と思っている高校生のみなさん!
今回は「国公立と私立はどっちがいい?学費や就職先、難易度の違いは?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
国公立大学と私立大学の違いは?<就職・学費・難易度>
国公立大学とは、国立大学と公立大学を合わせた大学のことをいいます。
そして、国立大学の例としては、「東京大学」・「京都大学」・「一橋大学」などが、公立大学の例としては、「東京都立大学」や「大阪市立大学」などがあります。
一方、私立大学は学校法人などが運営している大学で、「早稲田大学」・「慶應義塾大学」・「青山学院大学」などがあります。
ア 学費
→私立に比べ国公立は学費が安い
国公立大学と私立大学の違いの一つ目は学費です。
国公立の場合は授業料が年額で535,800円、入学料が282,000円となっています。(公立大学の場合は多少の幅があります。)
一方で私立の場合は、大学や学部にもよりますが、国公立大学よりも高めの傾向があります。
文系よりも理系の方が学費が高く、さらに理系の中でも医歯系は突出して高くなります。
そのため、特に私立大学に通う人の中には奨学金を利用する人もいます。
イ 設備
→学校によるため一概には言えない
国公立大学と私立大学の違いの二つ目は設備です。
設備に関しては大学によるところが多いですので、一概に国公立がいいとか私立がいいとかは言えません。
そのため、オープンキャンパスに参加するなどして、実際に大学の施設などを見てみることをおすすめします。
また、教員についていえば、
・私立:多様な教員がいる
といった特徴があります。
ウ 就職先
→国公立・私立にそれぞれ魅力がある
就職でいえば、国公立・私立でそれぞれ強みがあります。
・公立大学:地元の企業に入りやすい
・私立大学:卒業生が多いため、会社の中で学閥が形成されている+就職サポートが手厚い
といった感じになります。
ただし、これはあくまで一般論であって、最終的には学生自身の魅力がないと就職はできません。
そのため、大学に入ってからも勉強や資格取得、留学などに力を入れるようにしましょう。
エ 入試日程・入試科目・難易度
→私立の方が受験科目が少ない
国公立 | 項目 | 私立 |
指定校推薦がほぼない | 推薦入試 | 指定校推薦がある さまざまな推薦入試がある |
共通テスト+二次試験 | 入試科目 | 文系 英語+社会+国語 理系 英語+数学+理科 |
少ない | 入試回数 | 多い |
地域のトップ校の生徒が集まる | 難易度 | 受験者層は幅広い |
上の表からわかるように、国公立大学は大学独自の試験に加え、共通テストの受験が必要になってきます。
一方で、私立大学は一般的には3教科受験で済むため、国公立大学に比べると負担は少なくなります。
また、私立大学の場合は、指定校推薦をはじめ、公募制推薦、総合型選抜などさまざまな推薦入試もあることや、一つの学部について複数回受験できることから、合格しやすいといった特徴があります。
国公立大学と私立大学はどっちがいい?
ア どこの大学に行きたいのかをよく考えるようにしよう
→行きたい大学に行くのがベスト
国公立大学か私立大学かどちらにしようかと決める前にやってほしいことがあります。
それは大学について調べることです。
みなさんの中には、高校生活が忙しくてなかなか将来のことについて考える暇がない人がいるかもしれません。
しかし、高校卒業後の進路が決まっていないと、勉強へのモチベーションが高まりませんし、大学入学後に「もっとしっかりと調べておけばよかった」と後悔してしまうかもしれません。
そのため、今のうちから少しずつ大学について調べるようにしましょう。
「大学受験パスナビ」や「適性診断テスト」などのサイトを見て、自分に合った大学や学部を見つけるようにしてください。
また、東進ブックスの「新 大学受験案内 夢をかなえる190大学+全国600大学」やアーク出版の「大学の学部・学科が一番よくわかる本」などの本を読むこともおすすめです。
イ まずは私立大学に合格できるようにする
→私立大学と共通している科目から取り組むようにしよう
国公立大学を第1希望、私立大学が第2希望にする場合に気を付けてほしいことがあります。
それはまず私立大学に合格できる力をつけることです。
例えば、文系の大学を志望する場合の受験科目は、
・私立大学:英語+国語+社会
となり、私立大学の方が科目数が少なめです。
また、英語と国語、社会は国公立と私立で共通の科目となります。
そのため、まずはこの3科目を優先的に仕上げるようにしましょう。
そうでないと、第2希望の私立大学も合格できるようになりません。
まずは、私立大学に合格できる力をつけ、その上で残りの教科(数学・理科基礎・情報)に取り組むといいでしょう。
【まとめ】国公立大学と私立大学の違いのポイントとアドバイス
今回の「国公立と私立はどっちがいい?学費や就職先、難易度の違いは?」についてのまとめです。
①学費は国公立大学のが安い
②就職については国公立・私立それぞれに強みがある
③まずは行きたい大学を第1希望とするようにしよう
国公立大学、私立大学ともさまざまな魅力があります。
どの大学に進学するのかが一番いいのかをよく考えた上で進路を決めるようにしましょう。