と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「【共通テスト社会】文系・理系の科目選択、組み合わせ科目のおすすめは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
2023年共通テスト社会系科目の平均点は?
ア 共通テスト・センター試験での社会系科目の平均点の推移は?
→配点は100点、受験者は日本史、地理、世界史の順に多い
①日本史B
【平均点】 63.54点(2019年)→65.45点(2020年)→64.26点(2021年)→52.81点(2022年)→59.75点(2023年)
*5年間の平均点 61.2点
②世界史B
【平均点】 65.36点(2019年)→62.97点(2020年)→63.49点(2021年)→65.83点(2022年)→58.43点(2023年)
*5年間の平均点 63.2点
③地理B
【平均点】 62.03点(2019年)→66.35点(2020年)→60.06点(2021年)→58.99点(2022年)→60.46点(2023年)
*5年間の平均点 61.6点
④倫理・政経
【平均点】 64.22点(2019年)→66.51点(2020年)→69.26点(2021年)→69.73点(2022年)→60.59点(2023年)
*5年間の平均点 66.1点
⑤現代社会
【平均点】 56.76点(2019年)→57.30点(2020年)→58.40点(2021年)→60.84点(2022年)→59.46点(2023年)
*5年間の平均点 58.6点
⑥倫理
【平均点】 62.25点(2019年)→65.37点(2020年)→71.96点(2021年)→63.29点(2022年)→59.02点(2023年)
*5年間の平均点 64.4点
⑦政治・経済
【平均点】 56.24点(2019年)→53.75点(2020年)→57.03点(2021年)→56.77点(2022年)→50.96点(2023年)
*5年間の平均点 55.0点
このように過去5年間の平均点や2023年の受験者数を見ると、
②受験者数 日本史B→地理B→世界史B→現代社会→政治・経済→倫理・政経→倫理
となっています。
これを見ると、倫政や世界史Bは平均点が高く、簡単そうに見えます。
ただ、平均点が高いからといって易しい問題かというとそうではなく、倫理・政経や世界史を受験する生徒はまじめに勉強している生徒が多いため、結果平均点が上がったのではないかと思います。(一方で、日本史や現代社会を選択する生徒の中にはあまりしっかりと勉強しない生徒も一定数います。)
イ 共通テストの社会系科目の特徴は?
→世界史B・日本史Bは覚えるべき内容が多い
最初に社会系科目のそれぞれの科目の特徴から見ていきましょう。
①日本史B・世界史B
日本史Bと世界史Bは文系の生徒がメインで学ぶ科目です。
学校で習う分対策はしやすいでしょう。
但し、どちらも覚えるべき量が多いですので、普段の定期テストの勉強からしっかりとやらないと後で大変になってきます。
また、いったんできるようになると高得点が取りやすい科目でもあります。
②地理B
地理Bは理系の生徒は学校で学ぶ科目です。
日本史や世界史と同様、学校で習う分対策はしやすいでしょう。
歴史に比べて覚えるべき量は少ないですが、図やグラフを読み取る問題が多いのが特徴です。
③倫理・政経
倫理・政経は文字通り倫理と政治・経済が合わさった科目です。
政治・経済は現代社会の応用であるためそこまで難しくはありませんが、倫理は内容が抽象的で難しいことと覚えるべき人物とそのキーワードが多いため、何度も繰り返して覚える必要があります。
倫理・政経を受験する生徒は旧帝大の文系学部を受験する生徒が多いので、その分平均点は高めになります。
④現代社会
現代社会は多くの学校が高1で習います。
それを高3になって再度勉強するわけですから、ほとんどの内容は忘れてしまっているでしょう。
ですので、現社の勉強で最初にやるべきことは、今まで習った内容をしっかりと思い出すことです。
また、現社は6~8割までであればどの科目よりも早く仕上がりますが、8割以上となると取りにくい科目でもあります。
共通テストの社会系科目のおすすめ選択科目は?
ア 共通テスト社会の科目選択の基準は?
→文系は2科目、理系は1科目選択の大学が多い
共通テストの社会の選び方は主に、
②日本史B(世界史B)+倫理・政経
③日本史B(世界史B)+現代社会・倫理
④社会1科目
の4パターンがあります。
また、社会の科目を選ぶ基準として、
・社会の勉強時間を短時間で終わらせたい→現代社会、地理B
といった感じになっていきます。
イ 文系の人は世界史がおすすめ
→世界史は量が多いが点数が取りやすい
文系の人は世界史Bを選択することをおすすめします。
文系の人は基本的に世界史Bか日本史Bのどちらかを学校で選択をしますが、多くの人が日本史を選びます。
日本史の内容は一部小学校や中学校で学んだ内容もあるため、割と内容が頭に入りやすいといったメリットがあります。
一方で世界史は日本史に比べて、
・日本史よりも学習量が多い
といった特徴があります。
しかし、共通テストの難易度で見ると、日本史は結構細かい内容まで問われますが、世界史は太字レベルの用語を覚えるだけでもかなりの点数を取ることができます。
そのため、勉強量は多いですが、一度できるようになると高得点を取りやすい世界史で受験をすることを勧めます。
ただ、日本史や世界史の勉強があまりできていない人は、現代社会や倫理で受験することもアリです。
ですが、現社や倫理では受験できない大学・学部もあるため、みなさんの受ける大学が受験できるかどうかを確かめましょう。
ウ 理系の人は地理か現代社会がおすすめ
→地理は理系的思考が問われる科目
一方で理系の人は地理を選ぶ人が多いと思います。
地理は、
・思考的要素があるため理系の人が取り組みやすい
・日本史や世界史に比べると短い時間で仕上げることができる
といった特徴があるため、基本的に地理選択で問題はありません。
しかし、地理の勉強をあまりしていない場合や時事問題に詳しいといった場合などは現代社会の選択もいいかもしれません。
ただし、理系でも旧帝大や一部の医学部の場合は現社で受験できませんので気を付けてください。
【まとめ】共通テスト社会の科目選択のポイントとアドバイス
今回の「【共通テスト社会】文系・理系の科目選択、組み合わせ科目のおすすめは?」についてのまとめです。
・倫政、倫理、世界史Bは平均点が高め
・文系は世界史がおすすめ、時間がない場合は現社・倫理もあり
・理系は地理か現社がおすすめ
共通テストの社会は得点源になる科目です。
そのため科目は慎重に選ぶようにしましょう。