と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年中部大学国語入試対策完全ガイド:問題傾向と最適な勉強法で合格を勝ち取る」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
中部大学の国語の配点、試験範囲、難易度は?
ア 中部大学国語の配点は?
→2科目型では国語の配点割合が高くなる
中部大学の国語は、文系学部の全ての学部で試験科目となっています。
学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。
イ 中部大学国語の難易度・解答時間・出題範囲は?
→難易度は基本レベル
中部大学の国語は現代文2題、国語常識1題の出題となっています。(解答時間は60分です)
そしていずれの方式でも全問マークシート方式による選択式が採用されています。
また、出題内容は、
・国語常識 慣用表現、漢字、文学史、熟語、口語文法、韻文の知識
となっています。
そして中部大国語の難易度は基本レベルです。
それは漢字や語句など知識を問う問題が多いからです。
ただし、問題量が多いのでテンポよく解く必要があります。
先に知識問題を解き、あとで読解問題に時間をかけるようにしましょう。
中部大学国語(2022)の過去問分析は?
なお、下で解説している問題は前期A・B方式(2022)の問題となっています。
ア 2022年中部大学国語(第1問・現代文)
→内容は読み取りやすい文章であった
第1問は「ランプの廻転ー「草迷宮」」がテーマの現代文(評論)でした。
文章量は長めですが、比較的話の内容はつかみやすいです。
また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。
まず、知識問題ですが、
・問2 語句の意味
・問3 慣用句・ことわざ
・問6 文学史
・問7、8、9 内容説明問題(言葉の意味を理解していればできる問題)
とあります。
また、他の問題は読解問題ですが、こちらも比較的答えは見つけやすい問題が多いです。
問4は接続詞を答える問題です。
「よしんば」とは「たとえ」と同じような意味です。
問5は空所補充問題です。
「侵犯」は「他の権利や領土を侵す」という意味です。
問10は内容説明問題です。
傍線部(2)のある段落に「日常的な現実を非日常的な超現実に切り替える」とあります。
問11は内容説明問題です。
傍線部(2)のある段落の「これはもう、幽霊をふくめた~」が解答の根拠となります。
イ 2022年中部大学国語(第2問・現代文)
→解答の根拠は傍線部の前後に書いてあることが多い
第2問は「大和の庭園」がテーマの現代文(評論)でした。
第1問と同様、文章量は長めですが比較的話の内容はつかみやすいです。
まず、知識問題ですが、
・問2 漢字の読み書き
・問8 口語文法
とあります。
また、他の問題は読解問題ですが、こちらも比較的答えは見つけやすい問題が多いです。
問4~7は空所補充問題です。
・問5 「起源」は「物事の起こり」という意味です。
・問6 古代の人々が触れた(D)とあるので「本物」となります。
・問7 「配する」は「配置する」という意味です。
問9は理由説明問題です。
傍線部(2)のある段落の「日本でも、平安時代には~曲池になった時期ともおおむね異なる。」が解答の根拠となります。
問10は内容説明問題です。
選択肢エが不正解で、州浜が始まったのは平安時代ではなく奈良時代からです。
ウ 2022年中部大学国語(第3問・国語常識)
→第3問から解くようにしよう
第3問は国語常識の問題です。
文章はありますが、問題が漢字や文学史などの知識問題ばかりなので短い時間で解けるはずです。
そのため、最初は第3問から解くといいでしょう。
問1・2は文学史に関する問題です。
樋口一葉は「たけくらべ」、森鴎外は「舞姫」の作者です。
問3は慣用句に関する問題です。
「双肩にかかる」とは「人に大きな責任や義務が負いかぶさる」という意味です。
問4・6は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。
問5は文法問題です。
「この」は体言である「作品」にかかっているため連体詞です。
中部大学国語の入試対策、おすすめ参考書は?
中部大学国語の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→漢字の暗記や語彙力のアップがメイン
高3の1学期は漢字や語句の暗記をメインに行い、夏休みから読解の練習ができるように勉強を進めていきましょう。
また、共通テストを受験する場合や他の大学を受験する場合は古文・漢文が必要になりますので、そちらの対策も並行して行うようにしてください。
①現代文
・語彙力のアップ:「現代文キーワード読解」
・現代文の読み方を学ぶ:「ゼロから覚醒はじめよう現代文」
・「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をする
②古文
・古文単語の暗記:「読んで見て覚える重要古文単語315」
・古典文法の復習:「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く
・古文常識の復習:「源氏でわかる古典常識」を読む
③漢文
・漢文句法の暗記:「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く
イ 夏休み
→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう
夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。
いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。
①現代文
・基本レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス基本編」
②古文
・古文読解の勉強をする:「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く
③漢文
・漢文の問題に慣れる:「漢文道場基礎編」を解く
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。
その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。
①現代文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス発展編」
②古文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「岡本梨奈の古文ポラリス1・2」
③漢文
・共通テスト対策問題集を解く
最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは中部大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。(古文・漢文などは全訳がついている大学の問題を解くのがおすすめです。)
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
中部大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では中部大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での中部大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・国語・社会などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・国語を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で他の教科の指導をいたします。)
中部大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00