と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年愛知淑徳大学国語入試対策完全ガイド:問題傾向と最適な勉強法で合格を勝ち取る」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
愛知淑徳大学の国語の配点、試験範囲、難易度は?
ア 愛知淑徳大学国語の配点は?
→2科目型では国語の配点割合が高くなる
愛知淑徳大学の国語は多くの学部で試験科目となっています。
学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。
イ 愛知淑徳大学国語の難易度・解答時間・出題範囲は?
→難易度は標準~やや難レベル
愛知淑徳大学の国語は、
・第2問【必須】 古文
・第3問【選択】 漢文
・第4問【選択】 現代文
となっており、第1,2問は必須、第3問か第4問かの1問を選択するという問題形式になっています。(解答時間は60分です)
また、出題内容は、
・古文 語意、文法、敬語、和歌修辞、文学史、人物指摘、内容説明、口語訳
・漢文 語意、口語訳、空所補充、内容説明、訓点、書き下し文、文学史
となっています。
そして愛知淑徳大国語の難易度は標準~やや難レベルです。
また、問題量が多いのでテンポよく解く必要があります。
基本的には1題15~20分ペースで解くようにし、残った時間は見直しの時間にするようにしましょう。
また、
・古文、漢文 古典文法や古文単語、漢文句法を覚える
といったことを行い、国語の基礎力をつけてから問題演習に取り組むようにしましょう。
愛知淑徳大学国語(2022)の過去問分析は?
なお、下で解説している問題は一般前期日程2月1日(2022)の問題となっています。
ア 2022年愛知淑徳大学国語(第1問・現代文)
→文章の内容はやや読み取りにくかった
第1問は「社会を知るためには」がテーマの現代文(評論)でした。
文章量は長めで、かつ話の内容がつかみにくい内容でした。
また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。
問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。
問2は内容説明問題です。
第2・3段落の内容が解答の根拠となります。
問3は文章を並び替える問題です。
・選択肢エの「利潤の追求」につながるのは選択肢ア
・選択肢ア→選択肢イとつなげる
・選択肢イの「物語」につながるのは選択肢ウ
という流れから答えを出すことができます。
問4は空所補充問題です。
空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。
問5は接続詞を答える問題です。
文と文の関係(順接・逆接など)を意識して答えるようにしましょう。
問6は内容説明問題です。
第13段落の「ギデンズは、日常生活を安定したリズムで~」の文が解答の根拠となります。
問7は内容説明問題です。
第10・12・14段落の内容が解答の根拠となります。
問8は空所補充問題です。
(V)前後の「変化に向き合う強い姿勢」および「他方で、殻に閉じこもり~」から答えは起業家になります。
問9は空所補充問題です。
(ⅵ)の次の行にある「安定と変化は、両立させないといけないのです。」が解答の根拠となります。
問10は内容一致問題です。
第1・2段落の内容が解答の根拠となります。
イ 2022年愛知淑徳大学国語(第2問・古文)
→主語を補いながら読んでいくとよい
第2問は「伊曾保物語」(古文)が出題されました。
この作品は鎌倉時代に書かれた説話集です。
文章は短めで、かつ内容もつかみやすい文章でした。
問題の選択肢などからどんな内容についてかを判断するようにしましょう。
問1は古典文法に関する問題です。
「ん」の主語は「鷲<一人称>」であるため、意志の意味になります。
問2は古典文法に関する問題です。
「飛び去りぬ。」なので「ぬ」は「完了の終止形」となります。
問3は単語の意味に関する問題です。
「そのかひなし」は「どうしようもない」という意味です。
問4は現代語訳に関する問題です。
「いかさまにも」は「どうみても」、「仇」は「危害を及ぼす」という意味です。
問5は古典文法に関する問題です。
2つ目の(Ⅰ)の前に「なん」とあるので、連体形の形をとります。(係り結びの法則)
問6は古典文法に関する問題です。
「狐のため「に」其の子を食らはる」とあるので、「受け身」の意味となります。
問7は現代語訳に関する問題です。
「いづくに」は「どこに」、「か」は反語の意味をもつ助詞、「べき」は可能の意味をもつ助動詞です。
問8は空欄補充問題です。
「高き堤も(Ⅱ)の穴より~」とあるので、「高き穴」と「(Ⅱ)の穴」が対比の関係にあることがわかります。
問9は内容一致問題です。
第2段落の「そのごとく、当座~」の文が解答の根拠となります。
問10は文学史に関する問題です。
ウ 2022年愛知淑徳大学国語(第3問・漢文)
→日本史の知識があると有利な問題であった
第3問は「日本後紀」(漢文)が出題されました。
問1は用語の読みを問う問題です。
「亥」は「いのしし」で「午」は「うま」です。
問2は空欄補充問題です。
「者」は主語を強める役割があります。
問3は用語の意味を問う問題です。
「孔門」は「孔子の門下・弟子」という意味です。
問4は句点をつける問題です。
「有所聞」で「聞こゆる所有り」となります。
問5は現代語訳に関する問題です。
「被<受身>僚下告<告訴>」となります。
問6は空欄補充問題です。
やや難易度の高い問題です。
問7は句点をつける問題です。
「宜」は「よろしく~べし」、「令」は使役の意味を持ちます。
問8は単語の意味を問う問題です。
泉は「本県」に戻っていましたが、その後「観察使」に任命されたことが分かります。
