と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「椙山女学園大学国語(2023)の入試対策と過去問分析、おすすめ参考書や問題集は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
椙山女学園大入試過去問分析・教科別勉強法
①椙山女学園英語 | ②椙山女学園国語 | ③椙山女学園日本史 | ④椙山女学園世界史 |
⑤椙山女学園推薦入試対策 |
椙山女学園大学の国語の配点、試験範囲、難易度は?
ア 椙山女学園大学国語の配点は?
→2科目型では国語の配点割合が高くなる
椙山女学園大学の国語は多くの学部で試験科目となっています。
学部ごとの配点は「大学受験パスナビ」で確認してください。
イ 椙山女学園大学国語の難易度・解答時間・出題範囲は?
→難易度は標準レベル
椙山女学園大学の国語は、全問マークシート方式による選択式です。
(1)の現代文は必須で、(2)は古文か現代文のいずれかを選択します。(試験時間は2科目で120分)
また、出題内容は、
・古文 内容説明、古典常識、文法、人物指摘、口語訳、和歌解釈、文学史
となっています。
そして椙山女学園大国語の難易度は標準レベルです。
ただし、解答時間が2科目で120分ですので時間配分に気を付けて解く必要があります。
そのため、1題あたり30分以内(見直し時間を含む)で解くのがいいでしょう。
また、
・古文 古典文法や古文単語を覚える
といったことを行い、国語の基礎力をつけてから問題演習に取り組むようにしましょう。
椙山女学園大学国語(2022)の過去問分析は?
ア 2022年椙山女学園大学国語(第1問・現代文)
→内容がつかみづらい文章であった
第1問は「二十世紀日本語詩を思い出す」がテーマの現代文(評論)でした。
文章量は長めで、かつ話の内容が分かりにくいものでした。
また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。
問1は漢字の読み書きですのでここでしっかりと点数を取るようにしましょう。
問2は語句の意味に関する問題です。
「心を虚しくする」とは「無心になる」という意味です。
問3は空所補充問題です。
空欄の前後をよく読み、話の流れに合うものを選べるようにしましょう。
問4は内容説明問題です。
第4段落全般に解答の根拠となる内容が書かれています。
問5は内容説明問題です。
第5・6段落全般に解答の根拠となる内容が書かれています。
問6は内容説明問題です。
第9・10段落全般に解答の根拠となる内容が書かれています。
問7は理由説明問題です。
第5・11段落全般に解答の根拠となる内容が書かれています。
問8は語句の意味を問う問題です。
「やすやすと」は「簡単に」という意味です。
問9は語句の意味を問う問題です。
「なし崩しに」は「物事を少しずつ変えていくこと」という意味です。
問10は内容一致問題です。
第5・10・11段落全般に解答の根拠となる内容が書かれています。
イ 2022年椙山女学園大学国語(第2問・古文)
→主語を補いながら読んでいくとよい
第2問は「今昔物語集」(古文)が出題されました。
この作品は平安時代に書かれた説話集です。
文章はやや長めですが、かつ内容が読み取りにくい文章です。
注釈や問題の選択肢などからどんな内容についてかを判断するようにしましょう。
問1は内容説明問題です。
「内にまゐらせ」たのは「上東門院」です。また歌詠みを読んだのは関白殿です。
問2は古文常識に関する問題です。
「四月」は「うづき」と読みます。
問3は古典文法に関する問題です。
「いかに歌は遅( )ぞ」とあるので、( )内の言葉は終止形の形をとります。
問4は古典文法に関する問題です。
「さぶらは・ざん(「ざる」の撥音便・めり」と品詞分解できます。
問5は人物判定に関する問題です。
「殿」は「関白殿(藤原道長)」を指します。
問6は現代語訳の問題です。
傍線部F中の「異人の歌はなくてもありなむ<取るに足りない>。すべて色紙形を書かるまじき<不可能>なり。」などから答えを判断することができます。
問7は語句の意味を問う問題です。
「しきりにしきりて」は「何度も何度も」という意味です。
問8は現代語訳に関する問題です。
「(関白殿の)御前に披きて<開いて>置きたまふ」となります。
問9は単語の意味に関する問題です。
「心にくく思ひて」は「期待を抱いて」という意味です。
問10は和歌解釈に関する問題です。
「ふぢの花」は「藤原氏」を表しており、その花が咲き誇るということは藤原氏がこれからの繁栄することを詠んだ歌となっています。
問11は単語の意味に関する問題です。
「落居る」は「安心する」という意味で、動作主は大納言です。
歌を無事に詠み終えてほっとしている様子です。
問12は文学史の問題です。
今昔物語集は平安時代後期に書かれた説話集です。
また選択問題の【現代文】は解説を省略します。
椙山女学園大学国語の入試対策、おすすめ参考書は?
椙山女学園大学国語の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→古文・漢文の基礎固めを中心にやろう
高3の1学期は古文・漢文の基礎固めを中心に行いましょう。
それは古文単語や古典文法、漢文句法の知識がないと文章問題を解いてもなかなか点数が伸びるようにはならないからです。
夏休みから読解の練習ができるように計画的に勉強を進めていきましょう。
①現代文
・語彙力のアップ:「現代文キーワード読解」
*愛知大学では語句の意味を問う問題が出るので、「キーワード読解」で出てくる用語の意味をしっかりと覚えるようにしましょう。
・現代文の読み方を学ぶ:「ゼロから覚醒はじめよう現代文」
*時間に余裕があれば、「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をするようにしましょう。
②古文
・古文単語の暗記:「読んで見て覚える重要古文単語315」
・古典文法の復習:「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く
・古文常識の復習:「源氏でわかる古典常識」を読む
③漢文
・漢文句法の暗記:「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く
イ 夏休み
→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう
夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。
いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。
①現代文
・基本レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス基本編」
②古文
・古文読解の勉強をする:「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く
③漢文
・漢文の問題に慣れる:「漢文道場基礎編」を解く
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。
その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。
①現代文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「入試現代文へのアクセス発展編」
②古文
・共通テスト対策問題集を解く
・応用レベルの問題集を解く:「岡本梨奈の古文ポラリス1・2」
③漢文
・共通テスト対策問題集を解く
最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは椙山女学園大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。(古文・漢文などは全訳がついている大学の問題を解くのがおすすめです。)
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
椙山女学園大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では椙山女学園大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での椙山女学園大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・国語・社会などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・国語を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で他の教科の指導をいたします。)
椙山女学園大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00