静岡大化学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?

 

 

たま吉
静岡大学の化学のおすすめ勉強法について知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「静岡大化学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?」についてみていきますよ。

 

 

静岡大学化学おすすめ勉強法

 

 

✓内容

「静岡大学の化学の傾向と過去問分析、おすすめ勉強法」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

静岡大学の化学の問題傾向やおすすめ勉強法を知りたい高校生や浪人生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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静岡大学化学(2023・理、工、農)の問題傾向・難易度・解答速報は?

 

 

たま吉
静大の化学の問題について知りたいニャー
モモ先生
標準レベルの問題が中心に出ますよ。

 

 

ここでは、「全国大学入試問題正解(化学)」に掲載されている学部について問題を分析しています。

 

 

A 全体の講評(理・工・農<前期>)

 

2023年の静大の化学は大問が4問で構成されていました。

その内訳は、理論2題+無機1題+有機1題です。

そして、どの問題も基本・標準レベルのものが中心です。

そのため、リードLightノート化学、化学重要問題集で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。

そうすることによって思考力が身に付き、静岡大の問題に対応できるようになります。

 

「静岡大学入試問題(化学)解答速報」はこちら(2023年)

 

たま吉
構造決定の問題ができるかどうかが大事なんだニャー

 

 

B 第1問(理論化学)

 

第1問は理論化学で化学基礎の内容や溶解度積の計算などが中心に問われました。

問1、2は用語を埋める問題などの知識問題で基本レベルです。

問3は相対質量を使って塩素の存在比を求める問題です。

問4は気体の状態方程式を使ってある分子の分子量を求める問題です。

問5は電子配置を求める問題で、ここまでは基本的な問題です。

問6~8は溶解度積に関する計算問題です。

計算自体はそこまでは難しくはありません。

【問題講評】基本レベルの問題が多かった。しっかりと得点できるようにしたい。

 

 

C 第2問(理論化学)

 

第2問は理論化学で酸化還元に関する計算問題です。

問3までは基本レベル、問4は標準レベルの問題です。

問1は半反応式に関する問題です。

問2、3は酸化還元の実験に関する注意点や計算問題が問われました。

問4

(1) 過マンガン酸カリウム水溶液=シュウ酸との反応分+有機物との反応分で考えるようにしましょう。

(2) 過マンガン酸カリウムと酸素との物質量比(シュウ酸を1とする)で考えて求めていきましょう。

【問題講評】第1問と同様に典型問題が中心。問3までは確実に正解できるようにしたい。

 

 

 

 

D 第3問(無機化学)

 

第3問は無機化学の知識を問う問題です。

問1は分子結晶に関する記述問題、問2は昇華の定義に関する記述問題です。

問3、4はハロゲンの性質に関する問題です。

問5~7は化学反応式および酸化数について求める問題です。

問8は付加反応についての問題です。二重結合でシスートランス異性体があります。

【問題講評】無機化学全般の基本的な内容が問われた。まずはしっかりと暗記して基礎を固めたい。

 

 

E 第4問(有機化学)

 

第4問は有機化学の問題です。

構造決定の問題がメインです。

問題を解く上でのキーワードは、

・芳香族化合物を加水分解→カルボン酸+アルコールに分かれる
・銀鏡反応を示す化合物D→アルデヒド
・化合物Bを酸化→炭化水素基がーCOOHになる
・化合物Cはナトリウムに反応→アルコール

などがあります。

問1,2は構造決定に関する問題です。

問題文に出てくるキーワードから一つ一つの化合物の構造式を求めるようにしましょう。

問3は高分子化合物の構造式及び構成単位を求める問題です。

問4は化合物Cの分子式や構造式、構造異性体を求める問題です。

加水分解によりAの原子数にHが2つ、Oが1つ追加されていることに注意して求めるようにしましょう。

問5は化合物Aの構造式を求める問題です。

カルボン酸のーCOOHとアルコールのーOHが結合します。

問6は油脂に関する問題です。

不飽和度を求める問題は頻出ですので確実にできるようにしましょう。

【問題講評】大問の中では最も難易度が高い。構造決定の問題を数多く解いておくこと。

 

モモ先生
構造決定ができるかどうかがカギを握りますよ。

 

 

静岡大学化学(2024・理、工、農)の入試対策、おすすめ参考書は?

 

 

たま吉
静大の化学で高得点を取るためのおすすめ勉強法を知りたいニャー
モモ先生
夏休みからは問題演習をメインの勉強ができるようにしましょう。

 

 

静岡大学化学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。

 

 

A 高1・2

 

①定期テストに向けて勉強をして、化学の基礎固めをする

ここでしっかりと勉強をしておかないと、高3になってからが大変になってきます。テストで最低でも80点以上は取れるように学校教材の内容を完璧に仕上げるようにしましょう。

 

 

 

②分からない内容は「大学入試坂田アキラの化学基礎・化学の解法が面白いほどわかる本などの参考書を読んで理解を深める

 

③夏休みなどの長期休暇や模試前などに今まで習った内容の復習をする

定期テスト勉強以外にも定期的に復習をすることで、解き方などを覚えておくことができます。高2の秋以降の模試では理科や社会も試験範囲となりますので、そこまでにはある程度仕上げておくようにしましょう。

 

 

B 高3(基礎固め期)

 

「大学入試坂田アキラの化学基礎・化学の解法が面白いほどわかる本などの参考書を読んで理解を深める(+練習問題も解く)

化学のより深い内容を知りたい人は、「宇宙一わかりやすい高校化学」がおすすめです。

 

「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」で無機・有機化学の基本的な内容をマスターする

有機・無機の分野はこの問題集を使って、まず知識を頭に入れることから始めましょう。

 

③「リードLightノート化学基礎・化学」の問題が完璧に解けるようにする

化学は基礎が大事ですので、まずは易しめの問題集をしっかりとこなすことから始めましょう。

 

 

 

 

 

C 高3(問題演習期)

 

「化学重要問題集」のA問題を解いて入試レベルの問題に慣れる

医学部志望者や化学で高得点を取りたい人は、化学重要問題集のA問題だけでなく、「化学重要問題集のB問題レベル」「化学の新演習」などのハイレベルな問題集までやることをおすすめします。

 

【大学入試化学】化学重要問題集のおすすめの使い方を知りたい人は

化学重要問題集のレベルと問題数、おすすめの使い方は?

 

 

「ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習」で有機化学の構造決定問題に慣れる

有機の配点が高い場合や、化学の勉強に時間をかけられる人はこの問題集までやることをおすすめします。

 

③共通テストの過去問、予想問題集を解く

 

④静岡大学の過去問を解く(最新版の赤本は毎年9月に発売されます。)

 

 

 

 

 

【まとめ】静岡大化学(理、工、農)の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス

 

今回の「静岡大化学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?」についてのまとめです。

 

【静岡大化学の問題傾向や難易度、おすすめ勉強法は?】
・まずは「リードLightノート化学」などの基本レベルの問題集をマスターするようにしよう
・次に「化学重要問題集」のA問題を繰り返し解くようにしよう
・有機化学は難易度が高めの問題も解くようにしよう

 

静大の化学は標準レベルの問題が中心です。

そのため、一つの問題集を繰り返し解くようにして理解度を上げるようにしよう。

 

モモ先生
基本~標準レベルの問題を完璧にできるようにしましょう。

 

 

 

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