と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「大同大数学(2024)の過去問傾向、難易度、参考書や問題集のおすすめは?」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
大同大学の数学(2023)の問題傾向・過去問分析は?
A 全体の講評(M方式・Ⅰ型受験)
大同大学の数学(Ⅰ型)は全部で4問が出題されます。
また、試験形式ごとの問題構成は、
・前期A方式 (1)・(2)は小問問題、(3)・(4)は記述問題
となっています。
そして、試験時間はどちらも90分となっています。
また、大同大学の数学を解く上での注意点は、
・出やすい単元はなく、どの単元も満遍なく出題される
・小問形式問題は答えだけを書くので、計算ミスをすると得点がもらえない
といったことです。
大同大学の数学は過去に出た問題が繰り返し出題される傾向にあるため、過去数年分の赤本を解いていくといいでしょう。(ただし小問問題は解説がついていないため、分からない問題は学校の先生に解き方を聞くようにしましょう。)
B 第1問(小問集合)
第1問は小問集合形式の問題です。
(1) 数学Ⅱ 解と係数の関係
xと1/xがそれぞれ問題文の式の解であることがわかれば、解と係数の関係を使って求めることができます。
(2) 数学Ⅰ 二次関数
どれも基本的な問題です。絶対値の意味が分かっているかどうかが問われました。
(3) 数学A 確率
最後のgのカードより左にも右にもaのカードがある確率は場合分けをして答える問題でした。
【問題講評】(3)の最後の問題以外は比較的解きやすい。
C 第2問(小問集合)
第2問は小問集合形式の問題です。
(1) 数学Ⅱ 三角関数
加法定理についての問題です。最後の問題は計算量がかなり多い問題です。
(2) 数学Ⅱ 対数関数
ややとっつきにくい問題が続いた。logの性質を正確に知っていないと難しく感じただろう。
【問題講評】ややひねった問題が多く解きづらいと感じた受験生が多かったのではないか。
D 第3問(小問集合)
第3問は小問集合形式の問題です。
(1) 数学B 数列
最後の等比数列の問題は、まずcnの一般項を求め、それを分母・分子をひっくり返して考えていきます。
(2) 数学B 平面ベクトル
典型的な問題であるが、図を描いて考えるようにしたい。
【問題講評】典型問題が多く、解きやすかった。
E 第4問(小問集合)
第4問は小問集合形式の問題です。
(A)か(B)かをいずれか選ぶ問題でした。
(A) 数学Ⅱ 微分法・積分法
微積の典型問題です。グラフの概形を書いて考えるようにしましょう。
(B) 数学Ⅲ 微分法・積分法
logが絡んでくるため解きにくかった。
【問題講評】(A)は完答できるレベルだか、(B)はやや発想力がいる問題であった。
大同大学数学(2024)の入試対策、おすすめ参考書は?
大同大学数学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の10月まで
→チャート式を使って典型問題の解法暗記をするようにしよう
受験勉強は英語と数学を優先するようにしましょう。
この2教科はやるべきことが多いので、高2が終わるまでにどこまで終わるかが大事になってきます。
また具体的な勉強方法は、
②「黄チャート」(苦手な人は白チャート)を使って典型問題の解法暗記をする
となります。
数学ができるようになるには、典型問題の解き方をマスターすることです。
そして、典型問題の解き方をマスターするには、
②問題文から解く上でのキーワードになる部分を見つけるクセをつける
③ただ解いて終わりではなく、「なぜそうなるのか?」を理解する
④できなかった問題は後日改めて解く
です。
解きっ放しで終わりではなく、できなかった問題は繰り返し解くようにしましょう。(なお、チャート式は問題量が多いため、基本例題+重要例題だけ解けばOKです。)
そして、最終的にはチャートに載っている問題は瞬時に解き方が思いつけるようにしてください。
なお、チャートの解法暗記は、どんなに遅くても高3の10月末までには終わらせるようにしましょう。
そこからは過去問演習に入っていきます。
イ 高3の秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
ここでやってほしいことは、
②過去問を解く
③共通テスト対策問題集を解く
です。
A 過去問を解く
チャート式をマスターした後はいよいよ過去問演習に入ります。
まずは大同大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
なお、数学の問題をたくさん解きたい場合は、旺文社の「全国大学入試問題正解数学<私立大編>」がおすすめです。
この問題集は全国の主要な私立大学の数学の入試問題が載っています。
ただし、解説はあっさりしていますので、数学が得意な人以外は無理に使う必要はありません。
B 共通テストの対策問題集を解く
共通テストを受験する人はもちろんですが、私立専願の人も時間に余裕があれば共通テストの対策問題集を解くことをおすすめします。
その理由としては、
・解説が詳しく独学でも使いやすい
・河合塾、駿台、東進などさまざまな予備校が出版しているため、自分のレベルに合ったものを使うことができる
からです。
そして、個人的におすすめなのが、河合塾と駿台の問題集です。
まずはこの2冊の問題集から始め、さらに解きたい場合はZ会の問題集もやるといいでしょう。
【まとめ】大同大数学の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「大同大数学(2024)の過去問傾向、難易度、参考書や問題集のおすすめは?」についてのまとめです。
・まずは「黄チャート」をマスターするようにしよう
・典型問題はパッと解き方が思いつくようになるまで繰り返し練習しよう
・直前期は過去問レベルの問題を数多く解くようにしよう
大同大の数学は基本~標準レベルの問題が中心です。
そのため、まずは試験範囲の基本的な内容を完璧にマスターするようにしよう。