と思っている高校生や浪人生のみなさん！
今回は「金沢大理系数学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は？」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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金沢大学理系数学（2023･理工､医薬保健､融合）の問題傾向･難易度･解答速報は？
ここでは、「全国大学入試問題正解（数学･国公立大編）」に掲載されている学部について問題を分析しています。
A 全体の講評（理工､医薬保健､融合<前期>）
金沢大学の理系数学の問題傾向は以下の通りです。
②試験範囲：数ⅠAⅡBⅢ
③よくでる単元：微積、数列、確率、複素数平面、ベクトル、図形と方程式
④難易度：標準～やや難レベル
⑤注意点
・数Ⅲの単元から多く出題される
・証明問題もよく出る
そのため、黄チャートや理系プラチカ、1対1対応の演習で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、金沢大の問題に対応できるようになります。
「金沢大学入試問題(数学)解答速報」はこちら（2023年）
B 第1問（微分法、積分法）
第1問は数学Ⅲの微分法、積分法に関する問題です。
(1) f“(x)<0およびf‘(0)＞0とf`(π/2)<0であることを示します。
(2) (1)と同じような方針で解いていきます。
(3) F(x)についての増減表を書き、F(π/2）の値の正負を調べます。
(4) 面積を求める問題です。
【問題講評】微積は頻出問題なので確実で正解できるようにしたい。
C 第2問（図形と方程式）
第2問は数学Ⅱの図形と方程式の問題です。
(1)･(2) Pの座標からRの座標を求め、それをBの不等式に代入します。
(3) Pの座標を(rcosΘ,rsinΘ,2)とおけるかどうかがカギを握りました。
また、面積を求めるにはあらかじめ図示をして考えていくと解きやすかったです。
【問題講評】(3)はやや発想力がいる問題であった。
D 第3問（確率）
第3問は数学Aの確率に関する問題です。
n回目の交換が終わったときにAの中に赤玉がある確率をPnとし、n-1回目の交換が終わったときに赤玉がBの中にある確率を1-Pn-1として、確率漸化式の考え方を使って計算をします。
【問題講評】確率漸化式は頻出の問題なので確実にできるようにしたい。
E 第4問（複素数平面）
第4問は数学Ⅲの複素数平面に関する問題です。
(1) 整数であることを示す問題です。複素数の大きさの計算を使って証明していきます。
(2) (1)で証明した内容を元に解いていきます。
(3)･(4) 非常に難易度の高い問題です。
文字が多く抽象的な問題であるため、ある数字を代入して考えていくとよいでしょう。
【問題講評】証明問題が中心で、難易度が高めであった。
金沢大学理系数学(2024･理工､医薬保健､融合)の入試対策、おすすめ参考書は？
金沢大学理系数学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
A 高1･2
①定期テストに向けて勉強をして、数学の基礎固めをする
英語と数学は量が非常に多い科目です。そのため、高1･2のうちからしっかりと勉強をしておかないと、高3になってからが大変になってきます。テストで最低でも80点以上は取れるように学校教材の内容を完璧に仕上げるようにしましょう。
②高2の終わりまでに「黄チャート」のⅠAⅡBCの解法暗記を終える
数学が苦手な人は「白チャート」でも可。
B 高3（基礎固め期）
①高3の1学期までに「黄チャート」の数Ⅲの解法暗記を終える
C 高3（問題演習期）
①「理系プラチカ」のⅠAⅡBCを解いて入試レベルの問題に慣れる
医学部志望者や数学で高得点を取りたい人は、「理系プラチカ」よりも難易度が高めの「文系プラチカ」を使うことをおすすめします。
②「1対1対応の演習」で数学Ⅲを解いて入試レベルの問題に慣れる
③共通テストの過去問、予想問題集を解く
④金沢大学の過去問を解く（最新版の赤本は毎年8月に発売されます。）
【まとめ】金沢大理系数学(理工､医薬保健､融合)の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「金沢大理系数学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は？」についてのまとめです。
・まずは「黄(青)チャート」をマスターするようにしよう
・次に理系（文系）プラチカ＋1対1対応の演習を解いて発展レベルの問題ができるようにしよう
・直前期は過去問レベルの問題を数多く解くようにしよう
金沢大の数学は標準～やや難レベルの問題が中心です。
そのため、まずは典型問題の解き方を完璧にマスターするようにしよう。