【共テ】現代社会(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?

 

 

たま吉
共通テスト現代社会のおすすめ勉強法を知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「【共テ】現代社会(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。

 

 

共通テスト公共

 

 

✓内容

「共通テスト現代社会(2024)の勉強法」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

共通テスト現代社会で安定した点数を取りたい高校生や浪人生

 

✓結論 

「共通テスト現代社会(2024)の勉強法は?」→一問一答で用語を覚えてから共通テスト対策問題集を解いていこう

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

共通テストに向けたおすすめの勉強方法を知りたい人は

共通テスト対策の勉強法とおすすめ学習スケジュールは?

 

 

教科別おすすめ勉強法

①英語リーディング②英語リスニング③数学ⅠA④数学ⅡB
⑤現代文⑥古文⑦漢文⑧物理基礎
⑨化学基礎⑩生物基礎⑪地学基礎⑫物理
⑬化学⑭生物⑮世界史B⑯日本史B
⑰地理B⑱現代社会⑲倫理⑳政治・経済
㉑倫理・政経㉒情報Ⅰ  

 

 

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共通テスト現代社会(2023)の問題形式と難易度は?

【動画】共通テスト現代社会の過去問分析(2023)とおすすめ勉強法は?

 

 

たま吉
共通テスト現代社会はどのような問題が出るのかニャー?

 

モモ先生
現代社会・倫理、政治、経済、国際社会の4つの単元から出ますよ。

 

 

ア 共通テスト現代社会(2023)の平均点、難易度や出題範囲は?

→昨年並みの難易度

 

下の表は2023年の共通テスト現代社会の問題傾向や難易度についてです。

 

難易度昨年並み
出題分野(1)海外研修(25点)
(2)将来の目標(22点)
(3)体験講義(20点)
(4)裁判の傍聴(22点)
(5)子どもの貧困(11点)
平均点59.46点↓

 

このように現代社会は公民系科目の中で範囲が狭く、割と点数が取りやすい科目です。

そのため、倫理や政治・経済よりも現代社会で受験することをおすすめします。

ただし、旧帝大や一部の医学部では現代社会で受験できないこともあるため、まずはみなさんが受験する予定の大学が現代社会で受験できるかどうかを確認するようにしましょう。

 

モモ先生
範囲が狭く、難易度も易しいため、個人的にはおすすめの科目ですよ。

 

 

イ 前年度2023年の共通テスト現代社会の過去問題の分析や解説は?

→全体的には解きやすい問題が多かった

 

A 第1問 海外研修(25点)

 

第1問はテーマは「海外研修」で現代社会全体の単元が出題されました。

問1・5・6は文章の意味が分かればできる問題です。

一方で、問2・3・4は知識を問う問題ですが、問題形式としてはセンター試験に近いです。

さらに選択肢によっては過去に出たものもありますので、センター試験の問題も解いていくといいでしょう。

 

 

B 第2問 将来の目標(22点)

 

第2問はテーマは「将来の目標」で倫理の内容が中心に問われました。

問1・5・7は倫理の内容です。

ここで点数を取るためには、

・用語(「モラトリアム」など)の意味を理解する
・人物とキーワードをセットで覚える(例 レヴィンーマージナル・マン)

といったことをする必要があります。

現社で高得点を取りたい人は倫理分野までしっかりと復習するようにしましょう。

 

 

 

 

C 第3問 体験講義(20点)

 

第3問はテーマは「体験講義」で経済分野の内容が中心に問われました。

この中で難しかった問題は問4です。

ここではA~Cの内容がサービスの取引に当てはまるかどうかを答えていきます。

特にBの「コンビニでアルバイトを雇用した」というのがサービスの取引に当てはまるかどうかで迷った人が多かったのではないでしょうか。

それ以外の問題は取り組みやすい問題でした。

 

 

D 第4問 裁判の傍聴(22点)

 

第4問はテーマは「裁判の傍聴」で憲法と政治の内容が中心に問われました。

この大問は全体的に解きやすかった問題が多かったです。

そのため、ここで点を落としてしまう場合はしっかりと復習をするようにしましょう。

 

 

E 第5問 子どもの貧困(11点)

