と思っている中学生のみなさん!
今回は「【中2】勉強に中だるみ?やる気が出ない原因と対策は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
中2は中だるみの時期になりがち
「中1の時に比べて勉強しなくなってきた・・・」
「中1よりテストで点数が取れなくなった・・・」
こういう悩みを抱えている生徒・保護者の方はいらっしゃらないでしょうか?
中1の時はしっかりと勉強していたのに中2になって急に勉強時間が少なくなってきた・・・。これには実ははっきりとした理由があるのです。
今回は、中2生が勉強で中だるみを防ぐ方法についてお伝えしていきます。
中2で中だるみになってやる気が出ない原因は?
中だるみとは、「何かをしている間に最初の勢いがなくなって、途中で心が折れたりして適当になったりすること」を意味します。
では、なぜ中2になると中だるみをしてしまうのでしょうか?
最初にその原因から見ていきましょう。
ア 中2で中だるみになってやる気が出ない原因は?①(緊張感がなくなる)
→中2になると学校生活に慣れてしまう
中2で中だるみになってやる気が出ない原因の一つ目は緊張感がなくなるからです。
中1の時は中学生になったばかりで学校生活やテストなどにまだ慣れていないため、ある種の「緊張感」を持った状態で生活をしていました。
また、部活動でも先輩ばかりで気を遣うなどしていたはずです。
つまり、小学生から中学生になったことで環境の変化が起き、それに慣れるために日々緊張しながら過ごしていたわけです。
しかし、中2になると、1年間で一通りのことを経験したため、中学校生活に慣れてしまっています。
そうなると、緊張感がなくなってしまうため、緊張の糸が切れてしまうのです。
何となく授業を受け、何となく部活をやってもこなすことができてしまうため、中だるみになってしまうのです。
さらに、2年生になり、後輩ができることで、先輩として威張りたくなってきます。
そうなると、「勉強なんて大したことないよ」という態度になってしまうのです。
イ 中2で中だるみになってやる気が出ない原因は?②(学校の授業についていけなくなる)
→中1の内容が分からないと授業についていけない
中2で中だるみになってやる気が出ない原因の二つ目は学校の授業についていけなくなるからです。
また、中1の時は定期テストの範囲が狭く、難易度もそこまで難しくないため、それなりの勉強をすればテストで良い点数をとることができます。
しかし、中2になると、テスト範囲が増え、かつ問題の難易度が上がっていきます。(数学は一次関数や証明など、英語は不定詞や動名詞、比較など難しい内容が次々に出てきます。)
加えて英語や数学は、中1の内容が分かっていないと、中2の内容も分からないため、この時期から勉強についていけない人が増えていきます。
そして、「できない」ことが続くとやがて勉強へのモチベーションが下がってしまいがちです。
また、部活動では2年生になると中心メンバーとなるため、ますます部活が忙しくなります。
そうなると帰宅時間が遅くなり、かつ試合や練習試合も増えてくるため、勉強時間が減ってしまうのです。
ウ 中2で中だるみになってやる気が出ない原因は?③(勉強の目標が見つけにくい)
→入試までまだ時間があるため何を目指せばいいかが分からない
中2で中だるみになってやる気が出ない原因の三つ目は勉強の目標が見つけにくいからです。
中3であれば、「内申点を上げたい」「志望校に合格したい」といったような具体的な目標をみつけやすいです。
しかし、高校入試までまだ時間のある中2生は、目標を持つことが難しいです。
また、部活動も3年生の引退後は2年生が主力になるため、部活に身が入り、勉強がおろそかになってしまう危険性もあります。
中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策は?
ア 中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策は?①(今まで習った内容の復習をする)
→高校入試は中1~中3の範囲から出る!
中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策の一つ目は今まで習った内容の復習をすることです。
最初に今まで習った内容の復習をしましょう。
特に英語や数学は積み重ね教科ですので、習った内容を定期的に復習しないといずれ授業についていけなくなる可能性があります。
週末やテスト週間中、定期テスト終了後、長期休暇中など時間が取れる時にこまめに復習しましょう。
なお、おすすめの問題集は、数学は「ニューコース中学数学」、英語は「やさしくまるごと中学英語」です。
これらの教材を使って基本的な内容からしっかりと解き直すようにしましょう。
また、中だるみになるのはみなさんだけでなく周りの同級生もなりがちです。
ですので、ここでしっかりと勉強をすれば一気に成績が上がる可能性が出てくるので、そのことを意識して勉強をしていくといいでしょう。
イ 中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策は?②(英検・漢検などの試験にチャレンジする)
→マンネリをなくすために試験にチャレンジしよう!
中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策の二つ目は英検・漢検などの試験にチャレンジすることです。
中だるみになる原因は、刺激が足りないからです。
そのため、英検や漢検などの外部試験を受けるなど新しいことをやっていくとよいでしょう。
英検や漢検といった検定試験ではレベルごとに問題が設定されています。
例えば英検であれば、中1レベルで5級、中2レベルで4級、中3レベルが3級となっています。
そのため英語が得意な人は4級か3級を、苦手な人は5級を受けてみましょう。
試験に向けて勉強を頑張ることで、マンネリ化を防ぐことができます。
加えて3級以上を持っていると、高校入試の推薦入試を受験できる可能性が出てきます。
そのため、英検や数検などの検定試験には積極的にチャレンジしてみてください。
ただし、時期によっては定期テストと日程がかぶる時がありますので、事前に試験の日程は確認するようにして下さい。
ウ 中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策は?③(勉強の目標を決める)
→「●●番以内に入る」といった具体的な目標を決めよう!
中2の中だるみでやる気が出ない状況を防ぐ対策の三つ目は勉強の目標を決めることです。
勉強に身が入らない原因は目標がないからです。
とはいえ、「●●高校に入りたい」「高校入試で●●点取りたい」といった目標は、中2生からすると、随分先の話に思えるかもしれません。そうではなく、
・定期テストで●●番以内に入る
・英検や漢検にチャレンジする
というような身近な目標を立てて、それに向けて日々頑張るようにするとよいでしょう。
中2までの時期にどれだけ勉強習慣が定着できるかで、中3生(受験生)になった時の勉強のはかどり具合が大きく変わっていきます。
また、志望校を決め、一度そこに行ってみるのもいいでしょう。
実際に建物や外からの雰囲気を見ることで、志望校に対する憧れが増し、勉強へのモチベーションが高まってくるかもしれません。