金城学院大学国語（2023）の入試対策、過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「金城学院大学国語（2023）の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。

✓内容

✓対象となる人

✓記事を書いた人　

金城学院大学の国語の配点、試験範囲、難易度は？

ア　金城学院大学国語の配点は？

→2科目型では国語の配点割合が高くなる

金城学院大学の国語は多くの学部で試験科目となっています。

学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。

イ　金城学院大学国語の難易度・解答時間・出題範囲は？

→難易度は基本～標準レベル

金城学院大学の国語は、

となっています。（全問マークシート形式で試験時間はともに60分）

また、出題内容は、

となっています。

そして金城学院大国語の難易度は基礎～標準レベルです。

基本的には古文を20分、現代文を30分で解くようにするといいでしょう。

また、

といったことを行い、国語の基礎力をつけてから問題演習に取り組むようにしましょう。

金城学院大学国語（2022）の過去問分析は？

ア　2022年金城学院大学国語（第1問・現代文）

→文章量が多いので素早く読む練習をしよう

第1問は「村の日本近代史」がテーマの現代文（評論）でした。

同様に文章量が多く、かつ内容がつかみにくい文章でした。

また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。

問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。

問2は空所補充問題です。

空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。

問3は語句の意味に関する問題です。

「余地はない」は「～しようとしてもできない」という意味です。

問4は内容説明問題です。

第5段落の内容が解答の根拠となります。

問5は内容説明問題です。

第6段落の内容が解答の根拠となります。

問6は内容説明問題です。

注釈に書かれている「石高制」の意味がヒントになります。

問7は内容説明問題です。

「便法」とは「物事をするのに便利な方法」という意味です。

また第9～11段落の内容が解答の根拠となります。

問8は語句の意味に関する問題です。

「帰結」とは「最終的にある結果に落ち着くこと」という意味です。

問9は内容説明問題です。

第15段落の内容が解答の根拠となります。

問10は理由説明問題です。

最終段落の内容が解答の根拠となります。

イ　2022年金城学院大学国語（第2問甲・現代文）

→先に問題文を読むクセをつけよう

第2問甲は「女性学との出会い」がテーマの現代文（評論）でした。

第1問と同様に文章量が多く、かつ内容がつかみにくい文章でした。

問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。

問2は指示語に関する問題です。

「この試み」の「この」の指す内容は第2段落の「沈黙していた母の内面と葛藤を読み直す作業」です。

問3･5は空所補充問題です。

空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。

問4は内容説明問題です。

傍線部(2)の前の「男性的解釈の～世界につながれていた娘」を含めて考えていくといいでしょう。

問6は理由説明問題です。

第11段落の「日本で母の物語が多かったが、～」の文が解答の根拠となります。

問7は指示語に関する問題です。

傍線部(4)を含む文章には「母性」と「個人志向」の２つのキーワードがあります。

問8は語句の意味に関する問題です。

「相克」は「対立・矛盾するものが互いに相手に勝とうと争うこと」という意味です。

問9は欠文補充問題です。

(オ)の直後に「母の支配圏から逃れようとして」がヒントになります。

問10は内容一致問題です。

第11段落の「このように「母と娘」は、～」の内容が解答の根拠となります。

ウ　2022年金城学院大学国語（第2問乙・古文）

→主語を補いながら読んでいくとよい

第2問乙は「今昔物語集」（古文）が出題されました。

この作品は平安時代に書かれた説話集です。

文章はやや長めですが、内容は読み取りやすいです。

注釈や問題の選択肢などから、どんな内容についてかを判断するようにしましょう。

問1は古典文法に関する問題です。

「ゆき<連用形>(A)」、「ゆか<未然形>(B)」、「ぞ（係り結び）ゆく(C)」がヒントになります。

問2は古典文法に関する問題です。

選択肢①～④は「已然形＋ば」の形になっています。

問3は古典文法に関する問題です。

助動詞の意味・活用形・接続をしっかりと覚えるようにしましょう。

問4は古典文法に関する問題です。

(1)は「ゆかずして」、(2)は「臥たる中」、(3)は「問へば」がヒントになります。

問5は古典文法に関する問題です。

「いでず」は「いで・ず」、「寝ざりつれば」は「寝・ざり・つれ・ば」と品詞分解することができます。

問6は内容理解問題です。

傍線部(Ⅱ)の次の、「今夜正しく～愛しつる顔よ」が解答の根拠となります。

問7は現代語訳に関する問題です。

「愚也」は「言い尽くせない」という意味です。

問8は内容説明問題です。

第3段落の内容が解答の根拠となります。

問9は内容説明問題です。

本文の最終段落の内容が解答の根拠となります。

問10は文学史の問題です。

「今昔物語集」は説話集です。

ア　高３の１学期まで

→古文・漢文の基礎固めを中心にやろう

高３の１学期は古文・漢文の基礎固めを中心に行いましょう。

それは古文単語や古典文法、漢文句法の知識がないと文章問題を解いてもなかなか点数が伸びるようにはならないからです。

夏休みから読解の練習ができるように計画的に勉強を進めていきましょう。

①現代文

・語彙力のアップ：「現代文キーワード読解」

＊愛知大学では語句の意味を問う問題が出るので、「キーワード読解」で出てくる用語の意味をしっかりと覚えるようにしましょう。

・現代文の読み方を学ぶ：「ゼロから覚醒はじめよう現代文」

＊時間に余裕があれば、「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をするようにしましょう。

②古文

・古文単語の暗記：「読んで見て覚える重要古文単語315」

・古典文法の復習：「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く

・古文常識の復習：「源氏でわかる古典常識」を読む

③漢文

・漢文句法の暗記：「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く

イ　夏休み

→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう

夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。

いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

①現代文

・基本レベルの問題集を解く：「入試現代文へのアクセス基本編」

②古文

・古文読解の勉強をする：「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く

③漢文

・漢文の問題に慣れる：「漢文道場基礎編」を解く

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。

その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。

②古文

・共通テスト対策問題集を解く

・応用レベルの問題集を解く：「岡本梨奈の古文ポラリス1･2」

③漢文

・共通テスト対策問題集を解く