問9は内容説明問題です。
2行目の「性殊偏急、~」が解答の根拠となります。
問10は文学史の問題です。
吉備真備は奈良時代に活躍した人物です。
エ 2022年愛知淑徳大学国語(第4問・現代文)
→内容は読み取りやすい文章であった
第4問は「日本企業の復活力ーコロナショックを超えて」がテーマの現代文(評論)でした。
文章中にグラフがあり、問題形式としては共通テストの問題に寄せた感じがします。
先に漢字や語句の意味などの知識問題から解いていくといいでしょう。
問1は欠文挿入問題です。
「場という容れもの」、「焦点と集中」から【イ】の部分に入れると自然な流れとなります。
問2は内容説明問題です。
傍線部Aの直前の「だから、誰かが困っている、~まわりの人にすぐにわかるが」が解答の根拠となります。
問3は内容説明問題です。
第4段落の「なぜ、同じ場所で~フルに利用できる可能性が高いからだ。」が解答の根拠となります。
問4は空欄補充問題です。
(Ⅰ)の前後の「事前に設定した仕事をやりながら」、「意図せざる相互作用が生まれることもある」がヒントになります。
問5は内容説明問題です。
第17段落の「働く人々の間の~私は考えている」が解答の根拠となります。
問6は内容説明問題です。
第19・20段落の「情報交換の様式は、~と言いたいのである」は解答の根拠となります。
問7は内容説明問題です。
問5の内容が分かっていればできる問題です。
問8は内容説明問題です。
第1・14段落の内容が解答の根拠となります。
問9は内容一致問題です。
第17段落の「その経営の基本スタイルとは、~それが、ここでいう場のマネジメントである。」が解答の根拠となります。
愛知淑徳大学国語の入試対策、おすすめ参考書は?
愛知大学国語の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→古文・漢文の基礎固めを中心にやろう
高3の1学期は古文・漢文の基礎固めを中心に行いましょう。
それは古文単語や古典文法、漢文句法の知識がないと文章問題を解いてもなかなか点数が伸びるようにはならないからです。
夏休みから読解の練習ができるように計画的に勉強を進めていきましょう。
①現代文
・語彙力のアップ:「現代文キーワード読解」
*愛知大学では語句の意味を問う問題が出るので、「キーワード読解」で出てくる用語の意味をしっかりと覚えるようにしましょう。
・現代文の読み方を学ぶ:「ゼロから覚醒はじめよう現代文」
*時間に余裕があれば、「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をするようにしましょう。
②古文
・古文単語の暗記:「読んで見て覚える重要古文単語315」
・古典文法の復習:「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く
・古文常識の復習:「源氏でわかる古典常識」を読む
③漢文
・漢文句法の暗記:「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く
イ 夏休み
→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう
夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。
いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。
①現代文
・基本レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス基本編」
②古文
・古文読解の勉強をする:「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く
③漢文
・漢文の問題に慣れる:「漢文道場基礎編」を解く
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。
その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。
①現代文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス発展編」
②古文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「岡本梨奈の古文ポラリス1・2」
③漢文
・共通テスト対策問題集を解く
最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは愛知淑徳大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。(古文・漢文などは全訳がついている大学の問題を解くのがおすすめです。)
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
愛知淑徳大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では愛知淑徳大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での愛知淑徳大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・国語・社会などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・国語を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で他の教科の指導をいたします。)
愛知淑徳大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00