と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「大同大学の数学(2023)の傾向と過去問分析、難易度、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
大同大入試過去問分析・教科別勉強法
①大同大英語 | ②大同大理系数学 | ③大同大物理 | ④大同大化学 |
⑤大同大推薦入試対策 |
大同大学の数学の配点、試験範囲、難易度は?
大同大学は工学部・情報学部の2学部があります。
そして試験科目及び配点は、
M方式(Ⅰ型) | 数学(150点)+英語・理科(物理か化学)+国語から2科目(各100点) |
M方式(Ⅱ型) | 英語+数学ⅠA+国語(計350点) |
前期A方式(Ⅰ型) | 数学(150点)+英語・理科(物理か化学)+国語から2科目(各100点) |
前期A方式(Ⅱ型) | 英語+数学ⅠA+国語+化学から3科目(計350点) |
となっています。(Ⅱ型は建築Ⅱ型、情報デザインⅡ型、総合情報Ⅱ型)
また、大同大学の数学の難易度は標準~やや難で、特にA方式の問題は難しめの問題が混ざっています。
ただ、受験生の多くはこのレベルの問題は解けないため難問は捨てて、基本問題を中心に点数が取れるようにしましょう。
黄チャートなどで解法暗記をした後に過去問演習をしたり、全国大学入試問題正解でレベルの近い問題を解くのが基本的な勉強の流れとなります。
大同大学の数学(2022)の過去問分析は?
ア 大同大学の問題傾向や解答時間は?
→微積をメインに数学の内容が満遍なく出題される
大同大学の数学(Ⅰ型)は全部で4問が出題されます。
また、試験形式ごとの問題構成は、
・前期A方式 (1)・(2)は小問問題、(3)・(4)は記述問題
となっています。
そして、試験時間はどちらも90分となっています。
また、大同大学の数学を解く上での注意点は、
・出やすい単元はなく、どの単元も満遍なく出題される
・小問形式問題は答えだけを書くので、計算ミスをすると得点がもらえない
といったことです。
大同大学の数学は過去に出た問題が繰り返し出題される傾向にあるため、過去数年分の赤本を解いていくといいでしょう。(ただし小問問題は解説がついていないため、分からない問題は学校の先生に解き方を聞くようにしましょう。)
なお、ここからは過去問の分析をしていますが、ここで紹介する問題分析は前期A日程(Ⅰ型)の問題を分析しています。
全ての学部・日程の数学の問題を分析しているわけではございませんのでご了承ください。
イ 大同大学の数学(2022・前期A方式Ⅰ型)の過去問分析は?
→できる問題を見極める力が必要
第1問は、
(2) 図形の性質<数学A>
(3) 場合の数<数学A>
の問題が出題されました。【空所補充問題】
(1)は教科書レベルの問題ですので確実にできてほしい問題です。
(2)は、まずは余弦定理と判別式を使ってxの範囲を求め、その後は解と係数の関係を使ってS1+S2とS1-S2の値を求めます。
この問題は難易度の高い問題ですので飛ばしても構いません。
(3)も(1)と同様、教科書レベルの問題ですので確実にできてほしい問題です。
第2問は、
(2) 空間ベクトル<数学B>
の問題が出題されました。【空所補充問題】
(1)はまず円Cの式を(x-a)2+(y-b)2=r2の形に変形し半径を求めます。
そして、接線はy=axとして円Cの式に代入をして、2つの接線の式を求めます。
これ以降の問題は難易度が高いのでできなくてもOKです。
(2)は内積の公式を使って計算すると、(ヨ)~(リ)の値が出ます。
また、四面体OABCの体積は底面が直角三角形、高さがOCとなることが分かれば解けるでしょう。
これ以降の問題は難易度が高いのでできなくてもOKです。
大問3は三角関数の単元です。
(1)は因数定理を使って因数分解をしていきます。
(2)はグラフを描くことができれば答えを出すことができるでしょう。
(3)・(4)はf(x)の式に出てくるsinxをtに置き換えて求めていきましょう。
ただし、-1≦t≦1の条件があることに気を付けてください。
大問4は選択問題です。
(A)が数Ⅱの微積、(B)が数Ⅲの微積内容です。
(A)の方が簡単ですのでこちらで解くことをおすすめします。
A問題
(1)は教科書レベルの問題ですので確実に正解するようにしましょう。
(2)はグラフを描くことができれば、定積分の計算で求めることができます。
(3)はaと2-aの大小関係を先に書く必要があります。
(4)は微分をして増減表を書き、極値を求めれば終わりです。
できれば完答してほしいレベルの問題でした。
B問題
(1)はf(x)を1回微分すると極値が出て、2回微分すると変曲点の値が出ます。
(2)は接線の方程式を使って求める問題です。
(3)は最初にグラフを描いて直線と曲線の関係を確かめます。
次に定積分を使って面積を求めますが、この形の場合はいったん三角形の面積を出し、そこから求めたい図形の外側の部分の面積を引くと計算が楽にできます。
とはいえ、部分積分法を使っての計算になるので計算量は多めです。
大問1から大問4までを総合的に見ると、大問3・4で取りこぼさないようにすることが大切になってきます。
ウ 大同大学数学の入試対策、おすすめ参考書は?
→黄チャートで基礎固め、その後は過去問演習
大同大学数学の入試対策の基本的な流れとしては、
②過去問演習 赤本を解き、問題傾向をつかむ
③補助教材 全国大学入試問題正解(私立大編)で同じレベルの大学の過去問や苦手な単元の問題を解く
が基本となります。
また、数Ⅲの対策(特に微積)をしたい場合は、「1対1対応の演習」の数学Ⅲをやるのもありでしょう。(時間に余裕がない場合はカットしてもOK)
まずは黄チャートの内容を完璧にしましょう。
そうでないと過去問を解いて解説を読む際にその内容が分からないことが出てきます。
大同大学の数学はどの単元も満遍なく出ますので、特定の単元を捨てることができません。
そのため早い時期から数学の受験勉強を始め、高3の夏(遅くても10月)までには黄チャートの解法暗記を終わらせるようにしましょう。
その後は過去問演習に入ります。
まずは大同大学の問題を解き、それが終わったら「全国大学入試問題正解私立大編」を他の大学の問題を解くといいでしょう。(最初は早慶上智・MARCH・関関同立・医学部以外の問題からやることをおすすめします。)
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
大同大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では大同大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・推薦入試での大同大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・数学・理科などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・数学を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で理科などの指導をいたします。)
大同大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00