と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年名古屋大学文系数学入試攻略法:問題傾向と最適な勉強法で合格を目指す」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
名古屋大学文系数学(2023・法、経済、文、教育、情報)の問題傾向・難易度・解答速報は?
ここでは、「全国大学入試問題正解(数学・国公立大編)」に掲載されている学部について問題を分析しています。
A 全体の講評(法・経済・文・教育・情報<前期>)
名古屋大学の文系数学は全部で3問が出題され、試験時間が90分です。
また、入試の特徴としては、
②複数の分野の融合問題がよく出る
③文系の生徒にとって解きにくい問題が多い
④計算量が多い問題がよく出る
⑤思考力を要する問題がよく出る
となっています。
そのため、青チャートや文系プラチカで解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名古屋大の問題に対応できるようになります。
「名古屋大学入試問題(数学)解答速報」はこちら(2023年)
B 第1問(微分法)
第1問は数学Ⅱの微分法の問題です。
(1)は次数の少ないaに着目して項を並び替えるようにしましょう。
(2)は(1)でできた式で共有点を2つもつための条件を考えます。
(3)はf(x)の極大値を場合分けして考えます。
記述量が多く、時間がかかる問題です。
【問題講評】(2)までは完答、(3)は部分点狙いでいきたい。
C 第2問(空間ベクトル)
第2問は数学Bの空間ベクトルの問題です。
(1)は相似の三角形を見つけ、そこからAXの長さを求めていきます。
(2)も相似の関係から三角形の高さを求め、そこから面積を求めていきます。
(3)はBEと四角形ADGFが垂直の関係にあるかどうかを見抜けるかがカギを握りました。
(4)は(3)で求めた式を変形して、そこから相加・相乗平均の関係を使います。
【問題講評】(2)までは完答、(3)以降は部分点狙いでいきたい。
D 第3問(確率)
第3問は数学Aの確率の問題です。
問題文に書かれている内容がまずは理解できるかどうかがポイントです。
(1)は取り除かない場合が、「6回目だけ+7回目だけ+8回目だけ」と場合分けをして考える必要があります。
(2)は8回の試行後にカードが残っていない場合を考えます。
どちらも難易度は高めです。
【問題講評】場合分けを考えるのがやや難しい。確率は頻出単元なので発展レベルの問題集を解いて慣れておくこと。
名古屋大学文系数学(2024・法、経済、文、教育、情報)の入試対策、おすすめ参考書は?
名大文系数学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
A 高1・2
①定期テストに向けて勉強をして、数学の基礎固めをする
英語と数学は量が非常に多い科目です。そのため、高1・2のうちからしっかりと勉強をしておかないと、高3になってからが大変になってきます。テストで最低でも80点以上は取れるように学校教材の内容を完璧に仕上げるようにしましょう。
②高2の終わりまでに「青チャート」のⅠAⅡBCの解法暗記を終える
数学が苦手な人は「黄チャート」でも可。
B 高3(問題演習期)
①「文系プラチカ」のⅠAⅡBCを解いて入試レベルの問題に慣れる
②共通テストの過去問、予想問題集を解く
③名古屋大学の過去問を解く(最新版の赤本は毎年7月に発売されます。)
【まとめ】名大文系数学(法、経済、文、教育、情報)の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「名古屋大文系数学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?」についてのまとめです。
・まずは「青チャート」をマスターするようにしよう
・次に文系プラチカを解いて発展レベルの問題ができるようにしよう
・直前期は過去問レベルの問題を数多く解くようにしよう
名大文系数学はやや難レベルの問題が中心です。
そのため、まずは試験範囲の基本的な内容を完璧にマスターするようにしよう。