名古屋外国語大学国語（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「名古屋外国語大学国語（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

✓内容

✓対象となる人

✓記事を書いた人　

名古屋外国語大学の国語の配点、試験範囲、難易度は？

ア　名古屋外国語大学国語の配点は？

→2科目型では国語の配点割合が高くなる

名古屋外国語大学の国語は、全ての学部で試験科目となっています。

学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。

イ　名古屋外国語大学国語の難易度・解答時間・出題範囲は？

→難易度は標準レベル

名古屋外国語大学の国語は現代文2題のみ（評論）の出題となっています。（解答時間は60分です）

そして一般選抜では、全問マークシート方式による選択式が採用されています。

また、出題内容は、

となっています。

そして名古屋外国語大国語の難易度は標準レベルです。

ただし、問題量が多いのでテンポよく解く必要があります。

基本的には1題25分で解くことを目標としてください。

名古屋外国語大学国語（2022）の過去問分析は？

なお、下で解説している問題はA方式（2022）の問題となっています。

ア　2022年名古屋外国語大学国語（第1問・現代文）

→内容は読み取りやすい文章であった

第1問は「当事者主権」がテーマの現代文（評論）でした。

文章量は長めですが、比較的話の内容はつかみやすいです。

また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。

問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。

問2は空所補充問題です。

空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。

問3は内容説明問題です。

傍線部(1)の少し前に、「男の哲学者や宗教家たち」が「女とはどんな生き物であってほしいか」「あるべきか」について話していたことが書いてあります。

問4は理由説明問題です。

傍線部(2)の一つ前の段落にある、「非当事者が当事者を～「武器」にきたえあげていく」が解答の根拠となります。

問5は内容説明問題です。

傍線部(3)の次の段落の「民主主義が多数決原理に拠っている限りは、～排除され抑圧される運命にある」が解答の根拠となります。

問6は内容説明問題です。

傍線部(4)の段落にある「だれもが障害を障害と感じなくてすむように設計すれば」、次の段落の「制度がユニバーサル（普遍）であるとは、例外がひとりもない」が解答の根拠となります。

問7は空欄補充問題です。

(D)の一行前の「いちばん歩みの遅い」がヒントです。

問8は内容一致問題です。

選択肢3と第9段落の内容「これに対して障害者は～」はほぼ同じ内容を言っています。

イ　2022年名古屋外国語大学国語（第2問・現代文）

→解答の根拠は傍線部の前後に書いてあることが多い

第2問は「文化と権力」がテーマの現代文（評論）でした。

第1問と同様、文章量は長めですが比較的話の内容はつかみやすいです。

問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。

問2は空所補充問題です。

空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。

問3は内容説明問題です。

傍線部(1)の2段落前にある「今日の日本のマンガやアニメなどの～キヨするだろう」が解答の根拠となる部分です。

問4は内容説明問題です。

傍線部(2)の次の行にある、「ソフト・パワーとは～結果を得る能力」のことです。」およびその3行後の「もしも支配されるものが、～はるかに効率的でしょう。」が解答の根拠となります。

問5は内容説明問題です。

傍線部(3)の次の段落の「国家は政治社会の強制力と～いたるに考えました。」および次の段落の「人びとを強制力によって支配しなくても、～強制力による支配は不要となります。」が解答の根拠となります。

問6は内容説明問題です。

傍線部(4)の次の段落にある「要するに、～この制度のことです。」が解答の根拠となります。

問7は空欄補充問題です。

(X)の次の段落には「権力」「人びと」というキーワードが出てきます。

問8は内容説明問題です。

傍線部(5)の1つ前の段落にある「近代社会における権力は、～誘導することを通じて行使されます。」が解答の根拠となります。

問9は内容一致問題です。

選択肢4と傍線部(ウ)を含む段落「イデオロギーは、～」はほぼ同じ内容を言っています。

ア　高３の１学期まで

→漢字の暗記や語彙力のアップがメイン

高３の１学期は漢字や語句の暗記をメインに行い、夏休みから読解の練習ができるように勉強を進めていきましょう。

また、共通テストを受験する場合や他の大学を受験する場合は古文・漢文が必要になりますので、そちらの対策も並行して行うようにしてください。

①現代文

・語彙力のアップ：「現代文キーワード読解」

・現代文の読み方を学ぶ：「ゼロから覚醒はじめよう現代文」

・「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をする

②古文

・古文単語の暗記：「読んで見て覚える重要古文単語315」

・古典文法の復習：「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く

・古文常識の復習：「源氏でわかる古典常識」を読む

③漢文

・漢文句法の暗記：「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く

イ　夏休み

→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう

夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。

いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

①現代文

・基本レベルの問題集を解く：「入試現代文へのアクセス基本編」

②古文

・古文読解の勉強をする：「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く

③漢文

・漢文の問題に慣れる：「漢文道場基礎編」を解く

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。

その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。

②古文

・共通テスト対策問題集を解く

・応用レベルの問題集を解く：「岡本梨奈の古文ポラリス1･2」

③漢文

・共通テスト対策問題集を解く