と思っている高校生や浪人生のみなさん！
今回は「静岡文化芸術大学数学（2023）の傾向と過去問分析、難易度、おすすめ参考書や問題集は？」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
静岡文化芸術大学の配点、試験科目、合格最低点は？
河合塾の「Kei‐Net大学検索システム」では、
・共通テストの科目および配点、ボーダーライン
・二次試験の科目および配点、偏差値（難易度）
などを確認することができます。
静岡文化芸術大学の場合は共通テストと二次試験の配点がおよそ2:1で、共通テスト重視の入試形態をとっています。
そのため、共通テストの出来が合否を左右する入試といえます。
また、静岡文化芸術大学の各学部の過去2年間の倍率は「大学受験パスナビ」で確認することができます。
年度によって倍率が大きく変動する学部・学科もありますので、参考程度に見るようにしましょう。
なお、各学部の合格最低点は同じく「大学受験パスナビ」（上のものとは別のページ）で知ることができます。
静岡文化芸術大学数学（2022）の過去問分析は？
ア 静岡文化芸術大学数学の問題傾向や解答時間は？
→データの分析や確率分布など他の大学ではあまり出ない内容も出題されている
静岡文化芸術大学の数学は全部で9問が出題され、試験時間が120分です。
試験の範囲はⅡBまでの範囲で、数Ⅲは範囲外です。
そして、第1～6問は必須問題で第7~9問からは選択問題で2題選ぶ問題形式となっています。
また、入試の特徴としては、
②基本～標準レベルの問題が中心
③見慣れない問題形式で出題される
となっています。
そのため、チャート式などの参考書で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、静岡文化芸術大学の問題に対応できるようになります。
イ 静岡文化芸術大学数学（2022）の過去問分析は？
→見慣れない問題形式が目立つ
第1問は二次関数<数学Ⅰ>、複素数と方程式<数学Ⅱ>の問題が出題されました。
（１）は２つの解をα、5αとおいて解と係数の関係の式を使って求めていきます。
（２）はf(x)=x2-2kx+k+2とおいて放物線がx軸の正の部分と異なる2点で交わる３つの条件の式に代入して求めていきます。
どちらも典型問題ですので、確実に正解したいです。
第2問はデータの分析＜数学Ⅰ＞の分野が出題されました。
（１）は90-A～Eの座高のそれぞれのデータをすることで計算が楽になってきます。
また、分散=2乗の平均-平均の2乗の式を使うと簡単に答えが出ます。
（２）は相関係数の公式に代入するだけです。
第3問は図形と計量＜数学Ⅰ＞の問題が出題されました。
（１）は先に⊿ABMの面積を出し、さらにS=1/2MB･MA･sinΘの式を使うと求めることができます。
（２）はA1とA2などが一致してできる図形がまずイメージできるかどうかです。
そこができないとなかなか解けない問題です。
第4問は積分法＜数学Ⅱ＞の問題が出題されました。
グラフを描き、交点を求めた後は、定積分の式に代入することで求めることができます。
ただし、式を２つに分ける必要がありますので気を付けましょう。
第5問は対数関数<数学Ⅱ>の問題が出題されました。
（１）はlog2x=Xとおき、さらに判別式D>0になる場合を考えていくと求めることができます。
普段からlogの計算に慣れていないとなかなか難しく感じてしまう問題です。
（２）は与式の異なる２つの実数解をα,βとし、解と係数の関係を使って求めていきます。
第6問は三角関数＜数学Ⅱ＞の分野が出題されました。
ギターの調律に関する問題ですが、（２）までは和積（積和）の公式の問題です。
（３）は問題文をよく読むと、「xとyが一致」とあるので、そこからcosの値を出すことができます。
第7問は平面ベクトル＜数学Ｂ＞の問題が出題されました。（なお、ここからは選択問題です。）
（１）は3OAベクトル+5OBベクトル+7OCベクトル=0を変形すると求めることができます。
（２）は（１）でできた式を変形して、３つの三角形の面積比を出していきます。
第8問は数列＜数学Ｂ＞の問題が出題されました。
n=1,2,3･･･と代入して規則性を見つけていくと式を立てやすくなります。
（１）はそれぞれの段のサイコロは正方形状に並べられるので、n段目のときの縦（横）の個数を求めることができれば、それを2乗すれば求めることができます。
あとはそれをΣの式で計算しましょう。
（２）は側面は4,2,3,5の面で構成され、それぞれan個ずつあること、また上面は常に１の目が19×19個あることが分かれば求めることができます。
第9問は確率分布<数学Ｂ>ですが解説を割愛します。
ウ 静岡文化芸術大学数学の入試対策、おすすめ参考書は？
→黄チャートで基礎固め、その後は過去問演習
静岡文化芸術大学数学の入試対策の基本的な流れとしては、
②過去問演習 赤本を解き、問題傾向をつかむ
③補助教材 全国大学入試問題正解（国公立大編）で同じレベルの大学の過去問や苦手な単元の問題を解く
が基本となります。
まずは黄チャートの内容を完璧にしましょう。（また、新課程版のチャート式は全問解説動画が無料で見ることができます。）
そうでないと過去問を解いて解説を読む際にその内容が分からないことが出てきます。
静岡文化芸術大学ではどの分野も満遍なく出題されますので、捨て分野を作らずに幅広く勉強をするようにしましょう。
そして高２の終わり（遅くても高３の1学期）までには終わらせるようにしてください。
その後は過去問演習に入ります。
まずは赤本の問題を解き、それが終わったら「全国大学入試問題正解国公立大編」を使って他の大学の問題を解いたりするといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
静岡文化芸術大学入試合格個別指導コースについて
当塾では静岡文化芸術大学の入試を受験予定の高校3年生を対象とした「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」がございます。
＊現在高1・2年生の方は「高１・高２定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高３時に「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での静岡文化芸術大学の受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 共通テスト対策及び二次対策（英語・国語・数学等）
＊学校推薦型選抜を受験予定の方には面接および小論文の対策も致します。
となっております。（当塾では配点の高い共通テストの対策を優先し、合格レベルに達した後で二次試験の対策をいたします。）
静岡文化芸術大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月～金 14:30～22:00