と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「【大学受験】理論化学の勉強法とおすすめ参考書と問題集は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
【大学受験】理論化学のおすすめ勉強方法は?
ア 理論化学の勉強法①(苦手な人は「化学基礎」から復習をしよう)
→化学基礎で出てくる用語や計算方法をしっかりと復習しよう
理論化学の勉強法の1つ目は、「苦手な人は「化学基礎」から復習をする」ことです。
化学(発展)が苦手だと思ったら、まずは化学基礎の復習からしていきましょう。
それは、化学基礎の内容が完璧に分かっていないと化学(発展)の理解度が下がってしまうからです。
具体的にやってほしい内容は、
②計算が即答でできるようにする(mol、溶解度、モル濃度、中和滴定、酸化還元など)
です。
化学基礎は範囲が狭いため、短期集中でやっていけば1~2週間で終わるでしょう。
基礎をしっかりと固めてから、化学(発展)の内容を引き続き復習するようにして下さい。
イ 理論化学の勉強法②(用語の意味を完璧に覚える)
→「用語→意味」が言えるように暗記をしよう!
理論化学の勉強法の2つ目は、「用語の意味を完璧に覚える」ことです。
化学には「配位結合」「飽和蒸気圧」「ルシャトリエの原理」「活性化エネルギー」といった重要な用語がたくさん出てきます。
まず、みなさんにやってほしいことは、これらの用語の意味を覚えることです。
それは、「同素体=同じ元素からできていて、互いに性質の異なる単体どうし」、「同位体=原子番号が同じで質量数が異なる原子どうし」といったように定義をしっかりと覚えていくことです。
共通テストや大学入試では物事の本質を問う問題が多く出題されます。
そうなると、うろ覚えの状態ですと、正解の選択肢にたどり着くことが難しくなるでしょう。
そうならないようにまずは用語の意味を完璧に覚えるようにしましょう。
また公式に出てくる単位もしっかりと覚えるようにして下さい。
ウ 理論化学の勉強法③(まずは基本例題だけを繰り返す)
→数を絞り、最初に例題を完璧にする
理論化学の勉強法の3つ目は、「まずは基本例題だけを繰り返す」ことです。
リードLightノート化学や学校で使っている問題集(セミナー・アクセスなど)はいずれも問題数が多いです。
そのため、最初から全ての問題を解こうとすると、どうしても消化不良で終わってしまう可能性があります。
そうならないためにも、最初は解く問題を絞って取り組むようにしましょう。
リードLightノートで例に挙げると、最初は「例題」のみ解くようにして下さい。
例題だけであれば、数問~数十問しかないため、短時間で仕上げることができます。
その後、基本問題、発展問題と少しずつ問題のレベルを上げて解いていくことをおすすめします。
例題→基本問題→発展問題と取り組むことで、初めの単元から最後の単元までを最低3周繰り返すことができます。
そうすることで知識の定着度も高まっていきます。
なお、計算をするときは電卓を使わずに解くようにして下さい。
入試本番では電卓が使えないので、普段から自力で計算をするクセをつけるようにしましょう。
エ 理論化学の勉強法④(「なぜそうなるのか?」を意識して解く)
→計算問題の解き方を丸暗記してはいけない!
理論化学の勉強法の4つ目は、「なぜそうなるのか?を意識して解く」ことです。
計算問題ができなかった時に、解説を読んでなんとなくわかって終わりという人がいます。
しかし、「なんとなく」ではいつまでたってもできません。
大事なのは、なぜこの計算式になるのかを考えることです。
セミナーやアクセス、リードLightノート化学は問題によっては計算過程が省略されているものもあります。
ですので、人によってはどうしてそうなるのかが分からないこともあるでしょう。
その場合は、「学校の先生や塾の先生に解き方を聞く」「参考書を読んで理解する」などして、理解度を高めるようにしましょう。
また、YouTubeの授業動画もおすすめです。
といった動画は化学の内容を分かりやすく説明しています。
いろいろな動画を見比べてみて分かりやすいものを視聴するようにしましょう。
オ 理論化学のおすすめ参考書・問題集は?
→参考書は橋爪、問題集は基礎問などがおすすめ
ここでは理論化学の勉強をする上でおすすめな参考書や問題集について紹介します。
A 参考書
・「橋爪のゼロから劇的!にわかる理論化学の授業」→難易度は易しめで発展内容はあまり書かれていない
・「大学受験Doシリーズ鎌田の理論化学の講義」→難しい内容も載っている。上級者向け。
B 問題集
・「リードLightノート化学」→網羅性は高い。最初にやっておくといい問題集
・「化学入門問題精講」→中堅私大レベルの問題が載っている
・「化学基礎問題精講」→MARCH・地方国公立大レベルの問題が載っている
・「化学重要問題集」→共通テスト~早慶・旧帝大レベル。最後の仕上げとして使うべき問題集
この中でみなさんの力に合った参考書や問題集を使っていくようにしましょう。
【大学受験】理論化学の学習スケジュールは?
ア 理論化学の学習スケジュール①(高2の春休みまで)
→定期テスト前や長期休暇などで勉強しよう
受験勉強自体は高1から始めてほしいですが、高2の終わりまでは英語・数学(文系数学・理系数学)が勉強のメインとなります。
そのため、普段は化学まで受験勉強に時間が回らない人が多いはずです。
ですので、高2の終わりまでは定期テスト前と長期休暇(夏休み・冬休み・春休みなど)で勉強するようにして下さい。
理想としては、定期テストの勉強で一度できるようにし、その後長期休暇で忘れてしまった内容や苦手な内容を復習していくとよいでしょう。
なお、高2の秋以降の模試(高2進研模試・高2全統記述模試など)では理科や社会も試験範囲になりますので、模試直前にも復習をすることをおすすめします。
イ 理論化学の学習スケジュール②(高3の夏休みまで)
→定期テスト前や長期休暇などで勉強しよう
高3になってからは英語・数学に加えて、理科や国語、社会の勉強も始めていきましょう。
現役生の場合は、1学期にやることは「理論化学の復習+無機化学の暗記」になってきます。
定期テスト前には無機化学の内容をマスターし、それ以外の時期には基本的な問題集を使って理論化学の復習をしていきましょう。
この時期は難しい問題集をやる必要はありませんので、リードLightノートやセミナーやアクセスなどの問題集の基本問題を完璧にマスターするようにして下さい。
ウ 理論化学の学習スケジュール③(高3の夏休み以降)
→理論化学だけ共通テストの過去問を解いてみよう
まず夏休みまでにリードLightノートなどの基本的な問題集が完成していれば実践的な問題に取り掛かっていきます。
化学入門問題精講や化学基礎問題精講を解いて今まで習った内容を復習していきましょう。
そして秋以降は志望校によって対策が変わってきます。
・MARCH、関関同立、地方国公立大志望者→化学重要問題集のA問題
・それ以外の大学を志望する人→化学入門(基礎)問題精講の復習
これらに加え、
が必要になってきます。
他の教科とのバランスもありますので、どの教科も満遍なく勉強するようにしましょう。