにしましょう。
②基本問題の解き方をマスターする
リードBで一問一答問題ができるようになったら、最後に「リードC(基本問題)」を解いていきます。
基本問題は、
・計算問題
・表やグラフの読み取り問題
など、様々なタイプの問題があります。
その中で、計算問題や表・グラフの読み取り問題は、「何となく」できるのはなく、「なぜそのような式になるのか?」「グラフのどこに注目して読み取るべきなのか?」といったことを人に説明できるレベルにまで理解度を高めましょう。
共通テストの問題は思考力が必要な問題が多いので、丸暗記では通用しません。
「なぜそうなるのか?」を意識しながら一つ一つの問題を解くようにしましょう。
共通テスト地学基礎(2024)で9割取るためのおすすめ参考書・問題集は?<過去問演習期>
ウ センター試験の過去問を解く
→まずはセンター試験の問題を解こう
A どの問題集から始めるべきか?
共通テストに比べるとセンター試験は問題の難易度が若干易しめです。
そのため、最初は赤本や黒本などを使ってセンター試験の過去問を解いていきましょう。(センター試験・共通テスト物理の解説動画もありますので、解説を読んでも分からない場合はぜひ動画を活用してください。)
そこである程度の点数が取れれば順調に勉強が進んでいるといえます。
一方であまり点数が取れない場合は、再度参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
共通テストの地学基礎は他の基礎科目(化学基礎・生物基礎・物理基礎)に比べると範囲が狭いため、短時間で仕上げることがでいます。
ただし、理解をしていないと高得点をとることはできませんので、まずはしっかりと理解をするようにしましょう。
そして2020年までのセンター試験の過去問(本試験・追試験)を解き終えたら、仕上げに2021年・2022年の共通テストの問題を解くようにして下さい。
B いつから過去問演習を始めるべきか?
なお、赤本や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。
ですので、模試がある直前にある程度センター試験や共通テストの過去問を解き終わっている状態に仕上げるようにしましょう。
C 共通テスト地学基礎の過去問を解いたら必ず復習をしよう
共通テストの過去問を解いた後に丸付けをして終わりという状態になっていませんか?
そのやり方では成績を伸ばすことができません。
大事なのは復習です。
例えば過去問を解いて「地層」の単元ができなかったとすると、地層の復習をしない限りいつまでたってもできるようにはなりません。
問題を解いた後に解説を読むことはもちろんですが、時にはリードLightノート地学基礎などの問題集に戻って復習をすることも大事です。
過去問を解く意味は「自分の弱点分野を把握する」ことです。
ですので、過去問を解いた後は必ず復習をするようにしましょう。
エ 予備校の予想問題集を解く
→最初は東進、河合がおすすめ
次に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。
各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
③駿台 難易度は難しめ。
④Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
そのなかでおすすめは、河合塾です。
河合塾のものは前年度の全統共通テスト模試(全3回)が載っており、全統共通テスト模試対策にもなります。
まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。
そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。
【まとめ】共通テスト地学基礎のおすすめ勉強法のポイントとアドバイス
今回の「【共テ】地学基礎(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてのまとめです。
・共通テストの地学基礎は難化傾向にある
・まずは基本問題を確実に取れるようにしよう
・「リードLightノート地学基礎」をどれだけ完璧に仕上げることができるかがカギを握る
地学基礎で高得点が取れるようになると、成績が安定してきます。
そのため、短期集中で一気に力をつけるようにしよう!