と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「中京大物理(2024)の過去問傾向、難易度、参考書や問題集のおすすめは?」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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中京大学の物理(2023)の問題傾向・過去問分析は?
A 全体の講評(M方式3教科型、2教科型)
中京大学の物理は全部で3問が出題され、試験時間が60分です。
また、入試の特徴としては、
②小問集合+力学+電磁気で問題が構成されている
③基本レベルの問題が中心
となっています。
そのため、リードLightノートや物理入門問題精講で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、中京大の問題に対応できるようになります。
B 第1問(小問集合)
第1問は小問集合の問題形式です。
問1 熱
空欄ア~ウ 熱量の式を使って求めていきます。
空欄エ 氷が水になる熱量と水の温度が上がる分の熱量とに分けて考えます。
問2 波動
空欄オ~ケ 波に関する用語の意味や現象が問われました。
問3 力学
空欄コ~セ ケプラーの第2、3法則に関する問題です。空欄サはやや難しい問題でした。
【問題講評】簡単な計算問題や用語を問う問題が中心。確実に正解したい。
C 第2問(力学)
第2問は力学の問題です。
問1
1 慣性力の向きを問う問題です。
2 力の成分および加速度に関する問題です。
動摩擦力の向きを間違えないようにしましょう。
3 力のつり合いの式をつくる問題です。2で求めたNについての式を代入するようにしましょう。
問2
1 小物体が静止するための条件を求める問題です。
2 速さを求める問題です。運動量保存則の式を使います。
3 小物体が斜面を滑った距離および仕事の値を求める問題です。
仕事=力×移動距離の式を使って求めるようにして下さい。
4 力学的エネルギー保存則の式を使います。摩擦熱分の減少も含まれていることに気を付けましょう。
【問題講評】問2の方が解きやすい。解ける問題から解くようにしたい。
D 第3問(電磁気)
第3問は電磁気の問題です。
問1
1・2 EおよびVの値を求める問題です。
3 起電力を求める問題です。
4 グラフからEとrの具体的な数字を求める問題です。
問2
1 オームの法則を使って電流の値を求めていきます。
2 電力=電流の2乗×抵抗で求めることができます。
3 2でできた式をRで割って式を変形していきます。その後分母を変形します。
4 分母の値が小さいほど全体の値は大きくなります。
5 R=rのときに極値をとる。あとはR=0のときとR=∞のときを考えて答えを出す。
【問題講評】問1・2ともに典型問題であるため確実に正解したい。
中京大学物理(2024)の入試対策、おすすめ参考書は?
中京大学物理の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→今まで習った内容の復習+定期テストの勉強をしていこう
高3の1学期から本格的に物理の受験勉強を始めていきます。(高1・2の間は定期テストの勉強だけでOKです。)
とはいえ、現役生の場合は電磁気や原子など習っていない単元もあります。
そのため、1学期の間は、
・定期テストの勉強を兼ねて電磁気や原子の内容をマスターする
といったことをやっていくようにして下さい。
また具体的な勉強方法は、
②「宇宙一わかりやすい高校物理」を読んで化学の概念などを理解する
となります。
物理は基本問題の解き方を完璧に理解していないと応用問題を解くことができません。
そのため、一学期のうちは「リードLightノート物理」などを使って、典型問題を完璧にできるようにしましょう。
そうすることで夏休み以降に「物理入門問題精講」などの問題集に取り組むことができます。
イ 高3の夏休み
→解く問題のレベルを上げていこう
夏休みからは解く問題のレベルを上げていきます。
高3の夏休みにやってほしいことは、
②「物理入門問題精講」で中堅私大レベルの入試問題を解く
です。
中京大の物理の問題はそこまで難しくはありません。
ですが、力学・熱・波動・電磁気・原子の内容が幅広く出題されるため、まずは「リードLightノート物理基礎・物理」を使って、教科書レベルの問題を完璧に仕上げるようにしましょう。
また、これらの問題集が仕上がった人は、もう一つ上のレベルの問題集として「物理入門問題精講」をやることをおすすめします。
この問題集は、大学入試でよく出る問題が並んでおり、一通りの問題を解くことで合格点レベルに到達することができます。
また、解説が詳しいため、独学でも使いやすい問題集です。
過去問を解く前に、ぜひ「物理入門問題精講」を仕上げるようにしましょう。
夏休みには、河合塾の全統共通テスト模試や全統記述模試などの模試などがあります。
ですので、そこに向けて基本的な内容を完璧に仕上げるようにしてください。
ウ 高3の秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
ここでやってほしいことは、
②過去問を解く
③共通テスト対策問題集を解く
です。
A「物理入門問題精講」をマスターする
中京大の物理は基本レベルの問題が多いですので、下手に難しい問題集を解く必要はありません。
そのため、物理入門問題精講を繰り返し解いて解き方をマスターするようにしましょう。
一方で、物理入門問題精講ではどうしてもわからない場合は、リードLightノート物理や学校で使っている問題集(セミナーやアクセス)などに戻って、一度しっかりと復習をするようにしましょう。
B 過去問を解く
物理入門問題精講をマスターした後はいよいよ過去問演習に入ります。
まずは中京大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
なお、物理の問題をたくさん解きたい場合は、旺文社の「全国大学入試問題正解物理」がおすすめです。
この問題集は全国の主要な国公立大学・私立大学の物理の入試問題が載っています。
ただし、解説はあっさりしていますので、物理が得意な人以外は無理に使う必要はありません。
C 共通テストの対策問題集を解く
共通テストを受験する人はもちろんですが、私立専願の人も時間に余裕があれば共通テストの対策問題集を解くことをおすすめします。
その理由としては、
・解説が詳しく独学でも使いやすい
・河合塾、駿台、東進などさまざまな予備校が出版しているため、自分のレベルに合ったものを使うことができる
からです。
そして、個人的におすすめなのが、河合塾と駿台の問題集です。
まずはこの2冊の問題集から始め、さらに解きたい場合はZ会の問題集もやるといいでしょう。
【まとめ】中京大物理の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「中京大物理(2024)の過去問傾向、難易度、参考書や問題集のおすすめは?」についてのまとめです。
・まずは「リードLightノート物理」などの基本レベルの問題集をマスターするようにしよう
・次に「物理入門問題精講」の問題をマスターしよう
・最後は過去問を解いて問題形式に慣れよう
中京大の物理は基本レベルの問題が中心です。
そのため、まずは「リードLightノート物理」を完璧に仕上げるようにしよう。