と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「共通テスト対策(2024)の勉強法とおすすめ学習スケジュールは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
共通テスト(2024)の対策はいつから始めるべきか?
共通テスト対策はいつから始めたらいいのでしょうか?
「共テ対策は11~12月からで十分」といった声もありますが、それは半分正解で半分は間違っています。
「共通テスト対策は直前期からでいい」というのは、「共通テスト模試などである程度の点数が取れる人が、過去問を解くことで最後の仕上げをする」という意味です。
ですので、共通テスト模試などである程度の得点を取れない人が、直前期まで何もやらなくていいと意味ではないのです。
そもそも共通テストで高得点を取るには、
②応用問題を解く
③過去問を解く
の3ステップが必要になります。
「共通テスト対策は直前期からでいい」のは、上の①・②が終わっている人です。
ですので、基礎が固まっていない人は、早い時期から共通テスト対策(基礎固めなど)をしっかりとすべきなのです。
また、全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試といった模試は春~秋に行われることが多いです。
そのため、早めに共通テストの対策をすることで、このような模試で結果を出すことができます。
目標点を決め、そこに向けて日々勉強をするようにしましょう。
共通テスト(2024)対策の学習スケジュール<高1・2>
多くの人は学校の宿題と定期テスト勉強以外はやらないかもしれませんが、難化する共通テストはそれでは通用しません。
受験生になる前からコツコツと大学入試対策や共通テスト対策をしないと難関大学には合格できないのです。
そして高1・2の時期に特にやってほしい科目は英語と数学です。
これらの科目は、
・積み重ね教科であるため、一度分からなくなると授業についていけなくなる
・配点が高い
といった特徴があります。
そのため英語と数学の基礎固めを優先的に行うようにしましょう。
また、この時期にやるべき勉強内容は、
・数学 チャート式などで典型問題の復習
となっています。
これらの内容を高2の終わりまでに終わらせるようにしましょう。(なお、高2の冬には全統共通テスト高2模試といったマーク式の模試があります。)
そうすることで高3になったときにスタートダッシュを切ることができます。
共通テスト(2024)対策の学習スケジュール<基礎固め>
共通テストでは幅広い分野の内容が出題されます。
そのため安定した点数を取るためには、まずは各教科の基礎固めをしっかりと行う必要があります。
夏休みが終わるまでは基本的な問題集を何度も繰り返し解き、基礎を完璧にすることを心掛けてください。
また、どの教科も満遍なく勉強するようにしましょう。(文系の人は数学や理科、理系の人は国語や社会も手を付けるようにしてください。)
そうでないと、模試でなかなか結果を出すことができません。
また、教科ごとにやってほしい内容を見ていくと、
【英語】
・「システム英単語」、「英熟語ターゲット1000」で英単語・英熟語の暗記
・「関正生の英文法ポラリス1」で英文法の復習
・「大学入試肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」で英文解釈の復習
・「大学入試英語長文ハイパートレーニング」で速読の練習
【数学】
・「白チャート」や「黄チャート」による解法暗記
【国語】
<現代文>
・「入試漢字マスター1800+」で漢字の暗記(時間に余裕がある場合)
・「現代文キーワード読解」で語句の暗記
・「大学入試現代文のコア」で頻出テーマの理解
<古文>
・「読んで見て覚える重要古文単語315」で古文単語の暗記
・「古典文法マスタードリル」で古典文法の復習
・「源氏でわかる古典常識」で古文常識の復習
<漢文>
・「漢文句法マスタードリル」で漢文句法の暗記
【理科】
<物理>
・「リードLightノート物理基礎」、「リードLightノート物理」で今までの復習をする
・「宇宙一わかりやすい高校物理」を読み、内容を理解する
<化学>
・「リードLightノート化学基礎」、「リードLightノート化学」で今までの復習をする
・「宇宙一わかりやすい高校化学」を読み、内容を理解する
<生物>
・「リードLightノート生物基礎」、「リードLightノート生物」で今までの復習をする
・「大学入試山川喜輝の生物が面白いほどわかる本」を読み、内容を理解する
<理科基礎>
・「きめる!共通テスト」シリーズを使って内容を理解する
・「リードLightノート」を使って基本的な内容をマスターする
【地理歴史】
<日本史B>
・「共通テスト日本史B一問一答」で重要単語の暗記
・「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」で歴史の流れをつかむ
<世界史B>
・「大学入学共通テスト世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答」で重要単語の暗記
・「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」で歴史の流れをつかむ
<地理B>
・「きめる!共通テスト地理」で用語の暗記
・「大学入学共通テスト地理B集中講義」で用語の暗記及び問題演習
<現代社会、倫理、政治経済、倫理政経>
・「蔭山の共通テスト」シリーズで用語の暗記
・「大学入学共通テスト集中講義」シリーズで用語の暗記及び問題演習
となります。
共通テスト(2024)対策の学習スケジュール<応用問題期>
夏休みが終わるまでは基礎固めを中心に行い、秋以降は応用問題を解いたり過去問を解いたりする時期にしていきます。
