と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「静岡県立大学(2023)の入試科目、偏差値、口コミ、倍率、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
静岡県立大学入試過去問分析・教科別勉強法
①静岡県立大英語 | ②静岡県立大数学 | ③静岡県立大物理 | ④静岡県立大化学 |
静岡県立大学の定員、口コミ、オープンキャンパスは?
ア 静岡県立大学の基本情報
→静岡県静岡市にある総合大学
静岡県立大学は静岡県静岡市にキャンパスがある総合大学です。
また、静岡県立大学にある学部及び定員は以下の通りになっています。
A 静岡県立大学の学部・定員
②食品栄養科学部 計70人
③国際関係学部 計180人
④経営情報学部 125人
⑤看護学部 120人
B 静岡県立大学の偏差値
河合塾の「入試難易予想ランキング表」から静岡県立大学の偏差値を抜粋しました。
共通テストボーダー | 二次ランク | |
国際関係学部 | 70~71% | 50.0~52.5 |
経営情報学部 | 60% | 50.0 |
薬学部 | 65~69% | 57.5~60.0 |
看護学部 | 58% | ー |
食品栄養科学部 | 56~60% | 47.5~50.0 |
イ 静岡県立大学の評判や口コミは?
→オープンキャンパスに参加して大学の様子を感じ取ろう
静岡県立大学の評判や口コミについてです。
学部によって口コミの内容が変わりますので、みなさんが志望する学部のものを参考にするといいでしょう。
また、静岡県立大学について詳しく知りたい方は、オープンキャンパスが例年行われますので、そこで学校の様子をつかむようにしましょう。
そうすることで静岡県立大学へのイメージがよりしやすくなります。
静岡県立大学入試の試験科目、配点、倍率は?
ア 試験科目と配点(2023)
→共通テスト重視の学部が多い
静岡県立大学入試の配点は、どの学部も二次試験よりも共通テストの方が配点が高いです。(学部・学科ごとの配点はKei-Net大学検索システムで確認してください。)
そのため、まずは共通テスト対策に力を入れ、ボーダーラインを上回る点数を取るようにしましょう。
イ 倍率(2022)
→学部によって倍率が大きく変化した
2022年度の志願倍率(一般選抜の合計)は、
・食品栄養科学部は1.9倍と増減なし
・国際関係学部は1.8倍と微減
・経営情報学部は2.7倍と微増
・看護学部は2.1倍と増加
となっています。
なお、合格者最低点などはこちらで確認することができます。
静岡県立大学入試(2023)の合格に向けたおすすめ勉強法は?
ア 定期テスト対策
→高い内申点を取ると学校推薦型選抜の受験資格が得られる
静岡県立大学の入試では、大きく一般入試と学校推薦型選があります。
そしてさらに学校推薦型選抜は共通テストの結果を考慮するタイプと考慮しないタイプの2種類に分かれます。
一般入試は共通テストと二次試験の合計で決まりますが、学校推薦型選抜は、(共通テストの結果)+内申点+面接+小論文で決まります。(学部によって小論文・面接がない場合もあります。)
そして、学校推薦型選抜は、
・一般入試より前に合否が出るため、早く受験勉強から解放される
といったメリットがあるため、ぜひ学校推薦型選抜を受験するようにしましょう。
また、学校推薦型選抜の受験資格としては以下のようになっています。
A 共通テストを課さない学校推薦型選抜
(出願資格)
・薬学部 数学・理科・英語の内申平均が4.3以上
・食品栄養科学部 英語・理科の内申平均が4.3以上+全体が4.0以上
・国際関係学部 英語の内申平均が4.3以上+数学が3.5以上+全体が4.0以上
・経営情報学部、看護学部 全体の内申平均が4.0以上
(試験科目) 面接+小論文、適性検査、口頭試問(学部によって試験科目は異なります)
B 共通テストを課す学校推薦型選抜(薬学部・国際関係学部)
(出願資格)
・薬学部 数学・理科・英語の内申平均が4.3以上
・国際関係学部 英語の内申平均が4.3以上+数学が3.5以上+全体が4.0以上
(試験科目) 共通テスト+面接
なお、高校の内申点は基本的には定期テストの結果でほぼ決まります。
そのため、高1の最初の定期テストから気を抜くことなく、テスト勉強をするようにしましょう。
たとえ、ある科目で評定「3」があったとしても、他の科目で「5」を取ればトータルの成績は上がりますので、どの科目も気を抜くことなく取り組むようにして下さい。
イ 共通テスト対策
→配点の高い教科で高得点が取れるようにしよう
静岡県立大学入試の共通テストの配点は、食品栄養科学科の食品生命科学科を例に挙げると、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
200 | 100 | 200 | 200 | 150 | 100 | 950 |
となっており、ボーダーラインは58%となっています。
そのため、目標点は61%の580点とします。
そして、580点を取るためには、
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語R | 英語L | 合計 |
115 | 60 | 120 | 130 | 100 | 55 | 580 |
といったような目標点数にするのがおすすめです。
ここでのポイントは、
・二次試験でもある科目は高得点が取れるようにする
・共通テストのみの科目も疎かにしない
といったことです。
これらのことを意識して、後はみなさんの得意不得意に応じて目標点数を決めるようにしましょう。
ウ 静岡県立大学の一般入試対策<英語>
