と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「共通テスト物理(2023)の勉強法と参考書や問題集のおすすめは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
共通テスト教科別勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理 | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 |
共通テスト物理(2023)の問題形式と難易度は?
下の表は2022年度の共通テスト物理の問題傾向についてです。
難易度 | 易化 |
問題形式 | センター試験の問題に近い |
出題分野 | (1)小問集合(25点) (2)力学(30点) (3)電磁気(25点) (4)原子物理(20点) |
平均点 | 60.72点 |
物理は計算問題が中心になります。
他の科目に比べて暗記量は少ないため、短い時間で完成させることができます。
ただし、本質的なことが分かっていないと高得点を取ることができません。
理科の中では独学で最も勉強しにくい科目です。
共通テスト物理(2023)で9割取るための勉強法は?<高1・2編>
高1・2の間は、物理の共通テスト対策は特にやる必要はありません。
ですが、学校の定期テストの勉強はしっかりとやるようにしましょう。
学校で使っているセミナーやアクセスなどの教材の内容をテストがあるたびごとに完璧にしていけば基本的な力はついていきます。
また、高1・2の時期の受験勉強は英語と数学(文系数学・理系数学)を中心に進めるようにしましょう。
それは、この2教科は範囲が広いため仕上がるのに時間がかかるからです。
そのため、物理の共通テスト対策は高3になってから始めるようにしましょう。
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共通テスト物理(2023)で9割取るための勉強法は?<基礎固め編>
ア 共通テスト物理のおすすめ勉強法【基礎固め】①(基本的な問題ができるようにする)
→基本的な問題がまずはできるようにしよう
共通テスト物理の基礎固め期に最初にやるべき問題集は、「リードLightノート物理」です。
「リードLightノート物理」は、数研出版から出版している物理の問題集で、共通テスト対策の基礎固めとしても使える問題集です。
問題の量が多いため、様々なパターンの問題に取り組むことができるのが特徴です。
また、問題の難易度は教科書レベルのものが中心です。(ただ、Let`s Tryは難易度にばらつきがあり、時々難しい問題も出てきます。)
そのため、「物理(発展)」を受験で使う生徒が、物理の復習をする上で最初の1冊として使うべき問題集ともいえます。(なお、学校でセミナーやアクセスを使っている場合はそちらを使っても構いません。)
そして、解き方ですが、
②全ての章の例題を解く
③全ての章のLet‘sTryを解く
です。
こう解くことによって何周も初めから解くことができるためおすすめです。
イ 共通テスト物理のおすすめ勉強法【基礎固め】②(分からない問題は参考書を読んで理解する)
→理解度を深めることで得点力がアップする
共通テスト物理の基礎固めの勉強法の二つ目は、「分からない問題は参考書を読んで理解する」ことです。
そして物理の参考書としておすすめなのが、「宇宙一わかりやすい高校物理」です。
この参考書は「力学・波動編」と「電磁気・熱・原子編」に分かれており、どちらも500ページ近くあるため結構なボリュームです。
そのため、全てを読むのではなく、問題集などを解いていてどうしても分からない部分を中心に読んでいくことをおすすめします。
また、「宇宙一わかりやすい高校物理」の特徴としては、
・イラストが多く視覚的に物理現象がイメージできる
・語り言葉で書かれていて読みやすい(但し若干字は小さめ)
・別冊に問題がついており知識が定着したかどうかを確認できる
であり、物理の本質的な内容を理解したい人向けの参考書といえます。
また、受験に人気の参考書としては、「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本」もあります。
市販の物理の参考書はいろいろありますので、その中でみなさんが使いやすいものを使っていくようにしましょう。
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共通テスト物理(2023)で9割取るための勉強法は?<問題演習編>
ア 共通テスト物理のおすすめ勉強法【問題演習】①(できるだけ多くの問題を解く)
→いろいろな問題を解いて力をつけていこう
物理ができるようになるには、様々なパターンの問題に慣れることが大切になってきます。
そのためにもできるだけ多くの問題を解くことをおすすめします。
ただし解くときの注意点として、
②できなかった問題は必ずできるようにする
③何度も繰り返し解く
といったことを意識してください。
一問に時間をかけすぎると仕上がるのに時間がかかってしまうため、少し考えて分からない場合はすぐに答えを見るようにしましょう。
ただし、答えや解説を読んで終わりではなく、最終的には必ず自力で解ける状態に持っていくようにして下さい。
そうでないとなかなか物理の力をつけることはできません。
イ 共通テスト物理のおすすめ勉強法【問題演習】②(物理のおすすめ問題集は?)
