と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「共通テストの目標点の決め方は?(9割・8割・7割・6割得点別・大学別)」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
共通テスト教科別勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理 | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 |
共通テストの各科目の点数配分の決め方は?
ア 2022年度の共通テストの平均点は?
→英語、社会などは比較的点数が取りやすい
最初に2022年度の共通テストの主な科目の平均点から見ていきます。
②数学 数学ⅠA37.96点・数学ⅡB43.06点
③国語 110.26点
④地歴公民 日本史B52.81点・世界史B65.83点・地理B58.99点・現代社会60.84点・倫理政経69.73点
⑤理科 化学基礎27.73点・生物基礎23.90点・物理60.72点・化学47.63点・生物48.81点
今回の結果および2017年~2021年のセンター試験や共通テストの各教科の平均点を考慮すると、
②年度によって難易度が大きく変わる科目 国語・数学ⅠA・化学基礎・生物基礎・生物・英語リスニング
③点が取りにくい科目 数学ⅡB・化学
となります。
イ 自分の得意・苦手科目にも左右される
→得意科目は高めに、苦手科目は低めに目標点数を設定しよう
また、受験生の皆さんはそれぞれ得意科目、苦手科目があると思います。
例えば、文系の生徒で英語・国語・社会が得意で、理科・数学が苦手な場合は得意科目(英語・国語・社会)の目標点数を高めに設定し、苦手科目(理科・数学)の点数を低めにするといったことをしていく必要があります。
このように共通テストの目標点数は、テストの難易度と得意・不得意科目などを考慮して考えていくとよいでしょう。
共通テストの目標点数はどこで分かる?
目標点数の決め方は分かったとしても、そもそも志望する大学(学部)は本番で何点とればいいかが分からないと目標の立てようがありません。
ですが、河合塾や旺文社のHPを見ると各大学(学部)のボーダー得点率が載っていますので、それを参考にするといいでしょう。
ア 旺文社の大学受験パスナビ
→大学名を入力するだけで結果が出るので検索しやすい
旺文社の「大学受験パスナビ」の中に「共通テスト得点率一覧」というサイトがあります。
ここで大学名を入力して検索すると志望する大学・学部の共通テスト得点率と必要偏差値が表示されます。
イ 河合塾の入試難易予想ランキング表
→一覧表を印刷できる
河合塾のHPの中には、「入試難易予想ランキング表」というサイトがあります。
ここでは学部別、大学別(地域別)に分かれており、またプリントアウトして使えます。
そのため、似たような偏差値や地域の大学を比較することもできるため非常に使いやすいです。
共通テストのおすすめの目標点数は?
ア 共通テストのおすすめの点数配分①(文系)
→英語・社会・理科基礎は高めに設定
英語R | 英語L | 数学ⅠA | 数学ⅡB | 国語 | 日本史B | 世界史B | 生物基礎 | 化学基礎 | 合計 |
55 | 55 | 50 | 50 | 120 | 70 | 70 | 35 | 35 | 540 |
70 | 65 | 65 | 60 | 135 | 80 | 75 | 40 | 40 | 630 |
85 | 75 | 75 | 70 | 155 | 85 | 85 | 45 | 45 | 720 |
90 | 90 | 90 | 85 | 175 | 95 | 95 | 45 | 45 | 810 |
上から6割(540点)、7割(630点)、8割(720点)、9割(810点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
文系の場合は、英語・社会・理科基礎で高めの点数設定にしています。
一方で点数が読めないリスニング、国語(特に現代文)や難易度の高い数学ⅡBは少し低めにしています。
イ 共通テストのおすすめの点数配分②(理系)
→英語・数学・理科は高めに設定
英語R | 英語L | 数学ⅠA | 数学ⅡB | 国語 | 地理B | 物理 | 化学 | 合計 |
55 | 55 | 70 | 65 | 110 | 55 | 65 | 65 | 540 |
70 | 65 | 80 | 75 | 130 | 60 | 80 | 70 | 630 |
80 | 75 | 90 | 85 | 145 | 70 | 90 | 85 | 720 |
90 | 90 | 95 | 95 | 175 | 80 | 95 | 90 | 810 |
上から6割(540点)、7割(630点)、8割(720点)、9割(810点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
理系の場合は、英語・数学・理科で高めの点数設定にしています。
一方で手が回りにくい国語や地理Bは低めの点数設定にしています。
理系の場合、二次試験の科目が「英語+数学+理科」であることが多いため、共通テストでまずは高得点が取れるようにする必要があります。
ウ 共通テストで目標点に到達するための勉強法は?
→基礎固め+共通テスト対策が黄金ルート
共通テストで自分の決めた目標点に到達するためには、
・センター試験や共通テストの過去問を解く
・各予備校から出ている共通テスト予想問題集を解く
・共通テスト模試(全統共通テスト模試・駿台ベネッセ共通テスト模試等)の復習をする
・直前期に予想問題パックを解く
といったことが必要です。
最初に基礎固めをして、そこからは数多くの問題を解いて共通テストの問題形式に慣れるようにしましょう。