と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年名古屋市立大学数学入試攻略法:問題傾向と最適な勉強法で合格を目指す」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
名古屋市立大学数学(2023・医、芸術工、経済、データサイエンス)の問題傾向・難易度・解答速報は?
ここでは、「全国大学入試問題正解(数学・国公立大編)」に掲載されている学部について問題を分析しています。
A 全体の講評(医・芸術工・経済・データサイエンス<前期>)
名古屋市立大学の数学は全部で4問が出題され、試験時間が120分です。
また、入試の特徴としては、
②標準~やや難レベルの問題が中心
③計算量が多い問題がよく出る
④複数の分野が絡んだ融合問題が出る
となっています。
そのため、黄チャートや理系プラチカ、1対1対応の演習で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、名古屋市立大の問題に対応できるようになります。
「名古屋市立大学入試問題(数学)解答速報」はこちら(2023年)
名古屋市立大学の数学の問題は受験する学部によって解く問題が変わってきます。
・芸術工学部:大問1~3,6
・経済学部:大問1~3,7
・データサイエンス学部:大問2,3+1・8から1問、6・7から1問選択
B 第1問(数列)
第1問は数学Bの数列の問題から出ました。
(1)は数列の一般項を求める問題です。
(2)はb15の桁数を求める問題です。
常用対数の考えを使って求めていきましょう。
(3)はΣが含まれた計算ですが、(等差)×(等比)の場合の解き方でやればOKです。
【問題講評】典型問題だがややひねった感じで問題が出ている。解き方が思いつくかどうかがカギを握った。
C 第2問(確率)
第2問は数学Aの確率の問題から出ました。
(1)はpn、(2)はqnを求める問題です。
具体的な数字を代入して考えると答えやすいです。
(3)は場合分けをして一つずつ正確に求めるようにしましょう。
【問題講評】できる人とそうでない人の差がつきやすい問題。演習量がモノをいう問題であった。
D 第3・4問(空間ベクトル)
第3・4問は数学Bの空間ベクトルの問題から出ました。
第3問と第4問はほぼ同じ問題ですのでまとめて説明していきます。
(1)はa、cの値を求める問題です。
垂直条件を使って求めるようにしましょう。
(2)はnベクトルの座標及び大きさを求め、そこから垂直条件を使って求めるようにしましょう。
(3)は内積を求める問題です。
(4)は四面体の高さを求める問題です。
二つの内積の式が等しいことを利用して求めていきます。
(5)は(4)と同じようなやり方で求め、体積比を求めるようにしましょう。
【問題講評】(4)・(5)はやや難易度が高め。図形を描いて点や直線の位置関係を把握するクセをつけるようにしよう。
E 第5問(積分法)
第5問は数学Ⅲの積分法の問題から出ました。
第5問が全ての大問の中では最も難しい問題でした。
Pの位置ベクトルを表し、その後は円弧を2つに分けてそれぞれの長さを求めるようにしましょう。
【問題講評】難易度はかなり高い。部分点狙いでいくようにしたい。
F 第6問(積分法)
第6問は数学Ⅲの積分法の問題から出ました。
(1)は加法定理、三角関数の合成などを使って式を変形していきましょう。
(2)は2x-π/3=tとおいて考えるとよいでしょう。積分区間も変わるので気を付けてください。
【問題講評】複数の分野が絡んだ総合問題。どんな公式を使えばいいのかが瞬時に分かるようにしたい。
G 第7問(積分法)
第7問は数学Ⅱの積分法の問題から出ました。
(1)は曲線のグラフを描く問題です。
式に絶対値がありますので場合分けをして考えるようにしましょう。
(2)はS(a)を求める問題です。
まずは場合分けをして曲線と直線の交点を求め、そこから面積を求めるようにしましょう。
(3)は(2)で場合分けをしてできた式ごとに正負などを考え、最小値がありそうな区間を微分して求めていきます。
【問題講評】絶対値の場合分けが正確にできればそこまで難しい問題ではない。
H 第8問(積分法)
第8問は数学Ⅲの積分法の問題から出ました。
(1)はan+2をanを使って表す問題です。
式をn→n+2に変え、そこから部分積分法を使って求めていきます。
(2)はanの一般項を求める問題です。
具体的な数字を代入して規則性を見つけていくと答えを求めることができます。
【問題講評】(1)ができれば(2)はそこまで難しくはない。
名古屋市立大学数学(2024・医、芸術工、経済、データサイエンス)の入試対策、おすすめ参考書は?
名古屋市立大学の数学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
A 高1・2
①定期テストに向けて勉強をして、数学の基礎固めをする
英語と数学は量が非常に多い科目です。そのため、高1・2のうちからしっかりと勉強をしておかないと、高3になってからが大変になってきます。テストで最低でも80点以上は取れるように学校教材の内容を完璧に仕上げるようにしましょう。
②高2の終わりまでに「黄チャート」のⅠAⅡBCの解法暗記を終える
数学が苦手な人は「白チャート」でも可。
B 高3(基礎固め期)
①高3の1学期までに「黄チャート」の数Ⅲの解法暗記を終える
C 高3(問題演習期)
①「理系プラチカ」のⅠAⅡBCを解いて入試レベルの問題に慣れる
医学部志望者や数学で高得点を取りたい人は、「理系プラチカ」よりも難易度が高めの「文系プラチカ」を使うことをおすすめします。
②「1対1対応の演習」で数学Ⅲを解いて入試レベルの問題に慣れる
③共通テストの過去問、予想問題集を解く
④名古屋市立大学の過去問を解く(最新版の赤本は毎年9月に発売されます。)
【まとめ】名古屋市立大学数学(医、芸術工、経済、データサイエンス)の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「名古屋市立大数学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?」についてのまとめです。
・まずは「青チャート」や「黄チャート」をマスターするようにしよう
・次に文系(理系)プラチカ+1対1対応の演習を解いて発展レベルの問題ができるようにしよう
・直前期は過去問レベルの問題を数多く解くようにしよう
名古屋市立大の数学は標準~やや難レベルの問題が中心です。
そのため、まずは試験範囲の基本的な内容を完璧にマスターするようにしよう。