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豊橋市の個別指導塾「とよはし練成塾」が書く3記事目の記事です。今回は、「古典文法がわからない!?活用表で動詞・助動詞を完璧に覚えよう!」についてみていきます。
①古文の年間学習スケジュールは?
【動画】古文の勉強法(全部入りVer.)|教科別勉強法
古典文法の覚え方に入る前に最初に全体的な古文の勉強法からみていきましょう。
古文の入試勉強は遅くとも高3の夏休みから始めるようにしましょう。それより後だと入試までに仕上がらない可能性が高くなります。
また、学校の古文の授業で古文単語などの小テストがあるかと思います。そこではしっかりと勉強し、満点が取れるようにして下さい。小テストをさぼってしまうと後になって時間をかけて覚えないといけなくなるため大変です。
夏休みまでに古文単語・古典文法・古文常識をマスターし、秋以降に共通テスト対策や二次試験、私大入試の対策を行っていくのが基本的なスケジュールとなります。
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②古典文法を最初に勉強すべき理由は?
「古文って日本語だから何となく読めそう」
「古典文法にかける時間がないから文法の勉強をしなくてもいいよね?」
そう思っている人は少なくありません。ただ、そのような受験生に言いたいのは、古典文法の勉強は絶対にやらなければいけません。
ここでは古文の勉強の中で古典文法を最初に勉強しなければいけない理由についてみていきます。
ア 入試で文法の問題が出るから
→文法力なくして高得点は取れない!
文法問題はほぼ間違いなく出ます。共通テストでは問2で1問、国公立入試や私立の入試でも識別問題や意味を問う問題、活用形などが中心に問われます。
また、読解問題でも選択肢を絞るために文法の知識が必要になってきます。
イ 文章の意味が分からなくなるから
→特に助動詞・助詞は意味が分からないと文章を読み間違えることも!
また文法の意味(+接続と活用も)をしっかりと覚えておかないと意味を大きく取り間違えてしまいがちです。
例えば、みなさんは「書かなむ」と「書きなむ」の意味が区別できるでしょうか。この2つの文は「か」と「き」が違うだけですが、実は意味は大きく異なります。
【書かなむ】→「書く」の未然形+願望の助詞「なむ」で「書いてほしい」という意味。
【書きなむ】→「書く」の連用形+強意の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」の終止形で「きっと書くだろう」という意味。
このような識別問題では古典文法の知識がないと正しく見分けることができません。そうなると文章の意味を分からなくなってしまい、古文が読めなくなってしまうのです。
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③おすすめの古典文法の参考書・問題集は?
次に受験生に使ってほしいおすすめの古典文法の参考書・問題集を3冊紹介していきます。
ア 望月光の古文教室 古典文法編
→古文が「全く分からない」人向けのおすすめ参考書!
古典文法の参考書の中で最も分かりやすい本の一つです。対象者は「高校1年生~共通テスト」レベルとなっており、受験生だけでなく高1から使うことができる教材となっています。
なお、類書に「望月光 古典文法講義の実況中継」があり、こちらは少し難易度が高めとなっています。(早慶レベル)
イ 富井の古典文法をはじめからていねいに
→解説がとにかく詳しく分かりやすい参考書
ウ 古典文法マスタードリル
→問題を通じて基礎を再度固めたい人向け
一般的には後で紹介する「ステップアップノート30 古典文法マスタードリル」を勧める人が多いですが、私はこちらの本の方が易しく使いやすいと思っています。
エ ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル
→短時間で解き終わるが、問題レベルは高い!
ただし、解説があまり詳しく書かれていないので初学者には不向きな本といえます。問題を解いていく中で分からない問題が出てきた時は、参考書で調べながら解いていくようにしましょう。
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④古典文法の基本的な仕組みは?
【動画】第0講(初級編)基本中の基本!古典文法は「下から考えろ」【古文読解・古典文法】
ここでは古典文法の基本的な仕組みについてみていきます。
ア 古典文法によく出てくる用語の意味は?
→まずは「定義」をしっかりと覚えよう!