→問題によっては求められる単語レベルが高い文章もある
静岡県立大学の英語は国際関係学部と経営情報学部のみで出題されます。(経営情報学部の場合は、英語か数学の選択になります。)
問題形式や難易度は、
・経営情報学部(やや難) 大問2問でいずれも長文読解問題
となっており、十分な対策が必要になってきます。
そして、長文読解問題で高得点を取るには、早い時期から「システム英単語」などの英単語帳を使って英単語の意味を覚えていくことと、「速読速聴・英単語」シリーズや英検準1級の問題集を使って英文を多読し、慣れていく必要があります。
また、自由英作文も仕上がるのに時間がかかるため、高3の秋以降は時間をかけてじっくりと対策をするようにしましょう。
エ 静岡県立大学の一般入試対策<数学>
→試験時間は90分
静岡県立大学の数学は大問4問で解答時間は90分です。
そして、入試の特徴としては、
②基本~標準レベルの問題が中心
③典型問題がよく出る
となっています。
そのため、チャート式などの参考書で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、静岡県立大の問題に対応できるようになります。
オ 静岡県立大学の一般入試対策<物理・化学>
→理科で高得点が取れるようにしよう
A 物理
静岡県立大学の物理は全部で4問が出題され、試験時間が90分です。
また、入試の特徴としては、
②近似計算や高度な計算を求めるものや三角関数の変換などの数学力を問われることもある
③基本~標準レベルの問題が中心
となっています。
そのため、物理のエッセンスや良問の風で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、静岡県立大の問題に対応できるようになります。
B 化学
静岡県立大学の化学は食品栄養科学部(大問5問)と薬学部(大問4問)が出題され、どちらも試験時間は120分です。
また、入試の特徴としては、
②記述・論述・計算など多彩な形式で出題されている
③標準~やや難レベルの難易度が出題されている
となっています。
そのため、化学基礎問題精講、化学重要問題集で解法暗記をしたらできるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、静岡県立大の問題に対応できるようになります。
カ 静岡県立大学の学校推薦型選抜対策<面接・小論文>
→小論文と面接の対策は同時進行で進めていくと効果的
静岡県立大学の学校推薦型選抜は、学部によっては面接と小論文があります。(看護学部は一般入試で面接があります。)
ただ、この2つの科目は対策をするのに結構時間がかかります。
そのため、これらの対策は、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
A 面接
面接で特に聞かれるのが、
・高校生活で頑張ったこと
・入学してから頑張りたいこと
・志望する学科に関する内容
です。
学校推薦型選抜の場合、面接によって受験生の意欲や熱意を評価します。
そのため、静岡県立大学についてどこまで知っているか、入学後に取り組みたいことをどこまで考えているかなどをアピールすることが大切になってきます。
そして面接でいい内容を話すためには、
・志望する学科に関する本を読み知識をつける
・話す内容を学校の先生などに見てもらい添削してもらう
といったことが必要です。
なお、学校推薦型選抜は秋~共通テスト後にあるため、早めに仕上げるようにしましょう。
B 小論文
また学校推薦型選抜では小論文がある学部もあります。
小論文が苦手な人は多いですが、それは練習量が足りていないことが原因です。
そこでいい小論文が書けるようにするには、
・他の大学の過去問を解き、学校の先生などに添削をしてもらう
ことが大切になってきます。(過去問は入手できないため、他の大学の問題や小論文の問題集に出てくるお題を解くようにしましょう。)
そして社会科学や人文科学に関する知識を身につけるうえでおすすめの本は、「社会科学系小論文頻出テーマ16」です。(他にも「人文・教育系」「看護医療系」「自然科学系」などジャンルごとの本がありますので、志望する学部にあったものを選ぶようにして下さい。)
この本は少子化、インターネット、異文化理解など文系学部の小論文でよく出るテーマがまとまっています。
そのため、まずはこの本に書かれている内容を把握し、その上でいろいろな大学の小論文の問題を解くようにしましょう。
知識がない状態でいくら書いてもいい小論文を仕上げることはできませんので気を付けてください。
また、小論文は仕上がるまでに時間がかかりますので、高2の終わりくらいから少しずつ始めていくことをおすすめします。
静岡県立大学入試合格個別指導コースについて
当塾では静岡県立大学入試で受験予定の高校3年生を対象とした「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「共通テスト・国公立大学入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・学校推薦型選抜での静岡県立大学の受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 共通テスト対策及び二次対策(英語・数学等)
*学校推薦型選抜を受験予定の方には面接および小論文の対策も致します。
となっております。(当塾では英語・数学の指導を優先し、合格レベルに達した後で他の教科の対策をいたします。)
静岡県立大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00