と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年南山大学化学入試対策完全ガイド:問題傾向と最適な勉強法で合格を勝ち取る」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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南山大学の化学の配点、試験範囲、難易度は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!2025年南山大学化学入試の問題傾向や難易度は?
南山大学の理系は理工学部のみで、ここでは英語+数学+理科(物理・化学)の3教科があります。
また、教科ごとの配点は、
英語 | 100点 |
数学ⅠAⅡBⅢ | 200点(300点) |
理科(物理・化学) | 200点(300点) |
となっており、数学・理科のうち高得点の科目が1.5倍されることになっています。
また、理科は大問ごとに物理か化学を選択することができるため、得意な単元を作っておくと有利になってきます。
南山大学の化学(2022)の過去問分析は?
南山大学の化学は物理と合わせて合計6問で、その中から3題を選ぶ問題形式となっています。(試験時間は90分です)
また、入試の特徴としては、
②全問記述式で計算力を必要とする問題も出る
③基本~標準レベルの問題が中心
となっています。
そのため、リードLightノートや化学重要問題集で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、南山大の問題に対応できるようになります。
南山大学化学(2022)の過去問分析は?
なお、下で解説している問題は2月10日試験(2022)の問題となっています。
ア 2022年南山大学化学(第1問・総合問題)
→問2は難易度が高かった
第1問は総合問題で化学全般の内容が問われました。
A 問1(理論化学)
(1)~(4) ブレンステッド・ローリーおよびアレニウスの酸・塩基の定義について問われました。
(7) 酢酸の電離度を求める問題で、電離定数の式から求めることができます。
B 問2(理論化学)
全体的に難易度の高い問題です。
解くのは後回しにしていくといいでしょう。
C 問3(有機化学)
(1)・(2) グルコースに関する知識問題です。
高校化学の最後の方の内容ですが、よく出る分野ですのでしっかりと復習するようにしましょう。
(3) グルコースの鎖状構造を描く問題です。
右上のOーC結合が取れ、OにHがくっつきます。
(4) スクロースが還元性を示さない理由を答える問題です。
単糖のグルコースとフルクトースがそれぞれ還元性を示す部分どうしでグリコシド結合を形成しているため起こります。
(5) (C6H10O5)n+nH2O→nC6H12O6で1モルのデンプンに対し、nモルのグルコースができます。
イ 2022年南山大学化学(第2問・理論化学)
→問3までは正解したい
第2問は理論化学の分野から出題されました。
問1 水銀の圧力は問題文に載っていますので、水溶液の浸透圧を水銀の浸透圧に置き換えて計算をします。
問2 液面差が10.3cmなので水面は10.3/2cm下がり、水溶液面は10.3/2cm上がります。
問3 分子量はモル質量の値ですので、8.7×10のマイナス3乗/4.82×10のマイナス5乗となります。
問4 ファントホッフの法則により浸透圧と体積は反比例の関係にあることが分かります。
ウ 2022年南山大学化学(第3問・有機化学、理論化学)
→有機化学の内容をよく理解していないと正解を出しづらい
第3問は理論化学+有機化学の分野から出題されました。
問1~3 化学反応式を書いてから考えると答えが出しやすくなります。
問4 「濃硫酸」「~スルホン酸」のキーワードからスルホン化であることが分かります。
問5 CnH2n+1C6H4SO3H+NaOH→CnH2n+1C6H4SO3Na+H2Oから反応するアルキルベンゼンスルホン酸と水酸化ナトリウムの物質量は等しくなります。
問6 合成洗剤の性質に関する問題です。
南山大学化学の入試対策、おすすめ参考書は?
南山大学化学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→今まで習った内容の復習+定期テストの勉強をしていこう
高3の1学期から本格的に化学の受験勉強を始めていきます。(高1・2の間は定期テストの勉強だけでOKです。)
とはいえ、現役生の場合は無機化学や有機化学など習っていない単元もあります。
そのため、1学期の間は、
・定期テストの勉強を兼ねて無機化学や有機化学の内容をマスターする
といったことをやっていくようにして下さい。
また、1学期の間にやってほしい内容は以下の通りです。
また具体的な勉強方法は、
②基本的なレベルの問題集を解く:「リードLightノート化学」や「セミナー化学・アクセス化学」で基本問題をマスターする
などになります。
化学は基本問題の解き方を完璧に理解していないと応用問題を解くことができません。
そのため、一学期のうちは「リードLightノート化学」などを使って、典型問題を完璧にできるようにしましょう。
そうすることで夏休み以降に「化学基礎問題精講」などの難しい問題に取り組むことができます。
イ 夏休み
→解く問題のレベルを上げていこう
夏休みからは解く問題のレベルを上げていきます。
高3の夏休みにやってほしいことは、
・基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリルで用語などを暗記する
です。
リードLightノート化学などで一通り化学の復習をした後は入試レベルの問題を解いていきます。
そしておすすめの問題集は、
・化学基礎問題精講(やや難しめの問題に挑戦したい人)
です。
できれば両方やった方がいいですが、時間に余裕がない場合はどちらか1冊を仕上げるようにしましょう。
また、これらの問題集と並行して1学期で習った無機・有機化学の復習もしてください。
無機・有機の分野は用語や化学反応式、イオンの色などを覚えないことにはなかなか問題が解けるようにはなりません。
そのため、「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」などの問題集を使って、しっかりとそれらを暗記することから始めましょう。
夏休みには、河合塾の全統共通テスト模試や全統記述模試などの模試などがあります。
ですので、そこに向けて基本的な内容を完璧に仕上げるようにしてください。
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。
その後は応用レベルの問題集を解いたり、過去問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。
まず問題演習用の教材としては、化学重要問題集(重問)がおすすめです。(重問はA問題とB問題がありますが、解くのはA問題だけで十分です。)
南山大の化学は標準的なレベルの問題が多いですので、下手に難しい問題集を解く必要はありません。
また、化学重要問題集の場合は、
・YouTubeで解説動画があるため内容を理解しやすい
といったメリットがあります。
そのため、化学重要問題集を繰り返し解いて解き方をマスターするようにしましょう。
一方で、化学重要問題集がどうしてもわからない場合は、化学基礎問題精講やリードLightノートなどに戻ってわからない内容をしっかりと復習するようにしましょう。
また、有機化学では構造決定の問題が多く出ます。
そのため、構造決定が苦手な人は「ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習」や 「有機化学演習」などの構造決定に特化した問題集を解いていくといいでしょう。
そして最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは南山大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
南山大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では南山大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・指定校推薦入試での南山大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・数学・理科などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・数学を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で理科などの指導をいたします。)
南山大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00