特に知っておいてほしい言葉の意味をまとめました。
活用形 | 「未然・連用・終止・連体・已然・命令」の6つの形 |
活用の種類 | 四段・上一・上二・下一・下二・カ変・サ変・ナ変・ラ変 |
語幹 | 活用しても形の変わらない部分 |
尊敬語 | 動作をする人を高める |
謙譲語 | 動作を受ける人を高める |
丁寧語 | 話の聞き手(会話文)や読者(地の文)を高める |
イ 活用形の意味は?
→「未然形」とは何か?といったことを再確認しよう!
未然形、連用形などの意味については以下の通りです。
未然形 | まだそうなっていない |
連用形 | 下に用言(動詞など)が来る |
終止形 | 文が終わる |
連体形 | 下に体言(名詞)が来る |
已然形 | もうそうなっている |
命令形 | 命令する |
ウ 下から考えると答えやすい
→識別問題や活用を問う問題は下から考える癖をつけよう!
活用形や意味、識別の問題で答えを出すときの鉄則は、「下から考える」ことです。そうすることで答えがぱっと出るようになります。
例えば、
①京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。
②翁、竹を取ること、久しくなりぬ。
という例文があったとします。どちらも「ぬ」という助動詞がありますが、意味は違います。
①は「鳥→ぬ→見え」の順で考えていくと、鳥は名詞だから前の「ぬ」は連体形。そうなると打消の「ず」と分かる。また、「ず」は未然形接続なので、「見え」は「見ゆ」の未然形と分かる。
②は「。→ぬ→なり」の順で考えていくと、「ぬ」で文が終わっているので前の「ぬ」は終止形。そうなると完了の「ぬ」と分かる。また、「ぬ」は連用形接続なので、「なり」は「なり」の連用形と分かる。
このように下から考えていくことを習慣にするようにしましょう。
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⑤古典文法をマスターするまでの流れは?
【動画】3分で分かる!古典文法の効率的な覚え方!
ここでは古典文法を最速でマスターする方法についてみていきます。
ア 最初は参考書を通読しよう
→参考書を読んで文法の理解度を高めよう!
古典文法の勉強で最初にやるべきことは、参考書をしっかりと読み理解度を高めることです。
上で紹介した「望月光の古文教室 古典文法編」や「富井の古典文法をはじめからていねいに」といった初学者向けの本をじっくりと読むようにしましょう。
理解をしないまま問題を解いても得点力は高まりませんので、「なぜそうなるのか?」を意識して読むようにしましょう。
「参考書を読む→該当する内容の問題を解く」の繰り返しが基本的な流れになります。
イ 活用表を完璧に覚える
→「意味・接続・活用」は即答できるようにしよう!
参考書を読んだ後は活用表の暗記に入ります。ここでは「意味・接続・活用」が即答できるようになるまで繰り返し暗記をして下さい。
例えば「る」であれば「れ・れ・る・るる・るれ・れよ」で未然形接続、意味は「受身・尊敬・可能・自発」といったことが瞬時に言えるようにしましょう。
ここが不十分だと問題演習のどこかで行き詰り、かえって時間がかかってしまうことになります。
一生懸命覚えてもすぐに忘れてしまいがちな内容ですので、すき間時間などを使って積極的に覚えるようにしましょう。
また。敬語も「意味」を確実に覚えるようにしましょう。敬語を知らないと主語の判別で苦労してしまいます。
ウ 基本的な問題集を解く
→覚えた内容を忘れていないかを問題演習でチェック!
最後に問題集を解きます。使う問題集は「解説が詳しいもの」「短期間でできるもの」を使っていくといいでしょう。
問題を解き、できなかった問題は解説を読み理解するようにしましょう。そして後日解き直しをするようにして下さい。
また古典文法の勉強は古文単語の暗記と同時進行で進めるようにしましょう。理想を言えば高2の終わりまでに完成しておくと受験勉強が楽になってきます。(どんなに遅くとも高3の夏休みまでには完成するようにしましょう。)
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