化学の新演習のレベルと問題数、おすすめのやり方は?

 

 

たま吉
化学の新演習のレベルや使い方について知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「化学の新演習のレベルと問題数、おすすめのやり方は?」についてみていきますよ。

 

 

化学の新演習レベルと使い方

 

 

✓内容

「化学の新演習のレベルや問題数、使い方」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

「化学の新演習」を使って化学の勉強をしている高校生及び浪人生

 

✓結論 

「化学の新演習の使い方は?」→まずは★と★★レベルの問題からやるようにしよう

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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大学入試教科別勉強法

①英語②文系数学③理系数学④現代文
⑤古文⑥漢文⑦物理⑧化
⑨生物⑩日本史⑪世界史

 

 

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化学の新演習のレベルや問題数、評判は?

 

 

たま吉
化学の新演習とはどんな問題集なのかニャー
モモ先生
三省堂から出ている化学の定番の問題集ですよ。

 

 

ア 化学の新演習のレベル、評判は?

→この本を完璧にすれば旧帝大・医学部レベルの力がつく

 

「化学の新演習(三省堂)は化学の定番の問題集で、問題のレベルは上位旧帝大・医学部レベルです。

そのため、この問題集は最難関大学を志望する人向けの問題集といえます。

 

 

 

 

また、この問題集は、

・大学入試に出た問題の中からいい問題が載っている良問を選んでいる
・★・★★・★★★の3つのレベルに問題が分かれている

といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。

ただし、相当の力(偏差値70以上)がないと解けないため、少なくとも「化学重要問題集」のような問題集をマスターしてから取り組むようにして下さい。

 

また、化学の新演習の評判は、

【良い口コミ】

・難関大で化学を得点源にしたいなら重問や標問などの後にやるのもあり。

・本書を何度も繰り返していると、受験化学は難関大学レベルも含めて完全に網羅できる

 

 

【悪い口コミ】

・解説があまり詳しくない

・理論と無機はひねりのない問題ばかりで、応用力養成には不向き。

となっています。

 

たま吉
化学重要問題集の次に化学の新演習をやるといいニャー

 

 

イ 化学の新演習の問題数は?

→問題数が多く、かつ1問を解くのに時間がかかる

 

「化学の新演習」の問題数は全部で331題あり、その内訳は、

・理論化学:180問
・無機化学:90問
・有機化学:118問

となっています。

問題数が多く、かつ全てが入試問題であるため、1問あたりの解く時間がかなりかかります。

そのため、331問を一通り解くには結構な時間がかかってしまいます。

 

また、化学の新演習を解く際には1日に解く問題数をあらかじめ決めておくといいでしょう。

例えば、1周するのにかかる日数は、

・1日3問ペース:110日(約3か月半)
・1日5問ペース:66日(約2か月)
・1日10問ペース:33日(約1か月)

となります。

1日の中で化学に充てられる時間や入試までの残り時間などを考えて、1日に解く量を決めるようにして下さい。

また、「化学の新演習」は★レベル、★★レベル、★★★レベルの3つのレベルがありますが、「重要化学問題集」をやり込んだ人は★と★★の問題はカットしても構いません。

 

モモ先生
1問にあまり時間をかけすぎないようにしましょう。

 

 

【大学入試】化学の新演習の使い方は?

 

 

たま吉
大学入試に向けて「化学の新演習」はどうやって使っていけばいいのかニャー?
モモ先生
解き方に工夫して進めていくといいですよ。

 

 

ア 化学の新演習を解く前に「化学重要問題集」をマスターする

→相当の力がないと「化学の新演習」は使いこなせない

 

「化学の新演習」は相当難易度の高い問題集です。

そのため、化学の新演習を解く前に、「化学重要問題集(数研出版)などの問題集を先にやるようにしましょう。

 

 

 

 

化学重要問題集をマスターしてから化学の新演習に入っていくと、テンポよく進めることができます。

また、「化学の新演習」に対応している「化学の新研究(三省堂)」という参考書がありますので、解説を読んでも分からない場合はこの参考書を使うようにしましょう。

 

 

 

 

たま吉
化学の新演習の前に「化学重要問題集」のような問題集をやっておくといいニャー

 

 

イ ★★★の問題を完璧にできるようにする

→できなかった問題を中心に何度も繰り返し解いていこう

 

化学の新演習の問題は、

・★レベル:応用レベル
・★★レベル:難問レベル
・★★★レベル:超難問レベル

となっています。

ただし、★レベルと★★レベルは化学重要問題集のレベルと同じであるため、特に解く必要はありません。

そのため、一番難しい★★★、それがマスターしたら続いてB問題に取り組むようにしましょう。

 

 

A 化学が得意な人向けの解き方

 

化学が得意な人であれば、「化学の新演習」の問題をいきなり解いてもある程度はできるはずです。

そのため、化学が得意な人向けのおすすめな解き方としては、

①まずは問題を一通り解く
②できなかった問題に〇をつける
③解説を読んで理解する
④後日できなかった問題を解き直す(できた問題は〇を消す)

がいいでしょう。

①~④を繰り返し、最終的に全ての問題ができるようになればOKです。

 

 

B 化学が苦手な人向けの解き方

 

一方で化学が苦手な人が、いきなり問題を解いてもほとんどの問題ができないはずです。

そういう人におすすめの解き方は、

①解説を見て解き方を理解する
②答えを隠して自力で解けるかどうかを確認する
③後日改めて解けるかどうかを確認する

がいいでしょう。

 

ここでのポイントは、最初から答えを見て解き方を覚えることです。

これをやることで、考える時間を短縮することができます。

ただし、答えを丸暗記していたのでは実力がつきません。

そのため、解法暗記をする際には問題文を見て、解く上で必要なキーワードを見つけられるようにしましょう。

例えば、問題文に、

・2つの容器をつなぎ、コックを開いて十分長い時間同じ温度に保ったときの酸素の分圧と全圧を求めよ。

とあれば、「気体の全圧→分圧の和」が瞬間的に思いつくようにしてください

これを問題ごとにやることで、スムーズに問題が解けるようになります。

 

そして、解法暗記をした後には必ず自力で解けるかどうかを確認してください。

そこでスラスラと解けるようになれば解き方をマスターしたことになります。

 

たま吉
繰り返し解くことが大切なんだニャー

 

 

 

 

ウ いつまでに「化学の新演習」を仕上げるか?

→高3の秋までには終わらせたい

 

「化学の新演習」をいつまでに完成させたらいいかというと、高3の秋(10月末)までになります。

そうなると、夏休みまでに重問を終え、高3の2学期の間にこの「化学の新演習」を解くといったペースになります。

そして「化学の新演習」が終わった後は、共通テストや志望する大学の過去問を解いて実践力をつけるようにしましょう。

 

モモ先生
他の教科の進み具合を見ながら化学の勉強をするようにしましょう。

 

 

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