 

第5問はテーマは「子どもの貧困」で文章や資料を読み取る問題が中心に問われました。

知識は特に必要ありませんが、文章量が多いため読み取るのに時間がかかります。

共通テストの過去問や予想問題集をたくさん解いて、この問題形式に慣れるようにしましょう。

 

たま吉
基礎固めを終わらせたらできるだけたくさんの過去問を解くようにしたいニャー

 

 

共通テスト現代社会(2024)で9割取るための勉強法は?<高1・2編>

 

 

たま吉
高1・2のときの共通テスト現代社会(2024)の勉強法について知りたいニャー

 

モモ先生
まずは定期テストの勉強をしっかりとやるようにしましょう。

 

 

高1・2の間は、現代社会の共通テスト対策は特にやる必要はありません。

定期テストで結果を出すことができれば現代社会の基礎を固めることができますので、それがそのまま共通テスト現代社会の対策にもつながります。

また、国語や英語の文章は現代社会が絡んだ内容が出てくるため、現代社会の知識があると有利になってきます。

 

また、高1・2の時期の受験勉強は英語数学(文系数学・理系数学)を中心に進めるようにしましょう。

それは、この2教科は範囲が広いため仕上がるのに時間がかかるからです。

そのため、現代社会の共通テスト対策は高3になってから始めるようにしましょう。

 

たま吉
まずは定期テストでいい点数が取れるように頑張るニャー

 

 

 

 

共通テスト現代社会(2024)で9割取るための勉強法は?<基礎固め>

 

 

たま吉
基礎を固める時期にはどんな参考書や問題集を使っていけばいいのかニャー?
モモ先生
今まで習った内容を一通り復習できる問題集を使っていきましょう。

 

 

ア「蔭山の共通テスト現代社会」で用語の暗記をしよう

→現代社会の内容が分かりやすくまとめられている参考書

 

高3の春からは現代社会の共通テスト対策を始めていきます。

そして、現代社会の基礎固めとして使う教材は、「蔭山の共通テスト現代社会」です。

 

 

 

 

「蔭山の共通テスト現代社会」は学研から出版している現代社会の参考書で、共通テスト対策の基礎固めとして使える教材です。

そして、この本の使い方ですが、

①一通り読み、今まで習った内容を思い出す(ページ数が多いためさらっと読む程度でよい)
②「別冊」の「キーワードスピードチェック」にある用語を覚える
③問題を解くときなど、わからない部分が出てきたときに再度読み返す

といった順番で進めるといいでしょう。

 

一般的な一問一答問題集は相当の数の用語が載っています。

そのため、それらの教材を共通テストのみの受験生が取り組むのは費用対効果が悪すぎます。

その一方で、「蔭山の共通テスト現代社会」は覚えるべき用語の数が絞られているため、短期間で一問一答の暗記を終わらせることができます。

 

たま吉
最初は現代社会の内容を思い出すところから始めていきたいニャー

 

 

イ「大学入学共通テスト現代社会集中講義」で問題を解く

→単元ごとに問題を解いていこう

 

「蔭山の共通テスト現代社会」で基礎固めをしたら、ここからは問題演習に入っていきます。

力のある人や時間に余裕がない人はいきなり過去問でもいいですが、じっくりと勉強をしたい人は「大学入学共通テスト現代社会集中講義」で問題演習をすることをおすすめします。

 

 

 

 

「大学入学共通テスト現代社会集中講義」は、旺文社から出版している現代社会の共通テスト対策問題集で、共通テストレベルの選択問題が豊富に載っている教材です。

この本は、コンパクトにまとめられている「まとめ」部分と、共通テストの問題形式(4択)の問題が分野ごとに並んでいるのが特徴です。

また、試行調査の問題を集めた「チャレンジテスト」や時事問題のコラムも載っており、この本をマスターすることで共通テストで高得点が取ることができます。

 

そして、この問題集の解き方としては、

①別冊の「一問一答問題集」を完璧にする
②問題を解く
③解説を読む(全ての選択肢の正誤判定ができるようにする)
④分からない内容は参考書や教科書に戻って復習をする

がおすすめです。

 