→物理のエッセンス、良問の風などがおすすめ
共通テスト物理で高得点を取るためのおすすめ問題集の組み合わせは、
②「物理のエッセンス+物理入門問題精講」→7~8割を目指す人向け
③「物理入門問題精講」のみ→最低限の対策で乗り切りたい人向け
があり、目標点により異なります。
以下順番に見ていきます。
A 物理のエッセンス+良問の風
「物理のエッセンス」と「良問の風」は同じ著者が書いているため、スムーズに取り組むことができます。
また、良問の風まで仕上がればMARCH・地方国公立大レベルまで力がつきますので、あとは共通テストの問題を解いていけば十分高得点を取ることができるでしょう。
さらに、YouTubeなどで解説動画もあるため、物理の内容を理解することができます。
ですので、一度良問の風まで仕上がったら、それより上の「物理重要問題集」や「名門の森」などの問題集を解く前に、共通テストの過去問や予想問題集を解くことをおすすめします。
B 物理のエッセンス+物理入門問題精講
上で紹介した「エッセンス+良問」は一番いい組み合わせですが、欠点としては問題数が多いことと難易度が高めといったことがあります。
そのため、少し難易度を下げたものとして、物理のエッセンスと物理入門問題精講の組み合わせをおすすめします。
「エッセンス」は解説動画があるため、物理の理解度が格段に上がります。
ですので、最初にエッセンスを解いて、その後は物理入門問題精講で定着度を確認するようにして下さい。
C 物理入門問題精講のみ
物理にかける時間があまりない場合には「物理入門問題精講」だけで乗り切る手もあります。
しかし、この問題集は解説動画がないため、人によっては解説を読んでも問題の解き方が理解できない場合もあります。
その場合は、学校や塾の先生に解き方を聞くようにしましょう。
共通テスト物理(2023)で9割取るための勉強法は?<過去問演習>
ア 共通テスト物理のおすすめ勉強法【過去問演習】①(センター試験の過去問を解く)
→まずはセンター試験の問題を解こう
共通テストに比べるとセンター試験は問題の難易度が若干易しめです。
そのため、最初は赤本や黒本などを使ってセンター試験の過去問を解いていきましょう。(センター試験・共通テスト物理の解説動画もありますので、解説を読んでも分からない場合はぜひ動画を活用してください。)
そこである程度の点数が取れれば順調に勉強が進んでいるといえます。
一方であまり点数が取れない場合は、再度参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。
二次試験と比べると共通テストの物理はどの分野からも満遍なく問題が出ます。
そのため、普段あまりやっていない単元は特に念入りに復習をするようにしましょう。
そして2020年までのセンター試験の過去問(本試験・追試験)を解き終えたら、仕上げに2021年・2022年の共通テストの問題を解くようにして下さい。
なお、赤本や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。
ですので、模試がある直前にある程度センター試験や共通テストの過去問を解き終わっている状態に仕上げるようにしましょう。
イ 共通テスト物理のおすすめ勉強法【過去問演習】②(予備校の予想問題集を解く)
→最初は東進、河合がおすすめ
次に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。
各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②東進 難易度は本試験レベル。解説動画がついている。
③代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
④駿台 難易度は難しめ。
⑤Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
そのなかでおすすめは、河合塾と東進です。
まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。
そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。
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