まずは難しめの問題を解くことや、今までの復習をすることをしていき、その後は過去問や模試でできなかった単元を復習するようにして下さい。
そうすることで得点力が上がり、安定した点数を取ることができます。
また、教科ごとにやってほしい内容を見ていくと、
【英語】
・「共通テストスマート対策英語リーディング」で読解の練習
・「共通テスト英語リスニング満点のコツ」、「1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング」でリスニングの練習
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
【数学】
・「チャート式大学入試共通テスト対策数学ⅠAⅡB」で今までの復習をする
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
【国語】
<現代文>
・「ゼロから覚醒はじめよう現代文」、「きめる!共通テスト現代文」を読み、現代文の解き方を理解する
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<古文・漢文>
・「富井の古文読解をはじめからていねいに」を読み、古文の読み方を理解する
・「きめる!共通テスト古文・漢文」を読み、古文や漢文の解き方を理解する
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
【理科】
<物理>
・「物理のエッセンス」、「良問の風物理」で典型問題ができるようにする
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<化学>
・「化学重要問題集」を解く
・「問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集 化学」を解く
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<生物>
・「生物問題集合格177問」を解く
・「問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集 化学」を解く
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<理科基礎>
・「問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集 化学基礎(生物基礎)」を解く
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
【地理歴史】
<日本史B>
・「ベストセレクション大学入学共通テスト日本史B重要問題集」を解く
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<世界史B>
・「ベストセレクション大学入学共通テスト世界史B重要問題集」を解く
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
<地理B、現代社会、政治経済、倫理、倫理政経>
・赤本や黒本、予想問題集などを解く
となります。
共通テスト(2024)対策の学習スケジュール<過去問演習期>
ア 最初はセンター試験の過去問からやろう
→基礎力があればセンター試験は難しくはない
共通テストに比べるとセンター試験は問題の難易度が若干易しめです。
そのため、最初は赤本や黒本などを使ってセンター試験の過去問を解いていきましょう。(センター試験・共通テストの解説動画もありますので、解説を読んでも分からない場合はぜひ動画を活用してください。)
そこである程度の点数が取れれば順調に勉強が進んでいるといえます。
一方であまり点数が取れない場合は、再度参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
そして2020年までのセンター試験の過去問(本試験・追試験)を解き終えたら、仕上げに2021年・2022年の共通テストの問題を解くようにして下さい。
なお、赤本や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。
ですので、模試がある直前にある程度センター試験や共通テストの過去問を解き終わっている状態に仕上げるようにしましょう。
イ 予備校の予想問題集を解く
→最初は東進、河合がおすすめ
次に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。
各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②東進 難易度は本試験レベル。解説動画がついている。
③代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
④駿台 難易度は難しめ。
⑤Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
そのなかでおすすめは、河合塾と東進です。
まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。
そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。
【まとめ】共通テストの勉強法と学習スケジュールのポイントとアドバイス
今回の「共通テスト対策(2024)の勉強法とおすすめ学習スケジュールは?」についてのまとめです。
・高3の夏休みまでは基礎固めをしっかりとやろう
・高3の秋以降は応用問題+共通テストの問題演習にあたろう
・共通テストの過去問だけでなくセンター試験の問題や予想問題集も解くようにしよう
共通テストはかなり難しい試験です。
そのために早い時期からコツコツと勉強を進めるようにしましょう。