一度「蔭山の共通テスト現代社会」で一問一答をやっていますが、違う問題集でもう一度一問一答の問題を解くと力がつきます。

ここで再度基礎固めをしてから問題演習に入るようにしましょう。

 

また、問題を解く際には各章の「まとめ」を先に読まないようにして下さい。

それは、最初に「まとめ」を読んでしまうと知識が直前に入った状態で問題を解くことになるため、定着度の確認ができません。

そのため、いきなり問題を解き、できなかった内容は、「まとめ」に戻って復習するようにしましょう。

そうすることで時間短縮にもつながります。

 

モモ先生
知識があやふやな内容はしっかりと復習をするようにしましょう。

 

 

共通テスト現代社会(2023)で9割取るための勉強法は?<過去問演習>

 

 

たま吉
共通テスト現代社会の基礎固めを終えたら何をしたらいいのかニャー?

 

モモ先生
まずは2015~2020年のセンター試験から解いていきましょう。

 

 

ウ センター試験の過去問を解く

→まずはセンター試験の問題を解こう

 

A どの問題集から始めるべきか?

 

共通テストに比べるとセンター試験は問題の難易度が若干易しめです。

そのため、最初は赤本や黒本などを使ってセンター試験の過去問を解いていきましょう。

 

 

 

 

そこである程度の点数が取れれば順調に勉強が進んでいるといえます。

一方であまり点数が取れない場合は、再度参考書や問題集に戻って復習をするようにしましょう。

そして2020年までのセンター試験の過去問(本試験・追試験)を解き終えたら、仕上げに2021~23年の共通テストの問題を解くようにして下さい。

 

また、実教出版の「大学入学共通テスト現代社会重要問題集」は、センター試験や共通テストの問題が項目別に並んでいるため、時間に余裕のある人は赤本の前にこちらの問題集を先にやるといいでしょう。

 

 

 

 

B いつから過去問演習を始めるべきか?

 

なお、赤本や黒本でセンター試験の過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。

それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。

模試に向けて勉強を進めることで計画的に勉強をすることができます。

ですので、模試がある直前にある程度センター試験や共通テストの過去問を解き終わっている状態に仕上げるようにしましょう。

 

たま吉
まずは対策問題集から解くようにするニャー

 

 

エ 予備校の予想問題集を解く

→最初は東進、河合がおすすめ

 

次に各予備校が出している予想問題集を解いていきます。

各予備校が出している予想問題集の特徴としては、

①河合 現役生でも解ける問題構成になっている。
②東進 難易度は本試験レベル。解説動画がついている。
③代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
④駿台 難易度は難しめ。
⑤Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。

となっています。

 

そのなかでおすすめは、河合塾東進です。

 

 

 

 

 

 

河合塾のものは前年度の全統共通テスト模試(全5回)が載っており、全統共通テスト模試対策にもなります。

また東進のものはオリジナルの模試が3回分と過去問が2回分載っており、かつ動画では共通テスト英語リーディングの勉強法について詳しく説明がされています。

まずはこの2冊の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。(駿台の問題集はややレベルが上がります。)

また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。

共通テストが始まってまだ日が浅いため、過去問があまりありません。

そのため、予想問題集を積極的に解くようにしましょう。

 

モモ先生
たくさん問題を解くことで実践力がついてきますよ。

 

【まとめ】共通テスト現代社会のおすすめ勉強法のポイントとアドバイス

 

今回の「【共テ】現代社会(2024)の問題解説・平均点・おすすめ勉強法は?」についてのまとめです。

 

【共通テストに向けた現代社会のおすすめの勉強法は?】
・共通テストの現代社会は難化傾向にある
・まずは重要語句をしっかりと覚えるようにしよう
・センター試験の過去問をやってから共通テストの問題を解くと効果的

 

現代社会は社会系科目の中では比較的短い時間で仕上げることができる科目です。

そのため、短期集中で一気に力をつけるようにしよう!

 

モモ先生
しっかりと理解をした上で問題を解くようにしましょう。

 

 

【共通テスト】現代社会のおすすめ参考書・問題集のルートを知りたい人は

【共テ】現代社会の参考書と問題集、過去問のおすすめルートは?

 

 

 

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