と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「【共通テスト】6・7・8・9割で受かる大学は?目標点の決め方は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
教科別おすすめ勉強法
①英語リーディング | ②英語リスニング | ③数学ⅠA | ④数学ⅡB |
⑤現代文 | ⑥古文 | ⑦漢文 | ⑧物理基礎 |
⑨化学基礎 | ⑩生物基礎 | ⑪地学基礎 | ⑫物理 |
⑬化学 | ⑭生物 | ⑮世界史B | ⑯日本史B |
⑰地理B | ⑱現代社会 | ⑲倫理 | ⑳政治・経済 |
㉑倫理・政経 | ㉒情報Ⅰ |
【共通テスト】6・7・8・9割で受かる大学は?
ア 主な学部の共通テストボーダー
ここで紹介するデータは、河合塾の「国公立大学入試難易予想ランキング表」を元にしています。
なお、前期のみ載せています。
A 法学部
・90%以上
なし
・80~89%
東大、京大、一橋大
・70~79%
東京都立大、阪大、神大、九大、名大、北大、東北大、広島大、千葉大、京都都立大
・60~69%
静岡大、大阪公立大、岡山大、北九州市立大、金沢大、熊本大、島根大、高崎経済大、信州大、岩手大、新潟大、岡山大、三重大、山形大、香川大
法学部の場合、
・7割以上:旧帝大
・6割以上:地方国公立大
という感じになります。
B 工学部
・90%以上
なし
・80~89%
東大、京大
・70~79%
筑波大、東工大、阪大、東京都立大、横浜国立大、大阪公立大、神大、九大、東北大、名大、北大、電気通信大、千葉大
・60~69%
名古屋工業大、名古屋市立大、京都工芸繊維大、埼玉大、東京農工大、奈良女子大、信州大、三重大、岡山大、広島大、東京海洋大、金沢大、岐阜大、岩手大、茨城大、宇都宮大、山梨大、島根大
工学部の場合、
・7割以上:旧帝大+TOCKY
・6割以上:地方国公立大
という感じになります。
C 医学部
・90%以上
東大
・80~89%
東京医科歯科大、京大、千葉大、横浜市立大、北大、東北大、筑波大、名大、神大、九大、大阪公立大、広島大
・70~79%
名古屋市立大、熊本大、山形大、新潟大、金沢大、三重大、島根大、香川大、愛媛大、弘前大、秋田大、群馬大、富山大、福井大、信州大、岐阜大、鳥取大、山口大、鳥取大、徳島大、香川大、高知大、佐賀大、鹿児島大、大分大、宮崎大、琉球大
・60~69%
なし
医学部の場合、
・7割以上:地方国公立大
・6割以上:なし
という感じになります。
他の学部よりもボーダーラインは10%程度上になるとみておいたほうがいいでしょう。
なお、他の学部や大学のボーダーラインは、
旺文社:「共通テスト得点率一覧」
河合塾:「入試難易予想ランキング表」
などで調べることができます。
共通テストの目標点の決め方は?
ア まずは共通テストの平均点を知ろう
→英語、社会などは比較的点数が取りやすい
まずは2023年の共通テストの主な科目の平均点から見ていきます。
②数学 数学ⅠA55.65点、数学ⅡB61.48点
③国語 105.74点
④地歴公民 日本史B59.75点・世界史B58.43点・地理B60.46点・現代社会59.46点・倫理政経60.59点
⑤理科 化学基礎29.42点・生物基礎24.66点・物理63.39点・化学54.01点・生物48.46点
今回の結果および2017年~2022年のセンター試験や共通テストの各教科の平均点を考慮すると、
②年度によって難易度が大きく変わる科目 国語・数学ⅠA・化学基礎・生物基礎・生物・英語リスニング
③点が取りにくい科目 数学ⅡB・化学
となります。
イ 自分の得意・苦手科目にも左右される
→得意科目は高めに、苦手科目は低めに目標点数を設定しよう
また、受験生の皆さんはそれぞれ得意科目、苦手科目があると思います。
例えば、文系の生徒で英語・国語・社会が得意で、理科・数学が苦手な場合は得意科目(英語・国語・社会)の目標点数を高めに設定し、苦手科目(理科・数学)の点数を低めにするといったことをしていく必要があります。
このように共通テストの目標点数は、テストの難易度と得意・不得意科目などを考慮して考えていくとよいでしょう。
ウ 共通テストのおすすめの点数配分①(文系)
→英語・社会・理科基礎は高めに設定
英語R | 英語L | 数学ⅠA | 数学ⅡB | 国語 | 日本史B | 世界史B | 生物基礎 | 化学基礎 | 合計 |
55 | 55 | 50 | 50 | 120 | 70 | 70 | 35 | 35 | 540 |
70 | 65 | 65 | 60 | 135 | 80 | 75 | 40 | 40 | 630 |
85 | 75 | 75 | 70 | 155 | 85 | 85 | 45 | 45 | 720 |
上から6割(540点)、7割(630点)、8割(720点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
文系の場合は、英語・社会・理科基礎で高めの点数設定にしています。
一方で点数が読めないリスニング、国語(特に現代文)や難易度の高い数学ⅡBは少し低めにしています。
得意な教科を増やしつつ、どの教科も満遍なく取れるようにすることが大切になってきます。
エ 共通テストのおすすめの点数配分②(理系)
→英語・数学・理科は高めに設定
英語R | 英語L | 数学ⅠA | 数学ⅡB | 国語 | 地理B | 物理 | 化学 | 合計 |
55 | 55 | 70 | 65 | 110 | 55 | 65 | 65 | 540 |
70 | 65 | 80 | 75 | 130 | 60 | 80 | 70 | 630 |
80 | 75 | 90 | 85 | 145 | 70 | 90 | 85 | 720 |
90 | 90 | 95 | 95 | 175 | 80 | 95 | 90 | 810 |
上から6割(540点)、7割(630点)、8割(720点)、9割(810点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
理系の場合は、英語・数学・理科で高めの点数設定にしています。
一方で手が回りにくい国語や地理Bは低めの点数設定にしています。
理系の場合、二次試験の科目が「英語+数学+理科」であることが多いため、共通テストでまずは高得点が取れるようにする必要があります。(ただし化学と生物は難化傾向にあるので、そこは注意しましょう。)
オ 共通テストで目標点に到達するための勉強法は?
→基礎固め+共通テスト対策が黄金ルート
共通テストで自分の決めた目標点に到達するためには、
・センター試験や共通テストの過去問を解く
・各予備校から出ている共通テスト予想問題集を解く
・共通テスト模試(全統共通テスト模試・駿台ベネッセ共通テスト模試等)の復習をする
・直前期に予想問題パックを解く
といったことが必要です。
最初に基礎固めをして、そこからは数多くの問題を解いて共通テストの問題形式に慣れるようにしましょう。
【まとめ】共通テストの目標点の決め方のポイントとアドバイス
今回の「【共通テスト】6・7・8・9割で受かる大学は?目標点の決め方は?」についてのまとめです。
・ボーダーラインは旧帝大で7~8割、地方国公立大で6割が目安
・最近では化学・生物・理科基礎が難化傾向にある
・自分の得意・不得意科目を考慮して目標点を決めるようにしよう
共通テストで何点取ればいいかを決めることで、効率よく勉強を進めることができます。
苦手科目を減らして満遍なく点数が取れるようにしよう。