と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学受験】無機化学の勉強法とおすすめ参考書と問題集は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
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【大学受験】無機化学のおすすめ勉強方法は?
ア【大学受験】無機化学の学習内容は?
→ほぼ暗記内容!元素の性質・化学反応式・色などをしっかり覚えよう!
無機化学は気体の性質と金属の性質を中心に学びます。
具体的には、
・周期表
・水素と希ガス
・ハロゲン
・酸素と硫黄、窒素とリン、炭素とケイ素
・気体の性質、発生
・アルカリ金属
・2族元素
・両性元素
・鉄、銅、銀
・金属イオンの沈殿反応、分離、検出
などを学びます。
ここでは、物質の性質、化学反応式、色、沈殿など覚えることがたくさんあります。
ただ、逆に言えば、しっかりと覚えれば得点につながる分野ですので、繰り返し暗記するようにしましょう。
イ【無機化学】色のまとめや沈殿反応はどうやって覚えたらいいか?
→イオンや物質の色は語呂合わせで覚えよう!
しかし、それらは覚えるべき数が多いため、どの物質(イオン)がどの色かをなかなか完璧に覚えることができません。
ただ、「語呂合わせ」を使うことや、グループごとにまとめて覚えることで、少しでも暗記の負担を減らすことができます
何度も繰り返し暗記をして、頭の中に入れていきましょう。
なお、イオンの色や沈殿反応をよくまとめているサイトを紹介します。
【色】
【沈殿反応】
無機化学の勉強法は?(2)~勉強内容編~
ア 無機化学の勉強法①(資料集を使って勉強する)
→資料集を使って色や物質を確認すると覚えやすい
無機化学の勉強法の一つ目は、「資料集を使って勉強する」ことです。
教科書を見ると化学反応式や文章がずっと続いており、やがて、「これらを覚えないといけないのか?」という気持ちになり、無機化学の内容を覚えることに後ろ向きになりがちです。
加えてイオンの色などは、「青白色」「濃青色」などが出てきますが、これらは言葉だけではどのような色かをイメージしにくいです。
そこでおすすめなのが、資料集を使って図をイメージすることです。
「濃青色とはどんな色なのか?」
「ケイ素とはどんな物質か?」
こういったことを写真などで確認すると、記憶の定着度が格段に増します。
そのため、勉強する際には資料集を手元に置いておくようにしましょう。
イ 無機化学の勉強法②(語呂合わせを使って覚える)
→語呂合わせを使うことで覚えやすく、忘れにくくなる
無機化学の勉強法の二つ目は、「語呂合わせを使って覚える」ことです。
無機化学では、物質の性質や色、化学反応式など様々なことをたくさん覚える必要があります。
しかも、やっかいなのが、「覚えにくく忘れやすい」ということです。
特に色はCuOが黒、Cu2Oが赤、Ag2Oが褐色など規則性がないため、ここは反復して覚えるほかありません。
そこでおすすめなのが、語呂合わせを使うことです。
語呂合わせを使うことで、関連したものをまとめて覚えることができますし、頭の中でイメージできるようになるため、忘れにくくなります。
下に無機化学の語呂合わせをまとめているサイトを紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。
ウ 無機化学の勉強法③(理論化学の復習)
→化学反応式などは理論化学を知っていれば覚えなくて済む!
無機化学の勉強法の三つ目は、「理論化学の復習をする」ことです。
無機化学の暗記すべき量は膨大なものです。
しかし、理論化学をしっかりと理解しておけば、暗記の量はいくぶん減らすことができます。
特に復習しておきたい分野は、
・酸、塩基の強弱:中和反応の問題で使う
・酸化還元反応:半反応式を作る問題で使う
です。
これらを知っておくことで、理解しながら化学反応式などが作れるようになるため、暗記の負担は随分と減ってきます。
エ 無機化学の勉強法④(何度も繰り返し覚える)
→最低3回!できれば5回暗記しよう!
無機化学の勉強法の四つ目は、「何度も繰り返し覚える」ことです。
無機化学は暗記分野です。
そのため、何回も覚え直さないとあっという間に忘れてしまいます。
みなさんは化学以外にも英語や数学、国語、社会の勉強もしなければいけないですし、学校のテスト勉強、模試の復習、学校行事などやらないといけないことはたくさんあります。
そうなると、仮に一回完璧な状態になったとしても、しばらくすれば忘れている内容が多くなってしまうため、定期的な復習が必要になってきます。
入試までに最低3回、できれば5回以上覚えているかどうかのチェックをし、本番までに知識の漏れがないようにしましょう。
オ 無機化学のおすすめ参考書・問題集は?
→参考書は橋爪、問題集は基礎問などがおすすめ
ここでは無機化学の勉強をする上でおすすめな参考書や問題集について紹介します。
A 参考書
・「橋爪のゼロから劇的!にわかる無機・有機化学の授業」→難易度は易しめで発展内容はあまり書かれていない
・「大学受験Doシリーズ福間の無機化学の講義」→難しい内容も載っている。上級者向け。
B 問題集
・「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」→用語が反応式などが穴埋め問題形式で確認できる問題集。最初にやるのがおすすめ。
・「リードLightノート化学」→網羅性は高い。
・「化学入門問題精講」→中堅私大レベルの問題が載っている
・「化学基礎問題精講」→MARCH・地方国公立大レベルの問題が載っている
・「化学重要問題集」→共通テスト~早慶・旧帝大レベル。最後の仕上げとして使うべき問題集
この中でみなさんの力に合った参考書や問題集を使っていくようにしましょう。
【大学受験】無機化学の学習スケジュールは?
ア 無機化学の学習スケジュール①(高3の1学期)
→定期テスト前などにしっかりと勉強しよう
多くの学校では、高2の終わりから高3の1学期の期間で無機化学を学びます。
せっかく定期テストが5月と6月にあるわけですから、定期テストの勉強を通じて気体や金属、イオンの性質などをしっかりと覚えるようにしましょう。
ただ、無機化学はすぐに忘れてしまいますので、できればテストが終わった後にもう一度復習しておくとなお効果的です。
同時に理論化学の復習も行うようにしましょう。
イ 無機化学の学習スケジュール②(高3の夏休み以降)
→忘れやすいので何度も覚え直そう
高3の夏休みには1学期に習った内容をもう一度復習しましょう。(同時に理論化学の復習も併行して行ってください。)
恐らく多くの受験生は、無機化学の内容を忘れてしまっているはずです。
ですので、再度完璧に覚え直してから問題集を解いていくとよいでしょう。
また、無機化学をどこまで覚えればいいかが分からない人もいるでしょう。
そのような人におすすめなのが、「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」です。
この本は無機化学の中で特に重要な部分がコンパクトにまとまっています。
まずは一通り解き、覚えていなかった部分は繰り返し復習をするようにしましょう。
そして秋以降は志望校によって対策が変わってきます。
・MARCH、関関同立、地方国公立大志望者→化学入門(基礎)問題精講+化学重要問題集のA問題
・それ以外の大学を志望する人→化学入門(基礎)問題精講
これらに加え、
が必要になってきます。
他の教科とのバランスもありますので、どの教科も満遍なく勉強するようにしましょう。